赤井中学校 Akai Junior High School
交通が現在ほど便利ではなかった時代、会津は内陸地方のため、祝いの席であっても鯛や海老などの新鮮な魚介類を用意することが難しかった。このため、乾物を材料とした「こづゆ」が祝いの席の料理として作られた。「こづゆ」は専用のこづゆ椀と呼ばれる、小さく浅い会津塗の朱色の器に盛られて振る舞われる。これは、「豪華な料理は用意できませんでしたが、これなら何杯でもおかわりして下さい。」という意味を持っているそうです。
いつも子どもたちの栄養を考えながら、メニューを工夫し、美味しい給食を作っていただいている平北部学校給食共同調理場の皆様ありがとうございます。
凍み豆腐(高野豆腐)は精進料理などで有名ですが、『凍みこんにゃく』は、全国で唯一、茨城県だけで生産されている幻の食材だそうです。凍みこんにゃくは、もともと茨城県常陸太田市天下野町の特産品です。しかし、昭和30年代の後半から生産者が激減し、現在は全国を見渡しても、茨城県北地区で数件の生産者を残すのみとなってしまったのです。
凍みこんにゃくは江戸時代から、農閑期の副業として盛んに作られてきました。生産農家は、厳冬期の田畑に藁を敷き詰め、ハガキ大に切り分けたこんにゃくを丹念に並べます。こんにゃくは夜から朝方にかけて凍るので、昼間の直射日光を当ててゆっくり解凍。そこに水をかけ、また夜間に凍らせ、日中に溶かす。この作業を約20日間繰り返すうちに、こんにゃくの水分が抜け、色合いも灰色から白色に変化。仕上げにしっかり乾燥させると、スポンジ状になった凍みこんにゃくのできあがりです。
いつも子どもたちの栄養を考えながら、メニューを工夫し、美味しい給食を作っていただいている平北部学校給食共同調理場の皆様ありがとうございます。