センターの研修等

校長実務研修③教頭実務研修②

7月26日(金)は、「校長実務研修③」「教頭実務研修②」を実施しました。
 まずはじめに、いわき市消費生活センターコーディネーター柳沼様より「消費生活と管理職の役割」についてご講義をいただきました。児童生徒を取り巻く消費する際のトラブルやインターネットに関わるトラブルなど具体的にご説明いただきました。体系的に消費者教育を推進してくことについて学ぶことができました。

 続いて、総合教育センター黒津指導主事が「新学習指導要領実施に向けた管理職の役割(道徳科)」について、講義・演習を行いました。特に、道徳科の評価について、実際に通知表の所見例を校正する演習を通しながら学ぶことができました。

 

 午後は、チームスキル研究所所長 田中 信 先生を講師として「組織マネジメントと上管理職の役割」として、ご講義をいただきました。個人の特性を活かし、どう人材育成を図っていくか、学びの多い演習となりました。また、最新のマネジメント理論について、企業に関わっているご経験から貴重なお話を伺うことができました。

田中先生、本当にありがとうございました。

キラキラ 学校教育相談講座

      

   7月24日(水)は学校教育相談講座を実施しました。この講座のねらいは、学校教育相談の基本的な知識の習得や指導実践等を通して、学校組織体制の確立を図り、児童生徒理解や望ましい対応等についての研修を深め、より一層の指導力向上を図ることです。今回は、免許更新講習受講の先生を含め、約70名の参加がありました。

 午前中は「学校教育相談の進め方と生かし方」について、総合教育センター教育支援室指導主事が講義・演習を行いました。教育相談の基礎的な内容について理解を深め、後半はブリーフミーティング(短期療法)等の演習に取り組みました。
 午後は、「教育相談・生徒指導を生かした児童生徒理解」について、日本教育カウンセラー協会理事藤川章先生による講義・演習を行いました。現場での豊富な経験とデータに基づく藤川先生の講義に、頷きながらメモを取る先生方の姿が見られました。また、生徒と生徒、生徒と教師、そして保護者をつなぐ構成的グループエンカウンターの演習では、受講者である先生方も笑顔になり、体験的を通して「ルールがあるよさ」や「人間関係づくりに至るコミュニケーション」を学びました。
 藤川章先生、全国各地から要請がある中、いわきの先生方のためにご指導いただきありがとうございました。

【受講者の感想】

・30分間のブリーフミーティング(短期療法)は初めての研修だった。30分間という短い時間で取り組めるところに魅力を感じる。児童生徒に関する情報収集が大切であることが分かった。
・いじめを相談する相手の約80%が担任というデータを重く受け止め、相談されたときどう動くかということを日頃から頭に入れて指導していきたい。
・隣同士でわざと拒否的に話を聞く演習の時に、本当に寂しい思いがした。忙しさのあまり、どれだけ子どもたちの声に耳を傾けていただろうかと思った。
・ルールやリレーションの確立が大切であるという話が印象的だった。児童生徒が「ルールを守ることのよさ」を感じられるよう工夫したい。

 

授業力向上講座ⅠⅡ小学校社会

 いわき市でも小中学校は夏休みとなり、教育委員会研修も希望者が主となる専門研修が始まりました。

 7月23日(火)は、授業力向上講座Ⅰ(基本)小学校社会、同Ⅱ(実践)小学校社会の研修が、体験型経済教育施設Elemを会場として実施されました。

 講座Ⅰでは「教科の本質に迫る授業の設計」として、総合教育センター指導主事が講義・演習を進めました。新学習指導要領の考え方を再確認し、「問い」に着目して1時間の授業構想を検討しました。

 

 講座Ⅱでは、筑波大学附属小学校 由井薗健先生を講師として「主体的・対話的で深い学びの授業づくり」について講義をいただきました。先生の豊富な実践から、主体的な学び、対話的な学び、深い学びについてのポイントをご指導いただきました。

 

 受講者からは「問いで授業をデザインすることを、日々の授業で生かしていきたいです」「いわきの資料を積極的に活用し、授業づくりに取り組みたいです」「教科書+αの教材で、学習課題を高めていきたいです」「子どもも教師も心の汗をかく、社会科の授業をめざしていきたいです」等の感想が寄せられました。

 本日の研修で得たもの、考えた授業構想を、二学期の授業実践に是非取り入れていただきたいと思います。

 尚、由井薗先生から提供いただいた資料ですが、興味のある方は総合教育センター社会科担当までご連絡ください。是非、ご活用ください。

学校 特別支援学級等新任担当研修

 7月23日(火)はElemを会場に、今年度初めて特別支援学級や通級指導教室を担当した小中学校の先生方を対象に、特別支援学級等新任担当研修を実施しました。

 午前中は総合教育センター教育支援室長が、「1学期を振り返って」というテーマで講義・協議を行いました。この中で市内小中学校の3名の先生が実践発表をしてくださいました。受講者からは、「すぐに真似できそうなところがたくさんあった」「『待つ』を合い言葉に、心にゆとりを持って笑顔で子どもたちに接していきたい」「『目の前の行動だけを見て指導しない』など、自分も身に付けなければならない」等の感想が寄せられました。

 午後からは、「個に応じた授業づくりに向けて」というテーマで、教育支援室指導主事が講義・演習を行いました。プロトコールを使った児童生徒の見取りを個別の支援計画に結び付けていく演習を行い、さらに授業にどう生かしていくか参加者どうしで協議するなど、2学期の授業に向けて具体案を練りました。

 研修を終えた先生方からは、「個別の指導計画の作成の仕方がとてもよく分かった。しっかり作成したい。」「特別支援教育はとても深く、学びがいがある」「夏休み中に、これからの指導・支援に役立てる教材の準備をしたい」等の感想があげられました。

 先生方の「夏の学び」が始まりました。

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実践発表をしてくださった先生方、ご協力ありがとうございました。

水泳指導担当者研修

 

 7月3日(水)は、いわき市民プールにおいて、水泳指導担当者研修を実施しました。本研修は、水泳指導運営の重要性について、具体的な事例や実技をもとに研修を行い、水泳指導上の安全管理を徹底することを目的としています。今回は、市内の全小学校から先生方が出席し、前半は安全管理について講義を受けました。後半は、万が一の事故発生時に備え、講師の先生の指導に基づいて救助法を演習しました。さらに、上学年コース、下学年コースに分かれ、発達の段階に合わせた水泳指導法を実技研修しました。研修内容については、受講した先生の理解のみに留まることなく、ぜひ学校全体で共有し、安全な水泳指導に向けて万全を期していただきたいと願っています。

【受講者の感想】

・プールの安全管理について自分は分かっているという思い込みがあった。自分の油断が子どもたちの命に直接つながってしまうのが水泳であるので、適切な安全管理をもう一度見直していきたい。

・平泳ぎの足の動きや呼吸法、救助の方法等、実践に生かせるものがたくさんあった。

・ビート板は端を持つ方法しか知らなかった。けのびの際の持ち方やクロール練習での持ち方があることを初めて知った。

・3回目の受講だったが、毎回新しい気づきがあり、改めて気を引きしめて指導するためにも大変よかった。

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講師の先生方、受講者のニーズに応じたご指導をいただきありがとうございました。 

養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱ<先輩校研修><学校訪問研修>

7月5日(金)に郷ヶ丘小学校にて、養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱ<先輩校研修><学校訪問研修>が行われました。

当日はそれぞれ3名の先生方が参加し、経験豊富な養護教諭である安藤 江美先生よりご講義をいただきました。保健室経営の実際や養護診断のあり方、食物アレルギーの子への対応の仕方などについて、実践例や映像資料をもとに分かりやすく具体的に説明していただき、参加者の先生方も大変参考になったようです。

