センターの研修等

経験者研修Ⅰ<全体研修>

 4月28日(水)に、経験者研修Ⅰ<全体研修>を行いました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、検温・手指消毒はもちろんのこと、通常より席の間隔を大きくとり、窓や扉を開けたまま実施しました。今回の研修は、今年6年目を迎えた先生方を対象に、全体会では「教職5年経験教職員としての心構え」「教職員としての服務と勤務」について学びを深めました。

 小・中学校の先生方の分科会では、「学力向上に向けた指導の改善」についてNITS(独立行政法人教職員支援機構)の動画視聴を通して、授業の導入・展開・終末での授業作りのポイントについて学びました。

 養護教諭の分科会では、「これからの養護教諭の役割」「保健室経営の現状と課題」について、日頃の業務の確認と見直し、感染症対策を学びました。

 幼稚園教員の分科会では、「学級経営の充実に向けて」について、子どもたちの実態を発話や行動などから多面的に捉え、それをもとに学級経営を進めていくことの大切さについて学びました。

 研修後の感想では「日頃の授業の取り組みについて、じっくり考えることができた」(教諭)、「求められる養護教諭の役割を再確認することができた」(養護教諭)、「日々の保育の質の向上や研究を積み重ねていきたい」(幼稚園教員)などの感想が見られました。

 

初任者研修〈一般研修①〉

 4月22日(木)今年度最初の初任者研修・新規採用養護教諭研修〈一般研修①〉が行われました。この研修は今年4月に採用された先生方が教員としての基本的な心構え、服務と勤務についての理解を深め、教員としての資質の向上を図る研修です。

 小玉所長からは、「新規採用教員研修にあたって」と題して、ご講話をいただきました。

 鈴木路人管理主事からは「教職員としての服務・勤務」と題してご講義をいただきました。

 いわき市立小名浜第二中学校 村上由紀子 主任主査からは「社会人とマナー」と題してご講義をいただきました。

 いわき市スクールカウンセラーの西脇陽子先生からは「教職員のメンタルヘルス」と題してご講義をいただきました。

 その後、初任者研修の先生方と新規採用養護教諭の先生方に分かれて、「教師としての子どもの見方・とらえ方」や「保健指導の進め方」の講義、「研修の概要」について説明を行いました。

 1日の研修予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、午後のみの研修でしたが、内容の濃い時間となりました。

 新規採用の先生方は、きっと緊張の連続だったと思います。今年一年間の初任者研修・新規養護教諭研修を通して大きく成長してください。総合教育センターのスタッフ一同、先生方を精一杯サポートして参ります。

経験者研修Ⅲ全体研修

4月26日(月)に経験者研修Ⅲ全体研修を開催しました。経験者研修Ⅲは、教職20年を経験した先生方を対象に先生方の専門性を発揮しながら学校をリードする力を育成するための研修です。

はじめに所長から教職経験20年教員としての心構えについて講義がありました。その後、教職経験20年教員としての課題の解決に向けて、教育の動向についての講義、課題を解決するための思考ツールを用いた演習を行いました。

研修者からは「学校をリードする立場であることを自覚し、組織の中核としての役割を担っていきたい。」「貴重な文献や資料をたくさんいただいたので、この機会に熟読し、今後教育(学校)が求められていることを理解して職務に生かしたい。」「経験ある立場であることを改めて意識する機会となり、身が引き締まりました。」などの感想がみられました。中堅教員の学校への参画が求めらる中、真剣に取り組む研修者の姿が大変印象に残りました。中核教員として自分自身のよさ、強みを発揮しながら学校をリードしていく力をさらに高めていくことを期待しております。

経済教育研修

4月14日、「経済教育研修」を実施しました。

キャリア教育との関わりやいわきの経済教育の位置づけについての講義の後、ファイナンス・パークやスチューデント・シティの令和3年度の実施に向けて、ジュニアアチーブメント日本の代表理事である佐川秀雄先生にご講義いただきました。

体験型経済教育施設の教育目的について、具体的な指導事例をもとにお話いただき、受講者からは、「これまでの経験に基づく熱意あふれるお話をお聞きし、実施する際の留意点について具体的に理解することができた」「生徒一人一人の意思決定力の向上に向けてサポートしていきたい」などの感想が寄せられました。

エリムでの体験活動は子供たちにとっても大変貴重なキャリア発達の機会となります。キャリア教育の視点も踏まえながら、事前指導・体験・事後指導を充実させ、有意義な活動となるよう計画的に進めていきましょう。

 

新任等常勤講師研修

 4月8日(木)に、新任等常勤講師研修を行いました。1年目と2年目の講師の先生方を対象に、「教師としての心構え」「教職員としての服務と勤務」「生徒指導」「特別支援」「授業の進め方」、また、養護助教諭の先生方は、「保健室経営」と多岐にわたって学びを深めました。大学を卒業したばかりの1年目の先生にとっては、初めての社会人、初めての学校での仕事ということで、大きな不安を抱えている様子が見られましたが、研修後の感想には「不安が少し和らいだ」「明日から頑張る力がわいてきた」といった内容が書かれていました。

 総合教育センターでは、引き続き、少しでも講師の先生方の不安が解消されるように各種研修を通してサポートしていきたいと思います。ぜひ、学校の方でも温かいご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

部活動指導者研修

 4月8日(木)に部活動指導者研修を行いました。まず「効果的な部活動指導運営について」と題して、学校教育課の上遠野指導主事より講義いただきました。

続いて、発達の段階に応じた部活動指導について、国立スポーツ科学センター先任研究立谷泰久先生より、「スポーツ場面で大事な『こころ』のこと~指導場面で役立つ心理学的アプローチ~」と題してご講話いただきました。

参加者からは、「リラックス法や不安との付き合い方を部活動指導や日々の教育活動に生かしていきたい」「勤務校の先生方にも情報を共有し部活動指導を充実させていきたい」といった感想が寄せられました。

