センターの研修等
授業力向上講座Ⅱ(実践)(小中:図画工作・美術)
7月26日(水)、体験型経済教育施設(Elem)にて、授業力向上講座Ⅱ(実践)(小中:図画工作・美術)が実施されました。小学校31名、中学校7名の先生方が参加されました。
総合教育センター指導主事が研修を進めました。はじめに、SDGsの視点に立ったアップサイクルの考え方についての講義がありました。不要物や不要になった製品を、より価値のある新しい製品に生まれ変わらせるのがアップサイクルであり、創造的再利用とも呼ばれます。
続いて、演習を行いました。「作品に命を吹き込む」意識を大切にしながら、新聞紙や古紙類を材料にした作品づくりに挑戦しました。
ボンドを水で薄め(通称「ボンド水」)、半紙を貼り付ける接着剤として使用しました。それを受講者数名でシェアして使ったところも、片付けしやすく、余るボンド水を少なくするための工夫でした。これもSDGsの視点から取り組んだことです。
講義の中で、某社の図画工作の教科用図書では、令和2年度版と比べて、令和6年度版は題材で使用するプラスチック材が約70削減されるとのお話もありました。図画工作や美術という教科から、SDGsを児童生徒に考えさせることもできそうです。
授業力向上講座Ⅱ(小・中学校:音楽)
7月26日(水)に「授業力向上講座Ⅱ(小・中学校:音楽)」が行われました。
市内小学校の教頭先生を講師にお迎えし、「教科の特性を生かした授業の展開」について講義・演習をしていただきました。
これまでの小中学校でのご実践をもとに、「発達段階を理解した上で授業を構想することの大切さ」や「音楽的な語彙をためる必要性」について、実技を交えながら研修を進めました。
教材の研究や指導の方法大切さもさることながら、それ以上に「音楽を楽しむこと」を大事にすべきというメッセージが込められた研修となりました。
特別支援学級等新任担当教員研修②
7月24日に行われた特別支援学級等新任担当教員研修②には、小学校45名、中学校10名の先生方が参加しました。
まず、教育支援室指導主事から「1学期を振り返って」について講義を行いました。1学期までの取り組みを振り返るとともに、よいよい児童生徒への支援の方法、保護者との適切な連携についてわかりやすく講義を進めました。研修者の先生方も1学期の自分の姿を振り返ることができていました。
続いて、教育支援室長から、「認知」は人それぞれであること、検査を適切に活用するうえでの注意点について講義がありました。また、支援学級の生徒の進路選択について、生徒が自分の進路を選択するにあたり、教師の適切な関わり方について動画を視聴しながら学びました。
午後の研修では、市内で特別支援学級(自・情学級、知的学級、通級指導)を担当されている先生方3名を講師としてお招きして、「個に応じた授業づくりに向けて」というテーマで実践発表をしていただきました。
3人の先生方には学期末のお忙しい中、研修者のみなさんのために実践資料の作成から発表まで大変お世話になりました。感想用紙からは「先生方の実践発表から学んだことを2学期の授業で実践したい」というコメントが数多く見られました。3人の先生方、本当にありがとうございました。
最後に、教育支援室指導主事から実践発表を踏まえた授業の進め方について講義がありました。
今回の研修で学んだことを、各学校の特別な支援が必要な子どもたちの支援・指導に生かしてほしいと思います。
初任者研修〈授業研修②〉
6月29日(木)に「初任者研修〈授業研修②〉」が行われました。初任者小・中学校あわせて64名が参加しました。
はじめに昨年度の初任者2名が、2年目の先輩教員として「初任者研修を振り返って」の発表を行いました。
2人の先輩教師から語られた、初任の頃のつまずき、それを乗り越えようと意識したこと、力を入れたことなどは、初任者の心に響く内容で、「悩みや不安が解消された」「今回の話を励みにまたがんばりたい」という感想が多くありました。
続いて総合教育センター指導主事が「特別支援教育の視点から~個に応じた指導~」の講義・演習を行いました。
学習での困り感を疑似体験しながら、子どもたち一人一人の特性に応じた指導、支援の大切さについて考えました。
続いて、講義・演習「生徒指導の機能を生かした授業づくり」、講義・演習「特別活動の進め方」、講義「評価について」を行いました。
教科の指導だけでなく、今回は特別支援教育、生徒指導、特別活動、評価と盛りだくさんの内容で、1日で消化することは難しかったと思います。
この研修を契機として、子どもたち一人一人にとって、毎時間の授業が、価値あるものとなるためには、どうあればよいか、どういう手立てを用いればよいか、日々課題意識をもちながら、研究と修養に励んでほしいと思います。
新規採用養護教諭研修(学校訪問研修①)
7月6日(木)に小名浜第二小学校を会場に、新規採用養護教諭研修〈学校訪問研修①〉が行われました。小名浜第二小学校の養護教諭の先生に講師を務めていただきました。
始めに、「保健室経営の実際及び課題と対応」について講義を行いました。より良い保健室経営に向けて研修者の悩みにも寄り添いながら講義をしていただきました。各自が持ち寄った自校の保健室経営計画を活用して、これまでの保健室経営の振り返りも併せて行いました。
次に、「教育活動における養護教諭の役割」について、資料をもとに適切な健康教育の進め方について講義をしていただきました。研修者から事前に提出されたアンケートから、悩んでいることや困っていることについて丁寧に助言していただきました。
最後に小名浜第二小学校の保健室を見学させていただきました。先輩養護教諭の保健室を実際に見ながら、自分たちの学校のより良い保健室づくりに生かそうと真剣に話を聴いている姿が見られました。
講師の先生には研修者の悩みや不安に寄り添いながら丁寧に講義を進めていただき感謝申し上げます。
新規採用学校栄養職員研修〈調理場研修①〉
7月5日(水)に平北部学校給食共同調理場を会場に、新規採用学校栄養職員研修〈調理場研修①〉が行われました。
始めに、共同調理場の概要として、調理場所長より講話をいただきました。いわき市の学校給食の現状と課題について、データを基にわかりやすくお話しいただきました。
次に、給食管理業務の実際として、栄養教諭から説明を受けながら調理場内で研修を行いました。
後半は、給食管理体制(栄養管理)の在り方として、栄養教諭の資料を基に、食に関する指導、衛生管理などについて研修を行いました。
いわき市の子どもたちの食を支えてくださる先生の高い研修意欲にあふれた、充実した研修でした。平北部学校給食共同調理場の職員の皆様のご協力に感謝申し上げます。
養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱ 学校訪問研修
7月4日に小名浜第二中学校を会場に養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱを行いました。
小名浜第二中学校の養護教諭の先生に講師を務めていただき、研修を進めました。お忙しい中、ご協力ありがとうございました。