研修者からは、「食物アレルギーの子がいるが、打ち合わせ等で共通理解を図っただけであったので、すぐにでも役割分担の実演や、救急車要請時までのシミュレーションをして実践していきたい」「養護教諭は一人職で、自分の経験で成長することが多い日々なので、先生方との協議はよい時間であった」「保健室経営計画を具体的に策定されており、大変参考になった。自校の保健室経営計画もより具体的にし、学校全体で実践できるようにしたい」などの意見が聞かれました。

今回学んだことを、これからの実践に役立てていただければと思います。

学校司書研修④

 7月5日(金)に県の「ふくしまの未来をひらく読書の力プロジェクト」事業と共催で学校司書研修が行われました。

 今回は文教大学准教授 平 正人先生をお招きし、ビブリオバトルについて学びました。

「人を通じて本を知る、本を通じて人を知る」というキャッチコピーに表現されているように、ビブリオバトルは、人が本について語り、競います。単なるあらすじの紹介ではなく、語りに込められた読み手の思いを直に聞くことで、その本や人について知ることができる手法です。

  

 後半は、文教大学の学生の皆さんが加わり、ビブリオバトルの演習です。参加者の皆さんがそれぞれ、持ち寄ったお気に入りの本について、熱く語りました。聞き手の皆さんも熱心に耳を傾けます。

 小学生から大人まで行うことができるビブリオバトル。授業やイベントに是非、取り入れてみてはいかがでしょうか。平先生、学生の皆さん、熱いご指導をありがとうございました。 

生徒指導主事研修

 6月21日(金)、生徒指導主事研修を生涯学習プラザで実施しました。県教育委員会による「不登校・いじめ等対策推進事業(域別研修会・SC等地区別研修会)」との共催で実施しました。小・中学校から生徒指導主事の先生を中心として103名、午後からスクールカウンセラー(SC)・スクールソーシャルワーカー(SSW)も交えて139名の実施となりました。

 まず、いわき教育事務所学校教育課主任指導主事より「不登校・いじめ防止対策の要点」、いわき市教育委員会学校教育課指導主事より「いわき市における生徒指導の現状と課題」について講義がありました。

  

 続いて東京医療保健大学教授教授の渡會睦子先生による「いのちを育む教育の推進」について、講義をいただきました。

 

 午後は、いわき中央警察署生活安全課 小野はるみ様より「インターネット社会の現状と課題」について講義をいただきました。続いて、いわき市総合教育センター教育支援室長が「不当校への対応の実際」について協議・演習を進めました。その時間の中でpalstep様より「教育機会を確保する学習・校務支援サービス」についての説明もありました。

 

 研修者からは、「授業参観や懇談会等で情報提供し、保護者の方と連携を図りたいです」「性教育に関する認識が変わりました。心の教育として捉え、系統的に指導していきたいです」「渡會先生のお話は、多くの教員や保護者に聞いてほしいものでした」「中央警察署の方のお話は、新たな情報が得られ、気が引き締まりました」「異校種の先生、SC、SSW等、様々な立場から話し合うことができ、大変意義のあるものでした」などの感想が寄せられました。

 夏季休業を控え、各学校では保護者や地域、関係機関と連携して事故防止に努められることになります。ぜひ、研修を全職員共通のものとして、子どもたちのために指導を進めてください。

「授業力向上講座Ⅰ(小学校外国語)」

「授業力向上講座Ⅰ(小学校外国語)」が、6月14日(金)に文化センターで行われました。小中学校の先生方17名が受講されました。まず、担当指導主事が約45分間、We Can!1のUnit6の単元全体を取り上げて授業を行いました。その後、3人1組で、タブレットでデジタル教材を操作しながら、児童が新教材に取り組む際に非常に大切な「やり取り(スモールトーク)」について考えました。数名の先生方は、前に出て実践発表してくださいましたが、みるみる意欲的にアイデア豊かに取り組まれる姿がとてもすばらしいなと感じました。受講者からは、「デジタル教材を実際に使用して研修を行ったことで、日々の授業にすぐに生かせる研修であった。今回の経験を生かしていきたい」「Let's ListenやLet's Watch and Thinkにしぼって講義・演習をして下さったので、グループ内で何度も確認でき、「やり取り」になれることができた」「講義の中で自分も真似をしてみたいと思うところや参考になる部分がたくさんあった」と感想が寄せられました。来年度から、いよいよ外国語が教科になります。ぜひ、教科化前の最後の移行年度になる今年度中に、新教材を扱う際の「やり取り」、T2としてのALTの活用の在り方、そして小中連携について、各学校でも研修を重ねてほしいと思います。お忙しい中、研修にお越し下さった先生方、ありがとうございました。

ICT活用講座①②(デジタル教科書基本)

 6月10・11日には、ICT活用講座①②(デジタル教科書基本)が行われました。昨年度より各学校に導入されたデジタル教科書の基本的な操作方法について、教科書会社の方に来ていただき、ステップ1からステップ3まで一つ一つ丁寧に説明をしていただきました。

以前から各学校にあったデジタル教科書ですが、日々進歩しており、先生方が子ども達に分かりやすい授業ができるような工夫が多く盛り込まれています。今回は、先生方が自分で教材を作ることができる「MY教科書エディタ」についても詳しく説明をいただきました。

参加された先生方も具体的な説明を受けながら実際に操作してみることにより、使い方を理解し、自分だったらこう活用したいという見通しを持つことができたようです。参加された先生方からは、「今回学んだことを学年の先生方に伝えたり、自分自身の授業力向上のため役立てていきたい」「現職教育などを通して、他の先生方ともアイディアを出し合い、「MY教科書エディタ」の活用の仕方を研究していきたい」「昨年度の受講では基本しかできなかったが、今年度はさらに一段階上の部分ができるようになった」などの感想が聞かれました。

先生方にはデジタル教科書をもっと積極的に活用していただき、今までよりもさらに教育効果を高めていただきたいと思います。

NEW 特別支援学級等教育講座

 

 6月7日(金)は錦中学校を会場に特別支援学級等教育講座を実施しました。本研修は、特別支援学級の授業を参観することができる貴重な機会です。前半は同校の特別支援学級で、事前に共有した参観の視点に沿って数学の授業を参観しました。後半は先生方一人一人が記録した「事実」をもとに、授業の目標が達成されたか否か、グループで活発に協議しました。先生方の思いが受講後の感想に寄せられていますので、ぜひご覧ください。

 

〇特別支援学級での指導だけでなく、通常学級の中でも気になる児童の支援や手立てとなることを学ぶことができた。視覚支援など、個の強みに応じた支援を心がけていきたい。

〇自立活動達成チェックシートをぜひ活用したいと思った。支援・指導計画をしっかりと授業に活かしていけるよう日々意識していきたい。

〇プロトコールから個別の指導計画→学習指導という流れが大変勉強になった。養護教諭として授業に関わる機会はなかなかないが、通常学級での児童への指導や保護者対応にも活かしたいと思った。

〇予め授業を参観する視点を共有して授業を参観したので、協議も盛り上がり、とても充実した研修会だった。

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  研修会場並びに参観授業を提供してくださいました錦中学校の先生方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

