センターの研修等

研修の変更及び中止について(5月7日付け)

 臨時休校が再延長されたことに伴い、研修の変更・中止等について、5月7日付けで各学校に通知しました。コロナ感染拡大防止のために三密をさけ、多くの研修を中止としました。「初任者研修〈授業研修①〉」「経験者研修Ⅱ〈全体研修〉」「養護教諭経験者研修Ⅱ〈全体研修〉」は、センターから送付する資料をもとに、各校・園で研修を行います。実施後、研修感想記録や研修実施記録を提出してください。その他の研修につきましても、できる限り資料を送付しますので、自己研修にご活用ください。

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研修の変更及び中止について(4月20日付け)

 新型コロナウィルス感染拡大防止及び休校に伴い、研修の変更・中止等について、4月20日付けで各学校に通知しましたので、ご確認ください。なお、4月23日にセンターで実施予定でした「初任者研修〈一般研修〉」「新規採用養護教諭研修〈一般研修①〉」「幼稚園新規採用教員研修〈一般研修①〉」は、センターから送付する資料をもとに、各校・園での研修に替わりましたので、ご注意ください。

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新任等常勤講師研修

 4月8日(水)に、今年度最初の研修となる新任等常勤講師研修を実施しました。この4月から初めて講師となった先生方、2年目の講師の先生方、そして今年度からは1.2年目の養護助教諭の先生方も加わって、研修を行いました。

 新型コロナウィルス感染拡大防止のために研修時間を短縮して行いましたが、感想を見ると充実した研修になったようです。今回の研修を活かして、それぞれの学校で子どもたちのために、どんどん力を発揮していただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【受講した先生方の感想】

・講師として担任を持って二日経ち、不安な日々でしたが、今回の研修で分かったことがたくさんあり、自信につながりました。

・教職員の服務と勤務では、改めて気を引き締めていかなければならないと感じました。他人事だと思わず、自分にも起こりうると自覚を持って過ごしていきたいです。

・改めて、何が大切なのかを再認識することができた。一人で悩まず、先輩教員に弱音をはき、自分のことも大切にしていきたいと思うことができた。

授業力向上講座Ⅲ小学校算数

 2月17日(月)は、授業力向上講座Ⅲ(小学校算数)を実施いたしました。泉小学校を会場として、筑波大学附属小学校 盛山 隆雄 先生を講師にお招きしました。
 参観授業として、5年生を対象に「変わり方(折り目の数は何本かな?)」の授業を見せていただきました。数学的活動を通して、子どもたちの予想やつぶやきを引き出し、子どもたちの表現をもとにしてコーディネートしていく過程を学び、主体的・対話的で深い学びの実現されている授業を参観することができました。

 その後の講義・演習では、対話的な学びにおける子どもへの対応の仕方や、数学的な見方・考え方を働かせる授業について具体的に教えていただきました。明日からの算数の教材研究に向かうための大きな示唆をいただきました。


 参加された先生方からは、「子どもたちにかける言葉一つ一つに子どもたちへの思いを感じた」「子どもたちを一人でも取りこぼさないという思いがわかった授業であった」「穏やかな表情と話し方、言葉かけの吟味、教材研究の深さ、板書などとても勉強になった」などの感想がありました。お忙しい中ご講義くださいました盛山先生、本当にありがとうございました。

授業力向上講座Ⅲ(小学校図工)

 1月24日(金)には、藤原小学校において、授業力向上講座Ⅲ(小学校図工)が行われました。講師として昨年に引き続き、筑波大学附属小学校の仲嶺 盛之先生をお呼びして講義・演習を行いました。

 仲嶺先生の巧みな話術と素晴らしい実践例をもとに話され、あっという間の2時間でした。講義では、図画工作科における「主体的・対話的で深い学び」のためには、鑑賞の能力を高めていかなくてはならないと話されていました。また、1つの作品も、見方・考え方で変わることや、教師や大人の価値観で子どもたちの表現をつぶしてしまわないこと、導入時における参考作品の提示の仕方など、授業を進めていく上での大切なことについてご講義いただきました。


 ワークショップ①では、1枚の絵を鑑賞して作品をみんなで味わってから、自分の思いを作品に表現しました。その作品をみんなで鑑賞し、友達の見方・考え方を味わっていくという、鑑賞と表現の一体化の授業を体験しました。


また、ワークショップ②では、図工においてプログラミング教育を取り入れ、作品に動きや音、光などを交えて表現するということを体験しました。先生方は初めての経験だったのですが、二人一組で協力しながら進め、今後自分の授業でも活用できるという手応えを感じているようでした。


 参加された先生方からは、「今後は、子ども達の作品に対しての見方・考え方のとらえ方に、創造性を感じながら、声かけや支援をし、授業を進めていきたいと思う」「プログラミングが図工でも活用できるとは驚きであり、今までの図工の学習から1歩前進して実践していきたい」「子どもの表現・発想を認め、子どもの話をよく聞くことが大切であるということが印象に残った」などの感想があげられました。


 今回学んだことをもとに、子ども達の思いや願いを表現できる図画工作科を目指していただきたいと思います。

 

初任者研修 授業研修⑤

 早くも市内では梅の花が咲き始めたところがあるとのこと。学校の樹木や花壇はいかがでしょうか。

 23日(木)は初任者研修授業研修⑤を実施しました。4月から行ってきた、校外シリーズ最後の研修です。

 

 

 まずは2年次の先生4名をお迎えし、課題研究についてのお話をしていただきました。研究を進める中での成果や課題、子どもの変容など、1年間じっくり取り組んだからこその、中身の濃い発表でした。

 先輩の発表を受け、今度は初任者の先生方が自身の研究テーマを考えます。今回は「スターチャート」や「マンダラ図」などの思考ツールを用いながら、グループ協議や個人での追究を行いました。

 

 季節柄、残念ながらマスクで口元は見えませんが、積極的に話す、生き生きとした表情が分かる写真がたくさん撮れました。

 演習の後は拠点校指導教員の先生方と総合教育センター所長からの講話です。2年目に向けて、そしてこれからの教職人生についてのお話をいただきました。

 

 

 いずれの先生からも「学び続けることの大切さ」「教師としての情熱」など、大切なメッセージをいただきました。津島先生、田所先生、2年次の先生方、本当にありがとうございました。我々センター所員は、学び続ける先生方を応援しています!

NEW 授業力向上講座Ⅲ(中学校・理科)

 今年度の授業力向上講座Ⅲ(中学校・理科)は1月22日(水)中央台南中学校において、講師に筑波大学附属中学校主幹教諭新井直志先生をお迎えし、「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」をテーマに講義・演習を実施しました。

 まず初めに、「深い学び」のとらえ方について、参加した先生方一人一人が声に出してグループで協議を行い、続いて新井先生から「深い学び」についてご講義をいただきました。

 演習では、新井先生がわざわざ東京からご持参いただいた植物や二枚貝、そして採取したばかりのクマムシ等を活用しながら、私たち教師自身が「主体的・対話的で深い学び」を体感させていただきました。

 

 写真のように、アイマスクを着用することにより、五感を鋭く働かせて植物の特徴をさぐる授業や、クマムシの観察を通して、知識を習得するだけでなく自分で見つける楽しさ、おもしろさ、貴重さを感じさせる授業展開等について体験を通して学ばせていただきました。

  新井先生、私たちいわきの教師の授業力向上へ向けてご指導いただき、本当にありがとうございました。

【受講した先生方の感想】

・小学校でも、校庭のコケなどから微生物やクマムシを探して「深い学び」へ向けた授業を展開し、中学校へつなげたい。

・「教師が楽しいと思わないものは、生徒も楽しいと思わない」と思う。魅力的な教材を見つけることができるように研修に努めるとともに、日々の生活の中でも何か理科につながるものはないかという目を持つことができるよう心がけたい。

・実物を用意していただき、たっぷり観察をさせていただいて、「深い学び」を実際に体験させていただいた。新井先生に感謝の気持ちでいっぱいです。

教職2年次研修

 1月16日(木)は教職2年次研修を実施しました。昨年4月に各自がテーマを設定し、各校において検証授業等を行って研究してきた成果を一人一人発表し、協議しながら互いに高め合いました。また、後半はこの1年間の成長を振り返るとともに、3年目を迎えるにあたり、課題解決への具体的な取組みについて同期採用の仲間と協議しました。さらに、研修調査室長の講話を聞いて、今後も自ら継続して研究と修養を続けていくことを胸に日程を終了しました。