講義1として、「保健室経営の実際」を行いました。研修者も各校の健康課題と課題解決のために取り組みたい方策を発表し、共有しました。
休憩時間を兼ねて、小名浜第二中学校の保健室を見学しました。研修者が講師の先生に質問しながら、意欲的に見学をしていました。明るく機能的で整理整頓が行き届いた保健室でした。
研修者の事前課題であげられた研修者の悩みに応えるべく、講師の先生が資料を作成してくださいました。ありがとうございます。
休憩時間の後、協議1「養護教諭の執務上の諸問題」として、各学校で困っていること、悩んでいることについて協議しました。充実した話し合いとなりました。
最後に講師の先生から、ご自身のモットーについてのお話と研修者へのメッセージをいただきました。「子どもファースト」「チーム学校」などのキーワードが特に心に残りました。
本日の研修で得た資料はもちろんのこと、実際に見た保健室の様子、講師の先生からの的確な助言などすべてを生かして、各学校で充実した保健指導、保健室経営を進めていただきたいと思います。
経験者研修Ⅱ 教科指導研修①(教材研究)
6月30日(金)に経験者研修Ⅱ 教科指導研修①(教材研究)が行われました。
午前中に「授業設計の基本」として、授業の作り方や指導案の作成方法について再確認しました。また「道徳科の授業の充実に向けて」として、道徳の教科化になった理由や授業の進め方についての講義を行いました。午前中の講義ではともに指導案作りに着目した内容を行いました。
午後には「特別活動の指導の充実に向けて」として、特別活動の内容や児童生徒の成長にとても大切な授業であることなど、演習を交えながら行いました。
最後に、2学期に行う授業の指導案検討を、担当のいわき市教育委員会研究指導員と共に行いました。研修者からも充実した検討会となったという声が聞こえました。
8月21日(月)には、今回検討した指導案をもとに、模擬授業研修を実施します。充実した研修になることを期待しています。
特別支援学級等教育講座
6月26日(月)に「特別支援学級等教育講座」が行われました。小・中学校あわせて48名が参加しました。この講座は実際の授業の様子を撮影した動画を活用しながら、特別支援学級の学級経営、指導法の研修を行い、特別支援学級担当教職員としての資質の向上を図ることをねらいとしています。
はじめに、総合教育センター指導主事より、本講座のねらいと授業研究の仕方について講義がありました。授業研究を進めるうえで大切にしたいことは「子どもの姿を事実で見る」ことであり、ここから児童生徒の「普段の行動の見取り」につながっていくという話がありました。
授業提供者であり、本講座の講師を担当していただいていた平第一小学校・自情学級の担任の先生から、授業者としての思い、参観するポイントについて具体的にお話がありました。
研修者は授業での事実を記録しながら実際の授業映像を視聴しました。記録用紙も併せて参考に載せます。
授業動画視聴のあとは、小グループに分かれて事後研究を進めました。自己紹介、司会者、記録者を決め、対象児童の「本時の目標」を確認し、対象児童の「本時の目標」の場面での事実について話し合いました。さらに対象児童が「本時の目標」を達成できたのかの確認、「本時の目標」の妥当性の検討、次の目標のアイデアを出し合いました。講師の先生に率先して質問するグループもあり、各グループでは充実した協議が行われました。
この研修で学んだことをぜひ各学校で先生方への伝達・共有を行い、本日の先生方の学びをたくさんの先生方に広げていただきたいと思います。
ふくしま未来をひらく読書の力プロジェクト 読書活動支援者育成事業いわき地区研修会及び学校司書研修【県主催】
6月13日(火)に「第3回学校司書研修」が行われました。午前中は、蔵書管理に必要な、図書の装備についての情報交換と協議が行われました。
各学校の取組について情報交換をしながら、学校司書が子どもたちの読書活動の推進のために、円滑かつ効率的に図書館サービスを提供できるよう、課題を出し合いながら、活発な協議が行われました。
また、午後は県教育委員会主催の「ふくしまの未来をひらく読書の力プロジェクト 読書活動支援者育成事業いわき地区研修会」が行われました。
まず、子どもの読書環境を豊かにする会の工藤滋子氏が、講話「ブックトークについて」を行いました。長年市内の小学校を中心に、子どもたちにブックトークや読み聞かせをされてきた経験をもとに、学校における取組みや、適切な本の紹介をしていただきました。
続いて、NPO法人富岡町3.11を語る会で語り部をされている北村育美氏が講話「震災について伝えたいこと」を行いました。
北村氏のお話は、東日本大震災で、支援する立場から経験されたお話で、参加者からは「震災を知らない子どもたちにも、伝えていかなければならない内容だった」「震災のことを教訓に、今後防災に関しても子どもたちに伝えていきたい」などの感想がありました。
校長実務研修②
6月19日(月)に校長実務研修②を実施しました。
はじめに、学校管理について、学校教育課管理主事より講義がありました。学校を管理する際の視点について再確認するとともに、危機管理や保護者・地域との連携について学びました。
続いて、組織的な支援の充実について、総合教育センター教育支援室長より講義を行いました。特別支援教育にかかるいわき市の現状や組織的な対応、教育支援室の活用などを学びました。
最後に、「『新たな教師の学びの姿』の実現に向けて」を総合教育センター所長より行いました。様々な資料に基づいた講義とそのことを踏まえた協議を行うことで深い学びにつながりました。
本日の学びを是非学校経営に活かしていただければと思います。
初任者研修〈授業研修①〉
5月25日(木)に「初任者研修〈授業研修①〉」が行われました。初任者小・中学校あわせて64名が参加しました。
はじめに、学校教育課課長が「いわき市の学校教育の現状と課題」の講義を行いました。
鈴木課長からはいわき市の学校教育の現状だけでなく、日々、先生方一人一人が「生きがい」や「やりがい」をもって、仕事も人生も充実できるよう、「ワーク・ライフ・バランス」の大切さについて、お話をいただきました。
次に総合教育センター指導主事が「授業づくりの基礎・基本」の講義を行いました。理想の授業へのイメージと、授業者としてのこだわりについて考え、授業づくりにあたっての、教材研究や単元計画、評価の在り方といった基本的なポイント・考え方について確認しましたn
午後の研修では、「授業の進め方」の講義・演習を行いました。実際に自分が研究授業を行う教材を持ち寄り、前半は単元構想シートを作って単元全体の流れをつかむ活動、後半はそれを基にした学習指導案の作成でした。
短い時間の中、初任者たちは教科書や指導書、学習指導要領解説とにらめっこしながら、苦戦しておりました。
「単元のまとまり」や「身につけさせたい資質・能力」、「児童生徒の実態」を意識して、一単位時間の授業を構想していくことは、教師のやりがいや授業力の向上につながっていきます。