新規採用養護教諭研修「一般研修②」

 新規採用養護教諭研修「一般研修②」が、6月7日、いわき市立四倉中学校で行われました。

四倉中学校 養護教諭の木谷美奈子先生には、「保健室経営の実際について」、「保健室経営上の課題と対応について」と題しまして、ご講義いただきました。ご講義からは、子どもに興味・関心を持ち、少しの変化に気づくことの大切さを学ばせていただきました。また、養護教諭として、先生方、保護者や学校医などとのつながりも欠かせないものであると教えていただきました。研修者からは、「いろいろな課題を感じている中、今日のような研修があり、とてもありがたい。改めて様々な方々との連携・つながりが大切であると実感した。教えていただいたことを明日からでもすぐ、実践していきたい」と感想が寄せられました。一人職、専門職として、学校を支える養護教諭の先生方にとって、大変有意義な研修になったことと思います。ぜひ、学ばれたことを、これからの勤務のヒントとして、子どもたちのために頑張ってほしいと思います。

 

 

学校司書研修 地区別研修

 例年より少し早い梅雨入りとなった6月7日(金)、市内6校の図書館を会場に学校司書研修が行われました。「実際の図書館を見ながら、より実践的な研修がしたい」という司書の皆さんの熱望により実現しました。

 

 

 「学校図書館」と一言にいっても、環境や本の種類は千差万別です。子どもたちにとってよりよい図書館づくり、よりよい読書支援ができるよう、市内42名の学校司書が知恵を出し、先生方や図書ボランティアの皆さんと協力しながら日々の業務を行っています。今回の研修で得たものがまた、それぞれの学校図書館で具体的な形になっていくことでしょう。雨の季節、子どもたちはもちろん、先生方も是非、図書館に足を運んでみてはいかがでしょう。

 会場としてご協力くださった6校の皆様、本当にありがとうございました。

基本研修Ⅰ 初任者研修 授業研修②

 6月6日(木)に中央台南小学校をお借りして初任者研修を実施しました。はじめに、2年次の先生お二人の「初任研を振り返って」のお話がありました。昨年度の初任研や自身の体験から、多くの具体的な話をしてくださり、初任者の皆さんも真剣に聞いていました。

 次はグループに分かれての模擬授業です。一人一人が指導案や教具を準備し、実施しました。実施の後はよかった点を出し合ったり、さらにアイディアを提案したりと、互いに刺激を受けていました。

 真剣なまなざしで助言や新たなアイディアを吸収しようとしていた先生方。学校での研修や日々の授業でも、先輩の先生方からの助言や子どもからのつぶやきに、自身の指導力を高めるヒントがたくさんあります。毎日が成長のチャンスです。健康に留意しながら、がんばってくださいね。発表をしてくださったお二人の先生方、会場の協力をしてくださった南小の皆様、本当にありがとうございました。

特別支援教育コーディネーター研修

 

   5月23日(木)は特別支援教育コーディネーター研修を実施しました。市内全小中学校の特別支援教育コーディネーターが参加し、「切れ目のない教育支援体制構築へ向けて」「特別支援教育コーディネーターの役割と実際」について研修を行いました。前半の県教育庁いわき教育事務所指導主事の講義に続き、後半の講義では、昨年度市内小中学校においてコーディネーターを務めた2名の先生から実践報告を聞きました。受講した先生方は、勤務校における自身の役割について再認識するとともに、特別支援教育コーディネーターとして1年間の見通しをもつ機会にもなりました。
 本日の研修内容をぜひ所属校の先生方全員で共有していただきたいです。
【受講者の感想】
・初めてのコーディネーターで分からないことや不安なことがたくさんあったが、どんなことをするのか、どんな過程をふむのか等、見通しをもつことができた。
・小学校だけでなく、中学・高校・職業まで続くことを意識しながら校内での対応にあたりたい。
・ユニバーサルデザインのチョークや使用する紙の色等、特別支援学級が無くても教師に障がいや生徒の状況への理解があればできることがあるのだと初めて感じた。
・実践紹介が大変分かりやすく、コーディネーターの役割が理解できた。具体的で共感的に受け止めることができ、ぜひ自分もやってみたいと思った。
・一人ではできないことが多いので、先生方との関わりを円滑に進められるよう、相談しやすいコーディネーターでありたい。

常勤講師基礎研修①②

5月13日(月)・30日(木)に常勤講師基礎研修①②が行われました。

講義「教職員の服務と勤務」では、職務上の義務や身分上の義務について再確認したり、不祥事根絶に向けて事例をもとに話し合ったりしました。

模擬授業はそれぞれの教科に分かれて行い、お互いの授業を見合って話し合うことにより、自分の授業力のスキルアップを図りました。

研修者からは「服務と勤務について再確認することができたので、改めて認識して校務に当たることの大切さを学ぶことができた」「教材研究を深める際のポイントが明確になった」「ゆとりを持って授業を進められたため、先生方達からの助言をたくさん頂くことができてよかった」「様々な方法を知ることができ、授業の展開が広がった」「他の授業者の授業を見ることができて勉強になった」などの意見が聞かれました。

今回の研修を今後の指導に生かして欲しいと思います。

経験者研修Ⅱ共通研修

 5月28日(火)に、経験者研修Ⅱの共通研修を実施しました。教職11年目を迎えた教諭21名、養護教諭3名、幼稚園教諭6名が参加しました。

 まず、吉田尚教育長が「中堅教諭等資質向上研修に当たって」の講話を行いました。全国学力・学習状況調査のクロス集計結果や国の動向から、将来を見据えた教育の在り方、子どもたちに必要な資質・能力の育成について研修者は理解を深めていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 続いて学校教育課管理主事が「教職員としての服務・勤務」の講義を行いました。様々な状況下において、中堅教諭としてイメージを持って職務に当たることの大切さを学んでいました。

 その後、小中学校教諭・養護教諭・幼稚園教諭と職種別に研修を進めました。「学校経営への参画」「これからの養護教諭の役割」「保健室経営の現状と課題」「幼児の指導と園運営への参画」「教育課程の編成と評価」等、市の指導主事、指導養護技師、指導教諭がそれぞれの職種に応じた講義・演習を進めました。

 また「授業設計の在り方」については、小白井中学校教頭菊田啓希先生にご講義をいただきました。小白井小・中学校や「調査研究委員会」の実践から、授業力を上げていくための考え方について具体的にご指導いただきました。

 研修者からは「子どもたちの将来を見据えた取組が大切であることを学びました」「最悪の場合を考え、イメージを持って行動できるよう、日々の業務に当たっていきたい」「本日学んだ手法については、校内研修や授業でも取り入れていきたい」「学校全体に関わっていかなければいけないことを認識できた」等の感想が寄せられました。

 法定研修として、今後も多くの研修に取り組まれることになります。ぜひ、生きた研修として、勤務校に還元していくことを期待しております。

経験者研修Ⅰ 全体研修

5月27日(月)に経験者研修Ⅰ全体研修が行われました。

教職経験6年目の先生方が参加し、「教職5年経験教員としての心構え」や「教職員としての服務・勤務」「学力向上に向けた指導の改善」について研修を行いました。

また、養護教諭の先生方は、「これからの養護教諭の役割」や「保健室経営の現状と課題」について、栄養教諭の先生は「食育指導のすすめ方」について、幼稚園の先生方は「学級経営の充実に向けて」について理解を深めました。

5月にもかかわらずとても暑い日でしたが、どの先生も一生懸命に研修に励んでいました。研修を受けた先生方からは、「服務については、知識を持っていることがいかに大切か知ることができた。自分の身を守るためにも正しい知識を身につけたい」「教科の指導に関して意見を交換する場がなかなか見つけられずにいたので、大変良い刺激になった」「自校の保健目標や保健室経営計画を見つめ直しながら、目標達成に向けてどう取り組んでいくべきか考えたい」などの前向きな意見が聞かれました。

今後さらに指導力に磨きをかけていって欲しいと思います。

情報教育担当研修

5月22日(水)に情報教育担当研修が行われました。主に新任情報担当の先生方が、学校にあるPCの構成や運営の仕方、ICT機器の点検・整備の仕方について理解を深めました。