 昨年度は新採用として1年間初任者研修を受講してきたフレッシュな先生方ですが、さらに1年間が経過して、今は頼もしさがさらに増してきています。周囲の方々への感謝の気持ちと謙虚さを忘れずに、ますます飛躍していただきたいと願っております。

  

 

授業力向上講座Ⅲ 中学校国語

 日差しの暖かさに、真冬であることを忘れてしまいそうな14日、小名浜第二中学校を会場に「授業力向上講座Ⅲ 中学校国語」が行われ、19名の先生が受講しました。講師には、昨年度に引き続き、筑波大附属中学校の岡田幸一先生をお招きしました。

 前半は、1年生の教室での授業です。「少年の日の思い出」(ヘルマン・ヘッセ)の導入を行っていただきました。「自分の生活と比べてみる」という視点での教材との出合わせ方や、友達の着眼点と比較するためのグループ活動などを行いながら、あっという間の50分でした。

 

 後半は、講義です。本時の授業についての解説に続き、「沼地」(芥川龍之介)を教材化するとしたら、どのようなところに着目するかというワークショップを行いました。

 

 生徒の気づきや研修者の先生方の発言にじっと耳を傾け、丁寧に拾ってくださる岡田先生。国語教師としての専門性と優しいお人柄がひしひしと伝わってくる研修となりました。参加した先生方からは「定番教材の指導でも、常に新しい取組を入れていく大切さを感じた」「生徒の考えを肯定したり引き出したりすることが、学ぶ意欲につながっていくということを改めて学んだ」「読書離れといわれる中、我々が国語科としてやるべきことのヒントを教えていただけた」などの感想が寄せられました。

 岡田先生、本当にありがとうございました。会場校である小名浜二中の先生方も、大変お世話になりました。

教育実践研究発表大会②

 今年度の講演会講師は、前筑波大学附属小学校副校長で現在は「授業・人」塾代表として国内はもとより海外でもセミナーや飛び込み授業を行って大活躍中の田中博史先生でした。

 「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」~対話の授業で一人一人の主体性、思考力をどう育てるか~のテーマに沿って、豊富な実践例についてユーモア溢れるトークや映像を交えて紹介してくださいました。笑いの中にも教師としてのあり方の本質に迫る貴重なお話をいただきました。

 

【参加者の感想】

・対話的な授業を効果的に行うには、相手意識が大切であることが分かった。私も授業で対話を取り入れるが、形式的になっていないか、必要性があるのかをもう一度見直していきたい。

・田中先生も相手の反応によって話す内容を変えていたので、「相手を意識した話し方とはこういうことなのだ」と実感することができた。

・教師として日々行っていることをもう一度問い直したり、意味があることか、こう改善したいという気持ちが生まれたりした。変えていくことを肯定的に話してくださり、とても力が湧いた。

・ユーモアがあり、視点を変える必要性など大変参考になるものだった。また、学校経営的な感性も感じられ、とても感銘を受けた。

・昨年通りを踏襲しただけの教育課程のもとで、昨年と変わらない年間計画に従って、いつもと変わらない授業をしていたら、子ども達は考える力を育むことができないと感じた。「~ねばならない」ではなく、自分自身が変革を恐れず、主体的に生活していきたい。

・子どもに対する授業については日頃考えているが、校内研修がなぜ楽しくないのかについて考えることはなかった。研修主任として、これをきっかけに考えていきたい。

・3学期を明日に控える今日に聞けてとてもよかった。勤務校の先生をもっと誘えばよかった、等々。

 総合教育センターでは、これからも先生方のニーズに応じた研修講座を実施していきます。2020年も、ともに学びましょう!いわきの子どもたちのために。

教育実践研究発表大会①

    2020年最初の研修は「教育実践研究発表大会」です。

   いわき市内外から、小・中学校、幼稚園、特別支援学校から240名の先生方が参加しました。

 まずは、総合教育センター調査研究委員による教育実践発表からスタートです。

 「3つの資質・能力の育成を目指す『主体的・対話的で深い学び』への授業改善」~子ども一人一人の確かな学びを支える授業のあり方~をテーマに、調査研究委員会が2年間の研究の成果を発表しました。いわき市内小・中学校の先生方20名により構成される調査研究委員会は、国語、社会、算数・数学、理科、道徳、外国語活動・英語、生徒指導、特別支援教育の8つの部会があります。参加した先生方には希望する部会において、授業動画を視聴していただきながら授業改善や小中連携の視点から「えんたくん」を使って自由に協議していただきました。

  

 参加した先生方からは「調査研究委員の先生方が熟慮されて作った授業、とても興味深く学ばせていただいた」「現状の仕組みの中で、とても多くの学びを得ることを確信した」「えんたくんを活用した話合いは、少人数で話しやすく、とても楽しかった」等の感想をいただきました。

 なお、授業動画は「授業解説シート」の中にあります。「単元構想シート」「評価結果シート」と合わせてぜひご活用ください。

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【各部会のシートはこちらから】

FCSコンピューター→Kドライブ(総合教育センター配布用)→調査研究委員会→ここからお入りください→各部会へ

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【協議で使用した「えんたくん」はこちらから】

FCSコンピューター→Kドライブ(総合教育センター配布用)→実践研究発表大会【えんたくん】→各部会へ

特別支援学級等新任担当研修②

 12月26日(木)は、今年度特別支援学級や通級指導教室を初めて担任する先生方を対象に特別支援学級等新任担当教員研修②を実施しました。午前中は「教育課程編成に向けて」というテーマで、総合教育センター教育支援室指導主事による講義・演習を行い、午後からは「教育課程作成の実際」をテーマに、講義・演習を行いました。参加した先生方は、もう新年度へ向けての準備を着々と進めていました。

 

 

【受講した先生方の感想】

・来年度の教育課程編成に向けて、生徒の特性と学力を考慮しながら、本当に必要な力を積み重ねていくことができるように考えていく。

・新学習指導要領の実施に伴い、特別支援教育の学習内容も変わってくると思う。また、高校入試制度が変わることにも対応し、生徒の希望に合った進路実現のために、教育課程を工夫して編成し、学力向上を目指していきたい。

・たくさん情報を交換する時間があり、3学期、次年度に生かしたいことがあった。普段なかなかこういった機会はもてないため、今回の研修は良い機会になった。

・教育課程編成の裏付けになっている内容が分かったので、今在籍している生徒たちの実態に合う教育課程になっているのかを改めて見直し、次年度の編成に生かせるようにしたい。

幼稚園新規採用教員研修<一般研修④>

 12月26日(木)総合教育センターにて、幼稚園新規採用教員研修<一般研修④>を実施しました。市内の市立・私立幼稚園の新規採用の先生方が参加しました。

 研修は、総合教育センター研修調査室長が講話「新規採用教員研修を終えるに当たって」、いわき市立藤原幼稚園教諭 吉川 佳奈 先生 が講義「先輩教員の実践から」、いわき市立高坂幼稚園長 吉田 明美 先生 が講義・演習「幼児理解の方法と評価(ケーススタディを通して)」、子ども支援課指導教諭 千田 歩 先生 が講義・協議「実践の振り返りと2年目に向けて」と、実施しました。

 

 藤原幼稚園 吉川先生には、日々の実践からの具体的な幼稚園教員の姿をお話しいただきました。また、高坂幼稚園 吉田園長先生には、幼児の姿から思いをどうくみとっていくのか、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿を意識して演習を進めていただきました。

 研修者からは「先輩の先生方の実体験を聞いたり、今後の進め方や挑戦する気持ちをもてたりと、とても貴重な研修となった」「子どもを様々な面から見ていく大切さを学ぶことができた」「二年目に向け、これから自分が意識すること、心がけることは何かが分かった」等の感想が寄せられました。

  