「ローマは一日にしてならず」です。初任者には、今後の研究授業や日々の授業を通して、授業構想力を磨いていってほしいと思います。
特別支援教育コーディネーター研修
6月6日(火)に職能研修Ⅰ「特別支援教育コーディネーター研修」が実施されました。悉皆研修のため、各学校より1名ずつ参加いただきました。
まず、総合教育センター教育支援室長が「特別支援教育コーディネーターの役割」について講義を行いました。
次に総合教育センター指導主事が、「特別支援教育コーディネーターの各学校の取り組み」について講義・演習を行いました。
演習の中で事例(不登校生徒に関する事例、各学校で実際に起きている事例)について検討するグループ協議の場が設けられ、先生方は積極的に意見交換が行っていました。
意見交換の後、先生方から共有したいことについて、発表していただきました。
総合教育センターの「こころの支援アドバイザー」から子供の視点に立った事例の見方や考え方について助言をいただきました。
特別支援教育アドバイザーからは、子供達の困り感に教職員が束になって寄り添ったり、認めたりして関わること、トラブル等が発生する予兆に早く気づき、先手を打って対応することが大切であるという助言をいただきました。
特別支援教育コーディネーターの役割は多岐に渡りますが、特別な支援を必要とする児童生徒のために、本日の研修を生かして、各学校で計画的かつ組織的に特別支援教育の充実を図っていただきますようよろしくお願いいたします。
生徒指導主事研修
5月26日(金)に生徒指導主事研修が行われました。福島県教育委員会「不登校・いじめ等対策推進事業(域別シンポジウム)」と共催で実施いたしました。
始めに、福島県教育庁いわき教育事務所長より、あいさつがありました。次にいわき教育事務所学校教育課主任指導主事より、福島県の不登校やいじめ認知についての現状や対策についての講義があり、またグループワークによる情報交換を行いました。
それから、市教育委員会学校教育課主任指導主事より、いわき市の不登校やいじめ認知の現状や対策について講義がありました。
午後は、SNSトラブルによる対応について、協議を行いました。小学校と中学校の教員が混ざったグループによる話し合いにより、いろいろな方向から考える機会となりました。
最後に、東京医療保健大学教授 渡會睦子先生 を講師に、こころと性について、また多様な性について(LGBTQについて)の講義がありました。先生方のアンケートから関心の高い内容についての詳しい話や、自己肯定感がこころの成長だけでなく、性にも関係していることなど、多くのことを学びました。
久しぶりの対面による生徒指導主事研修でしたが、情報交換も含め、有意義な研修になりました。
水泳指導者研修
5月23日(火)、職能研修Ⅱ「水泳指導者研修」が実施されました。63名(小学校61名、中学校2名)が参加して行われました。
午前中は、スウィン大教スイミングスクールのプールにて、講義・実技「安全に取り組む水泳指導・発達段階に応じた泳法指導」が行われました。低学年・中学年・高学年の各コースに分かれ、スイミングスクールの指導者4名による専門的な実技研修がありました。(実技研修中の写真撮影は控えております)
午後は、総合教育センター教職員研修室に場所を移して、学校教育課指導主事による「水泳指導上の安全管理の徹底について」の講義が行われました。具体的な事例を用い、安全管理を徹底することを目的として進められました。
本研修は、水泳指導やプール管理の各側面から「安全」をテーマに進められました。また、安全に対する意識と配慮がきめ細かに行き届くようにしていくために、本研修への参加については未受講者を推奨しております。研修内容を各校教職員間で共有し、いわきの子どもたちが安心して水泳学習に取り組めるよう、各校の実態に即した諸準備を進めていただければと思います。今シーズンも事故なく安全に水泳指導が進められますよう、よろしくお願いいたします。
教務主任研修
5月12日(金)、総合教育センターコンピュータ研修室において、職能研修Ⅱ「教務主任研修」が実施されました。新任教務主任を中心に21名(小学校12名、中学校9名)が参加して行われました。
はじめに、総合教育センター指導主事より、「教務主任の仕事と役割」についての講義を行いました。
3種類の役割(「連絡・調整」「指導・助言」「企画・立案」の各役割)や、必要な力(気付力・調整力・段取力・見通力)等について確認しました。
次に、「教務主任としての校務運営の実際」についての協議・演習を行いました。様々なケースから想定し、その時々で求められる教務主任としての対応について考えました。
また、マンダラシートを活用して理想の教務主任像をイメージし、それに対する課題を明確にしていきました。
最後に、Google Formsを活用してアンケートを作成し、実際にQRコードを読み込む等の方法で回答するところまで行いました。学校内外でアンケートを実施し、集計する機会が多い教務主任の先生方のお役に立てればと考えての演習でした。
教育計画実施の要となる教務主任の先生方が、この日の研修内容を活かしながら実務を遂行することで、いわきの子どもたちが着実に育っていくことを期待しております。
経験者研修Ⅲ<全体研修>・学校栄養職員経験者研修Ⅲ<全体研修>
5月9日(火)、総合教育センター教職員研修室にて、経験者研修Ⅲ全体研修、及び、学校栄養職員経験者研修Ⅲ全体研修が実施されました。教職経験20年を経過した小学校11名、中学校10名、そして、経験15年学校栄養職員1名の、合計22名が参加して行われました。
はじめに、いわき市総合教育センター所長より、「組織の中核となる教員としての心構え」についての講話がありました。研修者は、組織の中核としての資質・実践的指導力等について理解を深めました。
次に、総合教育センター指導主事より、「経験者研修Ⅲの進め方」の説明と、「教職経験20年教員としての課題の解決に向けて」の講義・協議が行われました。協議の中では、ブレインライティングシートを用いて自分や自校の課題を明確にし、その教育課題の解決策を模索しました。また、マンダラシートを用いて、自信の専門性や強みを再認識し、教育課題の解決に向けて、研修者自身がいかに学校に貢献していくかということについて考えました。
併せて、小名浜学校給食共同調理場栄養教諭より、「経験15年学校栄養職員としての課題の解決に向けて」の講義・協議が別室で行われました。
研修者がこれまで培ってきた経験や指導力を、チーム学校の一員として存分に発揮してほしいと願っております。キャリアステージや、そこで求められる力を再確認した上で、研修に取り組んでいきましょう。
初任者研修・新規採用養護教諭研修・新規採用栄養職員研修(一般研修②)
5月11日(木)に「初任者研修・新規採用養護教諭研修・新規採用栄養職員研修がいわき海浜自然の家で行われました。初任者が小学校46名、中学校18名、養護教諭が小学校2名、中学校1名、栄養職員が1名、総勢68名の研修となりました。
