2024年1月の記事一覧

初任者研修〈授業研修④〉

 1月25日(木)初任者64名を対象とした初任者研修〈授業研修④〉が行われました。今年度最後の初任者研修のテーマは「教職2年次に向けての振り返り」でした。授業面について、1年間の研修の成果や課題について、自身のキャリアステージと照らし合わせながらの自己分析を行いました。

 研修者それぞれが、自分が成長した部分、解決すべき課題について自己を分析し、2年次へ向けての見通しについてグループで共有しました。

 また、今年度、初任者を指導していただいている指導教員の先生から、「1年間の研修を振り返って」の講義があり、ご自分が初任だった頃の経験談を交えながら、今後の成長に向けての自身の見取りの視点や心にとめておくべきことなどについてお話しいただきました。

 「学び続ける教師」として、2年次以降も自己を冷静に分析し、自分の強みと課題を意識しながら、子供たちのために、研究と修養に努めていってほしいと思います。

 

教職2年次研修〈教科等指導研修〉

 1月23日(火)に教職2年次研修〈教科等指導研修〉が行われました。午前は中学校の先生、午後は小学校の先生を対象に行いました。

はじめに、小グループに分かれて研修者が1年間かけて行ってきた「課題研究」の成果と課題についての発表・協議を行いました。小グループのメンバーは担当学年や教科が違いましたが、共通の課題があったり新たな視点が得られたりと、有意義な協議になりました。

  その後は、いわき市総合教育センター研修調査室室長による講義「基礎形成期の課題とその解決に向けて」が行われました。子どものウェルビーイングを高めるための教師の在り方について考えを深めることができました。自身の強みと課題を可視化・自覚化することで、次年度へ向けた目標を意識することができたようです。

教育研究発表会

1月19日(金)、いわき市総合教育センター、文化センター、体験型経済学習施設(エリム)を会場に、令和5年度教育研究発表会が行われました。

 

第一部では、各部会において調査研究委員による2年間の研究実践の発表や協議が行われました。昨年度の成果と課題を踏まえた、研究実践や事例研究について、資料を交えながらわかりやすい発表が行われ、参加者の感想からも充実した発表となっていました。

 

第二部では、「『学級集団を作る』~子どもの非認知能力を育成する教師のソーシャルスキル~」と題して、早稲田大学教育・総合科学学術院の河村茂雄教授による講演が行われました。これからの社会で必要とされる、非認知能力を育成するための学級集団作りについて、豊富な分析データや事例を交えながら、わかりやすくご講演いただきました。参加者からも「大変勉強になった」「学校で実践したい」など、有意義な時間となりました。いわき市の児童生徒のため、みんなで「わくわくする学級・学校」を目指していきましょう。

学校司書地区別研修会②

 1月16日(火)に赤井小学校ほか6つの小中学校を会場として、学校司書の地区別研修会を実施しました。

 各地区の学校司書が、学校図書館の活性化、読書支援、学習支援に向けての有効な取組について、情報交換や演習などを行いながら、知識やスキルの向上を図りました。

 卒業式に向けて、学校図書館から卒業する児童生徒への贈り物について、それぞれの学校司書がアイディアを出し合っていました。

 

 廃段ボールを使ってのブックスタンドづくりの様子です。学校図書館の中にも、SDGsの取組が見られます。 

 学校図書館としてできる様々な支援について、資料を持ち寄って、日頃の実践をして共有しています。

 学校司書は、2回の地区別研修会を含め、研修会を年間10回実施し、各学校の読書支援、学習支援、先生方への授業支援に向けて取り組んでいます。ぜひ、今後とも多くの学校でご活用いただければと思います。

プログラミング教育研修(基礎)

 1月15日(月)~1月17日(水)の3日間、小学校の先生方(各学校1名悉皆)を対象に、プログラミング教育研修が行われました。

 前半は市教委学校教育課の指導主事が「小学校理科におけるプログラミング教育」について、プログラミング教材「microbit」を活用して講義・演習を行いました。はじめて教材を操作する先生方も多く、文字通り基礎からじっくり取り組むことができました。

  後半は総合教育センター指導主事がプログラミング教材「スクラッチ」を使用して研修を行いました。教材で正多角形をかく活動をとおして、算数科の授業での活用方法について考えました。

 2つの活動から「なぜプログラミング教育が必要なのかについて理解を深めることができた」「まずは教師自身が操作してみることが大切だということがわかった」という感想が寄せられました。「microbit」「スクラッチ」を活用したプログラミング教育は各学校でも実施可能ですので、ぜひ挑戦していただきたいです。