出来事
ラッカセイの花がさきました ~2年生活科~
2年生は、生活科の学習で野菜を育てています。雨の日が続いて野菜たちも思うように大きくなりませんが、7月16日(火)、ラッカセイが花を付けました。
この日は日中雨が上がり、ハチも飛び始めたので、うまく受粉したのではないかと思います。これから暑くなってどんどん花が咲くことを期待している2年生です。
トウモロコシは、この天候の割には育っていますが、花はまだです。
ピーマンは、草丈は伸びていませんが、花が咲いて実が大きくなってきました。
液肥でパワーアップ!!!
野菜たちにとってきびしい天候が続きますが、何とかがんばって大きな実になるよう、2年生が心をこめて世話をしています。
花で笑顔に
天候不順で、農作物や花たちにはきびしい毎日ですが、6年生が植え付けしたマリーゴールドなどの花が根付きました。
7月16日(火)、川部公民館、川部駐在所、川部郵便局、デイサービス「いっしょ」に、用務員さんにも手伝っていただいて、プランターを届けました。
これから、暑い夏がやってきて、大きく育つよう祈っています。
4代目は鉄筋コンクリート ~創立146周年特集⑤~
創立146周年記念特集最終回は、現在の校舎です。
現在の校舎は、昭和58年(1983年)に完成・落成式を行いました。
新校舎建築のために、第三校舎を取り壊し、鉄筋コンクリート3階建ての校舎を新築しました。体育館脇にあった池も埋め立てられ、遊具が設置されました。
各学年の教室配置は変わりませんが、図工室(現在の図書室)があり、現在のパソコン室は図書室でした。塀も新しくなり、正門と南門も新造されました。
さて、新校舎建築にあたり、分からないことがいくつかあるのですが、最大の謎は、旧校舎玄関前にあった時計台のゆくえです。
この時計台は、昭和44年(1969年)3月、昭和43年度卒業記念として寄贈されたものです。昭和40年代~50年代を象徴するモニュメントだと思うのですが、新校舎改築の折に壊されてしまったのでしょうか。はたまた、どこかに保存されているのでしょうか。
ご存じの方がおいででしたら、ぜひ教えてください。
夏休みまで一週間!!! ~かわべ情報タイムより~
夏休みまであとわずか!
7月12日(金)の昼の放送「かわべ情報タイム」では夏休み楽しみなことについて、各学級の代表にインタビューをしました。
家族と出かけたり旅行したり、バーベキューをしたり、ふだん会えない友達にあったりすることが楽しみだという話が聞かれました。
子どもたちが楽しみにしている夏休み。明日から三連休ですが、けがなく健康で夏休みを迎えるよう、保護者の皆様からもお声がけをよろしくお願いいたします。
かわべ情報タイムのスタッフのみなさん、一学期も楽しいインタビュー、ありがとうございました。
森の恵み ~4年森林学習~
4年生は総合的な学習の時間で、水と私たちの関わりについて学習していますが、学習している中で、水と森のつながりにも興味が広がっていきました。
そこで、7月11日(木)、磐城森林管理署のみなさんのご案内で、山玉公民館から西へ6kmほど奥に入った所にある「目兼展示林(めがねてんじりん)」に行ってきました。
「目兼展示林」は、杉の人工林の生長を確認するための杉林で、この写真にある1900年(明治33年)植林の樹齢120年の杉などりっぱな杉が並んでいます。
樹齢120年の杉は、子どもたちが手を広げて7人分、直径は96cmもありました。高さは45m。川部小の校舎の約3倍の高さです。子どもたちは、杉の木の大きさに驚くだけでなく、杉林のにおいや杉の幹に生えているコケの手触り、鳥の声、水の音など五感をフルに使って、全身で森のよさを感じました。
そして、学校に戻ってからは、森林管理署のみなさんに森林の役割について教えていただいたり、森の土の保水力の実験をしたり、ヒノキとサクラの枝などを使ってストラップを作ったりしました。
樹齢120年の杉の木の高さを予想するクイズで、正解に近かった3人は別にプレゼントをいただきました。
山には行った経験が少なく、最初はアブやハチに大騒ぎしていた4年生でしたが、美しい杉林に触れ、森林の素晴らしさを実感し、大切にしていきたい、もっと森のことを知りたいという気持ちが膨らみました。
「目兼展示林」は、仏具山の南西の麓にありますが、残念ながら許可がないと入れません。でも、仏具山には山頂近くまで車で入れますし、気軽に登れる山です。ぜひ、夏休み、海・川だけでなく、山もどうでしょう!!!