教員としてのコミュニケーション能力や協調性などの資質の向上を図ることを目的に、午前中は野外炊飯活動を行い、グループで力を合わせて、カレーライスづくりに取り組みました。
それぞれが自分にできることは何かを考えながら、周囲とコミュニケーションを取り合い、協力し合いながら、活動に取り組んでいました。
力を合わせてつくったカレーライスをおいしくいただきました。
午後の研修はいわき市中学校長会長で植田中学校長の玉澤 淳校長先生が「初任者・新規採用者に望むこと」について講話を行いました。
玉澤先生の長年の教職経験を振り返ってのお話は多岐にわたり、初任者たちはそれぞれ思い当たることあったようで、教職員としてのこの1ヶ月を内省する絶好の機会となりました。
研修の後半は、「1ヶ月間の勤務を通して」のグループ協議、情報交換を行いました。授業の場面、それ以外の面での課題や少しずつできてきたことについて、付箋を使って共有しました。
共通した課題も多くあり、自分だけではないと安心できたり、その課題の要因や対応策について話したりするグループもありました。
今後とも、研修者同士が課題意識をもち、積極的にコミュニケーションを図りながら課題解決を図る過程を通して、教員としての資質・能力の向上をが図られることを願います。
ミドルリーダー養成研修<全体研修>
5/9(火)、総合教育センター教職員研修室にて、基本研修ミドルリーダー養成研修の全体研修が実施されました。教職経験15年を終えられた先生方14名が参加されました。
はじめに、いわき市総合教育センター所長より、「教職経験15年教員としての心構え」についての講話がありました。自分の強みや課題を再認識し、求められる資質・能力を確認しながら、研修意欲を新たにしていました。
次に、学校教育課管理主事より、「教職員としての服務・勤務」についての講義がありました。具体例から、教育公務員の服務や勤務について考え、自分事として捉えるためのよい機会となりました。
そして、総合教育センター指導主事による、「ミドルリーダーとしての課題解決に向けて」についての講義・演習が実施されました。
ブレインライティングシートを用いた演習では、自分または自校の課題について、研修者同士が知恵を出し合い、解決の糸口を探る機会となりました。
学校の中堅として、研修者が各学校でご自身の専門性を存分に発揮されることを願っています。
保健主事研修
5/2(火)、体験型経済教育施設(Elem)において、いわき市教育委員会職能研修Ⅰ(主任等研修)保健主事研修が実施されました。
はじめに、学校教育課指導主事より、「学校保健と保健主事の役割」について講義がありました。研修者の声に耳を傾けながら、保健主事の役割を明確にしていく内容でした。
次に、学校教育課指導主事より、「健康教育の課題解決に向けて」について講義がありました。
各学校の健康教育の課題について情報交換をしながら、学校や児童生徒の実態に応じた解決策を探っていきました。
そして、福島整肢療護園の渡邊信雄先生を講師として、「学校におけるアレルギーへの対応」についての講義・演習を行いました。
渡邊先生は、学校現場で起こり得るアレルギーやその対応について、長年に渡る経験と深い知見に基づき、分かりやすくお話くださいました。豊富なデータに基づく内容は説得力があり、学校や子どもの姿をイメージしながらお聞きすることができました。
また、エピペンの使用に関する実演もありました。
参加した研修者からは、「アレルギーの対応は専門性が高く、お話を伺ったことはとても参考になった」「食物アレルギーの緊急時対応をよく確認しておく必要性を強く感じた」等の感想がありました。
児童生徒がアレルギー反応を示したとき、その対応についての共通理解や校内体制整備は、各学校で進んでいますでしょうか。保健主事や養護教諭が核となって子どもの健康を守り、児童生徒が安心して生活できるような学校の仕組みづくりをしていきましょう。
経験者研修Ⅱ(全体研修)
4月25日(火)、総合教育センター教職員研修室で、基本研修 経験者研修Ⅱの全体研修が行われました。
始めにいわき市教育委員会教育長より、いわき市が目指す教育についてあいさつがありました。
次に学校教育課主任指導主事の講義により、教職員としての服務・勤務について、教職員として守るべきこと、忘れてはいけないことを事例や演習を通して学び直しました。
その後、総合教育センター指導主事より、教職を10年経験した教員の役割、学校経営への参画について講義を行いました。
最後に経験者研修Ⅱの進め方について計画表をつくりながら確認しました。
さすが教職10年を経験した先生方、しっかり自分の立場を理解し、また、目的意識をもって研修に取り組んでいました。今年1年間、さらなるスキルアップができるよう、頑張っていきましょう。
特別支援学級等新任担当教員研修①
4月26日(水)に「特別支援学級等新任担当教員研修①」がいわき市総合教育センター教職員研修室で行われました。小学校40名、中学校11名、合計51名の研修となりました。
はじめに、いわき市総合教育センター指導主事より「障がいの特性の理解」について講義がありました。障がいの特性とは何なのか、その特性を踏まえて実際に子供たちをどう支援するのか、について具体的に講義を進めました。
「自立活動」について総合教育センター教育支援室長が講義を行いました。
自立活動を行う目的、ねらいについて講義が行われた後、実際に自立活動の立案も進めました。
さらに特別支援教育アドバイザーからは、保護者対応の留意事項、子供たちの支援を進める上で大切にしたいことについてお話がありました。
「特別学級等の学級経営」について、総合教育センター教育支援室長より講義がありました。支援学級担任としての年間スケジュール、交流および共同学習を進める上での留意点、保護者との関わり方、担任として考えたいことなどについて、室長自身の体験談も踏まえて具体的に講義を行いました。
最後に「学級経営の課題」についてグループごとに協議を行いました。研修者からは「各グループで同じ悩みを共有したり、悩みの解決に向けて助言し合ったりすることができてよかった。学校での支援に生かしたい」との感想がありました。充実した協議となりました。
経済教育研修
4月27日(木)に体験型経済教育施設(Elem)で、経済教育研修を行いました。
始めに、センター指導主事より、キャリア教育を推進する意味やキャリア教育を通して育みたい資質・能力、いわき市で実施されるスチューデントシティやファイナンスパークを通して子どもたちに気づかせたいことなどについて講義をしました。
次に、消費生活アドバイザーから、金融教育の大切さについて講義をいただきました。子どもたちを自律した消費者にするためにどのような教育を義務教育段階から行うことが大切であるかを、具体例を基に説明をしていただきました。
最後には、体験型経済教育施設次長より、スチューデントシティやファイナンスパークの魅力について、これまで体験した子どもたちの具体的な姿を基に説明がありました。初めて参加した研修者からは「こんなに充実した活動ができるかと想像すると、とても楽しみになる」「子どもたちを早く連れてきたい」といった感想が挙げられました。
