カウンセリング基礎講座

 7月30日「カウンセリング基礎講座」が行われ、約50名の先生が参加しました。午前は、医療創生大学特任准教授 久保尊洋先生による「学校現場で使えるカウンセリングの方法と実践」の講義です。

 

カウンセリングの技法の一つである「動機づけ面接法」について、演習を交えながら学びました。相談者本人がもつ両価性(二つの相反する気持ち)を引き出し、気づかせていく尋ね方が、この面接法の大事なところです。

 

 午後は立正大学より鹿嶋真弓先生をお招きし「いじめにおける心理理解と対応」という題でご講義いただきました。都内の中学校で理科の教員として教壇に立ちながら、構成的グループエンカウンターを取り入れた学級経営を行ってきた鹿嶋先生。深い学びを成立させるためには、互いのよさや違いを受け容れる学級集団づくりが重要であるということを、具体的な取組みや事例をふまえながらお話しいただきました。

 受講した先生からは「一人ひとりのよさを見抜くパーソンポジティビティという視点を教師も子どもも、もてるようにしていきたい」「雰囲気のよいクラスを楽しみながら作っていく活動をたくさん教えていただいたので、実践してみたい」などの感想がありました。

 2学期からの学級経営や児童理解に大切な視点を学ぶことができました。ご講義くださった久保先生、鹿嶋先生、ありがとうございました。