教職2年次研修〈教科等指導研修〉

 1月19日(火)教職2年次研修(教科等指導研修)が行われました。
 今年1年間、2年次研修の先生方は、各自で課題(テーマ)を設定し、その課題解決のため、校内での研修を30時間以上実施してきました。
 本日はその研究発表会を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止、いわき市においても感染防止集中対策一斉行動のため、研修内容を一部変更し、報告書の読み合わせになりました。どの先生方も校内での研修をしっかりと積み重ね、実践してきたことが資料を通して読み取ることができました。

 

 後半は、「基礎的形成期の課題とその解決に向けて」という題で、研修調査室長による講義を行いました。「よい教師とは」「主体的・対話的で深い学びとは」「生徒指導とは」について、先生方の指導を振り返りながらご説明いただきました。最後の手紙の朗読では、研修者一同、心に響く内容でした。

 研修者から、「これからも自分自身の課題を持ち、研修に励みたい」「子どもたちの内面に向き合いながら指導していきたい」「自分にとってのよい教師ではなく、『子どもにとってよい教師』とは何かを考えていきたい」などの感想がありました。

特別支援学級等新任担当教員研修③

 12月25日(金)特別支援学級等新任担当教員研修③を実施しました。年間3回の研修を計画し、今回が今年度最後の研修となります。

 まずは、条約や法令等の確認です。これまでも説明してしてきた内容でしたが、改めて見直すことでさらに理解を深めることができました。

 

  次に協議では、2学期までに活用してきた教材の紹介です。活用してみて効果があった部分や改善していかなくてはならない部分についての情報交換をすることで、3学期以降の指導に生かすことができる協議となりました。

 

 

 午後は、実際に教育課程を作成する手順について確認をしました。講義の中では、児童の実態を把握するためのプロトコールの活用やWISCーⅣの読み取り方についての説明を行いました。また、自立活動内容検討シートを活用して指導内容の検討も行いました。

 

 研修者から「プロトコールを活用してみよう」「自立活動の指導内容の見直しを始めよう」「他校の教育課程作成の仕方を聞くことができてよかった」「目の前にいる児童生徒の実態を的確に把握することが大切である」という感想をいただくことができました。

授業力向上講座Ⅲ中学校英語

 12月18日(金)授業力向上講座Ⅲ中学校英語を、筑波大学附属中学校 肥沼 則明先生をお招きし、市総合教育センターにて、実施しました。

 肥沼先生には、『主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善』と題して、ご講義いただきました。

 

 講義では、豊富なご経験から新学習指導要領を読み解いていただき、「主体的・対話的で深い学び」にせまる内容を具体的に教えていただきました。

 「授業は英語で行うことを基本とする」ということで、肥沼先生の実際の授業を動画で見せていただき、授業で何を大切にするべきかを学ぶことができました。

 

 研修者からは、

『「気づく目、疑う気持ち、追求する心」で、教師も思考力、判断力、表現力を磨くことが大切だということに気づいた。』

『「授業は英語で」の実践例を動画で紹介していただき、楽しい英語の授業では、生徒の心が解放されるものと実感した。』

というような感想がありました。

 実践できる内容が多く、たくさんの資料をいただき、早速授業に取り入れてみたいと、研修に参加した皆さんから大絶賛でした。

 肥沼先生のように授業をやってみたいと、皆さん感じたことと思います。講義をずっと楽しみにしていた方にとっても、初めて講義を聞いた方にとっても、充実した時間となりました。

 肥沼先生、お忙しい中ありがとうございました。素敵なプレゼントをいただいた半日でした。

 

 

幼稚園新規採用教員研修〈一般研修④〉

12月25日(金)、幼稚園の新規採用の先生方と希望者を対象に今年最後となる研修を行いました。

はじめに本センター室長から、フレーベルのことばが紹介され、幼児教育の重要性について講義がありました。

続く先輩教員からの実践に基づいたお話では、園児が楽しむ前に教師も楽しむことの大切さがたくさんの事例とともに紹介されました。

園長先生による講義では、記録することの大切さとそれをどう生かすかという具体的な資料に基づくお話がありました。指導に生かす評価のあり方について大変参考になりました。

最後に実践の振り返りと2年目に向けてのお話をいただき、一年目の研修を総括していただきました。

研修者の皆さんからは「これからの保育を前向きにしようと考えさせられる研修でした」「2年目に向けて今すべきことがわかったので次につなげたい」「1年間を振り返り、いろいろと制限される中で、先輩の先生方に助けてもらい、日々成長することができたと思う」「失敗してもそれを糧に成長していきたい」などの感想がたくさん寄せられました。

本日は、クリスマス。年末の忙しい中での研修でしたが、参加された先生方の真剣なまなざしが大変印象的でした。講師の先生方からのたくさんの資料やメッセージも参加された先生方に大変貴重なプレゼントになったかと思います。当センターも先生方のさらなる成長を応援しております。お疲れ様でした。

授業力向上講座Ⅲ中学校数学

 12月17日(木)授業力Ⅲ中学校数学を筑波大学付属中学校 近藤 俊男先生をお招きし、市総合教育センターにて実施いたしました。

 近藤先生には、『「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善』と題して、豊富な実践例を基にご講義いただきました。

 講義では、実際に近藤先生の授業ビデオを拝見しながら、これまでの授業を洗練していくための方法や、「見方・考え方」を働かせながら授業を進めていくことについて具体的に学ぶことができました。

研修者からは、

「どうしてその根拠になったのかを大切にできる働きかけを日々の授業の中で行っていきたい」「実践例から、生徒の身近な問題として捉えることのできる課題設定を学んだので生かしていきたい」などの感想がみられました。

近藤先生、ありがとうございました。

保幼小連携講座を実施いたしました。

11月11日、エリムを会場に保幼小連携講座を開催いたしました。

当初、大浦小学校を会場に幼小連携の生活科の授業を、見ていただく予定でしたが、参加人数と感染症対策を踏まえ、会場を変更しての開催となりました。

実践発表では、大浦小学校と四倉第二幼稚園の日頃から連携を進めている取組の紹介や、10月に実施した交流学習の授業の動画を視聴ながら研修を進めました。

続く協議では、実践発表を踏まえ、「よりよい保幼小連携のあり方」をテーマに小学校、中学校、幼稚園、保育所、こども園の先生方と「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を視点としながら、合同協議を行いました。