また、いわき市のICT環境整備の現状や、教員のICT活用指導力の現状について資料やデータをもとに学びました。現在では、子どもを取り巻く環境の変化から、子ども達に情報モラルを身につけさせることが一層重要になってきています。演習では、子ども達に馴染みの深い「LINE」を取り上げ、トラブルに巻き込まれずに楽しくコミュニケーションするためにはどうすればよいか、カードを使って分かりやすく体験しました。

参加された先生方からは、「学校における情報機器の整備は急務であると感じた。環境を整え、使いやすい状態となるよう努力していきたい」「SNSのトラブルなどが起こらないように、本日の演習を生かして子ども達への指導を行っていきたい」「学校のICTを積極的に活用していくとともに、学校の先生方に呼びかけていきたい」等の感想が見られました。

この研修で確認したことを元に、各学校においてますます情報教育を推進していただければと思います。

保健主事研修

 5月21日(火)には、中央台南小にて、「保健主事研修」が行われました。はじめに、「アレルギーへの対応」について市薬剤師会の先生によるご講義をいただきました。アナフィラキシーの症状に関する資料やエピペンの体験などをもとに、大変参考になるお話を聞くことができました。

 次に、保健主事の役割と学校保健の現状と課題解決に向けて、講義や協議により考えを深め、改善策について学ぶことができました。研修者からは「エピペンを持っている児童がいるので症状・使用方法を確認し、子どもたちが安全に安心して生活していけるよう意識していきたい。」「学校の実態や課題に応じた学校保健委員会を開催できるようにしたい。」などの感想が見られました。

 安全で安心な学校に向け、本日の学びを生かしていただけたらありがたいです。

 

研修主任研修

 5月16日(木)に中央台公民館で研修主任研修が行われました。その中で、国士舘大学教授 澤井 陽介先生をお招きし、「授業の見方~校内研修の活性化~」と題してご講義をいただきました。全小・中学校における研修主任の悉皆研修として行われました。

 澤井先生のご講義からたくさんのことを学ばせていただきました。子どもが主体的・意欲的に取り組むような授業が大切であること、子どもは自分たちの持っている言葉を使って学んでいくということを教師は頭に入れながら、目標が実現できているかを確認していくことが大切であるということ、また、目標の実現を確認するためにまとめが大切で、それを授業構成の中で考えていくことが必要であるということなどを学ばせていただきました。

 受講者からは、「新学習指導要領を踏まえた、単元構想の在り方、評価の仕方についてとてもよく理解できた」「研修の進め方、その内容、記録の取り方など見直さなければならない点が見えてきた。評価の仕方、とらえ方も大変勉強になった」「問いやプロセスについて研究していくことが大切だと分かった」「澤井先生のご講義から、学習指導要領の目標のとらえ方、課題の設定の仕方、評価の扱い方、授業記録の取り方など、研究のヒントをたくさんえることができた」などの感想が寄せられました。

 澤井先生には、大変お忙しい中、いわき市の教育のために足をお運びいただきまして、本当にありがとうございました。各小中学校におきましては、ぜひ校内で伝達講習をしていただき、今後の校内研修の方向性を見出していただければと思います。

 

幼稚園新規採用教員研修 一般研修①

 令和元年5月10日(金)中央台公民館にて、幼稚園新規採用教員研修一般研修①を実施いたしました。いわき市立幼稚園・いわき市内の私立幼稚園の先生方など34名の先生の参加のもと、有意義な研修を行うことができました。

 はじめに、子ども支援課主任教諭の安達先生より、「新規採用幼稚園教員に期待すること」と題して、講話をいただきました。「謙虚に」「焦らず」「自分らしく」これからの仕事に取り組んでいくことが大切であるなど、貴重なお話を聞くことができました。

 続いて、子ども支援課指導教諭の千田先生より、「担任として大事にしてほしいこと」と題して、ご講義いただきました。実践やご経験をもとに、具体的にお話していただき、研修者も熱心にメモしている姿が見られました。

 最後に、いわき市消防署中央台分遣所の方より、「事故防止と応急処置」の講義演習を行っていただきました。実際にあった事例を含めた体験談や人形を使った演習により、命の大切さを守ることの大切さを実感することができました。

 研修者の感想からは、

○まずは、子どもたちと笑顔で関わっていきたい。

○初心の気持ちを忘れず、こども目線になって何事にも取り組んでいきたい。

○子どもを預かっているという責任をもち、仕事に取り組んでいきたい。

○できないことにがっかりしていたが、できなかったことができるようになるように一つひとつの経験を大きな学びとしていきたい。自分らしく笑顔でがんばっていこうと思った。

○周りの先生に迷惑と思ってなかなか聞けないことが多いのでこれからは進んで質問していきたい。

など、今後の仕事に対して前向きに取り組んで行きたいと考える感想が多く見られました。

 ご講義していただいた講師の皆様、本当にありがとうございました。

 

基本研修Ⅰ 初任者研修 授業研修①

 日差しの強さに初夏を感じるほどだった9日、中央台南小学校をお借りして初任者研修が行われました。校庭からは時折、運動会の練習の音が聞こえてきます。市内の多くの学校で、今週・来週は運動会に向けての練習に熱が入っていることでしょう。

  

 はじめは、学校教育課玉澤課長による講義です。いわき市の学校教育の現状について、自身の初任の頃の体験を交えながらお話しいただきました。

  

  

 続いて、センター指導主事による「学級経営の進め方」、生涯学習課吉田係長による「夏季休業中の体験研修について」、センター指導主事による「特別支援教育の視点から」の講義・説明がありました。

  

 その後「授業の進め方」についての講義・演習を行いました。次回の研修では実際に模擬授業を初任者全員が行い、より実践的なスキルをを学ぶこととなります。

 2度目のグループ研修ということで、互いに顔を覚え、話す表情にも笑顔がたくさん見られました。初任者の皆さん、同期の仲間と励まし合いながら、これからの研修もがんばってくださいね。

 会場を提供してくださった中央台南小学校の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

教頭実務研修①

4月25日(木)教頭実務研修①を開催いたしました。

新任・転入された教頭先生29名の参加で行いました。

はじめに、平第一小学校長 様より、「教頭の在り方について」これまでのご経験をもとにしながらご講話いただきました。参加者からは、「教頭としての心構えや考え方について、具体的に学ぶことができた」「先生方がいきいきとできる職場作りをめざしていきたい」などの感想が上がり、今後の業務への参考となる研修であったことがうかがわれました。

続いて、「文書管理・管理全般について」を学校教育課管理主事より講義いただきました。文書管理を基本から丁寧にご指導いただきました。

さらに「いわき市の教育とその課題」を学校教育課長よりご講話いただきました。教育施策にもとづいてわかりやすくご講義いただきました。

最後に、「いわき市総合教育センター事務について」センター指導主事より説明しました。

ご講義・ご講話いただきました先生方、本当にありがとうございました。

教頭先生方には、本日の研修を活かしていただければありがたいです。

 

 

経験者研修Ⅲ 全体研修

 23日(火)は、学校を牽引するリーダー教員としての果たすべき指導的役割を再認識し、実践的指導力と資質の向上を図ることを目的に、経験者研修Ⅲ全体研修を実施しました。参加したのは、教職経験を20年積んだベテランの先生方です。

 研修会では、まず総合教育センター所長が「教職経験20年教員としての心構え」について講義を行い、学校の中で影響力の大きい立場であることを自覚するとともに、社会の変化に合わせてこれからも研修を重ねていく大切さについて再認していただきました。     

