カテゴリ:職能研修Ⅱ

放射線・防災教育研修(小学校:防災)

 11月26日(火)にいわき市立豊間小学校、いわき震災伝承みらい館を会場として、放射線・防災教育研修(小学校:防災)を行いました。

 はじめに、震災語り部の大谷様より、東日本大震災当時何が起こったのか、豊間に住む人として何ができたのかなどについて語っていただきました。

 次に、豊間小学校の先生より、豊間小学校の防災教育の実際についてご講義いただきました。防災を自分事として捉えるためにどのような教育活動を位置付けているのか、学校、地域、保護者が一体となるためにどのような活動を行っているのかなど、丁寧に説明をしていただきました。 

 最後に、いわき震災伝承みらい館の施設見学を行いました。

 研修者からは「子ども達の将来を考え、いつになっても防災意識を薄めてはならないこと、自助の大切さについて、具体的に指導していきたいと思います」「災害が発生した時に命を守る正しい行動を取ることができるために、日頃の訓練が大切で、まず学校で災害が発生した場合にどう行動するかを、学校という組織として共通理解を図っておく必要があると思いました」といった感想も寄せられ、充実した研修で会ったことがうかがえます。

放射線・防災教育研修(中学校:放射線)

 11月21日(木)に福島県教育庁義務教育課指導主事本多正典先生を講師として、放射線・防災教育研修(中学校:放射線)を行いました。

 前段の講義では、放射線について何を教えますか?放射線について学ぶことで生徒は何ができるようになりますか?放射線についてどのように指導しますか?をテーマして指導要領や県の資料を基に詳しく説明していただきました。

 後半は教科等横断的な放射線教育のカリキュラム・デザインとして3~4人で演習を行いました。教科や立場の違う教員でどのようなカリキュラムを編成することができるかについて充実した演習を行いました。

 研修者からは「放射線教育は『よくわからないから理科でお願い』という雰囲気があるので、全教員が共通理解のもとで行えるように校内研修や計画の立案をしたいと思いました」「記憶から消えかかっていた事故を先生の動画などで思い出し,生徒たちの未来のために伝えなければならないことを再確認することができました」といった感想も寄せられ、充実した研修で会ったことがうかがえます。

部活動指導者研修

 4月15日(月)、部活動指導者研修が行われました。

 いわき市教育委員会学校教育課指導主事より、今年度の部活動運営における指導上の留意点について講義がありました。児童生徒の健康面、先生方の健康面を考慮し、休養日を必ず設けることや、いわき市の部活動運営方針の確認などを行いました。

 続いて、「よりよいチームをつくるためのコーチング理論」と題して、オリンピック競技のアーティスティックスイミングチームのメンタルトレーナーなどを行っている、S"om代表 松下信武先生による講義を行いました。

 

 先生方の悩みや疑問点について、松下先生の豊富な知識と経験を基に、具体的で的確なアドバスを多くいただく研修となりました。プレッシャーを取り除くのではなく、プレッシャーを受け入れ、自分のできることに集中して取り組むことや、失敗から学ぶなど、多くのことを学びました。これからの部活動指導に役立てていきたいと思います。

プログラミング教育研修(基礎)

 1月15日(月)~1月17日(水)の3日間、小学校の先生方(各学校1名悉皆)を対象に、プログラミング教育研修が行われました。

 前半は市教委学校教育課の指導主事が「小学校理科におけるプログラミング教育」について、プログラミング教材「microbit」を活用して講義・演習を行いました。はじめて教材を操作する先生方も多く、文字通り基礎からじっくり取り組むことができました。

  後半は総合教育センター指導主事がプログラミング教材「スクラッチ」を使用して研修を行いました。教材で正多角形をかく活動をとおして、算数科の授業での活用方法について考えました。

 2つの活動から「なぜプログラミング教育が必要なのかについて理解を深めることができた」「まずは教師自身が操作してみることが大切だということがわかった」という感想が寄せられました。「microbit」「スクラッチ」を活用したプログラミング教育は各学校でも実施可能ですので、ぜひ挑戦していただきたいです。

水泳指導者研修

 5月23日(火)、職能研修Ⅱ「水泳指導者研修」が実施されました。63名(小学校61名、中学校2名)が参加して行われました。

 午前中は、スウィン大教スイミングスクールのプールにて、講義・実技「安全に取り組む水泳指導・発達段階に応じた泳法指導」が行われました。低学年・中学年・高学年の各コースに分かれ、スイミングスクールの指導者4名による専門的な実技研修がありました。(実技研修中の写真撮影は控えております)

 午後は、総合教育センター教職員研修室に場所を移して、学校教育課指導主事による「水泳指導上の安全管理の徹底について」の講義が行われました。具体的な事例を用い、安全管理を徹底することを目的として進められました。

 本研修は、水泳指導やプール管理の各側面から「安全」をテーマに進められました。また、安全に対する意識と配慮がきめ細かに行き届くようにしていくために、本研修への参加については未受講者を推奨しております。研修内容を各校教職員間で共有し、いわきの子どもたちが安心して水泳学習に取り組めるよう、各校の実態に即した諸準備を進めていただければと思います。今シーズンも事故なく安全に水泳指導が進められますよう、よろしくお願いいたします。