研修者からは、「もっとお互いの教育活動を知ることが大切だと感じた」「実践のように園児・児童の実態を話し合い、共通の課題を洗い出し、ねらいを明確にして交流学習を進めるプロセスが大変参考になった」「教員同士が話し合うこういう機会を大切にしていきたい」などの感想がありました。 

「小一プロブレム」にあるように、小学校への接続は、私たちが想像しているよりも園児にとって実は大きなハードルがあるのかもしれません。

今回のような交流の機会を大切にしながら、他校種について相互理解を深めることが保幼小連携の第一歩と感じました。

初任研 他校種参観研修(小名浜一中・鹿島小)

 

色づきはじめたイチョウの葉が秋の日差しに輝く季節になりました。10月29日(木)、初任研「他校種参観研修」を実施しました。

午前中は小名浜第一中学校を会場に、小学校の先生方と養護の先生方が研修を行いました。校長先生のご講話と研修主任の先生からの「参観の視点」の講義の後、中学生の授業の様子を参観です。

  

国語・数学・社会・英語・家庭の授業での先生の指導、生徒のやりとりなど参観した後は協議です。小学校との違いや小中のつながりなど、実際に参観し、感じたことを出し合いました。養護の先生方は、ご講義を通して、養護教諭としての役割や大切にすべきことを考える時間となりました。

 

 

 

午後は鹿島小学校を会場に、中学校の先生方が研修を行いました。授業参観の後、校長先生のご講話と教務の先生からのご講義をいただきました。

 

研修者同士での情報交換の場面では、きめ細かい指導の在り方について鹿島小の先生方の指導を通して実感できました。

 

会場校としてご協力くださった小名浜第一中学校・鹿島小学校の先生方、ありがとうございました。

 

不登校対策講座

10月15日、昨年に引き続き、中京大学より辻井正次先生をお招きして不登校対策講座を開催いたしました。

不登校の背景には様々な要因がありますが、不登校になる前に何ができるのか、今回は特に不登校の未然防止をテーマにご講義いただきました。

先生方からは「学校生活の中での学習支援や学級づくりを見直していきたい」「学習に対する不安が不登校の要因で多いことに驚いた。わかる授業を展開しながら、子どもたちの登校不安を減らす関わりをしていきたい」「三者相談でアドバイスシートを活用していきたい」「子どもたちができたことを素直に伝えながら、子どもたちをほめる場面をつくってあげたい」などの感想がたくさんありました。

不登校になってからの対応ももちろん大切ですが、なかなか特効薬はありません。そうなる前に学校生活の中でもできることがたくさんあります。今回学んだような視点を不登校対策の一つとして、ぜひ学校でも実践してみてください。

ICT活用講座①②

    10月6日(火)と7日(水)に、中学校と小学校に分かれ、ICT活用講座①②を行いました。東京書籍の方を講師に招き、今年度から導入された中学校数学と小学校理科のデジタル教科書を中心に、その使い方を学びました。普段、学校現場でゆっくり見ることができていないデジタル教科書について、その中身について実際に操作しながら研修しました。

 参加した先生方からは、「教材研究に力を入れながら、子どもたちに分かりやすい授業を取り入れていきたいと思う」「限られた機能しか使いこなせていなかったため、教えていただいたことを少しでも活用したい」「GIGAスクール構想を目指している現場にとって、今日のような研修はかなり有意義だった」「資料一覧や基礎技能、MY教科書エディタなど、自分が知らないツールを教えていただき、今後の授業に役立てていきたい」などの感想が寄せられました。

 今後、ますますICTを活用した授業が求められてきます。苦手な先生もいらっしゃると思いますが、こどもたちのために少しずつでもいいので、授業でICTを活用していって欲しいと思います。

特別支援学級等教育講座

 10月2日(金)「特別支援学級等教育講座」が総合教育センターで行われました。
 例年であれば実際の授業の様子を見ながらの研修でしたが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、授業の様子をビデオで撮影し、その映像をもとに研修を進めて参りました。

 授業を提供していただいた矢部先生から、授業の流れや工夫した点などのお話をいただきました。

 協議では、授業の手立てについて話し合いを行いました。どの先生方もご自身の実践のもと、活発な意見交換をされていました。

  研修者からは「掲示物を利用して、児童に学習の見通しを持たせていた」「全体学習と個別学習のつながりがとても工夫されていた」「児童の特性に合わせた課題の設定が大切である」などの感想がありました。

初任者研修「授業研修③」

金木犀の香りが風に乗って漂う季節になりました。10月1日(木)、初任者研修を実施し、66名の先生が参加しました。この日は、道徳・総合・放射線教育・ICTと講義が満載です。センター指導主事も気合いが入ります。

 

  

実際に機器を操作したり、身近な話題とつなげたりすることで、日々の授業や子どもたちをイメージしながらの学びが続きました。協議の時間や昼食の時間には、先生方同士の情報交換や近況報告などが活発に行われていました。初任研は、同期で集まる貴重な時間にもなっています。

 

ちょうど年度後半スタートの日。研修の終わりには、センター所長よりねぎらいと励ましのメッセージが送られました。

令和2年度は、初任者だけでなく、全ての先生方、子どもたちにとって特別な年度であることは間違いありません。それぞれの学校でも、互いに声を出し合い、サポートし合いながら残り半年を過ごしていきましょう。

学校組織マネジメント講座

9月30日(水)、学校組織マネジメント講座を実施しました。45名の先生が参加しました。

 総合教育センター指導主事が「効果的な学校経営参画の進め方」として講座を進めました。実際に体験する演習を多くして実践的な講座内容で進めました。

 受講者からは「自分が組織の一員として仕事をしているという自覚を持ちたい」「チームの力が発揮できるような自分の働きかけを考えて、積極的に関わっていきたい」「コロナの影響でいつもの流れと違う様々なマイナスが生まれがちだが、対話で支えながらよい方向へ向かえるような一役でありたい」等の感想が寄せられました。

参加された先生方には、本日の研修を実践につなげていただきたいと思います。

授業力向上講座Ⅱ(小中:体育・保健体育)

 

