専門研修 授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ 小学校国語
梅雨が明けた途端、待ってましたと言わんばかりに暑さが連日続いています。そんな中、8月1日(木)に「授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ小学校国語」が行われ、約100人の先生方が参加しました。
午前のⅠ(基礎)では、センター指導主事が新指導要領の視点に基づいて、国語科の授業で意識すべきことについて講義を行いました。ちょうど全国学力状況調査の結果が新聞報道された日ということもあり、子どもにつけるべき力は何か、社会の変化に対応できる子どもを育成するには何を教えるべきかについて、演習や情報交換を交えながら皆で考えることができました。
午後のⅡ(実践)では、いわき教育事務所 渡辺主任指導主事が「きつねの窓」(安房直子作)という教材を使って、教材分析や単元構想の仕方についての講義・演習、模擬授業を行いました。模擬授業の中で子ども役の先生方。「手を挙げるときは、ひじをちゃんと伸ばしましょうね」という指摘に和やかな笑いが広がります。
参加した先生方からは「子どもたちが主体的に学ぶために、見通しと振り返りを毎時間積み重ねて取り組みたい」「日本語のよさ、美しさを非常に感じた。普段、教科書を教えなくてはと焦ってばかりいたので、これからは意識を変えて指導にあたりたい」「グループになっての演習で、様々な実践例や意見を聞くことができたのが有意義だった」などの感想がありました。小学校ではほぼ毎日、国語の授業があります。その積み重ねの中で改めて、何を、どのように教えるのかを考える研修となりました。