 幼稚園新規採用教員研修は今回で一区切りとなります。各園において、今後も学び続けながら、子どもたちのために教育に当たっていただきたいと思います。

授業力向上講座Ⅲ中学校社会

 12月19日(木)、授業力向上講座Ⅲ(応用)中学校社会 を実施しました。市内の社会科の先生が参加されました。筑波大学附属中学校主幹教諭 関谷文宏先生 を講師としてお招きし、「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」の題で、講義・演習を進めていただきました。

 問いを立てさせること、学習指導要領及び評価の考え方、探究的な学びの構築、評価問題の作成における留意点などについて、豊富な資料、具体的な事例と実践に基づいたご指導をいただきました。

  

  受講された先生からは「毎回新しい知識を具体的に学ぶことができ、エネルギーをいただけました」「知識の幅や思考を広げさせていくくための工夫に取り組んでいきたいです」「生徒が考えを自由に表現できるような機会を増やせるよう工夫していきたいです」等の感想が寄せられました。

 中学校でも、新学習指導要領移行期間として、3つの資質・能力を育成するための授業改善・評価改善に取り組まれている方が増えてきているものと思います。今日の研修を生かし、子どもの学びを深めていきましょう。

 

授業力向上講座Ⅲ 中学校数学

令和元年12月10日(火)勿来第一中学校にて、「授業力向上講座Ⅲ中学校数学」を行いました。

 講師には、筑波大学附属中学校の近藤 俊男先生をお招きし、中学校1年生に対して平面図形の単元での数学の授業を行っていただきました。

 本時は、基本的な作図の方法を、円の性質や図形の対称性にして生徒に考えさせる場面でした。課題意識を持つことができる教材を提示し、生徒はどのように問題を解決すればよいのか説明できるようがんばっていました。また、近藤先生には、生徒の表現した素直な考えを丁寧に扱うことの大切さを学びました。


 授業の後には、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善について近藤先生からご講義いただきました。豊富な実践例や理論に裏付けられた貴重なお話から、具体的な授業改善の方法を学ぶことができました。
先生方からは、
「自ら新たな方法を見つけようと試行錯誤する粘り強さを生徒に身に付けさせたい。」
「深い学びに伴い、多様な考え方に対応できる教師の在り方も必要であると強く感じた。」
「生徒の学びを待つ姿勢や声かけなどが素晴らしいと感じた。」
といった感想が寄せられました。

参加した先生方には、是非本日の学びを実践へとつなげていただければありがたいです。
近藤先生、本日は本当にありがとうございました。

学校司書研修⑧

 11月29日に学校司書研修が行われました。

 まずは2学期の実践報告・情報交換です。読書の秋にちなんだ実践の紹介や、各校での授業支援に関する取組について、紹介し合いました。新聞を活用した事例や、図書ボランティアとの協力などの事例が出されました。同方部内の学校司書でブラックパネルシアターを企画し、複数の学校で披露したという実践も紹介されました。

 

 次は今年度の取組を広く紹介するための話し合いを行いました。ふくろう図書便りやデータベースで取り上げる内容について、積極的に意見を出し合いました。

 最後は、「リテラチャーサークル」という読書の手法について学びました。4・5人のグループで同じ本を、役割を決めて読み進めるというものです。「クラブ活動でできそう」「役割が決められることで、丁寧に読み進めることができる」など、行ってみての感想が挙げられました。

 

 12月に入り、各学校の図書館も冬やクリスマスの掲示になってきていると思います。子どもたちのみならず、先生方も積極的に図書館を訪れ、学校司書とお話ししてみてください。きっと、読書のみならず、調べ学習の進め方や参考となる図書など、日頃の授業のヒントが見つかることでしょう。

 

初任者研修 授業研修④

 枝に残った柿の実が、冬の始まりを感じさせる時季になりました。

 11月28日は「授業研修④」を文化センターにて行いました。事務室が4階に移転して初めての研修です。全部で4つの講義・演習が行われました。

 はじめは生徒指導についての講義です。児童生徒理解や集団作りについて学びました。続いて授業改善のための演習を行いました。今回はフィッシュボーン法という思考ツールを用いて話し合いました。

 

 

 次はICTの活用についての講義です。デジタル教科書や実物投影機など、先生方は実際にパソコンを操作しながら「こんなことができるんだ!」と、自身の授業での活用をイメージしながら取り組んでいました。

 最後は研修調査室長による講義「実施校訪問から見た実践的な課題」です。実施校訪問や、初任者の様子をふまえながらの具体的な話や、励ましがありました。

 

 

 この日は日々初任者へ指導をしておられる先生方も集まり、情報交換や次年度に向けての協議を行いました。初任者の先生方を熱い思いで育ててくださっている、指導教員の方々や、各校の校長先生をはじめとする先生方のお力で、初任者一人一人が着実に成長していると感じる一日でした。

 早いものでもうすぐ師走です。くれぐれも体調や車の運転に気をつけて、2学期のまとめに取り組んでいきましょう。

授業力向上講座Ⅲ 小学校外国語

 令和元年11月22日(金)に泉北小学校に筑波大学付属小学校 荒井和枝先生をお招きして、授業力向上講座Ⅲ 小学校外国語が行われました。

 5年生のUnit5の第1時ということで、荒井先生に飛び込み授業をしていただきました。授業の中では、あやとり、なわとび、などを使いながら、何度も「can」「can't」を繰り返し子どもたちに聞かせる中で、子どもたちが自然に「can」「can't」の意味を推測していくことができました。その後に行われた講義では、受講者からの質問にも答えていただきました。受講者からは「具体物を用いた導入は子どもの関心を高めるとともに、場面理解に有効であると感じた」「ウォームアップから導入、練習、ゲームまで何度もcan、can't を聞くことができ、表現を知るために有効な時間であったと思う。インプットの大切さがわかった」などの感想が寄せられました。ぜひ、来年度の小学校外国語の教科化に向けて、研修で学んでいただいたことを生かして、日々の実践につなげていただければと思います。

 荒井先生、お忙しい中、いわき市でご指導いただきまして本当にありがとうございました。 

 また、個別懇談のお忙しい時期に、会場をご提供してくださり、いろいろとご協力いただきました泉北小学校のみなさま、本当ににありがとうございました。

 

保幼小連携講座

 11月19日(火)小名浜第二小学校にて教育課題研修「保幼小連携講座」を開催いたしました。
 小名浜二小1年生と西小名浜幼稚園の園児の皆さんとの生活科の授業での交流の場面を参観し、その後、実践報告および協議を行いました。
 授業では、どんぐりなどで作った手作りの遊び道具を使って楽しそうに関わり合う姿が見られました。


 また、参観後には、これまでの実践や交流の取り組みを研修者に向け、わかりやすくご説明いただきました。


 さらに、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」などを視点に協議いたしました。研修者からは、「一緒に遊ぶことでどちらの子どもたちもとても生き生きとしており、日々の交流の積み重ねを感じた。」「幼稚園と小学校の円滑な接続ができるよう、交流活動の具体的な計画があるのは、とても参考になった。」「グループ協議では、小学校の先生から入学までに身につけてほしいことなど普段聞くことができない意見を聞くことができた。」などの感想が見られました。今後の教育活動にいかしていただきたいと思います。


 小名浜第二小学校、西小名浜幼稚園の先生方、大変お世話になりました。

初任研 小規模校参観研修

 小春日和の11月14日、上遠野小学校と上遠野中学校を会場に、初任研「小規模校参観研修」が行われました。小中どちらの初任者の先生も、受付では「おはようございます!」の元気な声が。センター所員もうれしい気持ちで出迎えました。

 

 はじめは、校長先生から講話をいただきました。学校の特色や力を入れていること、地域とのつながりなどについて教えていただきました。

 

 

 指導主事による講義の後は各学級に入っての研修です。授業を参観したり、昼食を一緒に食べたりしながら、小規模校ならではの雰囲気や指導の工夫を学びました。小学校では校庭で思い切り子どもたちと触れ合いました。中学校では縦割り班での清掃に、初任者たちも混ぜていただきました。

 

 参観後の協議では、学習指導や生徒指導、地域との関わりなどの視点から、小規模校ならではのことと、規模に関わらず共通することのそれぞれについて気づき、話す姿が見られました。