    続いて「教職経験20年教員としての課題の解決に向けて」というテーマで、研修調査室指導主事による協議・演習を行いました。受講した先生方は、教員として20年間で積み上げてきた自己の「強み」に目を向けるとともに、課題についても謙虚に捉え、今年度の研修計画づくりに取り組みました。後半は課題解決に向けて具体的な方策をグループで検討し、豊富な経験からアイディアを出し合いました。

   また、各校のOJTの充実へ向けて今年度から導入した「研究推進研修」の進め方についても確認し、1年間の研修の見通しを持ちました。研修の感想と合わせて、成果物もぜひご覧ください。限られた時間の中でここまで仕上げられた先生方の力、さすがベテランの先生方です。

 

【受講者の感想】

・20年を経過し、学校や地域に求められているものが多くなってきているので、自校の先生方をリードするよう心がけるとともに、指導的立場にあることを自覚し、若い先生方の模範となるようにしたい。

・経験のある者として広い視野を持って取り組むことで、自分の力を高めていけるよう向上心を持って取り組みたい。

・ワークショップで実効性の高いいくつかのアイディアを他の先生方からいただいたので、すぐにでも実践していきたい。

ミドルリーダー養成研修-全体研修

 4月22日(月)、ミドルリーダー養成研修の全体研修が実施されました。本年度、教職経験15年を経て本研修に取り組む先生方は、18名となります。

 まず所長から「教職経験15年教員としての心構え」について講義がありました。次に学校教育課管理主事より「教職員としての服務・勤務」について講義がありました。演習も取り入れられ、具体的な事例を通して学ぶ姿が見られました。

 

 その後「ミドルリーダーとしての課題解決に向けて」について講義・演習を実施しました。まず学校を取り巻く現状や、教職員としてのステージを確認しながら、自分の役割を認識しました。その後、自校の強みと自分の強みをどう生かして課題解決に当たるか、演習に取り組みました。 

  

 受講者からは「ミドルリーダーとしての役割を自覚し、学校運営に当たっていきたいです」「自校の強みや課題を把握したので、具体的な行動改善に移していきたいです」「課題解決のためには、全職員での共通認識が大事であると感じました」等の感想が寄せられました。

 本日の研修に基づき、1年間の研修を進めていくことになります。課題解決が図られる事を期待しています。

初任者研修 一般研修

 春風に桜吹雪が舞う、暖かい一日となった18日、今年度初めての初任者研修が実施され、59名の先生が参加しました。

 センター所長の講話では、教師としての心構えについて、続く学校教育課管理主事からの講義では教職員としての服務と勤務についての話がそれぞれありました。参加した先生方は大変熱心にメモをとりながら研修を受けていました。

 今年度採用の先生方の、社会人として、教師としての第一歩が始まりました。先輩の先生方も、誰もがはじめは初任者でした。多くの経験や、時に失敗を乗り越えながら、しなやかに、たくましく成長していけるよう、応援しています!

 

総合的な学習担当研修

 4月16日(火)、総合的な学習担当研修を実施しました。今年度、体験型経済教育施設Elemでの学習を実施する、市内小学校62校、中学校38校の先生方が参加しました。

 まず「いわき市キャリア教育概論」を、総合教育センター指導主事が行いました。キャリア教育の根幹となる部分について、学習指導要領や「未来をつくるいわきの学校教育ABCプラン」に基づき整理しました。また、スチューデント・シティ(SC)やファイナンス・パーク(FP)の指導について、配布資料に沿って確認しました。

 続いて、ジュニアアチーブメント日本の佐川秀雄先生を講師として「キャリア教育の推進」について研修を進めました。SCやFPについて、動画なども交え具体的な姿をとらえることができました。また、事前指導を進める上で大切にしたいことなどもお話しいただきました。

 

 

 研修者からは、「SCからFPまでのつながりを意識して事前指導に当たりたいです」「キャリア教育の重要性を再確認できました」「選択や意思決定など、日常の学校生活でも大切にしていきたいです」等の感想が寄せられました。 

 5月から、体験型経済教育施設Elemでの学習がスタートします。本研修を生かし、総合的な学習の時間を充実させると共に、児童生徒のキャリア発達を促していただきたいと思います。

新任等常勤講師研修

4月8日に新年度がスタートしたばかりですが、4月11日に早速、新任等常勤講師研修が行われました。参加されたのは、経験2年未満の常勤講師の先生方です。今年の春に大学を卒業して講師になられた先生方も多く、研修会場は若々しさに満ちあふれていました。

初めて教師になられた先生がほとんどですので、研修では「教師としての心構え」「教職員の服務と勤務」「特別支援を要する児童生徒への対応」「生徒指導の充実に向けて」「授業の進め方(養護教諭は保健室経営のすすめ方)」について講話・講義を受け、これから小中学校で勤めていく上で大切なことを、一つ一つ確認しながら研修を進めました。

 

参加された先生方からは、「感化する力という言葉がとてもいい言葉だと思った。自分自身まだまだ成長しきれていない部分がある中で、こんな先生になりたいとイメージできたことがとても良かった」「普段、自分が気づけない部分などを、授業例や他の先生方との話し合いの中で学ぶことができた。チェックシートなどを活用し、自分に足りない部分を確認し、向上心を持って日々の授業に取り組みたい」「自分が不安に思っていた授業についてや児童・保護者との関わりについての解決策を具体的な例をまじえながらご指導していただいたのでとてもよい研修だと感じた」「生徒の健康を第一に考えて、健康診断を円滑に進められるよう、準備をしっかりと行い、適切に実施できるようにしたい」などの感想が見られました。今回の研修を生かして、自信を持って授業や学級経営に励んでいただきたいと思います。

「平成31年度 部活動指導者研修」を実施しました

 

 4月10日(水)は「部活動指導者研修」を実施しました。本研修は全国的に部活動運営の見直しが進んでいる状況を踏まえて今年度開設しました。市内小学校10校、中学校は全39校から担当者が出席しました。市教育委員会が昨年11月に発行した「いわき市立小中学校部活動運営方針」(以下「部活動運営方針」)について理解を深め、各学校の部活動運営方針に基づき、安全かつ効果的な部活動運営を行うためにはどうすればよいかを考えました。

 初めに「効果的な部活動運営」について、学校教育課指導主事が講義・協議を行い、今年度から運用する「いわき市立小中学校部活動運営方針」について細かく読み込むとともに、部活動運営の見直しが求められるようになった歴史的背景等についても触れ、受講者は同方針の趣旨の理解を深めました。

 後半は、「熱中症の防止」について、市保健所地域保健課保健技師が講義・演習を行いました。昨年の猛暑の経験から、暑い時期を迎える前に「熱中症予防」に備えるとともに、“もしも熱中症が発生した場合”の対応について研修しました。

 なお、市教育委員会では、本研修の受講内容について校長先生への復命はもとより、勤務校の先生方で共有していただくようお伝えしています。

【受講者の感想】

○ 市内各校へ一斉に同じ通知が出されているので、各校でしっかりきまりを守って実施されると良い。

○ 今まで大会の結果でよい成績を取りたい、生徒にも厳しい練習でも日々練習すれば喜びが生まれるという気持ちで取り組んできたが、本当にそれがよかったのか、考える機会になった。

○ もう一度原点に戻って「誰のための部活動なのか」みんなで考えなければならないと思う。

○ 夏休み中には、冷房等のない室内・体育館等で練習しているので、熱中症対策をしていく。

○ 他校の担当者と情報交換やより深く考える機会になり、有意義な研修会であった。

○ 教員の部活動に対する価値観を変えていく資料として、学校へ戻って伝達を必ず行っていきたい。また、保護者への説明資料としても活用していきたい。

 

学校司書研修①

小中学校の入学式が行われた4月8日、センターでは学校司書研修①を実施しました。昨年度同様、42名の学校司書が市内全ての小中学校図書館の整備や読み聞かせ、授業支援を行います。

