2020年9月の記事一覧

授業力向上講座Ⅱ(小中:体育・保健体育)

 

 9月29日(火)平体育館にて授業力向上講座Ⅱ(実践)(小・中学校:体育・保健体育)が行われました。

 福島県教育センター指導主事の関根智美先生をお招きして、「教科の特性を生かした授業の展開」についての講義・演習を行いました。

 前半は福島県の児童生徒の健康課題のデータを提示していただき、関根先生の実践例を紹介していただきました。

 後半は授業の導入(主に準備体操の部分)についてグループごとに考えました。本時で行う運動の特性に触れながらの準備運動です。

 どの先生方もアイディアを出し合って、一つのものを作り上げている姿が印象的でした。このような先生方の姿が、体育科における、主体的・対話的・協働的な学習だと思います。

 研修の最後には、各グループでの発表です。どのグループも運動の特性を踏まえ、素晴らしい発表となりました。

 先生方の感想では、「これまでマンネリ化となっていた部分が改善できそう」や「今後はスリーアップというキーワードで導入を考えていきたい」、「小学校では、運動身体づくりプログラムを実施している。その中にブラジル体操を取り入れることができそう」というものでした。

この研修を通して、たくさんの先生方が授業のヒントを得ることができました。

道徳教育実践講座

 9月24日(木)、総合教育センターにて「道徳教育実践講座」を実施し、60名近くの先生が参加しました。例年であれば実際に学校を訪れ、道徳の授業を見せていただく講座ですが、今年度は感染予防のため、事前に取った授業VTRを観ながらの研修です。

 

 提供していただいた授業は、湯本二中3年生の「ふきのとう」(勤労)です。3人組で話し合ったり発言の順番を決めたりする手法についてや、「勤労」を重点化させた別葉の紹介など、VTRとともに実践紹介をしていただきました。後半は「えんたくん」というツール(センターの研修で時々登場しています)を用いながら、参観しての感想、普段の授業での発言を引き出す工夫、授業記録の仕方の観点で協議を行いました。2枚目の写真は、各班の「えんたくん」を互いに見ているところです。

 参加した先生方からは「初めて知る手法だったので、自分の授業でも実践してみたい。他にも学習活動で有効なものがないか、調べて活用していきたい」「協議の中で、他の先生方の実践アイディアを聞くことができ、大変参考になった。毎週道徳の授業があるので、いろいろ工夫しながら行っていきたい」などの感想が寄せられました。

 実際の授業での先生の姿や子どもたちの様子を見せていただき、参観した先生方で話し、さらにそれぞれの学校で話題にすることが、授業改善につながります。ご協力いただいた湯本二中の先生方、ありがとうございました。

初任研・新規採用養護研修「特別支援学校参観研修①②」

 9月10日(木)、17日(木)に、平支援学校、いわき支援学校を会場に特別支援学校参観研修を実施しました。

 10日は、平支援学校でそれぞれの学級に初任者の先生方が入り、授業参観を実施しました。養護の先生方は校内を見学したあと、保健室にて講義をいただきました。

    

  17日は、いわき支援学校の様子を参観しました。

    

 どちらの学校でも、参観後には協議の時間を設けていただき、特別支援学校の先生方にお話を伺ったり、初任者自身が持っている課題についての助言をいただいたりしました。平支援学校、いわき支援学校のどちらの校長先生も、地域との共生・一人ひとりに合った支援の重要性についてお話しくださいました。

 初任者からは「担任の先生の、子どもの見取り方や声かけの仕方などがとても勉強になった」「個に応じた指導や関わりができるよう、自分も行動の背景を見ていきたいと思った」などの感想がありました。

 「支援学校は教育の原点である」という言葉があります。子どもの自立のために私たち教員がすべきこと、考えるべきことについての多くの示唆をいただくことができる、貴重な研修となりました。会場校の先生方、大変お世話になりました。 

 

 

 

研修の変更について(9月14日付け)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたいわき市総合教育センター研修の変更について(通知)」を、9月14日付けで各学校に通知しました。時間変更、会場変更など複数の変更がありますので、研修前に確実にご確認ください。

新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたいわき市総合教育センター研修の変更について(9月14日).pdf

9/1~3 プログラミング教育担当研修

 9月1日(火)~3日(木)の3日間、「プログラミング教育担当研修」を小学校の悉皆研修として行いました。小学校では、今年度からプログラミング教育を行うことになりました。この研修では、5年生算数と6年生理科におけるプログラミング教育について、実際にscratch(スクラッチ)とmicro:bit(マイクロビット)を操作しながら学びを深めました。

 参加した先生方からは、「プログラミング教育を現場でどう行っていくのか、イメージを持つことができた」「現職教育で伝達講習の時間を設定しているので、実際にコンピュータを使って伝達していきたい」「現職でできるように、自分が何度もやって身に付けたい」などの感想がありました。

 児童に対してプログラミング教育を初めて行う先生がほとんどだと思います。ぜひ、研修資料を参考にして、児童の実態を踏まえた指導方法の確立に向けて、各校でさらに研修していって欲しいと思います。