センターの研修等

キラキラ 学校教育相談講座

      

   7月24日(水)は学校教育相談講座を実施しました。この講座のねらいは、学校教育相談の基本的な知識の習得や指導実践等を通して、学校組織体制の確立を図り、児童生徒理解や望ましい対応等についての研修を深め、より一層の指導力向上を図ることです。今回は、免許更新講習受講の先生を含め、約70名の参加がありました。

 午前中は「学校教育相談の進め方と生かし方」について、総合教育センター教育支援室指導主事が講義・演習を行いました。教育相談の基礎的な内容について理解を深め、後半はブリーフミーティング(短期療法)等の演習に取り組みました。
 午後は、「教育相談・生徒指導を生かした児童生徒理解」について、日本教育カウンセラー協会理事藤川章先生による講義・演習を行いました。現場での豊富な経験とデータに基づく藤川先生の講義に、頷きながらメモを取る先生方の姿が見られました。また、生徒と生徒、生徒と教師、そして保護者をつなぐ構成的グループエンカウンターの演習では、受講者である先生方も笑顔になり、体験的を通して「ルールがあるよさ」や「人間関係づくりに至るコミュニケーション」を学びました。
 藤川章先生、全国各地から要請がある中、いわきの先生方のためにご指導いただきありがとうございました。

【受講者の感想】

・30分間のブリーフミーティング(短期療法)は初めての研修だった。30分間という短い時間で取り組めるところに魅力を感じる。児童生徒に関する情報収集が大切であることが分かった。
・いじめを相談する相手の約80%が担任というデータを重く受け止め、相談されたときどう動くかということを日頃から頭に入れて指導していきたい。
・隣同士でわざと拒否的に話を聞く演習の時に、本当に寂しい思いがした。忙しさのあまり、どれだけ子どもたちの声に耳を傾けていただろうかと思った。
・ルールやリレーションの確立が大切であるという話が印象的だった。児童生徒が「ルールを守ることのよさ」を感じられるよう工夫したい。

 

授業力向上講座ⅠⅡ小学校社会

 いわき市でも小中学校は夏休みとなり、教育委員会研修も希望者が主となる専門研修が始まりました。

 7月23日(火)は、授業力向上講座Ⅰ(基本)小学校社会、同Ⅱ(実践)小学校社会の研修が、体験型経済教育施設Elemを会場として実施されました。

 講座Ⅰでは「教科の本質に迫る授業の設計」として、総合教育センター指導主事が講義・演習を進めました。新学習指導要領の考え方を再確認し、「問い」に着目して1時間の授業構想を検討しました。

 

 講座Ⅱでは、筑波大学附属小学校 由井薗健先生を講師として「主体的・対話的で深い学びの授業づくり」について講義をいただきました。先生の豊富な実践から、主体的な学び、対話的な学び、深い学びについてのポイントをご指導いただきました。

 

 受講者からは「問いで授業をデザインすることを、日々の授業で生かしていきたいです」「いわきの資料を積極的に活用し、授業づくりに取り組みたいです」「教科書+αの教材で、学習課題を高めていきたいです」「子どもも教師も心の汗をかく、社会科の授業をめざしていきたいです」等の感想が寄せられました。

 本日の研修で得たもの、考えた授業構想を、二学期の授業実践に是非取り入れていただきたいと思います。

 尚、由井薗先生から提供いただいた資料ですが、興味のある方は総合教育センター社会科担当までご連絡ください。是非、ご活用ください。

学校 特別支援学級等新任担当研修

 7月23日(火)はElemを会場に、今年度初めて特別支援学級や通級指導教室を担当した小中学校の先生方を対象に、特別支援学級等新任担当研修を実施しました。

 午前中は総合教育センター教育支援室長が、「1学期を振り返って」というテーマで講義・協議を行いました。この中で市内小中学校の3名の先生が実践発表をしてくださいました。受講者からは、「すぐに真似できそうなところがたくさんあった」「『待つ』を合い言葉に、心にゆとりを持って笑顔で子どもたちに接していきたい」「『目の前の行動だけを見て指導しない』など、自分も身に付けなければならない」等の感想が寄せられました。

