教育実践研究発表大会②

 今年度の講演会講師は、前筑波大学附属小学校副校長で現在は「授業・人」塾代表として国内はもとより海外でもセミナーや飛び込み授業を行って大活躍中の田中博史先生でした。

 「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」~対話の授業で一人一人の主体性、思考力をどう育てるか~のテーマに沿って、豊富な実践例についてユーモア溢れるトークや映像を交えて紹介してくださいました。笑いの中にも教師としてのあり方の本質に迫る貴重なお話をいただきました。

 

【参加者の感想】

・対話的な授業を効果的に行うには、相手意識が大切であることが分かった。私も授業で対話を取り入れるが、形式的になっていないか、必要性があるのかをもう一度見直していきたい。

・田中先生も相手の反応によって話す内容を変えていたので、「相手を意識した話し方とはこういうことなのだ」と実感することができた。

・教師として日々行っていることをもう一度問い直したり、意味があることか、こう改善したいという気持ちが生まれたりした。変えていくことを肯定的に話してくださり、とても力が湧いた。

・ユーモアがあり、視点を変える必要性など大変参考になるものだった。また、学校経営的な感性も感じられ、とても感銘を受けた。

・昨年通りを踏襲しただけの教育課程のもとで、昨年と変わらない年間計画に従って、いつもと変わらない授業をしていたら、子ども達は考える力を育むことができないと感じた。「~ねばならない」ではなく、自分自身が変革を恐れず、主体的に生活していきたい。

・子どもに対する授業については日頃考えているが、校内研修がなぜ楽しくないのかについて考えることはなかった。研修主任として、これをきっかけに考えていきたい。

・3学期を明日に控える今日に聞けてとてもよかった。勤務校の先生をもっと誘えばよかった、等々。

 総合教育センターでは、これからも先生方のニーズに応じた研修講座を実施していきます。2020年も、ともに学びましょう!いわきの子どもたちのために。