 9月29日(火)平体育館にて授業力向上講座Ⅱ(実践)(小・中学校:体育・保健体育)が行われました。

 福島県教育センター指導主事の関根智美先生をお招きして、「教科の特性を生かした授業の展開」についての講義・演習を行いました。

 前半は福島県の児童生徒の健康課題のデータを提示していただき、関根先生の実践例を紹介していただきました。

 後半は授業の導入(主に準備体操の部分)についてグループごとに考えました。本時で行う運動の特性に触れながらの準備運動です。

 どの先生方もアイディアを出し合って、一つのものを作り上げている姿が印象的でした。このような先生方の姿が、体育科における、主体的・対話的・協働的な学習だと思います。

 研修の最後には、各グループでの発表です。どのグループも運動の特性を踏まえ、素晴らしい発表となりました。

 先生方の感想では、「これまでマンネリ化となっていた部分が改善できそう」や「今後はスリーアップというキーワードで導入を考えていきたい」、「小学校では、運動身体づくりプログラムを実施している。その中にブラジル体操を取り入れることができそう」というものでした。

この研修を通して、たくさんの先生方が授業のヒントを得ることができました。

道徳教育実践講座

 9月24日(木)、総合教育センターにて「道徳教育実践講座」を実施し、60名近くの先生が参加しました。例年であれば実際に学校を訪れ、道徳の授業を見せていただく講座ですが、今年度は感染予防のため、事前に取った授業VTRを観ながらの研修です。

 

 提供していただいた授業は、湯本二中3年生の「ふきのとう」(勤労)です。3人組で話し合ったり発言の順番を決めたりする手法についてや、「勤労」を重点化させた別葉の紹介など、VTRとともに実践紹介をしていただきました。後半は「えんたくん」というツール(センターの研修で時々登場しています)を用いながら、参観しての感想、普段の授業での発言を引き出す工夫、授業記録の仕方の観点で協議を行いました。2枚目の写真は、各班の「えんたくん」を互いに見ているところです。

 参加した先生方からは「初めて知る手法だったので、自分の授業でも実践してみたい。他にも学習活動で有効なものがないか、調べて活用していきたい」「協議の中で、他の先生方の実践アイディアを聞くことができ、大変参考になった。毎週道徳の授業があるので、いろいろ工夫しながら行っていきたい」などの感想が寄せられました。

 実際の授業での先生の姿や子どもたちの様子を見せていただき、参観した先生方で話し、さらにそれぞれの学校で話題にすることが、授業改善につながります。ご協力いただいた湯本二中の先生方、ありがとうございました。

初任研・新規採用養護研修「特別支援学校参観研修①②」

 9月10日(木)、17日(木)に、平支援学校、いわき支援学校を会場に特別支援学校参観研修を実施しました。

 10日は、平支援学校でそれぞれの学級に初任者の先生方が入り、授業参観を実施しました。養護の先生方は校内を見学したあと、保健室にて講義をいただきました。

    

  17日は、いわき支援学校の様子を参観しました。

    

 どちらの学校でも、参観後には協議の時間を設けていただき、特別支援学校の先生方にお話を伺ったり、初任者自身が持っている課題についての助言をいただいたりしました。平支援学校、いわき支援学校のどちらの校長先生も、地域との共生・一人ひとりに合った支援の重要性についてお話しくださいました。

 初任者からは「担任の先生の、子どもの見取り方や声かけの仕方などがとても勉強になった」「個に応じた指導や関わりができるよう、自分も行動の背景を見ていきたいと思った」などの感想がありました。

 「支援学校は教育の原点である」という言葉があります。子どもの自立のために私たち教員がすべきこと、考えるべきことについての多くの示唆をいただくことができる、貴重な研修となりました。会場校の先生方、大変お世話になりました。 

 

 

 

研修の変更について(9月14日付け)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたいわき市総合教育センター研修の変更について(通知)」を、9月14日付けで各学校に通知しました。時間変更、会場変更など複数の変更がありますので、研修前に確実にご確認ください。

新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたいわき市総合教育センター研修の変更について(9月14日).pdf

9/1~3 プログラミング教育担当研修

 9月1日(火)~3日(木)の3日間、「プログラミング教育担当研修」を小学校の悉皆研修として行いました。小学校では、今年度からプログラミング教育を行うことになりました。この研修では、5年生算数と6年生理科におけるプログラミング教育について、実際にscratch(スクラッチ)とmicro:bit(マイクロビット)を操作しながら学びを深めました。

 参加した先生方からは、「プログラミング教育を現場でどう行っていくのか、イメージを持つことができた」「現職教育で伝達講習の時間を設定しているので、実際にコンピュータを使って伝達していきたい」「現職でできるように、自分が何度もやって身に付けたい」などの感想がありました。

 児童に対してプログラミング教育を初めて行う先生がほとんどだと思います。ぜひ、研修資料を参考にして、児童の実態を踏まえた指導方法の確立に向けて、各校でさらに研修していって欲しいと思います。

幼児教育講座①②

8月24日、幼児教育講座①②が行われました。

午前中は県との共催で、教育課程研究協議会として実施いたしました。

「幼児の終わりまでに育ってほしい10の姿」の捉え方や特別な支援をどう捉え、どのように就学支援をしていくのかについて研修を行いました。研修を受けた先生方からは、「次年度の教育課程を編成する際に校内研修で共通理解を図りたい」という振り返りが多く見られました。幼稚園における教育活動がさらに充実したものとなるよう生かしていただきたいと思います。

午後は幼児教育講座②として、スポーツリズムトレーニング協会インストラクターの伊藤英雄先生と伊藤里江先生を招いて園児が喜ぶリズムトレーニングを紹介いただきました。

音楽に合わせての縄跳びも奥が深い。

リズムに合わせて行うシンプルだけど面白いトレーニング。体操が脳を活性化させます。

ラインを使ってのステップ。「跳ねる」と「楽しい」はセットだと実感します。知っているBGMがより気持ちを高めていました。

夏休み最後の研修でしたが、「早速2学期から取り入れたい」「シンプルで楽しい」「教えあうことで社会性も身につく」などの感想がたくさんありました。筋肉痛の心配をものともせず一生懸命取り組む先生方の姿が素晴らしかったです。

