森の恵み ~4年森林学習~
4年生は総合的な学習の時間で、水と私たちの関わりについて学習していますが、学習している中で、水と森のつながりにも興味が広がっていきました。
そこで、7月11日(木)、磐城森林管理署のみなさんのご案内で、山玉公民館から西へ6kmほど奥に入った所にある「目兼展示林(めがねてんじりん)」に行ってきました。
「目兼展示林」は、杉の人工林の生長を確認するための杉林で、この写真にある1900年(明治33年)植林の樹齢120年の杉などりっぱな杉が並んでいます。
樹齢120年の杉は、子どもたちが手を広げて7人分、直径は96cmもありました。高さは45m。川部小の校舎の約3倍の高さです。子どもたちは、杉の木の大きさに驚くだけでなく、杉林のにおいや杉の幹に生えているコケの手触り、鳥の声、水の音など五感をフルに使って、全身で森のよさを感じました。
そして、学校に戻ってからは、森林管理署のみなさんに森林の役割について教えていただいたり、森の土の保水力の実験をしたり、ヒノキとサクラの枝などを使ってストラップを作ったりしました。
樹齢120年の杉の木の高さを予想するクイズで、正解に近かった3人は別にプレゼントをいただきました。
山には行った経験が少なく、最初はアブやハチに大騒ぎしていた4年生でしたが、美しい杉林に触れ、森林の素晴らしさを実感し、大切にしていきたい、もっと森のことを知りたいという気持ちが膨らみました。
「目兼展示林」は、仏具山の南西の麓にありますが、残念ながら許可がないと入れません。でも、仏具山には山頂近くまで車で入れますし、気軽に登れる山です。ぜひ、夏休み、海・川だけでなく、山もどうでしょう!!!
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