今回の研修が、子どもたちの充実した活動につながることを願っております。各校での伝達、企画・運営をよろしくお願いします。
初任者研修・新規採用養護教諭研修・新規採用栄養職員研修(一般研修①)
4月20日(木)に「初任者研修・新規採用養護教諭研修・新規採用栄養職員研修がいわき市総合教育センター教職員研修室他で行われました。初任者が小学校46名、中学校18名、養護教諭が小学校2名、中学校1名、栄養職員が1名、総勢68名の研修となりました。
はじめに、いわき市総合教育センター所長より「初任者・新規採用者研修にあたって」の講話、いわき市教育委員会学校教育課福原管理主事より「教職員としての服務・勤務」について講義を行い、「未来をつくるいわきの学校教育ABCプラン」に基づく、いわき市の教育の方針や、日々の教育活動を行っていくための教育公務員としての在り方、服務義務の大切さについて理解を深めました。
四倉中学校主任主査 鈴木久美子先生が「社会人としてのマナー」の講義を行いました。学校に来客があった時、電話があった時の対応について「相手を思いやる気持ちを大切にするマナー」という観点で、ご指導いただきました。
いわき市スクールカウンセラー 西脇陽子先生が「教職員のメンタルヘルス」の講義を行い、心の健康の保持とストレス等への対処法について演習などを交え、日々の心身の健康保持について考えを深めました。
その他、初任者、養護教諭、栄養職員に分かれての研修、新学期が始まってからの研修者同士の情報交換などを行いました。
この研修を皮切りに、今年度の初任者研修、新規採用養護教諭研修、新規採用栄養職員研修がスタートしました。
研修主任研修
4月21日(金)に「研修主任研修」がいわき市総合教育センター 教職員研修室で行われました。今年度初めて研修主任となった先生方にたくさん出席していただきました。小学校27名、中学校14名合わせて41名の研修となりました。
まずいわき市総合教育センター指導主事より「現職教育の進め方について」について講義を行いました。近くの先生方で現職教育を進めるうえで、悩みや課題を共有しながら進めました。
後半は平第五小学校・川部中学校の現職主任の先生方を講師としてお招きして、「現職教育の実際」というテーマで実践発表をしていただきました。研修者の感想用紙には「今後の研修主任としての職務に直接生かせる発表を聴くことができ、とても勉強になった」という内容の感想がたくさん記載されていました。2名の先生方、新学期のお忙しい中、発表の準備等大変お世話になりました。ありがとうございました。
経験者研修Ⅰ(全体研修)
4月18日(火)に「経験者研修Ⅰ(全体研修)」がいわき市総合教育センター 教職員研修室で行われました。小中学校教諭が24名、養護教諭が6名、幼稚園教諭が2名、総勢32名の研修となりました。
まずいわき市総合教育センター所長が「教職5年教職員としての心構え」について講義を行いました。続けていわき市教育委員会学校教育課主任指導主事が「教職員としての服務・勤務」について講義を行いました。教職員として大切な心構えや服務について改めて考える機会となりました。
後半は総合教育センター 指導主事が「経験者研修Ⅰの進め方」「学力向上に向けた指導の改善」について講義・協議を行いました。写真や動画を交えながら「自分の強みを生かす」「授業に自身の持ち味を出す」ことについて考えました。
教頭実務研修①
4月13日(木)、管理職としての職務を理解し、学校教育全般に対する具体的な方策をもって教職員をリードする力量を身に付けることを目的に、教頭実務研修①を実施しました。
はじめに、「教頭職に期待すること(教頭の在り方)」と題して、いわき市小・中学校長会連絡協議会長 様に講話をいただきました。管理職としての心構えを教えていただきました。ありがとうございました。
次に、「いわき市の教育とその課題」と題して、学校教育課長より講義を行いました。
続いて、文書管理・管理全般について管理主事より講義を行いました。
最後に、総合教育センター研修事務について講義を行いました。
参加した教頭先生方、これからのご活躍を期待しています。
校長実務研修①
4月11日(火)、学校管理運営の知識及び情報等の習得や問題解決能力に関する研修を行い、本市教育の推進を担う校長としての資質の向上を図ることを目的に、校長実務研修①を実施しました。
はじめに、「校長職に期待すること~教育委員会事務局のミッションと課題~」として学校教育推進室長より講義を行いました。いわき版「骨太の方針」をもとに教育施策に関わる貴重なお話をいただきました。次に、「いわき市の教育とその課題」として学校教育課長から講義を行いました。これまでの経験をもとにしたお話から、実務の参考になる貴重な時間となりました。
続いて、管理主事より「1年間の実務の見通しについて」と題して講義がありました。1年間の業務について見通しをもつことができました。
「学校予算面から見た現状 ~光熱費・施設設備費 他~」を学校支援課施設計画係長よりお話いただきました。予算の現状を把握して経営していく必要性を改めてとらえることができました。
最後に、「学校経営上の現状と課題」をテーマに研修をまとめました。
今回の学びを学校経営にいかしていただければと思います。ご活躍を願っています。
部活動指導者研修
4月12日(水)に部活動指導者研修が、いわき市総合教育センター 教職員研究室で行われました。各学校の部活動指導者の代表者が集まりました。小学校から11名、中学校から37名の先生が参加しました。
まず始めに、いわき市教育委員会 学校教育課 指導主事より、「部活動運営のおける指導上の留意点」についての講義がありました。部活動の教育的意義や今年度の部活動運営方針について確認していきました。
次に、国立スポーツ科学センター専任研究員の立谷泰久先生より、「よりよいチームをつくるための指導者の在り方について」の講義をいただきました。
チームをつくる上で大切なチームワークやリーダーシップ、フォローワーシップ、コミュニケーションの取り方について、丁寧に説明していただきました。
また、コインゲームのアクティビティを通して、目標設定の仕方や大切さを教えていただきました。
先生方の感想からも、「わかりやすい説明だった」「すぐに実行していきたい」「部活動たけでなく、学校生活でも活用できる」など、研修の充実度がうかがえました。
これからも先生方のスキルアップにつながるような研修を行っていきますので、よろしくお願いします。
授業力向上講座Ⅲ(中:数学)
1月24日(火)に好間中学校を会場として、筑波大学附属中学校より石黒 友一先生をお呼びし、授業力向上講座Ⅲ(中:数学)を行いました。
前半は、好間中学校1学年を対象に、累乗の指数の学習内容で授業を行っていただきました。「100畳の畳に、はじめの畳には一粒の米粒を、次の畳には倍の米粒を、さらに次の畳にはさらに倍の米粒を・・・」と褒美を要求した家来とそれを用意した殿様。果たして米粒は何粒必要なのか?