 一日の研修を通して初任者の先生方は、日々の自分の授業や子どもたちとの関わりを客観的に見つめたり、新たな視点で教師としての職務を考えたりすることができました。上遠野小学校ならびに上遠野中学校の先生方、貴重な研修の機会を与えていただき、本当にありがとうございました。

 

授業力向上講座Ⅲ(小学校国語)

 街路樹のイチョウが黄色く色づき青空に映える11月12日、汐見が丘小学校を会場に筑波大附属小学校の白坂洋一先生をお招きし、「授業力向上講座Ⅲ 小学校国語」が行われました。

 まずは5年生の授業です。白坂先生は「人をつつむ形ー世界の家めぐり」という教材を使って、子どもが論理的に思考し、表現する力を育てるという視点での授業を展開してくださいました。

 

 

「国語の勉強が少しでも好きになるきっかけになるとうれしいです」という先生のメッセージに応えるように、子どもたちはぐいぐいと教材文に向かっていきます。文章構成、理由となる部分の指摘、相手意識をもった意見交流など、あっという間の45分でした。

 後半は、講義の時間です。授業で白坂先生が行った意図的な発問や指名のねらいや方法について、わかりやすく教えていただきました。さらに豊富な実践から編み出した、「ごんぎつね」や「大造じいさんとガン」「海の命」など定番教材の初発で使える、有効な発問についても教えていただきました。参加した先生方からの「あぁ~」「へぇ~」など感嘆の声が、会場いっぱいに広がります。

   

 小学校での新学習指導要領の完全実施まであとわずかであるこの時期に、とても貴重な学びとなりました。授業ならびにご講義をしてくださった白坂先生、会場校としてご協力いただいた汐見が丘小学校の先生方、本当にありがとうございました。

授業力向上講座Ⅱ(小中体育)

 11月7日(木)に授業力向上講座Ⅱ(小中体育・保健体育)が平体育館で行われました。筑波大学附属小学校の眞榮里 耕太先生をお呼びして、「教科の特性を生かした授業の展開」と題してご講義いただきました。

 

 内容は大きく分けて、「ネット型ゲームの授業づくりについて」と「長なわとびの授業づくりについて」を行いました。
 

 その中で眞榮里先生は、2対1のアタックゲームでAチームとBチームの得点を合計することにより、勝敗の行方を最後まで分からなくする工夫や、4人対4人のアタックゲームで、すべての子が無理なく取り組め、場合によってはルールを発展させていく工夫、長なわ跳びでグループの最高得点やクラスの合計点など、子ども達が意欲的になる記録の取り方の工夫、長なわ跳びにおけるいろいろな飛び方を楽しむ工夫など、多くの子が楽しみながら技能を身につけ、運動能力の向上を図ることができる工夫をたくさん示していただきました。


先生方も歓声を上げながら、楽しく授業づくりについて学ぶことができました。


 

 参加された先生からは、「使うボールの選び方や、運動との出会わせ方など、少しの工夫で改善できる所が体育の面白さであり、魅力であると改めて感じた。」「単元を通して子どもに「どのような力を身につけさせたいのか」によって、ルールや動きなどの工夫を入れて授業づくりをしていきたいと思う。」「体育の授業では、運動が苦手な生徒でも楽しめるような工夫をしていくことが大事であると改めて実感することができた。」「自分の担任する学年の発達段階にあわせ、全員が楽しみながら技能や運動量を確保できるように実践していきたい。」などの感想が見られました。

 

 ぜひ今回学んだことを、学校の実情に合わせてアレンジしていただき、子ども達が楽しみながら、技能を身につけられるような実践をしていただければと思います。

初任研 他校種参観研修

 10月31日、好間第一小学校と好間中学校を会場に、初任者研修「他校種参観研修」が行われました。研修名の通り、初任の先生方が自身の校種とは異なる学校を参観し、研修しました。

 

こちらは好間一小での様子です。教頭先生からの講話、校内の様子の参観、国語の授業参観を経て、協議を行いました。

 

続いて好間中学校での様子です。数学の授業を参観したり、生徒たちの様子を参観したりした後、協議を行いました。

 

 新規栄養職員の先生と新規養護教諭の先生方もそれぞれ、先輩の先生方よりご講義をいただきました。新規の先生方は、熱心に質問をしながら自身の課題解決に取り組みました。

 研修の終わりには、両校の校長先生から初任者に向け、励ましのお言葉をいただきました。小中九年間の流れで子どもを見ることの大切さ、学びの継続性、それぞれの校種ならではの先生方の技の数々など多くのことを学んだ研修でした。

 台風・大雨の影響で大変な状況である中、研修にご協力くださった会場校の先生方、栄養教諭の先生方、本当にありがとうございました。

 まだまだ、大変な状況にある学校・先生方・子どもたちが市内に多いことでしょう。できることから少しずつ、子どもたちの笑顔のために進めていきましょう。 

 

 

「外国語活動担当研修(小学校)」

 10月29日(火)にいわき市文化センターで、で全小学校1名悉皆「外国語活動担当研修」が行われました。新学習指導要領における外国語教育の在り方について研修を深めました。

 講義・演習は①新学習指導要領に向けての外国語教育の在り方、②すぐに使える小技の習得!!、③TTとは?、④読むこと・書くことの指導の在り方について、⑤クラスルームイングリッシュとは?、⑥評価、⑦次年度に向けて、今からご準備を!の7つのラインナップで行いました。

 受講者からは、「小学校での外国語授業の在り方について非常に分かりやすく伝えていただき、今後どのような実践を行っていくべきかがよく分かった」「実際の授業の場面の動画や実際に話すスクリプトが非常に勉強になった」「特に②すぐに使える小技の習得!では授業に活用できるアイデアをたくさん紹介していただいて大変ありがたかった」などの感想が寄せられました。

 講義をさせてただきながら、小学校の先生方が熱意をもって参加されている姿に胸が熱くなりました。ぜひ各小学校におきまして、伝達講習をしていただき、今から新学習指導要領の実施に向けて、ご準備いただければと思います。本日はお忙しい中、ご参加くださいまして本当にありがとうございました。

 

 

 

不登校対策講座

 10月17日(木)に、市文化センターにおいて不登校対策講座を実施しました。96名の先生方が参加されました。

 講師として、中京大学現代社会学部教授・浜松医科大学子どものこころの発達研究センター客員教授 辻井正次先生 をお招きし「不登校児童生徒の理解とその対応~不登校を未然に防止するために~」の題で、講義・演習を行っていただきました。辻井先生には「アドバイスシート」でも、福島の子どもたちのためにご尽力いただいています。

 

 辻井先生には豊富な臨床例に基づき、不登校の要因、問題行動の発生メカニズム、そして不登校の未然防止対策について具体的にご指導いただきました。先生の問いかけにテーブル毎に話し合う時間も多く取っていただき、あっという間の研修でした。

 受講者からは「不登校の未然防止として、わかった・できた、と感じられる授業づくりに努めたい」「友だちづくりのサポートをし、居場所づくりを工夫したい」「子どものできたところを認め、心を元気にしていきたい」等の感想が寄せられました。

 

 今回の研修を生かし、不登校の未然防止対策を進めていただきたいと思います。

初任者研修 授業研修③

キンモクセイが香る10月3日、初任者研修「授業研修③」が行われました。この日は、4つの講義がありました。

午前中は「特別活動の進め方と学級経営の工夫」と「総合的な学習の進め方」です。特活を学級経営に生かすための視点や、思考ツールを取り入れた探求活動・話し合いの手法などを学びました。

  

午後のはじめは「放射線教育」です。市放射線管理センターの方をお招きし、実験を行いながら放射線教育のねらいを確認しました。

 

放射線管理センターの講師の方々、ありがとうございました。

次は「道徳の授業の実際」です。導入や発問、子どもの考えを表出させるための方法などを、グループ演習形式で考えました。まとめでは、道徳科での授業と評価について学びました。最後には、採用半年が過ぎた先生方に向けて、センター所長からの訓示がありました。

 

令和元年度後半が始まりました。学校では、文化祭や学習発表会などの秋の行事等に向け、忙しくされていることでしょう。子どもたちの笑顔・達成感のために、初任の先生も、経験ある先生も一丸となって力を発揮していってください。

