日誌

2016年2月の記事一覧

今日は4年に一度の日

 〇閏(うるう)年を実施する理由を一言で言い表すと、

「地球が実際に太陽の周りを回る周期と、人が作ったカレンダーとのズレを修正する」という事になるでしょうか。

 
 閏(うるう)年を語るうえで外せないのが、太陽年とグレゴリオ暦の2つです。太陽年とは地球が実際に太陽の周りを回る、いわゆる公転の周期のこと。一方グレゴリオ暦とは、その太陽年をベースとして作られた太陽暦の1つ。古代ローマで採用されていたユリウス暦という暦を改良したもので、今では世界各国で幅広く採用されているそうです。
 今現在の日本でもこのグレゴリオ暦が採用されており、その暦に基づいてカレンダーが作られている訳です。

 
 〇閏(うるう)年が4年周期なワケ

 1年間の日数と言えば、勿論365日ですよね。しかし、地球が正確に365日かけて公転しているかというと、実際には365.2422日ほどかかっており、これを書き直すと365日と約5時間50分。1年で6時間弱のズレがあるのです。このズレを4年間積み重ねると、ぽっかりとおよそ24時間分の隙間が生じてしまいますよね。

 4年間でできた1日分の隙間を埋める日、それが古代ローマの年末であった2月の最終日29日ということなんです。
 
 次の閏(うるう)年は2020年。東京オリンピックが開催される年ですね。