2021年8月の記事一覧

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校社会)

 8月19日(木)に「授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ中学校社会」の研修をオンラインで行いました。新型コロナ感染症感染拡大に伴い、急遽、オンライン研修という形で行いました。

 午前の講座Ⅰ(基礎)では、福島大学附属中学校の阿部哲先生を講師に招き、単元を貫く学習課題の設定の在り方や1人1台端末を使用した社会科の授業づくりについて、講義・演習を行いました。Google Jamboard(グーグル ジャムボード)やテキストマイニングの活用について、具体的に教えていただきました。

 午後の講座Ⅱ(実践)では、福島県教育センターの渡邉大輔指導主事を講師に招き、学習指導要領を踏まえた社会的な見方・考え方、意図的な問いを基にした授業展開について、講義を行いました。加えて、小学校社会科の実践紹介を通して、小学校と中学校の社会科のつながりについても学びを深めました。

 オンラインで参加した先生方からは、「Googleフォームやテキストマイニングなども、特に公民の授業の中で意見を交換したり、確認したりするときに活用し、より効果的な授業にしていきたい」「社会科の3分野で考えられる視点を生かして、生徒自身が問いを考えられるような授業(単元)構想をしていきたいと思う」などの感想が寄せられ、オンラインではありましたが、それぞれに有意義な研修になったようです。

 センターでも、対面研修ができないときのオンライン研修の在り方や内容の充実について、検討を重ねていきたいと思います。

ALT研修

 8月25日(水)に、ALT研修をオンラインで実施しました。午前中は、「令和3年度外国語指導助手辞令交付式」があり、ALT12名の呼名後に水野達雄教育長から、ALTを代表して、ジェシカ・ガノン(センターALT)が辞令を受け取り、水野教育長から「いわきの子どもたちのために力を尽くしてほしい」との英語での挨拶をいただきました。オンラインで参加しているALTたちも真剣に聞いていました。

  午後は、11月に実施するEIC(イングリッシュ・イマージョン・キャンプ)についての話し合いを行いました。

 例年であれば、夏祭りに参加したり、旅行に行ったりして夏休みを楽しむところですが、ALTたちは、英語弁論大会の指導をしたり、2学期の授業の準備をしたりと、仕事以外は家でゆっくり過ごしていたようです。

 2学期の授業で、そんな夏休みを話題にして、児童生徒とコミュニケーションをとっていくことを、ALTたちは楽しみにしています。

 

 

  

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校英語)

 8月19日(木)に、授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校英語)をオンラインで実施しました。

 講座Ⅰでは、磯上指導主事より、「教科の本質に迫る授業の設計」と題して、学習指導要領における外国語科の目標をもとに授業設計について講義がありました。講義の最初に、オリンピック競技についてのクイズを紹介しましたが、それを受けて先生方が個性光るクイズを作成し披露しました。児童生徒の生活に寄り添い「目的や場面、状況を設定した言語活動」について共有しました。

 講座Ⅱでは、内郷第三中学校 教頭 菊田啓希先生より、「教科の特性を生かした授業の展開」と題して、講義をいただきました。4月から新しくなった教科書に係るホームページや教材の利用の仕方、また、授業で実践している活動や資料について紹介していただきました。実際に、タブレットを使った教材作成など、授業で即活用できる内容がたくさんありました。常に、生徒に寄り添って授業を実践していることが伝わる講座でした。研修者からは、「教師自身が生徒と授業を楽しむことが大事だと思った」という感想がありました。

 2学期の授業で、今回の講座で研修した内容を実践していただきたいと思います。

教育課題改善講座

 8月23日(月)に教育課題改善講座をオンラインで行いました。

 はじめに、田人小学校 教頭 緑川元夫先生より「小中学校におけるキャリア教育の実践」と題して、実践発表をしていただきました。縦割り活動や小中合同行事などを通して、子どもたちに「なりたい自分」をイメージさせていくこと、教員が子どもたちに身につけさせたい力を共有することの大切さについてご示唆いただきました。

 続いて、福島大学 五十嵐 敦先生より「学校教育におけるキャリア教育の充実に向けて」と題して、ご講義いただきました。「職業観を短絡的に育てるのは本来のキャリア教育ではない。教育そのものを豊かにし社会や毎日の生活に目を向けることができるようにすることが、真のキャリア教育だ」という言葉が印象的でした。

 午後は、宮城教育大学 猪股 亮文先生より「カリキュラム・マネジメントの推進」と題して、ご講義いただきました。目指す子どもの姿を全職員で共有し、教育活動を更新し続けることがカリキュラム・マネジメントであることをご示唆いただきました。

 今回もオンラインによる研修でした。大きなトラブルもなく実施できましたこと、感謝申し上げます。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ中学校国語

 8月19日(木)授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ中学校国語を行いました。

 講座Ⅰでは、大野中学校 渡邉文曉校長先生より文学的文章における指導についてご講義いただきました。5つの視点で文学的文章をまるごと読み、どのような発問がよいかを考えグループで交流しました。「読む力をつけるための武器を身につけさせましょう」という先生の言葉が印象的でした。

 講義Ⅱでは、山上指導主事が行った実践を、先生方が生徒役になって取り組みました。言葉を意識した自己紹介、具体と抽象の練習などを行い、国語の知識・技能の身に付け方を学び合いました。

 「この講義を2学期の授業に生かしていきたい」「楽しく学ぶことができた」などの感想があがりました。