専門研修 道徳教育実践講座

 秋空と道ばたの彼岸花が美しい9月26日、江名小学校様のご協力のもと「道徳教育実践講座」が行われ、70名を超える先生方が参加しました。

 前半は、3年生の道徳の授業を参観です。友情・信頼についての授業です。発言を受け止め合う温かい雰囲気の中で、先生のコーディネート力が、子どもの思考を深めます。

  

 後半は、協議の時間です。授業を参観して学んだ点、日々の授業や評価での悩みや工夫点などを、出し合いました。

  

 以下は、研修に参加した先生方の感想です。

「指導の工夫や発問など、45分の中でとても勉強になることばかり だった。そして、子どもたちがいきいきと学んでいる姿がとても印象的だった」「協議の中で江名小さんのいろいろな実践、他の学校の先生方の取組みなど、学ばせていただくことがたくさんあった」「授業や協議を通して、道徳の授業には(子どもの考えを引き出す)いろいろな手法があることを改めて知った。考え、議論する道徳を意識しながら今後も取り組みたい」

 今年度もまもなく後期に入ります。研修で学んだことをぜひ各校で伝達していただき、授業の充実につなげていただきたいと思います。会場を引き受けてくださった江名小学校の皆様、本当にありがとうございました。

 

 

学校組織マネジメント講座

 9月18日、教育課題研修「学校組織マネジメント講座」を実施しました。講師として ウィネスジャパンコーチング&コンサルティング 大野 宏先生をお招きし、「ミドルリーダーとしての資質向上に向けて~コーチングの技法を生かして~」の題で講義・演習をしていただきました。  

   
 研修に参加された先生方は、コーチングの理論を学ぶとともに、ペアを組んで「認知(ほめる)技術」「傾聴(話を聞く)」のコーチングスキルについて演習を通して学ぶことができました。

研修した先生方からは、以下のような感想があげられました。

・コーチングの手法は、技法だけでなく相手に対するリスペクトの姿勢が大切であると感じた。

・改めて質問されることで、自分を振り返り考えることができるので、同じ職場の先生方と実践していきたい。

・相手をよく観察し、褒めてほしいポイントを見つけ、褒められるような教師、人間でありたい。

・コーチングの体験を通して、明日からまたがんばろう!と思っている自分がいる。自分を振り返り、新たなやる気につながった。 

 それぞれの学校でも、若手の先生や同僚への関わり方、児童生徒との関わり方、保護者や地域の方への関わり方など様々な場面で本日の研修を活かすことができると思います。よりよい学校運営のため、力を発揮してくださることを願っています。

特別支援学校研修(初任研・新規採用対象)

秋晴れの9月12日、平支援学校にて「特別支援学校研修」が行われました。初任者・新規採用養護教諭・新規採用学校栄養職員の先生方が参加しました。

 開会式の後、齋藤教頭先生による「特別支援学校の概要」についてのお話、各学級に分かれての参観・実習と進みます。温水プールでの水治訓練や、パラリンピックでも行われるボッチャというゲーム、個に応じた学習などを見せていただきました。

 

 午後は「特別支援学校の現状と課題」について、コーディネーターの先生と進路指導部の先生が講義をしてくださいました。その後、小グループに分かれ、支援学校の先生との懇談会を行い、普段、子どもと接する際に心がけていることなどについてお話しいただきました。

 

 

 校長先生からの「校種は違っても、同じ教員としてがんばっていきましょう」という励ましや、講義の中で支援学校の先生が話された「我々教師は種をまく立場。芽が出て育つのはそれぞれ早さが違う。その子にとって、どんな種をまけばよいのかをしっかり考えるのが大切」というメッセージに、先生方は深くうなずいていました。

 貴重な研修の場を提供してくださった平支援学校の皆様、本当にありがとうございました。

図書館教育講座・学校司書研修

 2学期が始まり2週間となった9月6日(金)、文化センターにて「図書館教育講座」「学校司書研修」を実施しました。午前中は「いわきの読書環境を豊かにする会」の方々と学校司書、図書ボランティアの方が一堂に会し、交流会を実施しました。会場にはコスモスや吾亦紅の花が生けられ、秋の訪れを感じながらの研修でした。

 

 

 長年にわたり読み聞かせ活動や学校司書設置に向けた活動等を続けてこられた会の皆さんによる、からくり絵本の紹介、読み聞かせの基本講座などがありました。

 午後は、司書教諭の先生方と学校司書による研修です。青山女子短期大学教授の堀川照代先生をお招きし、学校図書館の役割、司書教諭と学校司書それぞれの役割などについて講義や演習を通して学びました。

 

 

 受講した先生方からは「学校司書と司書教諭の協力が、よりよい図書館作りにつながると思った」「司書教諭の役割が多岐にわたることが分かった。できることから学校で行っていきたい」「図書館の機能や役割についてよく分かった。図書館と子どもたちをつなぐ立場として、取り組んでいきたい」などの感想が寄せられました。新学習指導要領で示されている子どもの学びはまさに、図書館教育で進めてきた学びの姿と重なります。読書センター、学習センター、情報センターの3つの機能をもつのが図書館です。

 講義をしてくださった堀川先生、午前の部に集まってくださった図書館ボランティアの皆さん、豊かにする会の皆さん、貴重な時間をありがとうございました。

幼児教育講座①②

 8月23日(金)には、今年度の夏の研修の最後となりました「幼児教育講座①②」を開催いたしました。午前中の部は幼児教育講座①です。本年度より県教育委員会と共催で幼稚園教育課程研究協議会と同時開催となりました。

 講義1・2では、県の義務教育課の指導主事の先生より幼稚園教育要領や体力向上に関するカリキュラムマネジメントについてご講義をいただきました。その後、グループに別れ、主題にもとづいた協議に取り組みました。

研修者からは、「幼児教育要領改訂のポイントについて具体例を示していただきながら講話をいただき、さらに理解が深まった。」「小学校に向けていかに幼児期が大切であるのかを再確認することができた。」「体力向上に関する話は、とても具体的で、経験年数の少ない教師も保育の中に取り入れたり、心掛けたりできると思った。」「グループの協議では、他園の評価の取り組み方や工夫を聞くことができ大変参考になった。」などの感想が寄せられ、充実した研修となることができました。

午後の部は、幼児教育講座②を行いました。造形作家のいしかわ☆まりこ先生においできただき、折り紙や身近にある材料を使って実際に制作を行いながらご講義いだきました。様々な作品は、使って遊べるアイデアがたくさんあり、子どもたちも喜んで作成できるものばかりでした。

研修者からは、「ちょっとしたアイデアで簡単に楽しく作成することができ、たくさんの発見があった。」「いしかわ先生から教えていただきた子どもの創意工夫が生かせるようなものを作る活動を通して、子どもたちの『やってみたい!』を引き出していきたい。」などの感想が寄せられました。

ご講義いただいた先生方本当にありがとうございました。

参加した先生方には、是非、本日の研修を2学期に生かしていただけたらと思います。

プログラミング教育研修

8月21日(水)に福島高専にて、「プログラミング教育研修」が市内の各小学校から1名悉皆で行われました。

前半は、埼玉大学教育学部教授の山本 利一先生より、「小学校におけるプログラミング教育の位置づけ」「プログラミングに関する具体的な指導事例と演習」についてご講義をいただきました。新学習指導要領にプログラミング教育が出てきた背景や、プログラミング的思考について説明をいただくとともに、実際にロボットを使用して研修を進めました。ロボットを教科内で使用した取組事例をもとに、参加された先生方も自分でプログラミングしてその活用方法を体感することができました。ロボットを使って課題を解決していくのですが、大切なのはその過程であり、試行錯誤することにより子ども達の資質・能力が育まれていきます。先生方も課題解決に向けて夢中になって取り組んでいました。

後半はまず、プログラミング教育の概要とともに、各学校において取り組んでいただきたいことについて講義を行いました。「小学校プログラミング教育の手引(第二版)」「小学校プログラミング教育に関する研修教材」はぜひ各校でダウンロードして御一読をお願いします。また最後には、「Scratch(スクラッチ)」「Viscuit(ビスケット)」などのビジュアルプログラミング言語を実際に体験していただきました。 
 

 