  

全校配置になって今年度で4年目に突入するということで、読書センターとしての役割だけでなく、学習・情報センターとしての役割を果たせる図書館・学校司書となり、子どもたちの学びをサポートしていきたいと考えています。センターホームページ上でも、研修の様子や実際の授業支援の実践例などをご紹介していきますので、是非ご覧ください。

 

授業力向上講座Ⅲ~平成30年度最終回~中学英語

 11月から実施してきました当講座も今年度最終回を迎えました。

 締めくくりは、植野伸子先生(筑波大学附属中学校)による中学英語における「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」についての講義・演習でした。植野先生の豊富な指導経験から、必要感を持たせた現在進行形の学習指導、スピーチ活動、家庭学習、そして評価まで、ご自身の実践映像や筑波大学附属中学校英語部作成の資料等に触れながら講義していただきました。また、受講者が日頃の授業で悩んでいることなどにも丁寧に答えてくださいました。何よりも終始笑顔で、ユーモアたっぷりの植野先生のトークに、初めは固かった受講者の表情も笑顔でいっぱいになり、時間ぎりぎりまで質問が寄せられました。ぜひ受講した先生方の感想をご覧ください。

・「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」のテーマに合った分かりやすい講座だった。しっかりと授業を振り返る時間を取り、「自分から学ぶ」ことにつなげてきたい。

・「目的を持ったやりとり」を導入したり、スピーチ活動での聴き手を育てたりする等、具体的に学んだことを同僚と共有して進めていきたい。

・最後に「私たち教員自身が同僚と対話して深く学ぶ」というお話があった。明日からは教科に関係なく、先生方ともっとコミュニケーションをとる。

・生徒が主体的に、安心して学習に取り組める環境をまず整えたい。自分の授業を振り返り、改善できる良い機会になった。

 植野先生、ご多忙の中いわき市でご指導いただきありがとうございました。

 

授業力向上講座Ⅲ(中学校:社会)

 2月5日(火)は、授業力向上講座Ⅲ(中学校:社会)を実施しました。

 筑波大学附属中学校主幹教諭 関谷文宏先生をお招きして、「主体的・対話的で深い学びからの授業改善」の講義、演習を進めていただきました。

 

 ご自分の体験を導入として、生徒から見る深い学び、新聞記事を素材としての対話的な学びの演習(エネルギー問題、薬害問題など、現在の諸問題を教材として)、入試問題分析と、全方位的に社会科の学びを深めてくださり、あっという間の2時間でした。社会を見る目を養うことの大切さ、教材研究の大切さを痛感する2時間でした。

 

 受講した先生方からは「社会科の授業を通して、学ばせたい、考えさせたいと言うことについて改めて認識した」「資料の収集、取り上げ方を具体的に学ぶことができた」「生徒になったつもりで学ぶことができた」「今日の講義を受け、対話的な学びについて生徒自身が必要性を感じられるような授業づくりをしていきたい」等の感想が寄せられました。

 主幹教諭という激務の中、充実した研修をご準備くださった関谷先生、本当にありがとうございました。

授業力向上講座Ⅲ小学校算数

 2月1日(金)は、授業力向上講座Ⅲ(小学校算数)を実施いたしました。草野小学校を会場として、筑波大学附属小学校 大野 桂 先生を講師にお招きしました。
 参観授業として、5年生「場合の数(コインゲームの秘密を探ろう)」の授業を見せていただきました。ゲームの結果から子どもたちの予想やつぶやきを引き出し、子どもたちの表現をもとにしてコーディネートしていく過程を学び、主体的・対話的で深い学びの実現されているビルドアップ型の授業を参観することができました。

 その後の講義・演習では、対話的な学びにおける子どもの考えの取り上げ方や、教師が教えずに子どもの誤答からいかに授業につなげていくかについて具体的に教えていただきました。明日からの算数の教材研究に向かうための大きな示唆をいただきました。
 参加された先生方からは、「実際にあった授業場面と関連させ学ばせていただき、大変参考になった。」「子どもたちの意見の取り上げ方、全体で話し合わせたり相談させたりするタイミングなど今後の授業で生かせそうな点がたくさんあった。」などの感想がありました。お忙しい中ご講義くださいました大野先生、本当にありがとうございました。

授業力向上講座Ⅲ 小学校理科

 

1月30日(水)に筑波大附属小の佐々木昭弘先生をお迎えし、「授業力向上講座Ⅲ 小学校理科」を平二小にて行いました。

 今回は、6年生の子どもたちとの「物の燃え方と空気」の学習です。既習事項を振り返らせながら、本時の問題「長さの違うろうそくをペットボトルの中で燃焼させると、どちらが早く火が消えるか」について予想を立てます。

 

 一人一人が予想を立てる時間、班で仮説を立てて話し合う時間、どの程度自分の予想に確証があるかをネームプレートで意思表示する時間を経て、いよいよ実験です。実験の進め方や発言させる順序、児童の発言への返し方など、随所に佐々木先生のテクニックが光ります。受講した先生方からは「あえて簡単に選択できる場面を作っていくことで、子どもたちができたという実感をもつことが分かった」「子どもたちに書かせたいことは必ず板書をしておくことを、自分も心がけたい」などの感想が挙がりました。

 

 授業後の講義では、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善について、佐々木先生のこれまでの実践を踏まえながらお話をいただきました。理科の授業だけでなく、どの授業でも活用できる指導法や考え方をたくさん伺うことができました。

 佐々木先生、並びに平二小の先生方、本当にありがとうございました。

 

 

初任者研修「授業研修⑤」

 1月24日に(木)に「初任者研修 授業研修⑤」を行いました。初任者の先生方にとっては、最後の校外研修となりました。

  

 拠点校指導員の先生からの講話の後、小中2名ずつの2年次の先生から「2年次課題研究」の発表をいただきました。指導員の先生からは今後に向けての励ましのお言葉を、2年次の先生方からは、今年度の意欲的な取り組みの様子を教えていただきました。

  

  

 午後は、来年度に向けて自身の課題の把握と研究テーマの検討を行いました。5年後、10年後の見通しをもちながら、次年度のことを考えていくことの大切さを感じることができました。

 最後は、センター所長より講話がありました。学び続ける姿勢、子どもから学ぶ姿勢を忘れないでほしいという内容に、初任者の先生方はうなずきながら自身の一年間を振り返っていました。

  

 校内での初任研も残りわずかとなりました。ご指導くださった先生方、研修でお世話になった学校の皆様、一年間、本当にありがとうございました。

 

NEW 授業力向上講座Ⅲ(小学校国語)

 1月22日(火)は平第五小学校を会場に授業力向上講座Ⅲ小学校国語を実施しました。

 今回は講師に筑波大学附属小学校から青木伸生先生をお招きし、「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」について研修しました。平五小5年生での参観授業では、推理小説「消えたパンダ金魚」を教材に、全体像を捉えながら言葉に着目していく授業展開の実際を見せていただきました。後半は、本時の教材文や、教科書でおなじみの「ごんぎつね」を使った講義・演習を行いました。子供たちも受講者も青木先生の授業に引き込まれ、「読む楽しさ」を味わうとともに「深い学び」へ導かれる機会になりました。

 青木伸生先生、お忙しいところいわき市でのご指導ありがとうございました。

【受講者の感想】

○推理小説を教材にすることで、事件の解決に向けて子供たちは意欲的に興味を持って学習に取り組んでいた。手がかりになる言葉や文を見つけさせる活動が印象的だった。

○「ごんぎつね」を使った演習を通して、今まで気づかなかった登場人物の関係にたくさん気づくことができた。

○国語科の月刊誌等でよく読んでいるフレームリーディングの授業を実際に参観することができて、大変ためになった。

○新学習指導要領を踏まえて、どのように授業をしていったらよいのかをとても分かりやすく説明していただき、とても勉強になった。

○本日の授業を実践してみたい。また、今日のような授業を目指して教材研究をしっかりしていきたい。さらに、他の教材でも実践できるように自分もさらに勉強していきたい。

  