生徒たちは、米粒の多さ、倍々と増えていく数のおもしろさを感じながら学びを進めていきました。
後半の講義では、「主体的で対話的で深い学びに向けた授業改善」と題して、生徒のわくわく感を引き出すこと、体験を通した学びにすること、実感を伴った振り返りをすることなどについてご講話いただきました。研修者からは「目の前の生徒の実態を捉え、教材研究をしていきたい」「教科書をアレンジして生徒のわくわく感を引き出したい」といった感想が挙げられました。
10年に一度の寒波が迫る中、充実した研修を行うことができました。
学校司書研修⑧⑨
12月19日と1月20日に行った学校司書研修では、学校司書が読みきかせの工夫や、コンピュータ管理の便利な使い方、図書館オリエンテーションの仕方などを発表しました。10月から各班に分かれて話し合いを重ねてきており、発表は熱の入ったものとなりました。
教職2年次研修〈教科等指導研修〉
1月19日(木)に、教職2年次研修〈教科等指導研修〉を行いました。今回の研修は、それぞれの先生方が、2年次研修として1年間かけて取り組んだ課題研究の発表を中心に進めました。各自で課題を設定し、その課題解決に向けて手立てを考え、日常の取組みや授業実践等を通して研修しました。
参加した先生からは、「2年目の先生方が自分と似た悩みや課題を感じていることに少し安心した。負けずに、今日の学びを生かしたい」「2年目の研修を終えたが、毎日が研究であり、ずっと続くことであると思うので、これからも初心を忘れず、日々、向上する気持ちを持ち続け、子どもたちに関わっていきたい」
同じ教職2年目の先生がどのようなことを課題として捉えているのか、その解決にむけてどのような手立てを工夫してきたのか等、発表を聴くことは、どの先生方にとっても刺激的なものだったようです。教職3年目に向けて頑張っていこうとする気持ちが、多くの先生方から感じられる研修となりました。
令和4年度 教育研究発表会(R5.01.13)
<第1部 分科会>
教科部会及び教科外部会の全8部会の調査研究委員が各会場に分かれ、1年次の成果と課題を発表し、参観者と協議を行いました。
教科部会は、①「主体的・対話的で深い学び」の視点による授業改善を推進し、児童生徒の資質・能力を育むための単元構想の工夫、②ICT機器を効果的に活用し、学習内容の習得・活用を図るための手立ての工夫、の2点を重点課題とし、授業実践を通して各教科における「見方・考え方」を活用した学びの具現化を図る取組みを発表しました。
また、教科外部会は、①児童生徒の道徳的判断力や道徳的心情、道徳的実践意欲、道徳的態度を高めるために、「考え、議論する道徳」の在り方、②本市が抱える喫緊の課題に対して、それらの解決に向けた組織的な指導・支援の在り方、授業及び学級活動、学校行事等における支援の在り方について発表しました。
多くの会場で、参会の皆様が熱心に協議する姿が見られ、児童生徒をよりよく伸ばしたいという市内の先生方の熱意が感じられました。
<第2部 全体会>
第2部の全体会では、大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子先生から「『みんなの学校』から学ぶ見えない学力の育て方」と題して、ご講演いただきました。「すべての子どもに学習権を保障する」ための、子どもや保護者、そして地域の「みんなの学校」という理念、また、これからを生きていく子どもたちにとって大切な力となる「見えない学力」について、具体的な実践に基づいたご講演をいただきました。
参加者からは、「子どもたちのために本当に大切なことをもう一度考え直したい」「自分の日々の生徒との関わりを変えていくべきだと感じた」「心に突き刺さる話だった。子どもを思う愛情の深さに感動した」「これまでの講演で初めて涙が出そうなほど心打たれました」など、教師としての自分自身を問い直したことが感じられる感想が多く寄せられました。
特別支援学級等新任担当者研修③
12月27日(火)に総合教育センター教職員研修室にて、特別支援学級等新任担当者研修③を実施しました。
教育支援室長より「教育課程編成の進め方」「教育課程編成の実際」と題して、講義をいただきました。
研修の中では、研修者同士で協議を行う場面もありました。現在担当している児童生徒のことを思い浮かべ、その児童生徒に合った支援を考えていくことの大切さについて再確認をすることができました。
研修者からは、「障がいの特性の理解と指導の工夫をしていかなければならないと改めて感じた」「教育課程編成が、児童にとってよいものになるようにしていきたい」という感想が挙げられました。
年末の研修になりましたが、充実した研修であったことがうかがえます。
初任者研修〈特別支援学校参観研修②〉
11月24日(木)に初任者研修〈特別支援学校参観研修②〉をいわき支援学校を会場にして行いました。
はじめに、特別支援学校の授業参観を行いました。子どもたちが生き生きと学習に取り組む姿やその子どもたちを丁寧に支援したり、たくさんの励ましの言葉をかけたりする先生方の姿に、自分のこれまでの教育活動について振り返る初任者の姿が見られました。
研修の後半は、教頭先生からいわき特別支援学校の教育活動について説明をいただきました。その後の質疑応答では、子どもたち同士をつなぐための学級経営上の配慮事項などについて、積極的に質問をし研修を深める様子が見られました。
今回の研修で学んだこと、感謝の気持ちをしっかりと伝える研修者の姿から、特別支援学校参観研修が充実した研修であることがうかがえます。
初任者研修・新規採用養護教諭研修〈特別支援学校参観研修①〉
11月17日(木)に、初任者研修・新規採用養護教諭研修〈特別支援学校参観研修①〉を行いました。
初任者の約半数及び新規採用養護教諭が、平支援学校を会場にして、研修を深めました。
はじめに、平支援学校の教頭先生より、「特別支援学校の概要並びに現状と課題」と題して、県内の特別支援学校の現状や、平支援学校の特徴的な教育活動について説明していただきました。
講義後は、各教室を回り授業の様子を参観しました。熱心に取り組む子どもたちの姿から、自分のこれまでの授業について振り返る初任者の姿が見られました。