 参加された先生方からは、「文部科学省からの資料を活用するとともに、校内でどの教育活動のどの場面にプログラミング教育が取り入れられるのか検討を行っていきたい」「実際にロボットを動かしたりプログラミングしたりできたのは貴重な体験となった。実際に自分でやってみることは大切だと感じた」「来年度に向けて、どのように進めていけばいいのか不安だったが、研修を通してアイディアが増えたので、今後実践していきたい。」等の感想が見られました。

 来年度からいよいよプログラミング教育が全面実施となります。今回研修したことをもとに、各学校で計画的に進めていただきたいと思います。

カウンセリング基礎講座

 8月20日に「カウンセリング基礎講座」が生涯学習プラザにて行われ、150名余りの先生方が参加しました。午前は、市スクールカウンセラーの千葉先生・和田先生からカウンセリングの基礎についての講義や、自身の心理状態を色や形で表現する演習がありました。参加者からは「子どもの気持ちに寄り添って、共感的な態度で受け止めてあげることが大切だと分かった」「クレヨンを用いた『心の整理』は、ぜひ子どもに対しても実践したい」などの感想がありました。

 

午後は神田外語大学客員教授の嶋崎政男先生をお迎えし、「いじめにおける心理理解と対応」という題で、いじめに関する法律や実例に基づきながら、具体的な対応の仕方や外部との連携のあり方についてお話しいただきました。現在、複数の自治体でいじめ問題の第三者委員会のメンバーにもなられている嶋崎先生。紹介される最新の情報や現状に、参加した先生方も熱心に聞き入ったり、驚いたり。「報道されるいじめのニュースをこれからは対岸の火事と捉えず、自校だったらと常に意識するようにしたい」「心理的事実の受容と支援、誤った客観的事実の非共感を意識して接していきたい」などの感想がありました。

 

 翌日は初任者の先生を対象にカウンセリングの研修が続きました。市教育相談員の森先生による「カウンセリングマインドを生かした生徒指導」、市スクールカウンセラーの上遠野先生・阿邉先生による「スクールカウンセラーとの連携」、センター指導主事による「カウンセリングの基本と実際」の講義・演習を行いました。

 

 

 

 ご講義くださった先生方、本当にありがとうございました。

 来週から2学期が始まります。登校が待ち遠しいと思っているお子さんも、ちょっぴり不安を感じているお子さんも、迎える側の先生方も、始業式、みんなが笑顔で会えますように!

 

授業力向上講座Ⅱ小・中学校音楽

 8月19日(月)に、授業力向上講座Ⅱ(小中学校音楽)を実施しました。

 まず、総合教育センター岩﨑指導主事より「新学習指導要領について」の講義がありました。音楽科の改訂の趣旨・要点を確認し、「我が国や郷土の音楽に関する充実」について、また「音楽科における主体的・対話的で深い学び」について研修を深めました。

 

 その後、岩﨑指導主事が小学校の模擬授業を、久之浜中学校 佐藤愛子教諭が、中学校の模擬授業を進めました。新学習指導要領で示されている「我が国や郷土の音楽」に焦点を当て、和楽器の箏を取り入れたり、音楽づくりをとおして言語活動の充実を図る指導法について、研修者は取り組みました。

 

 受講者からは「音楽が苦手な児童にも達成感を味わわせることができる活動など、授業で実践できる内容がたくさんあったので取り入れてみたい」「ねらいを明確にして授業することの大切さがよくわかった」「生徒の活動が自主的になるような働きかけを学ぶことができた」「全員が楽しく表現できるように、今回学んだことを取り入れていきたい」などの感想が寄せられました。

 2学期になると、音楽祭や合唱コンクールなど、各学校で音楽に親しむ機会が増えていきます。ぜひ、音楽を愛好する心情を持つ子どもを育てていただきたいと思います。

経験者研修Ⅱ 教科研修②<模擬授業>

 8月8日(木)に、経験者研修Ⅱ教科指導研修②<模擬授業>を実施しました。経験者研修Ⅱの該当者20名と、指導者として教科指導員の10名の先生方が参加されました。

 午前中は、中央台南小学校を会場として、模擬授業を実施しました。新任等常勤講師基礎研修と同時開催とし、講師の先生方は児童生徒役として経験者研修Ⅱの模擬授業を参観しました。

 午後は中央台公民館を会場として、授業に関する協議を実施しました。各教科ごとに、これからの授業のあり方について協議を深めていました。最後に、研修調査室長から「2学期の授業実践に向けて」として講義がありました。

 2回の教科研修を生かし、2学期に授業研究に取り組むようになります。研修の成果を発揮され、指導にあたっていただきたいと思います。  

新任等常勤講師基礎研修

8月8日に中央台南小学校において、新任等常勤講師基礎研修が行われました。

午前中は経験者研修Ⅱの先生方の模擬授業を参観しました。普段なかなか他の先生方の授業は見られないので、経験者研修Ⅱの先生方の授業の進め方や発問の仕方などは、今後の参考になるものが多かったようです。

そして午後は実際に自分達で模擬授業を行いました。それぞれ持ち寄った指導案をもとに、少人数で模擬授業を行いました。

少人数での協議だったので、自分の考えや授業で困っていることなどについて話し合いやすかったようです。参加された先生方からは、「他の先生方の実践や、活動の工夫などについてたくさん知ることができ、充実した研修になった」「クラスの実態や学ばせるべき内容を考慮しながら、授業の流れやめあてに変化を持たせることが重要であると分かった」「他の先生方から得た学びも多く、2学期の授業に活かすとともに、子ども達との関わり方についても、改めて深く考えることができた」などの意見が聞かれました。

今回の研修を2学期からの指導に生かして欲しいと思います。

教頭実務研修③

 8月7日(金)は教頭実務研修③が実施されました。市内の全小・中学校の教頭先生が研修に参加しました。
 最初に菅野管理主事より「教職員の資質能力の向上とメンタルヘルス」についてお話がありました。危機管理意識をもちながら、2学期からの学校運営に取り組んでいくことの重要性を学びました。

  続いて、(株)市進ホールディングスの細谷 幸裕 先生をお招きし、「外部折衝力向上に向けた教頭の役割」と題して講義・演習を行いました。保護者や外部団体とどのように対応したらよいかなどについて具体的なお話や演習から多くのことを学ぶことができました。

研修者からは、「異業種の方の話を聞くことは、視野が広がり有意義であった」「学校の危機管理マニュアルを再度見直し、改善できるところを改善していけるようにしたい」「若手教員が増えることを想定し、より細かな部分、人材育成に関する部分にも意識していきたい」「保護者対応の本質的な部分について理解が深まった」「相手に応じていろいろなタイプがいることを知り、関わり方を工夫しながら取り組んで行きたい」「クレーム対応は、コミュニケーションが大切であることが分かった」といった感想が聞かれました。

細谷先生、本当にありがとうございました。

授業力向上講座ⅠⅡ中学校国語・社会・数学・理科

 8月7日に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ中学校(国語・社会・数学・理科)が行われました。

 国語科では、大野中学校 田中 淳一校長先生、植田中学校 花塚 寛先生にご指導をいただきました。新指導要領における「主体的・対話的で深い学び」を国語科ではどのような姿ととらえるかについてや、効果的なICTの取り入れ方、ロジックツリーを活用した説明的文章の単元開発などの講義・演習が行われました。

 

 社会科では、豊間中学校 新家 弘久 校長先生、入遠野中学校 川上 一美 校長先生にご指導をいただきました。新家校長先生には地理分野、川上校長先生には歴史分野を例に挙げていただきながら、社会科における主体的・対話的で深い学びについて、また言語活動の充実や基盤となる力の育成について、具体的にご指導をいただきました。

  数学科では、いわき市教育委員会学校教育課 数間 浩行 指導主事、いわき教育事務所 大森 淳 指導主事にご指導をいただきました。新学習指導要領についてや学習過程、ふくしまの「授業スタンダード」についてやふくしま活用力育成シートなどについてお話をいただきました。また模擬授業では、生徒達に分かる授業を目指して協議を行いました。どのグループも生徒達が意欲的に取り組めるような授業展開を考えることができました。

