発達障がい教育講座
8月6日(火)は、医療創生大学を会場に発達障がい教育講座を実施しました。市内小中学校の先生方やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーのみなさん等も参加し、およそ200名が受講しました。
午前中は、まず総合教育センター教育支援室指導主事が「子どもたちの実態把握と支援」というテーマで講義を行い、発達障がいに関する基礎的な知識を確認しました。続いていわき市子育てサポートセンター指導心理判定員により、「教室での児童・生徒への接し方」のロールプレイを参観し、日頃の対応を振り返るとともに効果がある言葉かけ等について研修しました。
午後は、東京学芸大学名誉教授上野一彦先生をお迎えし、「通常学級における特別支援の進め方」について講義を行いました。上野先生からは、LD、ADHD、ASD等の専門的な知識について、身近な事例に関連づけながら分かりやすく講義していただきました。また、豊富な経験から、教室での合理的な個別的配慮について、たくさんの事例を挙げて説明していただきました。
受講者からは、「発達障がいの種類や歴史的な変化、具体的な対応方法をたくさん学ぶことができて勉強になった」「『小3までの支援介入が重要』『支援は利用しやすく、効果的でなければならない』という上野先生の言葉が心に響いた」「発達障がいをもつ子だけでなく、通常学級の子にも生かせる内容であり、とても参考になった」等の感想が寄せられました。
各地での講演等が続く中、いわきへ足をお運びいただき、ご講義いただきました上野一彦先生に心から感謝申し上げます。