最後には、特別支援学校の先生方へ特別支援教育の在り方や配慮すべきことなどについて、質問をしました。特別支援学校の先生から丁寧に具体例を基に説明していただき、初任者にとって有意義な時間となりました。
今回の研修を通して、今求められる個別最適な学び、協同的な学びについて、その理解が深まったように感じます。
道徳科実践講座
10月26日(水)道徳科実践講座を行いました。
泉小学校 小河 浩美 先生に授業実践を発表していただきました。小河先生が実践された授業映像を解説していただきながら、児童同士の対話が生まれる教師の関わり方、教材・教具の工夫など、すぐに実践できる内容をご提案くださいました。研修者からは「実際の授業を見て、子どもたちの考えや行動がよくわかった」「道徳で大切にしたいことを実践を通してわかりやすく教えてもらえた」などの感想があがりました。
初任者研修〈授業研修③〉
10月20日(木)に初任者研修〈授業研修③〉が行われました。
午前の講義・演習では、「授業におけるICT活用」「総合的な学習の時間の進め方」を行いました。研修者からは、「実際にデジタル付箋を使ってみておもしろかった。授業でも使ってみたい」「これからももっとICT機器を文房具のように普段使いできるようにしていきたい」「どのような力を身に付けさせたいかを明確にして、総合的な学習の時間の単元を作る大切さを学んだ」という感想が挙げられました。
午後の講義・演習では、「放射線等に関する授業の進め方」「道徳化の授業の実際」「実践上の課題の整理」を行いました。研修者からは「実際に放射線測定器を使ってみて、どのように放射線の授業に生かすかがイメージしやすくなった」「子どもたちが考え、議論する道徳を目指して、深い教材研究をしていきたい」「半年の教員生活を振り返り、少しずつ成長することができているのかな?これからも目の前の子どもたちのために研鑽を重ねていきたい」という感想が挙げられました。
初任者研修も半年が過ぎました。一歩ずつ成長を続ける初任者に心強さを感じます。センター所員一同、初任者がさらにパワーアップできるよう精一杯フォローを続けていきたいと思います。
ICT活用講座 ①中学校 ②小学校
10月4日(火)と5日(水)に、中学校と小学校に分かれ、ICT活用講座①②を行いました。ベネッセコーポレーションの方を講師に招き、授業支援ツールである「ミライシード」を授業の中でどのように活用していくか、具体的な授業を想定し、研修者、講師、指導主事とで話し合いながら授業づくりを行い、実践的に学びを深めました。
参加した先生方からは、「本日作ったオクリンクの活用した指導案を早速実践します」「じっくりとICT活用を意識した授業を考えることができる研修は非常に貴重であり、ありがたい」「実際に自分の授業で、どのように活用できるかを考えることができた」「じっくり教材研究をする時間がなかなか取れない中で、このような演習の機会を得ることができ、参加してよかった」などの感想が寄せられました。
授業の中でICTを活用することは、今後、ますます重要になってきます。ICTを使うことが目的にならないように、子どもたちの学びを深めるツールとして活用できるように、授業実践を進めていきましょう。
発達障がい教育講座(後期)
10月6日(木)にFR教育臨床研究所所長 花輪 敏男先生を講師にお迎えし、発達障がい教育講座(後期)を実施しました。
研修参加者は、8月の発達障がい教育講座(前期)で、花輪先生から不登校対策の具体的な手立てを学びましたが、今回の講座では、さらに事例を基に、不登校の児童生徒はどのような悩みや不安を持っているのか、学校としてどのような手立てをとることができるかなどについて演習を進めました。
事例検討の中で、児童生徒の情報をしっかりと把握することの大切さについてお話しいただきました。事例に対してより児童生徒理解をするために、たくさんの質問をする研修者の姿が見られました。中には、3,4つと質問を繰り返す研修者もおり、高い研修意欲を感じました。
いわき市の子どもたちのためには、個の力ではなく、学校や関係機関、保護者や地域など、チームの力が大切であるということを、今回の研修は、改めて気づかせてくれました。
学校司書研修⑥
10月7日(金)に学校司書研修⑥を行いました。
学校図書館の機能(読書センター、学習センター、情報センター)を充実するため、学校司書としてできることを考え、集約しました。
学校司書として共通理解しておくことは何か、授業支援で役立つことは何か、適切なウェブサイトなどはないか、他市町村の例はないかなどの情報を集めました。事前にアンケートをとったグループや、他市町村のホームページをチェックするグループなどがありました。次回はまとめの作業に入ります。
初任者研修〈他校種参観②〉
9月29日(木)に中央台北小学校を会場として、初任者研修〈他校種参観②〉を実施しました。研修者は中学校初任者になります。
他校種参観①同様に、授業参観をしました。中学校の授業との違いや共通点などを意識しながら参観しました。
授業参観後は、それぞれ感じた「共通点」「違い」「その他」について話し合いました。子どもたちの興味を引きつけるような導入の工夫や発問の在り方、また、子どもたちの表現の時間や場の確保の大切さについて改めて確認することができました。
最後には、校長先生からご講話いただきました。グランドデザインを元に、どのような教育活動を展開していくのかを問い直し続ける大切さについてご講話いただき、初任者にとって大変有意義な研修となりました。
授業力向上講座Ⅱ(実践) 小中:体育・保健体育
9月28日(水)に授業力向上講座Ⅱ(実践)「小中:体育・保健体育」を行いました。講師に、筑波大学附属中学校教諭 國川 聖子先生をお迎えし、市内小中学校の先生方が体育の授業(ダンス)について研修を深めました。
國川先生から、ストレッチ、ダンスの楽しさについて実際に体を動かしながらご講義いただきました。研修者からは、「体を動かす楽しさを再確認することができた」「子どもたちにも自由な発想で体を動かし、ダンスの楽しさを味わってほしい」などの感想が挙げられました。