 

「研修主任研修②」

 平成30年度 いわき市教育委員会基本研修Ⅱ 「研修主任研修②」が、1月17日(木)に中央台公民館で行われました。まずは、学校教育課 菅家指導主事による講義「確かな学力向上を培う現職教育」からスタートし、次に、「今年度の取組を振り返って」と題して、小・中学校を代表して1名ずつ、実践発表をしていただきました。

 そして最後の協議・演習「校内研修の課題と対策について」では、今年度の校内研修の課題とその対策について、各学校4人一組で話し合いを行いました。参加された先生方からは「Society 5.0のような新しい価値観について学べ、時代は常時移り変わっていることに実感が持てた」「実践発表から学校全体としての研修への取り組み方が非常に参考になった」「同じ立場で悩んでいる先生方と考えを共有し、具体策を話し合えたことがとても参考になった」との感想が挙げられました。

   

 

 

 

 

 

 

2年次研修 教科指導研修

 1月16日(水)に教職2年目の先生方による「教科指導研修」が行われ、21名の先生が受講しました。

 始めに、各自が今年度校内で実施した、課題研究の報告会を行いました。3人グループで報告・質疑を行い、最後に指導主事からの助言がありました。

  

  

 次に、思考ツール(マンダラやマトリックス表)を用いながら、3年目に向けての自己の課題について考えました。深い学びや対話のさせ方などについて、熱心に考え、意見を交流しました。

 最後に、指標に基づく振り返りや、児童生徒理解の重要性や方法について、研修調査室長からの講話がありました。

          

 受講した先生方からは「授業力を向上させていくための自分の課題が明確になった」「子ども一人一人と向き合い、お互いがさらに成長するよう心がけていきたい」「初任研時の自分と比べると、視野が広がっていると感じた。常に学び続けるのは、子どもも教師も同じなのだと感じた」などの感想が寄せられ、自身の成長や課題を把握できる時間となりました。

 

教育実践研究発表大会(その3)

午後の部は、第3部になります。

はじめに、県教職員研究論文入賞論文発表として

いわき市立鹿島小学校  菅野 智弥 教諭より

 研究主題「自然の不思議さに気づき、科学的な見方や考え方を働かせ、思考力、判断力表現力等を高め合える子どもの育成」について発表していただきました。

引き続き、國學院大學人間開発学部 初等教育学科教授 田村 学 先生をお招きし、「主体的・対話的で深い学びの実現ー授業のイノベーションとカリキュラム・マネジメントー」を演題としてご講演いただきました。

参加者からは、

「主体的・対話的で深い学び」の中でも、漠然としていた「深い学び」について具体的に教えていただき、とてもクリアになり、大変勉強になった。」

「子どもの姿からお話ししていただき、わかりやすいお話でした。つなぐ・つながる・つなげるを意識していこうと思います。振り返りをもっと大切にしていきます。」

最後に閉会式において、総合教育センター所長より、挨拶を行いました。

開催にあたり、たくさんの方のご協力に感謝いたします。本当にありがとうございました。

 

教育実践研究発表大会(その2)

引き続きの第2部では、

市内先進校実践報告及び自主的研究団体実践発表(第4回教師力upセミナー)が開催されました。

入遠野小学校の展示発表、いわき小学校理科教育研究会、

いわき道徳特別活動研究会、

TOSSいわき・防災サマーキャンプ、

福島県立平支援学校 大関 義久教諭 より発表していただきました。

各団体及び個人発表のご協力をいただきまして本当にありがとうございました。

また、調査研究委員会の「教師力upの素」の視聴体験も同時開催いたしました。7ブースを設置し、今年度調査研究した授業の動画を視聴していただきました。

  

教育実践研究発表大会(その1)

1月12日(土)いわき市総合教育センター教育実践研究発表大会が行われました。

大会テーマ「ともに学ぶ ~いわきの未来 子どもたちのために~」のもと、多くの方においでいただき、様々な活動をおこなうことができました。

はじめに、開会式では、吉田 尚 教育長よりご挨拶をいただいたのち、研修調査室・教育支援室の両室長より今年度の各室のあゆみを発表いたしました。

続いて、

「主体的・対話的で深い学びにむけての授業改善」をテーマとした「CEC・カフェ」を行いました。

 調査研究委員会では、今年度より「『主体的・対話的で深い学び』に向けた授業の質的改善」を目標に活動しており、取組の経過を共有しながら、子どもたちの学び、日頃の授業について考えました。

 

授業力向上講座Ⅲ中学校理科

 1月15日(火)授業力向上講座Ⅲ中学校理科をいわき市立中央台南中学校にて開催いたしました。

 講師には筑波大学附属中学校より井上 和香先生をお招きし、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善についてご講義いただきました。

 はじめに「深い学び」を実現する授業の在り方についてご講義をいただきました。深い学びを実現するためのポイントや、振り返りの場面の重要性などについてお話いただきました。

 また、演習では、中学校の第1分野の分子の大きさ、イオン化傾向、慣性の法則について参加した先生に生徒役になっていただき、実験を通しながら子どもたちにどのように考え方を学ばせていくかについて研修することができました。

 参加した先生からは、

「講義の中で井上先生がお話されていたことと自分の考えていたことに多くの共通点をみつけることができた。」

「考えさせるための工夫が、しかけとして教師側にあることが深い学びをさせていくために必要であることがわかった。」

「この講座を毎回楽しみにしています。いつも驚くような教材を持参していただき、自分の授業にも活用させていただいています。」


などの感想が寄せられました。

井上先生、いわき市でのご講義本当にありがとうございました。

NEW 特別支援学級等新任担当教員研修②

 

       

   12月26日(水)は体験型経済教育施設(Elem)において、今年度2回目の特別支援新任担当教員研修を実施しました。

 午前は「教育課程編成に向けて」、午後は「教育課程編成の実際」をテーマに、講義・演習を行いました。教育支援室指導主事の講義により、受講した先生方は来年度の教育課程編成に向けて法的根拠や学習指導要領に基づいた知識を習得するとともに、演習では参加者どうしがこれまでの使用してきた教材・教具を紹介し合ったり、悩みについてアドバイスし合ったりしました。

 受講した先生方の感想をどうぞご覧ください。 

「教育課程をじっくり見直す機会になり、自分の中でこうしていきたいという思いをもつことができた」

「昨年度の編成の意図や計算方法がよく理解できないまま進んできたが、どのように編成していけばよいかわかった」

「研修の中にグループ協議を入れていただき、疑問が解消されたり、いろいろな実践が分かったりして、とてもためになった」                  

「この1年間で『特別支援教育のことを知らなかった自分』から『少し分かる自分』に変化したように思う。教材教具の紹介では、指導に役に立つものばかりで、ぜひ購入したり作成したりしていきたい」等の感想が寄せられました。

    各校の特別支援教育の更なる充実に向けて、3学期、そして来年度へ向けて準備が始まっています。

幼稚園新規採用教員研修 一般研修④

 12月26日に「幼稚園新規採用教員研修 一般研修④」が行われ、18名の先生が受講しました。今年度採用された幼稚園の先生方にとっては、今回がまとめの研修となります。

 

 はじめに研修調査室長より、今の自分の課題と今後の見通しについての話があり、先生方は指標を元に考えていました。

 続いて今年度採用2年目の先輩教諭から多くの実践例や、自身の悩みをどのように解決しているかのお話をいただきました。

 