伊藤先生ありがとうございました。

プログラミング教育実践講座

    8月24日(月)に「プログラミング教育実践講座」を行いました。小学校、中学校合わせて35名の先生方がプログラミングについて学びを深めました。はじめに、プログラミング教育の概要について学んだ後、実際にLEGOのロボットを使い、プログラミングを体験しました。参加した先生方の感想には、「自分が感じたおもしろさや追求・探求する気持ち、意欲を子どもたちに体験させたい」「教師が苦手意識を持つことなく、授業に取り組んでいいきたい」「プログラミング教育の核は、試行錯誤、トライ&エラーであると、改めて意識することができた」「小学校の基本にどのように中学校で上乗せをするか考えていきたい」など、多くの学びがあったことが書かれておりました。

 

カリキュラム・マネジメント講座

 8月19日(水)カリキュラム・マネジメント講座を開催いたしました。本年度からの新設の講座です。
 講師に郡山市立白岩小学校 校長 坂本義仁 様をお招きしご講義いただきました。

 1講義では、カリキュラム・マネジメント概論として、学習指導要領の総則などの資料からカリキュラム・マネジメントの目的や方法・手順などわかりやすく教えていただきました。

 また、2講義・演習カリキュラム・マネジメントの推進として、カリキュラム・マネジメントカレンダーなどを活用して自校化を図ることのできる演習を行いました。資質・能力の向上を図るための工夫・改善について考えることができました。

 研修者からは、「授業や行事での子どもたちへの指導を考える際、1時間の内容や1回の行事だけでなく、単元全体や年間を通しての指導の進め方、他教科との関連など幅広い視点で考えるようにしていきたい」「ただ頑張るのではなく、目的をもって頑張ることをしていきたい」「『学校全体』という視点をもち、運営に関わっていく姿勢をもたなければと痛感した研修であった」「学校の強み・弱みを客観的に分析し、教育活動を編成する力を身につけたい」「演習を通して、きちんとPDCAを行うことの大切さを感じた」「できることから取り組むこと、年間を通して見通しをもって教育目標の具体化を目指す大切さを学んだ」「コロナ禍なので、今まで以上にマネジメントが必要であると感じた」「モヤモヤしていたものがスッキリ晴れた感じがした」などの感想が聞かれ、研修が大変充実していたことがうかがわれます。

坂本 義仁 先生、お忙しい中本当にありがとうございました。

研修者には、この学びをぜひ2学期からの実践につなげてほしいと思います。

初任研・新規養護研修「カウンセリング研修」

元気なセミの声が響く日が続きますが、20日は、初任者の先生方の元気な声を「カウンセリング研修」で聞くことができました。

 

初めは市教育相談員の渡邊先生による「カウンセリングマインドを生かした生徒指導」についての講義と、市スクールカウンセラーの上遠野先生による「スクールカウンセラーとの連携」についての講義を小中の先生方と養護の先生方がそれぞれ受講しました。「聴く」ことの大切さについて教えていただきました。

 

その後はセンター指導主事による「カウンセリングの指導と実際」の講義です。実際に「傾聴」の演習や、「構成的グループエンカウンター」の演習などを通して、子どもの思いを知る方法や学級の望ましい人間関係作りについて考えることができました。

 来週からいよいよ子どもたちの声が学校に戻ってきます。音として聞こえる「声」だけでなく、心の「声」にも寄り添い、その思いに共感できる教師でありたいと思える研修でした。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校国語)

 

夏休みも残りわずかとなった19日、「授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校国語)」が行われ、多くの先生方が受講しました。

 

午前は基礎編です。センター指導主事が、指導要領改訂のポイントや、指導と評価の一体化についての演習、子どもの発達・成長と国語についての講義を行いました。受講した先生からは「改めて、国語の学習の重要性を感じた」「発達や学びの系統を教師が意識して指導することが大切だと思った」などの感想が挙がりました。

 

午後はいわき教育事務所の阿部指導主事による実践編です。実際の教材を用いての発問作りや、子どもの立場になって考える活動、RST(リーディングスキルテスト)の視点から見た授業改善についての講義がありました。「2学期の学習で、早速使ってみたいと思う」「発問を書いてみることで、精選されることを実感できた」などの感想が挙がりました。

 小学校では、ほぼ毎日国語の授業があります。どの子にも「言葉の力」が身につくようにするために、我々教師にできること・すべきことはたくさんあります。子どもとともに学びを創り出していくことを、楽しんでいきたいですね。

授業力向上講座Ⅱ(小中 図工・美術)

 8月18日(火)に、「授業力向上講座Ⅱ小中 図工・美術」の研修をElemで行いました。講師として、綴小学校の冨田教頭先生をお招きして、講義と模擬授業を通して、新学習指導要領をふまえた授業について学びを深めました。特に、模擬授業は「曼荼羅」を題材として進められ、参加者した先生方が一言も話さずに、集中して作品制作に取り組んでいる姿が見られました。最後は、作った作品を鑑賞して、お互いの作品のよさを認め合いながら、温かい雰囲気で研修が終わりました。素敵な作品を見ていただけたらと思います。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校算数)

 8月5日(水)授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校算数)を文化センター大ホールで実施いたしました。講座Ⅰは98名、講座Ⅱは156名と、たくさんのご参加ありがとうございました。


 午前中の講座Ⅰでは、コアティーチャーでもある平第四小学校の廹田邦斗先生にご講義いただきました。
 新学習指導要領や授業スタンダードをもとに、ポイントをしぼってお話をいただくとともに、プログラミング学習の授業づくりについても、実際の授業を紹介していただきました。また、各学年ごとの協議を通して、どのように資質能力を育成していけばよいのかについても考えることができました。

研修者からは、

「算数の本質や楽しさを味わえるように授業を改善していきたい」

「めあてとまとめの在り方や整合性について、評価の観点の視点から改めて考えられることができた」

「2学期の指導のポイントを話し合えてよかった」

「プログラミング学習の授業に挑戦してみたい」

などの声が聞かれました。

 午後の講座Ⅱでは、明星大学客員教授の細水 保宏先生においでいただき、ご講義いただきました。「はてな」「なるほど」「だったら」などのキーワードをもとにしながら、「主体的・対話的で深い学び」を行うためのたくさんのヒントを具体的に教えていただきました。