まだまだ暑い中ではありましたが、笑顔いっぱいの研修となりました。
図書館教育研修・学校司書研修⑤
9月26日(月)図書館教育研修を行いました。講師に、放送大学客員教授 堀川 照代 様をお迎えし、司書教諭・図書館教育担当者と学校司書が一堂に会して行いました。
堀川先生の講義の後には、司書教諭や図書館担当者と学校司書がお互いに意見を交わし合い、どのように図書館教育を進めていくか話し合いました。
「図書館教育から主体的・対話的で深い学びにするヒントがあった」「学校司書と司書教諭は車の両輪であるとの堀川先生の言葉が印象に残った。協働して進めていきたい」「他校の取組を聞き、自校でも実践してみたい」との感想が、研修者からあげられました。
初任者研修〈他校種参観①〉新規採用養護教諭研修〈他校種参観②〉
9月22日(木)に中央台北中学校と中央台南中学校を会場として、初任者研修〈他校種参観①〉新規採用養護教諭研修〈他校種参観②〉を実施しました。研修者は、小学校初任者になります。
はじめに、授業参観をしました。小学校の授業との違いや共通点などを意識しながら参観しました。活発な生徒や真剣に集中して取り組む生徒の様子に感心しながら参観する様子が見られました。
授業参観後は、それぞれ感じた「共通点」「違い」「その他」について話し合いました。小学校でも中学校でも学びに向かう姿勢が大切であること、周りの友達と積極的に関わることで学びが深まることなどを確認することができました。
最後には、各校長先生からご講話いただきました。生徒の立場で教育を考えること、教職員が一枚岩で指導をすることの大切さについてご講話いただき、初任者にとって大変有意義な研修となりました。
教育課題改善講座
9月21日(水)に教育課題改善講座を実施しました。この講座はミドルリーダー養成研修(教職15年目対象)の一つでもあり、学校や地域の実態に応じた特色ある教育活動の在り方(キャリア教育)について研修を深めました。
はじめの講義では、「キャリア教育とは?」と題して担当指導主事よりキャリア教育の意味やこれまでのキャリア教育の流れについて確認をしました。キャリア教育=進路指導といった狭義の意味ではなく、子どもたちが自分の生き方を考えることができるキャリア教育を目指していくことについて研修を深めました。
後半は、架空の学校を想定し、グループに分かれてキャリア教育全体計画を作成しました。子どもたちに身に付けさせたい力を明確にした上で、どのようなプログラムを位置づけることが望ましいのかを話し合いました。
グループ協議は大変有効な研修だったようです。先生方の真剣に考える姿がとても素敵でした。
プログラミング教育研修(基礎)
9月9日(金)、12日(月)、14日(水)の3日間に分けて、小学校悉皆でプログラミング教育研修(基礎)を行いました。昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、研修内容の一部を動画にしてオンデマンド配信を行いました。今年は、3日間とも集合研修で行い、6年生理科、5年生算数でのプログラミング教育について学びを深めました。
研修者からは、「高学年担任、理科主任しか分かっていない部分があるので、研修等を設けて先生方に共通理解を図っていきたい」「プログラミングが目的というわけでなく、その思考がとても大切であるということを頭に入れて、子どもたちと共に学んでいきたい」「今回の研修で使い方が理解できて、抵抗感がなくなりました」などの感想が寄せられました。
プログラミング教育は、高学年から始めるよりも低学年や中学年から少しずつ始めることで、指導がより効果的になります。各学校で工夫して指導いただきたいと思います。
プログラミング教育講座(応用)~福島高専との連携~
8月24日(水)にプログラミング教育講座(応用)を福島高専で行いました。昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、やむを得ず中止となりましたので、2年ぶりの実施となりました。講師である福島高専の島村先生から、Micro:bitを使った車型のロボットを用いた応用的なプログラミングについて、演習を通して学びました。
研修者からは、「プログラミングができると、どのような未来を子どもたちが創ることができるのかを、一緒に考えさせていきたい」「なぜ動いたのか、なぜ動かなかったのか、どうすれば動くのか、その点を考えさせる部分を大切にしつつ、プログラミングが生活のどの部分と深く関わり合っているのかについても学ばせていきたい」などといった感想が見られました。
プログラミング教育は、小学校、中学校ともに、今後ますます重要になってくる内容です。引き続き、内容の充実した研修を目指していきたいと思います。
道徳教育研修
9月13日(火)に道徳教育研修を行いました。小中学校各校1名に参加していただき、道徳教育を学校全体で推進していくことについて研修を行いました。
研修者からは「道徳教育の重点目標の考え方、学校目標との関連の持ち方についてとても参考になった。」「学校や児童生徒の実態をもう一度よく見つめ直し、重点目標を設定していくことが大切だと感じた。」「発問を工夫した授業展開を考えて、子どもの心が動く道徳教育のあり方について考えていきたい。」「道徳的価値に基づいた、ねらいのある発問を心がけ、授業の充実を図りたい。」という感想があがりました。
教頭実務研修会②
8月29日(月)明治大学の諸富祥彦教授を講師に「教職員の働き方改革とメンタルヘルス」について研修を行いました。
長らく「教師を支える会」代表として悩める教師に寄り添ってこられた諸富先生は、学校現場を熟知されており、メンタルヘルスの要所を演習も交えて、研修者がメンタルヘルスの大切さを体感できるようにお話しくださいました。
研修者からは、
「職場の雰囲気作りのヒントをたくさんいただいた」「私自身も心が軽くなった」「学校に戻り、また頑張ろうという気持ちになりました」
との感想が寄せられました。
学校教育課の福原管理主事から、学校事故防止や書類提出時の確認がありました。
2学期、子供も教職員も、元気に、そして事故なく、よりよいスタートができることを願っています。