2019年12月の記事一覧

幼稚園新規採用教員研修<一般研修④>

 12月26日(木)総合教育センターにて、幼稚園新規採用教員研修<一般研修④>を実施しました。市内の市立・私立幼稚園の新規採用の先生方が参加しました。

 研修は、総合教育センター研修調査室長が講話「新規採用教員研修を終えるに当たって」、いわき市立藤原幼稚園教諭 吉川 佳奈 先生 が講義「先輩教員の実践から」、いわき市立高坂幼稚園長 吉田 明美 先生 が講義・演習「幼児理解の方法と評価(ケーススタディを通して)」、子ども支援課指導教諭 千田 歩 先生 が講義・協議「実践の振り返りと2年目に向けて」と、実施しました。

 

 藤原幼稚園 吉川先生には、日々の実践からの具体的な幼稚園教員の姿をお話しいただきました。また、高坂幼稚園 吉田園長先生には、幼児の姿から思いをどうくみとっていくのか、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿を意識して演習を進めていただきました。

 研修者からは「先輩の先生方の実体験を聞いたり、今後の進め方や挑戦する気持ちをもてたりと、とても貴重な研修となった」「子どもを様々な面から見ていく大切さを学ぶことができた」「二年目に向け、これから自分が意識すること、心がけることは何かが分かった」等の感想が寄せられました。

  

 幼稚園新規採用教員研修は今回で一区切りとなります。各園において、今後も学び続けながら、子どもたちのために教育に当たっていただきたいと思います。

授業力向上講座Ⅲ中学校社会

 12月19日(木)、授業力向上講座Ⅲ(応用)中学校社会 を実施しました。市内の社会科の先生が参加されました。筑波大学附属中学校主幹教諭 関谷文宏先生 を講師としてお招きし、「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」の題で、講義・演習を進めていただきました。

 問いを立てさせること、学習指導要領及び評価の考え方、探究的な学びの構築、評価問題の作成における留意点などについて、豊富な資料、具体的な事例と実践に基づいたご指導をいただきました。

  

  受講された先生からは「毎回新しい知識を具体的に学ぶことができ、エネルギーをいただけました」「知識の幅や思考を広げさせていくくための工夫に取り組んでいきたいです」「生徒が考えを自由に表現できるような機会を増やせるよう工夫していきたいです」等の感想が寄せられました。

 中学校でも、新学習指導要領移行期間として、3つの資質・能力を育成するための授業改善・評価改善に取り組まれている方が増えてきているものと思います。今日の研修を生かし、子どもの学びを深めていきましょう。

 

授業力向上講座Ⅲ 中学校数学

令和元年12月10日(火)勿来第一中学校にて、「授業力向上講座Ⅲ中学校数学」を行いました。

 講師には、筑波大学附属中学校の近藤 俊男先生をお招きし、中学校1年生に対して平面図形の単元での数学の授業を行っていただきました。

 本時は、基本的な作図の方法を、円の性質や図形の対称性にして生徒に考えさせる場面でした。課題意識を持つことができる教材を提示し、生徒はどのように問題を解決すればよいのか説明できるようがんばっていました。また、近藤先生には、生徒の表現した素直な考えを丁寧に扱うことの大切さを学びました。


 授業の後には、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善について近藤先生からご講義いただきました。豊富な実践例や理論に裏付けられた貴重なお話から、具体的な授業改善の方法を学ぶことができました。
先生方からは、
「自ら新たな方法を見つけようと試行錯誤する粘り強さを生徒に身に付けさせたい。」
「深い学びに伴い、多様な考え方に対応できる教師の在り方も必要であると強く感じた。」
「生徒の学びを待つ姿勢や声かけなどが素晴らしいと感じた。」
といった感想が寄せられました。

参加した先生方には、是非本日の学びを実践へとつなげていただければありがたいです。
近藤先生、本日は本当にありがとうございました。

学校司書研修⑧

 11月29日に学校司書研修が行われました。

 まずは2学期の実践報告・情報交換です。読書の秋にちなんだ実践の紹介や、各校での授業支援に関する取組について、紹介し合いました。新聞を活用した事例や、図書ボランティアとの協力などの事例が出されました。同方部内の学校司書でブラックパネルシアターを企画し、複数の学校で披露したという実践も紹介されました。

 

 次は今年度の取組を広く紹介するための話し合いを行いました。ふくろう図書便りやデータベースで取り上げる内容について、積極的に意見を出し合いました。

 最後は、「リテラチャーサークル」という読書の手法について学びました。4・5人のグループで同じ本を、役割を決めて読み進めるというものです。「クラブ活動でできそう」「役割が決められることで、丁寧に読み進めることができる」など、行ってみての感想が挙げられました。

 

 12月に入り、各学校の図書館も冬やクリスマスの掲示になってきていると思います。子どもたちのみならず、先生方も積極的に図書館を訪れ、学校司書とお話ししてみてください。きっと、読書のみならず、調べ学習の進め方や参考となる図書など、日頃の授業のヒントが見つかることでしょう。