研修者からは、
「教科書を覗くのみでしたが、「だったら」のキーワードを念頭においてページをめくってみたい」

「授業で学級指導を行うということが今の私に必要なことだと感じた。自分自身を見直し、思いをしっかり持って取り組んでいきたい」

「1時間の授業で大切にしたいものは何かを明確にして実践していきたい」 

「主体的に学べるようにするには、考えたくなる問題の提示や子どもたちの作る問いが大切であると改めて感じた」

などの声が聞かれました。

 算数好きな子どもたちを増やしたいと思うことができた1日でした。

お二人の先生、本当にありがとうございました。

 

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校)

 8月6日(木)は授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校)が開催されました。今日的な教育課題解決のため、授業の在り方についての研修を深めることができました。

まずは午前中、授業力向上講座Ⅰの様子です。

 

【中学校:国語】

講師は学校教育課 指導主事 千葉健太郎先生です。

 

 

 

【中学校:社会】

講師はいわき市立入遠野中学校 校長 嶺岸知弘先生です。 

 

 

【中学校:数学】

講師は学校教育課 指導主事 数間浩行先生です。

 

 

 

【中学校:理科】

講師は総合教育センター 指導主事 鈴木陽文先生です。

 

 

 

【中学校:英語】

講師は学校教育課指導主事 松尾修吾先生です。

 

 

続きまして午後の授業力向上講座Ⅱの様子です。

 

【中学校:国語】

講師はいわき市立湯本第二中学校 教頭 山上ひとみ先生です。

 

 

 

【中学校:社会】

講師は筑波大学附属中学校 主幹教諭 関谷文宏先生です。

 

 

【中学校:数学】

講師はいわき教育事務所 指導主事 大森 淳先生です。

 

 

【中学校:理科】

講師は筑波大学附属中学校 主幹教諭 新井直志先生です。

 

 

 

【中学校:英語】

講師は総合教育センター 指導主事 磯上優美先生です。

 

 

この日は文化センター近くは30℃(私物の温度計)を超す夏日でしたが、どの講座もそれ以上に熱く活気のあるものでした。

 

研修者の皆さんお疲れ様でした。

 

講師の先生方ありがとうございました。

 

 

 

 

 

新任等常勤講師基礎研修

   8月4日(火)に、平第五小学校を会場に新任等常勤講師基礎研修を行いました。午前中は、経験者研修Ⅱの先生方の模擬授業を参観し、様々な指導の在り方について学びを深めました。午後は、実際に模擬授業を行い、意見交換をしました。参加者の感想には、「本日の研修で自分自身の課題やよりよい授業づくりのために行うと良いことが明確になった」「実際に授業を見ていただくことは大変ありがたい」「講師の先生方と同じ悩みや疑問について協議できたので、とても良い機会になった」などが書かれておりました。準備は大変ですが、授業を見合うことの大切さが実感できたようです。

 最後に、夏季休業中にも関わらず研修会場を提供していただき、会場清掃や駐車場誘導にご協力いただきました平五小の先生方に、感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業力向上講座Ⅱ(小中・音楽)

 8月3日(月)には、「授業力向上講座Ⅱ(実践)小中・音楽」の研修を行いました。今回は、「smile again」の作詞・作曲をされた中山真理先生をお招きし、文化センター大ホールを会場に、歌唱指導を通して音楽指導について学びました。また、中山先生の作られた楽曲を通して、「主体的・対話的で深い学び」を考えていきました。参加された先生方も研修が進むにつれて、歌の素晴らしさを実感され、素敵な歌声を響かせていました。最後には、中山先生のプロの伴奏に合わせて、「smile again」の全体合唱で研修が締めくくられました。参加者の先生方からは、「活動を通して、歌い方に気づかせていく指導法や、どう歌おうか自分の思いや意図を持たせられるような働きかけなど大変勉強になった」など、学びが深まったという感想が多く寄せられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校社会)

 7月31日(金)に「授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ小学校社会」を行いました。小学校は1学期最終日の忙しい日であるのにも関わらず、研修に参加していただきありがとうございました。

 午前の講座Ⅰ(基礎)では、社会科の授業づくりや新学習指導要領の社会科の改訂のポイントについて、研修を深めました。演習では、4学年の地域教材についてグループで話し合い、活発な意見交流ができました。

 午後の講座Ⅱ(実践)では、中央台南小学校の戸田秀樹先生に講師としてきていただき、調査研究委員や小教研授業公開協力校での経験を基に、様々な事例や模擬授業を通して、より実践的に社会科授業づくりについて学びました。参加者の先生の感想の中には、「模擬授業があり、より分かりやすく授業づくりのポイントを考えることができた」という意見があり、多くの学びのある研修となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャリア教育講座

8月3日に専門研修「キャリア教育講座」を行いました。

新学習指導要領でも社会とのつながりが強調される中、各学校でどのようにキャリア教育を推進するかは大きな課題です。

キャリア教育で育成する基礎的・汎用的能力とは何か・・・、それをどのように学校で育成していくのか・・・。

研修者からは本日の講義を受け「漠然としていたキャリア教育だったが、とてもすっきりした」「参考になる事例がたくさんあって勉強になった」「キャリア教育の概論から実践、長田先生の講義まで幅広く、とても有意義な研修だった」との多くの感想が寄せられました。

泉北小学校さんからの実践紹介。豊富な資料で大変参考になりました。

棚倉町教育委員会での実践紹介。新たな視点がたくさんありました。

そして、文部科学省の長田徹先生の講義。熱い想いが伝わります。

長田先生からは「いわきの先生方の熱心な姿勢が素晴らしいですね」との言葉をいただきました。

本日の研修をぜひとも各学校でのキャリア教育の推進につなげ、子どもたちの笑顔を社会につないでいきたいものです。

 

