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2013第2回学校評価アンケート集計分析(保護者向)

平成26年 1月10日

保護者の皆様

いわき市立豊間小学校長 水 谷  大

保護者の皆様、明けましておめでとうございます。

昨年度12月から、地域の復興に向けて区画整備や防潮堤の建設など様々な動きが見られてきました。

きっと新しい豊間の街が少しずつ形になっていくことでしょう。学校も、子ども達が夢と希望をもって教育活動に取り組めるよう職員と力を合わせてがんばっていく所存ですので、ご声援の程よろしくお願いいたします。

 さて、1学期(7月)と2学期(12月)に実施いたしました学校評価(教職員自己評価、児童自己評価、保護者アンケート)の結果を集計・分析したものができあがりました。

学校では、この結果を謙虚に受け止め、今後の学校運営に生かしていきたいと考えております。

なお、学校のホームページにもアップロードいたします。http://www.iwaki.gr.fks.ed.jp/で閲覧することができます。

【 楽しい学校の実現について 】

  10のグラフをご覧ください。およそ90%以上の児童・保護者の方・教職員がAもしくはBと評価しています。昨年も、いじめによる自殺や不登校が大きく問題になった年でもありました。その意味で、この結果は、学校側としても非常にうれしい結果となりました。ただ、児童の中に若干ではありますがC・D評価が見られました。3学期は児童個々の生活の様子に目を向け、変だなと思ったらすぐ教育相談できるよう細心の注意をはらっていきます。


【 
学力の定着・向上について 】

  まず、12をご覧ください。児童保護者の方・教職員の間に認識のギャップがあるのがわかります。これは、学力向上をどうとらえるかにあるのではないかと考えます。児童はわかったつもりというあいまいな思いとテストの結果での判断ですが、教職員は具体的な数値での判断、保護者の方は、もっと高い達成度をという願いが込められているのではないかと思います。11では、教職員自身は創意工夫した授業を進めたという結果が見られますが、児童や保護者の方には、もっと創意工夫をという声もあがっています。わたしたち教職員は、さらに教材研究を進め、よりわかる授業の構築に努めなくてはなりません。また、13には家庭学習の定着の結果が出ていますが、児童に比べると保護者の方や教職員はまだまだ定着していないという数値です。

  学力の向上には、三つの要素が必要不可欠です。一点目はわかる授業の構築、二点目は、家庭学習での定着、三点目は、徹底した反復練習の場の設定です。今後は、三点目の徹底した反復練習の場を

 日課表の中に設定したいと考えています。

【 基本的な生活習慣の形成について 】

  非常に内容が多彩な項目です。学校では、「あいさつ・返事・靴揃え」を重点的に指導してきました。教職員のC・D評価はなくなりましたが、保護者の方のC・D評価が増加しました。今後も、児童が実感できる生徒指導を心掛けたいと思います。


【 
その他 】

  あいかわらずC・D評価が多かったのは、15「健康課題の自覚と改善について」でした。肥満の問題や歯の治癒率の問題等保健指導が充実していなかったことも否定できません。3学期は、養護教諭と担任の連携を強めて、指導にあたっていきます。

  

【 全体として 】

  やはり保護者の方にとって一番関心が高いのは、「学力」に関することです。少人数という学校の実態に合わせた創意工夫ある授業の展開復習を中心とした家庭学習での学力の定着基礎学力の向上という三位一体となった学力の向上を今後も目指して努力していきます。


≪ ○
ご意見・ご要望 

  家庭科室と理科室を別々にしてほしい

  また、豊間アカデミーをやってほしいです。

  算数など理解できない児童には、理解できるまで説明してほしいです。

下校バスまで時間がある場合は、宿題をやってきてほしい。

学校のHPが昨年度のままで、タイムリーに更新したほうがよいと思います。(豊間小は、ネット上でも注目されているので・・・)
時間だけクリアすればよいような自主学習では、全然身につかないので、そういうやり方はあまりのぞましくないと思う。強制的な自主学習はやらせないでほしい

持久走大会ただ練習させて本番に臨ませるのではなく、大休憩といった時間にも進んで校庭に出るように工夫したらよいのではないでしょうか。わたし小学生のころは、県の地図をコースに見立てて1周したら一マスぬりつぶして友達と競争しながら走った記憶があります。楽しみながら走ったように思います。