  理科ではいわき市教育委員会学校教育課 大井川 英敏 指導主事、平第二中学校 西 恵美先生にご指導をいただきました。大井川先生からは、新学習指導要領をもとに目指すべき授業改善の視点について、西先生からは、鶏の心臓解剖やヘッドアースモデルを使った天体観測、ダニエル電池の簡易実験方法などを実際に実験を行いながら講義していただきました。受講者からは、今後の学習指導に活かすことができると大好評でした。

 今回学んだことをもとに、2学期からの授業実践に活かしていただきたいと思います。

ハート 発達障がい教育講座

 8月6日(火)は、医療創生大学を会場に発達障がい教育講座を実施しました。市内小中学校の先生方やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーのみなさん等も参加し、およそ200名が受講しました。
 午前中は、まず総合教育センター教育支援室指導主事が「子どもたちの実態把握と支援」というテーマで講義を行い、発達障がいに関する基礎的な知識を確認しました。続いていわき市子育てサポートセンター指導心理判定員により、「教室での児童・生徒への接し方」のロールプレイを参観し、日頃の対応を振り返るとともに効果がある言葉かけ等について研修しました。
 午後は、東京学芸大学名誉教授上野一彦先生をお迎えし、「通常学級における特別支援の進め方」について講義を行いました。上野先生からは、LD、ADHD、ASD等の専門的な知識について、身近な事例に関連づけながら分かりやすく講義していただきました。また、豊富な経験から、教室での合理的な個別的配慮について、たくさんの事例を挙げて説明していただきました。 
 受講者からは、「発達障がいの種類や歴史的な変化、具体的な対応方法をたくさん学ぶことができて勉強になった」「『小3までの支援介入が重要』『支援は利用しやすく、効果的でなければならない』という上野先生の言葉が心に響いた」「発達障がいをもつ子だけでなく、通常学級の子にも生かせる内容であり、とても参考になった」等の感想が寄せられました。
 各地での講演等が続く中、いわきへ足をお運びいただき、ご講義いただきました上野一彦先生に心から感謝申し上げます。

授業力向上講座Ⅱ(小中図工美術)

8月5日に授業力向上講座Ⅱ小中図工美術が行われました。小学校では来年度から、中学校においては再来年度から完全実施となる新学習指導要領の改訂のポイントについて講義を行いました。目標や内容など、従来とは表記の仕方は異なるものの、鑑賞と表現の一体化を一層進め、相互に関連させながら児童生徒の資質・能力を育成することを確認しました。また、図画工作科・美術科における評価についても確認しました。

模擬授業では、【図画工作科・美術科における「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善】と題して、今回はいわき市立美術館でも現在展示されているアルフォンス・ミュシャの作品をテーマにして行いました。まず、ミュシャの作品カードをもとに各グループで鑑賞活動を行いました。その話し合い活動の中から出てきた感想や作品の特徴をもとに、今度は自分たちの表現したいものを絵に表しました。どの先生も自分の好きなものを、思い思いの表現方法で楽しく制作することができました。このように鑑賞したことからイメージを広げ、自分の作品づくりに活かすという一連の流れを実際に体験しました。


 参加された先生方からは、「新学習指導要領の改訂のポイントがとても分かりやすく理解できた」「制作途中にお互いの作品を見合ったり質問し合ったりする場面を意図的に作っていきたい」「今回の模擬授業で、ミュシャの画風にヒントを与えてもらい、自分の好きな人物を描くことはとても楽しく、個性を活かしながら表現できた」などの感想が見られました。
 今回の模擬授業のような、「鑑賞活動から表現活動へのつなげ方」「表現活動と鑑賞活動が行き来するような学習過程」をぜひ参考にしていただき、今後の図画工作科・美術科の実践に活かしていって欲しいと思います。

キャリア教育講座

 8月5日(月)キャリア教育講座を実施しました。体験型経済教育施設Elemにおいて、53名の先生方が参加されました。

 まず「キャリア教育の指導と実践」として、いわき市立内郷第一中学校 吉田信治校長先生よりご講義をいただきました。キャリア教育を基盤とした学校づくりについて、これまでの取り組みをご紹介いただきながら、基礎的・汎用的能力を学校教育全体で育成することの大切さについてご指導いただきました。

 次に、総合教育センター指導主事が、「本市におけるキャリア教育の推進」として、ABCプランの考え方、経済教育の推進等について、演習中心に研修を進めました。

 

 午後は、「新学習指導要領におけるキャリア教育の指導」として、日本大学文理学部教授 望月由起先生にご講義をいただきました。これまでのキャリア教育推進の流れ、今後取り組んでいくべきこと等について、詳しく学ぶことができました。

 研修者からは「キャリア教育の考え方を、学級経営に役立てていきたいです」「キャリア教育について、学校全体で確認をして実践を図っていきたいです」「基礎的・汎用的能力を意識した教育活動を進めたいです」「CAPS等、子どもたちに体験させたいと思いました」等の感想が寄せられました。

 今回の研修で学んだことに基づき、子どもたちに身に付けさせたい力を明確にして、学校全体で取り組んでいただきたいと思います。

 吉田信治校長先生、望月由起先生、貴重なご指導ありがとうございました。

授業力向上講座ⅠⅡ 中学校英語

 8月1日(木)2日(金)に「授業力向上講座ⅠⅡ 中学校英語」が実施されました。「授業力向上講座ⅠⅡ 中学校英語」では、平第三中学校の亀岡 点先生を講師にお迎えして行いました。亀岡先生は昨年に引き続き、中央研修で受けられた内容を伝達講習してくださいました。

 内容は、Speaking,Classroom English, Personalisation, Vocabulary, Writing, Reading, Grammer, Listeningについて、授業で使える様々なアプローチの仕方を教えてくださいました。講義はオールイングリッシュで行われ、アクティビティごとにペアを変えるなどとても楽しい演習ばかりで、あっという間の2日間でした。

 研修者からは、「英語の長文の読み方の指導が非常に参考になった」「文法指導やリーデング指導において、何種類も有用な手法を学ぶことができて大変勉強になった」「カードゲームの例が非常に参考になったので2学期に備えて、夏休み中に準備していきたい」「なるほどと思う例がたくさんあった。生徒の実態に合わせて、いろいろと参考にしていきたい」という感想が寄せられました。

 

 受講された先生方におきましては、ぜひ、2学期の授業の中でたくさん参考にしていただければ思います。

 亀岡 点先生、お忙しい中、2日間本当にありがとうございました。

専門研修 授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ 小学校国語

 梅雨が明けた途端、待ってましたと言わんばかりに暑さが連日続いています。そんな中、8月1日(木)に「授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ小学校国語」が行われ、約100人の先生方が参加しました。

 午前のⅠ(基礎)では、センター指導主事が新指導要領の視点に基づいて、国語科の授業で意識すべきことについて講義を行いました。ちょうど全国学力状況調査の結果が新聞報道された日ということもあり、子どもにつけるべき力は何か、社会の変化に対応できる子どもを育成するには何を教えるべきかについて、演習や情報交換を交えながら皆で考えることができました。

  

 午後のⅡ(実践)では、いわき教育事務所 渡辺主任指導主事が「きつねの窓」(安房直子作)という教材を使って、教材分析や単元構想の仕方についての講義・演習、模擬授業を行いました。模擬授業の中で子ども役の先生方。「手を挙げるときは、ひじをちゃんと伸ばしましょうね」という指摘に和やかな笑いが広がります。

  

 参加した先生方からは「子どもたちが主体的に学ぶために、見通しと振り返りを毎時間積み重ねて取り組みたい」「日本語のよさ、美しさを非常に感じた。普段、教科書を教えなくてはと焦ってばかりいたので、これからは意識を変えて指導にあたりたい」「グループになっての演習で、様々な実践例や意見を聞くことができたのが有意義だった」などの感想がありました。小学校ではほぼ毎日、国語の授業があります。その積み重ねの中で改めて、何を、どのように教えるのかを考える研修となりました。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校算数)

7月31日に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校算数)が中央台公民館で行われました。

午前中のⅠの方は、いわき教育事務所主催の「学級・授業づくりセミナー」を兼ねて実施し、算数コアティーチャーである、小名浜第三小学校 本間 愛 先生からご講義をいただきました。教科の本質に迫る授業の設計について、新学習指導要領についてや授業改善の視点について、授業実践の紹介や演習を交えながら分かりやすくお話をいただきました。