新規採用幼稚園教諭基本研修②③

7月31日、幼稚園新規採用教員研修が行われました。

本研修は、幼稚園教員としての資質向上を図るための研修として実施しております。

午前中は一般研修②として、保育記録や指導案の理解、家庭との連携について講義を行いました。

午後は一般研修③として、障がいの種類や特性、教材の開発や指導方法についての演習です。

研修者同士で相談しながら指導計画を立てたり、保護者との面談の演習を行いました。

午後は園児が喜び、体を動かすダンスや教具教材を作成する演習です。講師の先生方から紹介いただいたものは、取り入れやすい教材ばかりです。演習が始まれば、さすが幼稚園の先生たち。まるで園児がいるかのように楽しそうに体を動かしておりました。

研修者からは、実務に繋がるたくさんの学びがあったとの感想が多く寄せられました。

特別支援教育新任担当等研修②

 7月30日(木)体験型経済教育施設(Elem)にて特別支援学級等新任担当研修②を開催いたしました。「特別支援教育や通級指導教室におけるこれまでの指導について振り返るとともに、よりよい授業づくりや教育課程編成について研修を積むことにより、担当教員としての資質の向上を図る。」 をねらいとして行いました。

 条例や法令をもとに、インクルーシブ教育システムの理解を深めたり、具体的事例などから、発達障がい(主に自閉症)の特性について知ることができたりと、担当教員としての資質を向上することができた講義でした。 


 後半は各研修者が1学期に使用した教材等を持ち寄り、活用の仕方などを協議しました。また、個別の教育支援計画や指導計画の作成と活用についての話し合いも行いました。

     

 受講者からは、「この研修を生かして2学期から児童生徒に寄り添った指導していきたい」という感想が多くみられました。 

   

カウンセリング基礎講座

 7月30日「カウンセリング基礎講座」が行われ、約50名の先生が参加しました。午前は、医療創生大学特任准教授 久保尊洋先生による「学校現場で使えるカウンセリングの方法と実践」の講義です。

 

カウンセリングの技法の一つである「動機づけ面接法」について、演習を交えながら学びました。相談者本人がもつ両価性(二つの相反する気持ち)を引き出し、気づかせていく尋ね方が、この面接法の大事なところです。

 

 午後は立正大学より鹿嶋真弓先生をお招きし「いじめにおける心理理解と対応」という題でご講義いただきました。都内の中学校で理科の教員として教壇に立ちながら、構成的グループエンカウンターを取り入れた学級経営を行ってきた鹿嶋先生。深い学びを成立させるためには、互いのよさや違いを受け容れる学級集団づくりが重要であるということを、具体的な取組みや事例をふまえながらお話しいただきました。

 受講した先生からは「一人ひとりのよさを見抜くパーソンポジティビティという視点を教師も子どもも、もてるようにしていきたい」「雰囲気のよいクラスを楽しみながら作っていく活動をたくさん教えていただいたので、実践してみたい」などの感想がありました。

 2学期からの学級経営や児童理解に大切な視点を学ぶことができました。ご講義くださった久保先生、鹿嶋先生、ありがとうございました。

授業改善講座

7月29日(水)は授業改善講座を実施しました。

 宮城教育大学教職大学院 教授 吉村 敏之先生を講師として、「主体的・対話的で深い学びの実現にむけた授業の創造 ―林竹二の遺した事実に学ぶ―」の題で講義を進めていただきました。 

 

 吉村先生の講義中には、林竹二先生の遺されたたくさんのキーセンテンスがありました。「教師の仕事は学ぶこと」「学んだ証は変わること」「授業を決定するのは教材でなく、教師」「授業とは、教師が厳しく組織して、子どもの内のかけがえのない宝にふれる仕事」「生命の畏敬の欠けたところに教育はない」などをもとに具体的にご指導いただきました。

  研修者からは「子どもの内面の変化や成長に、より一層目を向けながら、日々の授業づくりに取り組んだり改善したりしていきたい」「何十年前の資料であったが、『主体的な学び』にするためには、『深い学び』が必要であり、子どもの本質を見取ることが大切なのは今の教育も同じであると思った」「多忙化の中でも、授業の中で子どもたちの心を耕すことが重要だと感じた」「大学時代に学んだ林竹二先生の実践や教育論が、教職について時間を経た今、実感を伴って、その素晴らしさと深さを感じた」等の感想が寄せられました。 

 子どもたちの事実から学び、授業改善に取り組んでいきたいと思います。吉村先生、ご指導ありがとうございました。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ小学校理科

 7月27日(月)に、夏の研修の最初となる授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ小学校理科を行いました。授業日でしたが、多くの先生方にご参加いただきありがとうございました。

 講座Ⅰでは、理科の見方・考え方を働かせることについての講義の後、第3学年に追加された「音の伝わり方と大小」の授業で取り入れることができる糸電話を製作しました。また、顕微鏡を使い、葉の裏の気孔を観察しました。実際に作ったり、観察したりすることの大事さを感じていただけたのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 講座Ⅱでは、前半、より実践的に「理科の見方・考え方」について、演習を入れながら学びました。後半は、理科における「ICT教育とプログラミング教育」と題し、第6学年の電気の学習でのプログラミング学習を取り上げました。教科書に掲載されている「MESH」やまもなく各学校に届く「micro:bit」を使ったプログラミング学習を、参加者の先生方に体験してもらいました。児童に指導する前に、まず指導者側が経験を積み、慣れることが大事であることを、多くの先生方に実感していただけたのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱ〈先輩校研修・学校訪問研修〉

 7月3日(金)に、中央台北小学校を会場に養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱ〈先輩校研修・学校訪問研修〉を行いました。今年度は、ⅠとⅡを合わせて3名の先生方が研修を深めました。指導してくださった橋谷田養護教諭より保健室の経営の仕方や養護診断の在り方、日頃の執務の中で疑問や不安に思っていることへの助言など、多くのことを学ぶことができました。特にコロナウイルス感染予防については、貴重な情報共有ができました。研修を行うにあたり、研修会場の提供や指導助言をいただきました安田校長先生をはじめ、橋谷田先生、そして中央台北小学校の先生方に感謝いたします。ありがとうございました。

【参加者の感想】

・執務や子どもへの対応、保護者への対応まで、幅広く疑問に思っていることを研修することができました。

・様々な視点から、学校保健を充実させていけるようになりたいです。

・経験に基づいたお話を伺い、ご指導を受けることができてよかったです。

 

 

 

 

