2020年12月の記事一覧

特別支援学級等新任担当教員研修③

 12月25日(金)特別支援学級等新任担当教員研修③を実施しました。年間3回の研修を計画し、今回が今年度最後の研修となります。

 まずは、条約や法令等の確認です。これまでも説明してしてきた内容でしたが、改めて見直すことでさらに理解を深めることができました。

 

  次に協議では、2学期までに活用してきた教材の紹介です。活用してみて効果があった部分や改善していかなくてはならない部分についての情報交換をすることで、3学期以降の指導に生かすことができる協議となりました。

 

 

 午後は、実際に教育課程を作成する手順について確認をしました。講義の中では、児童の実態を把握するためのプロトコールの活用やWISCーⅣの読み取り方についての説明を行いました。また、自立活動内容検討シートを活用して指導内容の検討も行いました。

 

 研修者から「プロトコールを活用してみよう」「自立活動の指導内容の見直しを始めよう」「他校の教育課程作成の仕方を聞くことができてよかった」「目の前にいる児童生徒の実態を的確に把握することが大切である」という感想をいただくことができました。

授業力向上講座Ⅲ中学校英語

 12月18日(金)授業力向上講座Ⅲ中学校英語を、筑波大学附属中学校 肥沼 則明先生をお招きし、市総合教育センターにて、実施しました。

 肥沼先生には、『主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善』と題して、ご講義いただきました。

 

 講義では、豊富なご経験から新学習指導要領を読み解いていただき、「主体的・対話的で深い学び」にせまる内容を具体的に教えていただきました。

 「授業は英語で行うことを基本とする」ということで、肥沼先生の実際の授業を動画で見せていただき、授業で何を大切にするべきかを学ぶことができました。

 

 研修者からは、

『「気づく目、疑う気持ち、追求する心」で、教師も思考力、判断力、表現力を磨くことが大切だということに気づいた。』

『「授業は英語で」の実践例を動画で紹介していただき、楽しい英語の授業では、生徒の心が解放されるものと実感した。』

というような感想がありました。

 実践できる内容が多く、たくさんの資料をいただき、早速授業に取り入れてみたいと、研修に参加した皆さんから大絶賛でした。

 肥沼先生のように授業をやってみたいと、皆さん感じたことと思います。講義をずっと楽しみにしていた方にとっても、初めて講義を聞いた方にとっても、充実した時間となりました。

 肥沼先生、お忙しい中ありがとうございました。素敵なプレゼントをいただいた半日でした。

 

 

幼稚園新規採用教員研修〈一般研修④〉

12月25日(金)、幼稚園の新規採用の先生方と希望者を対象に今年最後となる研修を行いました。

はじめに本センター室長から、フレーベルのことばが紹介され、幼児教育の重要性について講義がありました。

続く先輩教員からの実践に基づいたお話では、園児が楽しむ前に教師も楽しむことの大切さがたくさんの事例とともに紹介されました。

園長先生による講義では、記録することの大切さとそれをどう生かすかという具体的な資料に基づくお話がありました。指導に生かす評価のあり方について大変参考になりました。

最後に実践の振り返りと2年目に向けてのお話をいただき、一年目の研修を総括していただきました。

研修者の皆さんからは「これからの保育を前向きにしようと考えさせられる研修でした」「2年目に向けて今すべきことがわかったので次につなげたい」「1年間を振り返り、いろいろと制限される中で、先輩の先生方に助けてもらい、日々成長することができたと思う」「失敗してもそれを糧に成長していきたい」などの感想がたくさん寄せられました。

本日は、クリスマス。年末の忙しい中での研修でしたが、参加された先生方の真剣なまなざしが大変印象的でした。講師の先生方からのたくさんの資料やメッセージも参加された先生方に大変貴重なプレゼントになったかと思います。当センターも先生方のさらなる成長を応援しております。お疲れ様でした。

授業力向上講座Ⅲ中学校数学

 12月17日(木)授業力Ⅲ中学校数学を筑波大学付属中学校 近藤 俊男先生をお招きし、市総合教育センターにて実施いたしました。

 近藤先生には、『「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善』と題して、豊富な実践例を基にご講義いただきました。

 講義では、実際に近藤先生の授業ビデオを拝見しながら、これまでの授業を洗練していくための方法や、「見方・考え方」を働かせながら授業を進めていくことについて具体的に学ぶことができました。

研修者からは、

「どうしてその根拠になったのかを大切にできる働きかけを日々の授業の中で行っていきたい」「実践例から、生徒の身近な問題として捉えることのできる課題設定を学んだので生かしていきたい」などの感想がみられました。

近藤先生、ありがとうございました。