2018年10月の記事一覧

幼稚園新規採用教員研修「幼稚園訪問研修」

 

 10月12日に「幼稚園訪問研修」がすずかけ幼稚園を会場として行われ、11名の先生方が参加しました。

 はじめに園長先生より園の概要についてのお話があり、その後は3つのクラスに分かれての保育補助・参観となりました。

 先輩の先生方の学級経営や、園児との接し方などから、多くのことを学べた研修となりました。参加した先生からは「経験豊かな先輩方の保育を見ることで、自分の改善しなければならない部分に気づくことができた」「自分の園と比べながら雰囲気や園児の様子、環境などを学ぶことができた」などの感想が寄せられました。

 協議に入ってくださった先輩の先生からは「一年目は自分もできないこと、分からないことばかりで悩むこともあった。だけど、周りの先生方にどんどん質問したり、助けを求めたりしながら、少しずつできるようになってきた。皆さんも、絶対一人では悩まないで」という励ましのお言葉をいただきました。

 お忙しい中、今回の訪問研修を受け入れてくださったすずかけ幼稚園の先生方、本当にありがとうございました。

不登校対策講座

10月11日に不登校対策講座が行われました。今年度も国立教育政策研究所の中野 澄先生にご講義をいただき、「不登校の取組に関する2つの視点と具体策」について、資料やデータをもとに具体的に説明していただきました。

講義では「未然防止は日常の取り組みそのもの」であり、現状に満足せずに常に自分の教育活動をチェックすることが大切であることや、不登校に関するグラフから見えてくる学校の現状や課題を把握し、それにあわせてどのように取り組んでいけばよいかについて分かりやすく説明がありました。

 受講した先生方からは、「自分の学級経営を見直して、目立たない子に対しても自己存在感を与えていきたいと思った」「不登校児童の個別指導とあわせて、学級全体を見ていけるようにしていきたい」「同僚の先生方の複数の目をもって、目立たない生徒への声かけの場、ほめる場、頑張りを認める場をつくっていくことが大切だということに気付いた」「一つ一つ自分の指導の仕方をチェックし、これからよりよい学級づくりに努めて行こうと思った」などの感想が見られました。
 

 今回の講義内容を、先生方の今後の学級経営や生徒指導に役立てていただき、不登校の未然防止の一助になればと思います。

NEW 特別支援学校参観講座【県教委共催】

 10月5日(金)は県立いわき支援学校を会場に「特別支援学校参観講座」を実施しました。小中学校併せて60名の先生方が参加しました。

 午前中は「特別支援教育の現状について」というテーマで県教育庁いわき教育事務所指導主事による講義、続いて中学部、高等部の授業参観を通して個に応じた授業の実際について研修を行いました。

 午後は「個に応じた支援のあり方と進め方」について、教育支援室指導主事の指導のもとで参加者が協議を行いました。

 

 さらに、「個に応じた学習指導の進め方と教材・教具の工夫」をテーマに、インクルーシブ教育システム推進センター柳澤亜希子先生による講演を聴き、参加者は研修を深めました。

  参加者からは、「実際に特別支援学校の授業を参観することができ、授業中の雰囲気、生徒の表情、教師の関わり方を生で見て勉強できる貴重な経験だった」「多数の具体例を示していただき、特別支援学校の生徒だけでなく通常学級の子ども達への関わり方にも生かせることが多く、深い学びを得ることができた」「個別の教育支援計画、指導計画の活用と課題について、他校の先生方とも協議することができ、今後の手助けとなった」等の感想が寄せられました。

 ぜひ、各学校での実践につなげていただきたいと願っています。