いわき市総合教育センターは、平成16年4月1日に開所され、20年の節目を迎えました。これまで、本センターを活用され、子どもたちのために力を注いでくださった皆様、センター業務の充実に尽力してくださった皆様に心より感謝申し上げます。
「令和の日本型学校教育」の構築を目指し、各学校では個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図り、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け授業改善に取り組んでいるところです。現在、Society5.0の社会、VUCA時代到来の下、子供たちへの支援も個別化・多様化の一途をたどっています。子供たちが自立した学習者として、豊かに学びを深めていくことができるよう、令和6年度は次のように業務を進めでまいります。
教職員研修においては、「学び続ける教職員の育成」を目指し、研修の改善に取り組みました。各研修では協議や演習の時間を確保し、主体的に学ぶ場の充実を目指します。希望研修である「専門研修」は、教科研修では受講者の力量を高めることができるよう、指導訪問や校内研修と往還できるようにします。また、学級経営の充実に資するため、児童生徒の非認知能力の育成に関わる生徒指導研修を拡充します。このように、教職員も自立した学習者として、意欲的・主体的に学ぶことができる研修を工夫していきます。
教育支援室の事業においては、「相談・支援体制の構築と充実」「特別支援教育に関わる人材の育成」「地域とのつながりを生かした支援」を重点として取り組みます。学校や家庭における多様な支援ニーズに応えられるよう、学校支援や教育相談、関係機関との連携により、児童生徒や保護者が安心して生活を送ることができるよう支援体制の充実を図ります。
各種情報については、本センターのホームページに随時掲載していきますので、ぜひご覧ください。各種様式、体験型経済教育施設Elemの資料、調査研究委員会の研究物等は、ホームページ及び市内教職員パソコンの「配付用フォルダ」からダウンロードできますので、ご活用ください。
所員一同、子どもたちのWell‐beingのため、力を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
令和6年4月 いわき市総合教育センター 所長