学校司書研修④

7月3日、学校司書研修④を実施しました。

午前は課題図書の活用・紹介についての研修、午後は新聞の活用・掲示についての研修です。「課題図書=読書感想文」ととらえがちですが、それだけではもったいない!多くの子どもたちに手にとってもらいたいということで、アイディアを出し合います。

 

早速、折り紙や手描きのイラストを加えてのポップ作りや、課題図書の内容と関連する本とのコラボ紹介の方法などが出されました。学校司書の皆さんは、手先が得意だったりアイディアが豊富だったり。自然と拍手がわき上がります。

午後は新聞の活用についてです。図書ボランティアと協力してのスクラップブック作りや、読書タイムを活用しての読む時間の確保、記事の掲示など、実践している学校の実物や写真が紹介されました。

今年度から小学校の学習指導要領の国語では、情報に関する指導が明記され、教科書にも図書館の利用や新聞資料の読み方について載っています。子ども向けの新聞は複数出ており、それぞれに特徴があります。それらを読み比べることもできる貴重な時間となりました。

夏季休業中の研修における変更について(7月1日付け)

 夏季休業中の研修における変更について、7月1日付けで各学校に通知しました。受講前に必ず確認の上、当日来ていただきますようお願いいたします。なお、日によっては参加者が大変多い研修があったり、複数の研修が重なったりして、センター周辺の駐車場が混み合うことが予想されます。時間には余裕を持って、お越しください。

夏季休業中の研修における変更について.pdf

道徳教育担当研修

7月1日、「道徳教育担当研修」を実施しました。午前は中学校の先生方、午後は小学校の先生方が道徳教育について研修しました。

 

前半は学校教育課指導主事による講義です。道徳教育における授業の位置づけ、授業で何を学ぶのかなどの基本事項の確認や、「手品師」という教材を例として、授業展開・発問について研修しました。

 

後半は、センター指導主事による講義・演習です。中学校は「足袋の季節」、小学校は「雨のバス停留所で」という実際に教科書に掲載されている教材を用いて発問や授業の展開、板書について演習を行いました。

参加した先生方からは「議論することや対話することは子どもたちの学びを深めるための手段であり、目的ではないということが確認できた」「発問の言葉一つで価値(内容項目)が変わってしまうと分かったので、十分吟味して授業に臨むことが大切だと感じた」などの感想がありました。今回の研修は、全ての学校の先生に来ていただきました。ぜひ、職員室等で「卵焼きの話って何?」「唐揚げの話って何?」と参加した先生に聞いてみてください。道徳について先生方同士が話すきっかけになると思います。

 

保健主事研修

6月26日(金)、保健主事研修を実施いたしました。新型コロナウイルスへの対応で忙しい中、新任保健主事の先生方を中心に多くの先生方にお集まりいただきました。

市薬剤師会の先生による講義では、アレルギーに対する対応や窒息事案、熱中症事案など学校生活の中で実際に起こった身近な事例を紹介していただきながら、その対応について学びました。エピペンの使用方法については、体験できるキッドを用いて演習を行い理解を深めることができました。

続く、講義・演習では、保健主事の役割について確認し、各学校での健康教育の課題解決に向けて、保健主事としてどのように進めていけばよいか講師から提示された具体的なプランをもとに協議しました。

およそ2時間の研修でしたが、研修者にとって大変内容の濃い時間となったようです。「保健主事としての悩みを共有できた」「保健主事としての責務をしっかり果たせるよう学校の課題にどのようにアプローチしていくか考えていきたい」「危機感を持って教育活動に当たっていきたい」「アレルギーを持った生徒への対応を再確認できた」「学校保健委員会の活用について大変深い学びになった」などの感想が見られました。

新型コロナウイルスへの対応では、各学校でかなり共通理解を図りながら進めているところかと思います。健康課題についての様々な対応も学校組織を活かして、連携を図りながら進められるよう今回の研修を是非生かしていただければと思います。

初任者研修 授業研修②

色づいた紫陽花を街のあちこちで見かける季節の中、6月18日(木)、初任者研修「授業研修②」を実施しました。小・中学校の先生方が半日ずつ、研修を受けました。この日初めて、実際に対面しての初任者研修ということで、センター職員一同、わくわくしながら待っていました。

 

まず、昨年度の初任者の先生による「初任者研修を振り返って」の発表です。うれしかったことや戸惑ったこと、多くの先生方のサポートやご指導があったことなどを伝えてくださいました。経験の近い先輩のお話に、初任者の先生方もうなずいたりメモを取ったりしていました。

 

続いては、センター指導主事による生徒指導についての講義です。小・中それぞれの校種に即した事例などをふまえての説明に、先生方は熱心に聞き入っていました。

 

協議・演習では一人ひとりが指導案を持ち寄り、単元の流れや、子どもの姿を意識した授業のあり方などについて話し合いました。思わず身を乗り出したり、新たなアイディアにすっきりしたり、あっという間の1時間でした。

本格的な登校再開からまだ3週間。初任者の先生方も学級づくり、授業づくりに奮闘する毎日です。チーム学校の一員として、先輩方に教わりながら、大いにがんばってほしいと思います。資料を準備し、発表をしてくださった2年目の先生方、本当にありがとうございました。

学校司書研修③

総合教育センターも、人が集まっての研修をしばらく控えていましたが、6月からは対策を講じながら研修を再開しています。

5日には「学校司書研修③」を実施しました。2時間という短縮バージョンでしたが、学校図書館での感染予防対策や今後の授業支援について研修しました。

 

多くの学校図書館が、子どもたちの「読みたい!」という願いに応えるために、早速貸出業務を始めているとのことでした。入館者数の振り分けや手洗いの徹底、返却の仕方の工夫など、貴重な情報交換の場となりました。正しい情報・適切な対応の大切さを改めて確認しました。

 

 

 

研修の変更及び中止について(5月27日付け)

 緊急事態宣言が解除されましたが、引き続き三密を防ぎ、コロナ感染拡大防止に取り組むため、研修の一部を変更、中止し、このことについて5月27日付けで各学校に通知しました。午前と午後に分けて実施する研修や、時間短縮で行う研修等ありますので、お気をつけください。

研修の変更及び中止について(5月27日).pdf