屋内運動場(体育館)ができました ~創立146周年特集④~
昭和48年(1973年)、創立100周年に合わせて、屋内運動場(体育館)が新築されました。それまでは屋内運動場はなく、第1校舎の東側に「講堂」があったそうです。
また、体育館を作るために第1校舎・第2校舎の西の部分を取り壊しました。
屋内運動場ができて、このような校舎配置になりました。第2校舎は老朽化が進み、東側を取り壊して跡地に昭和34年(1959年)に給食室を建築していました。明治31年(1898年)に建築した第2校舎は、理科室のみが残りました。
珍しい北側から見た第3校舎の写真です。
当時の校門は、現在の校門より南にありました(下の地図の矢印の所です。大正7年の花崗岩の門票はこのあたりに移設しました。)
そして、いよい4代目の校舎(現在の校舎)の登場です。
横長の3代目校舎 ~創立146周年特集③~
炭鉱の隆盛による児童増に伴い、大正6年(1917年)から、校地の拡張と校舎の増築・改築が進んでいきました。旧校門も、この流れの中で、大正7年(1918年)12月1日に地域のみなさんの寄付で建てられたようです。大正初期までは、カヤの木の校門だったと言うことで、この花崗岩の校門は、地域の願いがこもっている大切な門標であると言えるでしょう。
次の写真は、昭和3年(1928年)に校舎を増築し、「川部村立川部尋常高等小学校」が開校したときの写真です。この頃は、南向きの東西に長い校舎が2棟並んでいました。
当時の小学校は、「初等科」4年、「高等科」4年に分かれていましたが、川部には開校以来「初等科」しかありませんでした。「高等科」に進みたい場合は、「窪田尋常高等小学校(現在の勿来一小)」に行くしかありませんでした。(この写真には「開校式記念」とありますが、高等科は、大正9年から置かれていました。)
写真の校長は 第18代校長 伊東芳松先生(大正14年~昭和7年)です。
昭和14年(1939年)には、児童数が1,000人を超え、昭和16年(1941年)2階建ての第3校舎が建てられました。この長い校舎が3列(南から第1校舎・第2校舎・第3校舎)並んでいた3代目校舎は、なかなかの眺めだったと思われます。
しかし、この当時の校舎の建設費は、川部村だけではまかないきれず、学校林を売却したり、炭鉱からの寄付を充てたりして、たいへん苦労して建てたと記録に残っています。(建設費用の30%程度は学校林や炭鉱からの寄付だったようです。)
※学校林・・・学校建設には多額の費用がかかることから、学校の基本財産として山林を保有していました。旧小川村や旧山玉村などが保有していた山林の寄付によって、山林の樹木を使って校舎を建てるだけでなく、樹木を売ってその売却益を学校建設の基金に充てたりしていました。
この写真は、昭和30年頃の第1校舎の写真です。正面玄関の右側の木は、キンモクセイだと思われます。「創立100周年記念誌」によると、校地内にはサクラ(ソメイヨシノ)のほかにも鈴掛の木(プラタナス)やセンダンの木、アカマツ、クロマツなどいろいろな樹木があったようですが、今も残っている古い木といえばサクラ(ソメイヨシノ)とキンモクセイでしょう。キンモクセイは、今も玄関前で元気に枝を伸ばしています。(昨年は剪定した後で元気がありませんでしたが、今年は樹勢を取り戻しています。)
幻の初代校舎・謎の2代目校舎 ~創立146周年特集②~
明治6年に浄円寺の寺子屋で始まった温故小学校(川部小学校の前身)ですが、明治20年(1887年)に現在の川部小学校がある敷地に校舎を建てました。しかし、この初代校舎がどのようなものだったのか、残念ながら学校に資料が残っていません。