その中で、指導者自らが身につけさせたい力を明確に持つ、教材との出会いを工夫する、目的を持って言語活動を行うなど、今後指導していく上で重要な内容についてもお話をいただきました。また、先進県視察についても紹介していただきました。

午後の部であるⅡの方では、昨年度に引き続き明星大学客員教授の細水 保宏 先生をお呼びして「主体的・対話的で深い学びの実現を目指して」と題してご講義をいただきました。細水先生ならではの巧みな話術で、たくさんの実践や手法について分かりやすくお話をいただきました。「算数の本質に迫れば楽しくなる」「さりげない一言を大切にする」「しゃべり手を育てる」「連続ドラマ型を意識する」など、本当にたくさんのテクニックについてお話をいただき、深い学びを実現する上でとても参考になる内容でした。また、「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して、資質・能力の育成についてもお話をいただきました。


参加された先生からは、「授業プランシートを活用して、授業を通して何を身につけさせたいのかを念頭に置いた授業づくりを行っていきたい」「先進県視察の話にあった、あきた型のノート作りやノート指導、板書の仕方について、ぜひ日々の授業に取り入れて活かしていきたいと思った」「帰納的な考えや演繹的な考え、類推の考えを1年生から意識して授業に取り組んでいくことが大切であると分かったので、2学期から授業に活かしていきたい」「子ども達に主体的・対話的で深い学びを実践するために、算数のよさや面白さ、考える楽しさなど、本質に迫るような授業を実践していきたい」などの感想が見られました。ぜひ今回習ったことを授業で実践していただき、算数の面白さや楽しさを子ども達に味わわせていただければと思います。

新規幼稚園教員研修「一般研修②③」

7月31日(水)に新規幼稚園教員研修「一般研修②③」が行われました。まず、午前には、こども支援課指導教諭による講義「保育記録・指導案の目的と生かし方について」「家庭との連携、保育参観、懇談会のあり方」がありました。実際の場面を想定した演習を通して教師の子ども一人一人への関わり方を具体的に学ぶことができました。

午後には、センター指導主事による講義「障がいのある園児の理解と指導」を行いました。

続いて市内幼稚園指導員の先生によるリズム遊びや、身近な材料での制作の演習がありました。

参加した先生方からは、
「懇談会の演習を隣の人と行ってみて、良いところを言ってくれたり、自分では分からなかったことを教えてもらえたのでとても参考になった。」
「新任だからこそ知っておくべきことを聞くことができた。しっかりと理解して保育の仕事をしていきたい。」
「障がい児に対しての自分の対応はどうだったのかを再確認し、今クラスで苦しんでいる子の手立てになるようにしたい。」
「製作の際、笑顔で作ることができ、私も教える際は子どもたちが楽しいと思えるよう行いたいと思った。」

などの感想が寄せられました。

ご講義いただいた先生方、本当にありがとうございました。

 

 

基本研修Ⅱ 道徳主任等研修

 7月30日(火)に道徳主任等研修(県との共催)が中央台公民館を会場に行われ、107名の先生が参加しました。

 はじめに「道徳科の授業の充実に向けて」と題し、県義務教育課の藤原指導主事が講義を行いました。

 県内における道徳教育の実施状況についての説明の後、改めて教科化に伴うポイント「指導と評価の一体化」「評価のとらえ方」について説明していただきました。加えて、文科省で出している「道徳教育アーカイブ」の授業動画を視聴し、発問やコーディネートのポイント、生徒の話合い活動のさせ方などを皆で確認しました。

 後半は、通知表の記入文についての演習です。小中の先生方が意見を交わしながら、授業のどのような姿をとらえ、評価していけばよいのか考えました。

 

 参加した先生方からは「自己を見つめさせる場、多面的・多角的に考えさせる場を学習活動にしっかり設けていかなければと改めて思った」「これからの道徳科は学校・学年でチームとして取り組んでいかなくてはならないという話を聞き、校内体制づくりの必要性を強く感じた」などの感想がありました。

 求められている「評価」は、優劣をつけるものではなく、子どものよさを見つけて励まし、のばすものです。子どもにとっても授業者にとっても「やってよかった」と思える授業を目指していきましょう!

授業力向上講座Ⅱ 小学校外国語

 7月30日(火)にいわき市文化センターにて、「授業力向上講座Ⅱ 小学校外国語」が実施されました。本研修は、英語教育推進リーダーでもある小名浜東小学校の一ノ瀬 由美先生を講師にお迎えして、行いました。歌い方の指導法、文字の指導法、ゲームを通しての過去形を用いた文の作成の仕方などたくさんの手法を学ばせていただきました。

 研修者からは、「2学期から自分自身の力で授業を進めることができるように実践してみたいと思いました」「アクティビティをたっぷり盛り込んだ楽しい講座だった。すぐに授業に取り入れ、活かすことのできる例ばかりで大変有意義だった」「授業の進め方や授業の中で使える教室英語の表現が分かった」などの感想が寄せられました。

 2学期に、学校ですぐに使える有効な手法がたくさん学べた有意義な研修だったと思います。ぜひ、研修者のみなさんには、学校に戻りましたら、お近くの先生方と本研修で学んだことを演習していただき、学校での外国語の授業に大いに役立てていただきたいと思います。一ノ瀬先生、お忙しい中、本日は本当にありがとうございました。

 

授業改善講座

  7月29日(月)は授業改善講座を実施しました。

 筑波大学人間系教授 藤田晃之先生を講師として、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けて-キャリア教育との関連に焦点を当てて」の題で講義、演習を進めていただきました。 

  新学習指導要領におけるキャリア教育推進の重要性において、具体的にご指導いただきました。また、PDCAサイクルの確立や体系的・系統的な指導について、演習に取り組むことで、具体的な授業場面をイメージして授業改善につなげることができました。

 研修者からは「授業の在り方そのものを学ぶことができた」「キャリア教育が全ての教育活動とつながっていることがよく分かった」「目の前の子どもたちに単元を通してどのような力をつけさせたいのか、実態を把握した上で考え、授業を組み立てていきたい」「教育活動一つ一つに意味があり、先を見通した指導を意識し、取り組んでいきたい」「子どもたちが、将来と今の授業の関係に気づかせる機会を増やしていけるようにしたい」等の感想が寄せられました。

 

  全教育活動をとおしてキャリア教育に取り組むことで、子どもたちの学びを深めていくよう、実践していきましょう。藤田晃之先生、ご指導ありがとうございました。

経験者研修Ⅱ 教科研修①

 7月26日(金)は、経験者研修Ⅱ教科研修①<教材研究>の研修を実施しました。20名の研修者と、10名の教科指導員の先生が参加されました。

 午前中は、総合教育センター指導主事が「授業設計の基本」「道徳の授業の充実について」「特別活動の指導の充実について」の研修を実施しました。

 午後は小中学校・教科毎に分かれ「各教科における教材研究の進め方」の研修に取り組みました。

  

 本日の研修を基に、8月は模擬授業を実施します。2学期の授業に役立てるように、研修を深めていただきたいと思います。

校長実務研修③教頭実務研修②

7月26日(金)は、「校長実務研修③」「教頭実務研修②」を実施しました。
 まずはじめに、いわき市消費生活センターコーディネーター柳沼様より「消費生活と管理職の役割」についてご講義をいただきました。児童生徒を取り巻く消費する際のトラブルやインターネットに関わるトラブルなど具体的にご説明いただきました。体系的に消費者教育を推進してくことについて学ぶことができました。

 続いて、総合教育センター黒津指導主事が「新学習指導要領実施に向けた管理職の役割(道徳科)」について、講義・演習を行いました。特に、道徳科の評価について、実際に通知表の所見例を校正する演習を通しながら学ぶことができました。

 

 午後は、チームスキル研究所所長 田中 信 先生を講師として「組織マネジメントと上管理職の役割」として、ご講義をいただきました。個人の特性を活かし、どう人材育成を図っていくか、学びの多い演習となりました。また、最新のマネジメント理論について、企業に関わっているご経験から貴重なお話を伺うことができました。

田中先生、本当にありがとうございました。