 午後は、玉川幼稚園の西丸尚代園長先生より、「幼児理解の方法と評価」についてご講義をいただきました。子どもの日々の姿を見取る際には「根気強く接していく」「言動の裏を推測する」ことが大切であるという助言がありました。

 最後にこども支援課の総括指導教諭から、2年目に向けての話がありました。参加した先生からは「先生が楽しそうにしていることが、子どもも楽しいと思うことにつながるという話が心に残った」「2年目以降の自分の成長に何が必要なのかが明確になった」などの感想が寄せられました。ご講義いただいた先生方、ありがとうございました。

 幼・小・中いずれも冬休みに入りました。2学期、全力で子どもと接してこられた先生方、まずはゆっくり静養され、年明けの3学期、再びたくさんの笑顔とアイディアで、子どもたちの学びを支えていただきたいと思います。

授業力向上講座Ⅲ 中学校国語

 12月18日に湯本第一中学校にて「授業力向上講座Ⅲ 中学校国語」を行いました。

 講師に、筑波大学附属中学校の岡田幸一先生をお招きし、中学校1年生のクラスで話し合いの授業を行っていただきました。

 谷川俊太郎の詩「クリスマス」を教材に、朗読の仕方についてグループで意見を出し合い、まとめていく授業でした。生徒たちは、自らの解釈をもとに話し合い、読み深めていきました。

 授業後の講義では、「主体的・対話的で深い学び」について、実践例をもとにお話いただきました。夏目漱石の「坊ちゃん」を使っての授業の紹介などがあり、参加した先生方からは「めあてのもたせ方や話し合うテーマの設定などが大変勉強になった」「少ない指示で子どもをしっかりと学習に向かわせる指導力に感嘆した」「教師のしかけや言葉かけ一つで、子どもたちの学びが変わるということを再認識できた」などの意見が寄せられました。

 国語に限らず、どの教科の学びにおいてもあてはまる指導技術や、授業についての考え方を学ぶことができました。岡田先生、貴重な機会をありがとうございました。会場を提供してくださった湯本第一中学校の先生方、お世話になりました。

 

授業力向上講座Ⅲ(中学校数学)

 平成30年12月13日(木)泉中学校にて、「授業力向上講座Ⅲ中学校数学」を行いました。

 講師には、筑波大学附属中学校の小石沢 勝之先生をお招きし、中学校1年生に対して空間図形の単元での数学の授業を行っていただきました。

 本時は、立体図形における直線の平行の位置関係について生徒に考えさせる場面でした。生徒は、これまでの学習で学んだ平行の概念を活かしながら、ねじれの位置にある状態について理由を一生懸命説明しようとしていました。生徒の表現した素直な考えを丁寧に扱うことの大切さを学びました。
 

 授業の後には、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善について小石沢先生からご講義いただきました。豊富な実践例や理論に裏付けられた貴重なお話から、具体的な授業改善の方法を学ぶことができました。
先生方からは、
「発問の仕方や生徒とのやりとりの仕方などがとても参考になった。同じような機会があったらまた参加したい。」
「感覚で理解できるところを定義して言葉で表現する大切さをとても感じた。ぜひ授業でも行っていきたい。」

「小学校の既習事項と中学校の学習の接続、高等学校への発展まで伺うことができ、日々の授業改善へのアイディアもいただけてよかった。」

といった感想が寄せられました。

参加した先生には、是非本日の学びを実践へとつなげていただければありがたいです。
小石沢先生、本日は本当にありがとうございました。

授業力向上講座Ⅲ(小学校社会)

 授業力向上講座Ⅲ第三回目は、筑波大学附属小学校から由井薗健先生をお迎えし、小学校社会の講座を実施しました。湯本第一小学校5年生で「公害」の学習で飛び込み授業を行っていただきました。子どもたちが教科書や地図帳、資料集を開きたくなる、調べたくなる「必然性」を生み出すことにより、子どもたちを主体的な学びに導く授業を参観させていただきました。

 

 

受講したみなさんの感想をどうぞご覧ください。

・「会話」と「対話」の違いを改めて考えさせられた。
・子どもの「えー」というつぶやきを大切にし、心が動いた瞬間を逃さずに深い対話ができるように心がけたい。
・主体的・対話的という点で漠然としていた点が一つ明確になった。その実現に向けて、どんな実践を重ねていけばよいか、具体的に見えてきたことを実践していきたい。
・子どもの気づきや学びを「子どもの手柄にする」、体と頭と心を使って学習する「汗をかく社会科」という言葉が印象的だった。
・子どもたちが教材と出会った時の反応が印象的だった。教材提示がいかに子どもの心をつかむか、自分事としての学習問題を生み出せるかにつながると感じた。
・「事実的知識を問う学習問題」で終わるのではなく、「概念等に関わる知識を問う学習問題」につなげていく授業を来週からつくっていきたい。
・素晴らしい授業を生でみることの大切さを実感した。本では学ぶことができない由井薗先生の雰囲気を味わうことが出来てよかった。中学校の教員でも大変勉強になる内容ばかりだった。

 

 

 

授業力向上講座Ⅲ(小学校外国語)

 

 12月11日(火)に文部科学省 国立教育政策研究所 教育課程調査官の直山木綿子先生による「授業力向上講座Ⅲ(小学校外国語)」が中央台公民館で行われました。新教材の小学校5・6年生に設定されているSmall Talkには「既習事項の把握」「子どもや学級の実態の把握」「学習集団作り」が大切であり、教師と子どものやりとり、子ども達同士のやりとりが大切であるということを教えていただきました。また言語活動を進めるには、「必然性」「本物を提示すること」「相手意識」の視点が不可欠であるということも教えていただきました。

 受講された先生方からは、「子ども達に投げかけ、考えさせ、既習事項を引き出すような授業をやってみたいと思います。」「まずはSmall Talkをすぐに行ってみたいなと思いました。自分の英語に自信がなく話すのが不安でしたが、まずは実践あるのみだと感じました。」などの感想がありました。充実したあっという間の2時間でした。直山先生、お忙しいところ、本当にありがとうございました。

授業力向上講座Ⅲ(小学校音楽)

 

 11月20日(火)は、永崎小学校を会場に授業力向上講座Ⅲ(小学校・音楽)を実施しました。今回の講師は、筑波大学附属小学校平野次郎先生でした。心地よいピアノの響きに引き込まれながら授業がスタート。平野先生の伴奏や問いかけに、永崎小学校3年生がのびのびと歌い、考え、個性豊かに表現する音楽の楽しさを実感できる授業を参観することができました。

 講義・演習では、新学習指導要領の主旨に触れながら先生方も演奏を行いました。平野先生に導かれ、先生方も個性を引き出される場面がいくつも見られました。

 子どもたちも先生方も、笑顔いっぱいの「楽しい音楽の時間」を共有しました。ぜひ、先生方の感想をご覧ください。

 ・「このようにできないといけない」「こうあるべき」「全員同じくすべき」のような、こり固まった教師自身の自己満足に陥ってはいけないと痛感した。

・「音楽は楽しめることが大切という先生の言葉に時数や評価に追われ過ぎていたことに気づいた」

・「新しい学習指導要領に向けた教師としての心構え、役割、学ばせ方がとても参考になった」

・「常時活動のアイディアをたくさん教えていただき、明日からの授業ですぐに実践したいと思った」

・「音楽の授業だけでなく、生徒と向き合う場合、やはり安心感や認めてもらうような場が必要だと感じた」

・「音楽の飛び込み授業を見たのは初めてだったが、たくさんの先生方に見ていただきたいと思った」

 

 授業力向上講座Ⅲを今後もどうぞご期待ください!