明治31年に2代目校舎に改築されます。このとき、初代校舎は川部第二尋常小学校(沼部)に移築されたという記録が残っています。(明治31年改築の校舎は、昭和58年に現在の校舎ができるまで、一部が残っており、理科室として使っていました。)
この2代目校舎をもとに、明治の終わりから大正初期にかけて、増築・改築を続けていくわけです。
大正初期の校舎のことは、創立100周年記念誌「かわべ」に載っています。
①正門(門柱はカヤの木) ②古校舎 ③西校舎 ④便所 ⑤本校舎
正門は、節くれだったカヤの木を削って、焼いて防腐処理をしたものだったと記録されています。校地内には池があり、校地脇には堀があってそこで足を洗って学校に入ったという記録もあります。
いったい、上の写真はどこから校舎のどの部分を撮影したものなのでしょう?
すみません、ご存じの方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。
自分を守るために必要なことは ~防犯教室~
7月5日(金)、学校開放においでいただきありがとうございました。
2校時目は、いわき南警察署の方々を講師にお招きして「防犯教室」を行いました。
今回は、1~3年と4~6年に分かれて、それぞれ、不審者対応、SNSの危険性について学習しました。
1~3年生は、スクールガードリーダーと、いわき南警察署の方から不審者にあったときの行動について教えていただきました。
「いかのおすし」はみんな知っていましたが、この日は、不審な人との距離の取り方、大声で逃げることを、実際に体験しながら学習しました。
また、最後に楽しい夏休みを送るために、万引きなどの犯罪は絶対にしてはいけないことも、みんなで確かめました。
4~6年生は、いわき南署の方から、チャットによる犯罪に巻き込まれないために何をしなければいけないか学習しました。
DVDを視聴して、実際にあった恐ろしい事件について知り、ネットは便利だけれど個人情報や写真を送ることで、恐ろしい事件に巻き込まれること、そしてそうならないために・・・
「あとがこわい」の合い言葉を確かめました。
川部地区は、地域全体で温かく子どもを育てる雰囲気がありますが、一歩外に出ると、子どもたちの回りには危険がたくさんあります。子どもたち一人一人が、自分の心と体は自分で守るという心構えと実践する力を育てることが大切です。
解明! 旧校門の設置年!!! ~創立146周年記念企画①~
7月3日(水)は川部小学校の創立記念日です。146周年になりました。昼の校内放送で、子どもたちには、校舎の変遷と、今年度、校長住宅門から移設した校門門柱について話をしました。
この門柱、1本の裏側に「12月1日」と刻印されていますが、何年に建てられたものか分かりませんでした。
もう1本の裏には寄附者として、建立時の川部村長・助役・校長、村議会議員などのお名前が刻まれていました。そこでこの村長と校長の在任期間を調べてみました。
村長 蛭田音次 さん 任期 大正4年1月13日~大正8年1月12日
校長 佐川久吉 さん 任期 大正7年6月15日~大正11年6月14日
2人の任期が重なっているのは、大正7年6月15日~大正8年1月12日です。となると、12月1日は大正7年(1918年)しかありません。
というわけで旧校門門柱は、今年101年目を迎えるということになります。
創立100周年記念誌「かわべ」によると、大正の初めの頃は「カヤの木」の表面を焼いて作った門柱だったそうです。
当時、大正6年から3年間にわたり、校地を拡張し校舎の新築・増築を行いました。これに合わせて寄付を募り、この門柱を立てたのではないかと思われます。この花崗岩の門柱は、川部のみなさんの学校へ寄せる思いがこもった大切なモニュメントであることが分かりました。
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