  豊間アカデミーでいろいろな方にご指導いただいたこと先生方のご苦労に感謝いたします。体育や音楽において色々と工夫を凝らし、とても楽しい授業をしていただいたようです。

算数の苦手克服に一部の学年で行っている算数音読を取り入れてはどうでしょうか。

  PTA総会時に校長先生からビジョンの説明がありましたが、申し訳ないのですが、忘れてしまっているところがあり、ビジョンと聞くと毎回悩んでしまいます。来年度は、大事なこととしてプリントにしていただくと助かります。

  丁寧にご指導くださいましてありがとうございます。算数音読や国語の教科書の暗記等楽しく学習でき、とてもよい習慣だと思います。他の学年にも取り入れてほしいと思います。

  他の学校に比べると、学校便りやHPがあまり活用されていないと思います。学校での出来事や自分の子ども以外のクラスの活動がわからず、新聞等でわかることもあります。検討していただきたいと思います。これから学校周辺で工事が始まると思うので、交通指導や常に地震・津波に対しての指導は続けてほしいと思います

 様々なご意見・ご要望ありがとうございました。今後の教育活動に十分参考にさせていただきます



 



いじめ防止基本方針

豊間小学校いじめ防止基本方針

                                   平成26年1月8日

1 いじめとは(いじめの定義)

 児童に対して、一定の人間関係にある他の児童が行う「心理的または物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含むであって、当該行為の対象となった児童が心身の苦痛を感じているもの。(場所は学校の内外を問わない)-いじめ防止対策推進法の1の総則(2)                               

2 予防

(1)    共通理解

・いじめの様態や特質・原因・背景・具体的な指導上の留意点について、校内研修や職員会議で周知を図り、共通理解を図る。

(2)    普段からの取り組み

・心の通い合う対人交流の能力の素地を養うことがいじめの防止に資することをふまえ、心の命と体の命を大切にした「道徳教育」や「体験活動」の充実を図ることにより、子どもたちの豊かな情操と道徳心を培う。

(3)    児童理解

・年度当初に全職員が全児童に関しての情報を共有化するために生徒指導全体会を行い、共通理解と同一歩調での指導を心がける。

(4)    啓発

・学校での児童の様子や課題について保護者に知らせ、共通理解を図るとともに、同一歩調での指導を呼びかける。

3 早期発見

(1)    調査

・毎学期定期的に、児童の困りごとを把握するために実施する。指導が必要な事項については、即座に対応するとともに、情報の共有に努める。

(2)    児童観察

・児童の小さな変容を感じ取るために、授業を含む学校生活全般において、一緒に過ごす時間を持ったり、児童同士の雑談に耳を傾けたりする。

(3)    個別面談

・いじめ(またはその恐れがあること)を受けている場合や受ける不安がある場合にスクールカウンセラーや職員に、気軽に相談できる体制を整える。

(4)    組織

・いじめに特化した委員会「いじめ根絶チーム」を開催し、情報を共有し、よりよい指導と対応策について協議し、周知徹底する。

4 対応・措置

(1)    指導体制

  ・いじめに対しては、担任が抱え込むことなく、即座に校長を中心としたチーム「いじめ根絶チーム」を開催し、組織で児童の指導や保護者への対応にあたる。

(2)    支援

・児童や保護者の声を真摯に受け止め、事実関係を把握する。被害を受けた児童を徹底的に守るという態度を堅持する。

(3)    連携

・犯罪行為に該当するような場合には、警察署や交番など関係機関との連携を図る。

・児童に対する出席停止等の措置については、市の教育委員会と連携して行う。

(4)    指導・助言

・いじめた児童に対しては、事実関係を確認し、その事実が認められた時には学校全体で毅然とした態度でいじめをやめさせる指導にあたり、保護者に対しては、事実に対する理解を得た上で指導が適切に行えるよう協力を依頼する。

(5)    集団への働きかけ

・見ていないふりをしていた児童に対しても、いじめに加担する行動であり、許されない行為である事を指導し、学級経営の立て直しを図る。