 午後からは、「個に応じた授業づくりに向けて」というテーマで、教育支援室指導主事が講義・演習を行いました。プロトコールを使った児童生徒の見取りを個別の支援計画に結び付けていく演習を行い、さらに授業にどう生かしていくか参加者どうしで協議するなど、2学期の授業に向けて具体案を練りました。

 研修を終えた先生方からは、「個別の指導計画の作成の仕方がとてもよく分かった。しっかり作成したい。」「特別支援教育はとても深く、学びがいがある」「夏休み中に、これからの指導・支援に役立てる教材の準備をしたい」等の感想があげられました。

 先生方の「夏の学び」が始まりました。

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実践発表をしてくださった先生方、ご協力ありがとうございました。

水泳指導担当者研修

 

 7月3日(水)は、いわき市民プールにおいて、水泳指導担当者研修を実施しました。本研修は、水泳指導運営の重要性について、具体的な事例や実技をもとに研修を行い、水泳指導上の安全管理を徹底することを目的としています。今回は、市内の全小学校から先生方が出席し、前半は安全管理について講義を受けました。後半は、万が一の事故発生時に備え、講師の先生の指導に基づいて救助法を演習しました。さらに、上学年コース、下学年コースに分かれ、発達の段階に合わせた水泳指導法を実技研修しました。研修内容については、受講した先生の理解のみに留まることなく、ぜひ学校全体で共有し、安全な水泳指導に向けて万全を期していただきたいと願っています。

【受講者の感想】

・プールの安全管理について自分は分かっているという思い込みがあった。自分の油断が子どもたちの命に直接つながってしまうのが水泳であるので、適切な安全管理をもう一度見直していきたい。

・平泳ぎの足の動きや呼吸法、救助の方法等、実践に生かせるものがたくさんあった。

・ビート板は端を持つ方法しか知らなかった。けのびの際の持ち方やクロール練習での持ち方があることを初めて知った。

・3回目の受講だったが、毎回新しい気づきがあり、改めて気を引きしめて指導するためにも大変よかった。

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講師の先生方、受講者のニーズに応じたご指導をいただきありがとうございました。 

養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱ<先輩校研修><学校訪問研修>

7月5日(金)に郷ヶ丘小学校にて、養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱ<先輩校研修><学校訪問研修>が行われました。

当日はそれぞれ3名の先生方が参加し、経験豊富な養護教諭である安藤 江美先生よりご講義をいただきました。保健室経営の実際や養護診断のあり方、食物アレルギーの子への対応の仕方などについて、実践例や映像資料をもとに分かりやすく具体的に説明していただき、参加者の先生方も大変参考になったようです。

研修者からは、「食物アレルギーの子がいるが、打ち合わせ等で共通理解を図っただけであったので、すぐにでも役割分担の実演や、救急車要請時までのシミュレーションをして実践していきたい」「養護教諭は一人職で、自分の経験で成長することが多い日々なので、先生方との協議はよい時間であった」「保健室経営計画を具体的に策定されており、大変参考になった。自校の保健室経営計画もより具体的にし、学校全体で実践できるようにしたい」などの意見が聞かれました。

今回学んだことを、これからの実践に役立てていただければと思います。

学校司書研修④

 7月5日(金)に県の「ふくしまの未来をひらく読書の力プロジェクト」事業と共催で学校司書研修が行われました。

 今回は文教大学准教授 平 正人先生をお招きし、ビブリオバトルについて学びました。

「人を通じて本を知る、本を通じて人を知る」というキャッチコピーに表現されているように、ビブリオバトルは、人が本について語り、競います。単なるあらすじの紹介ではなく、語りに込められた読み手の思いを直に聞くことで、その本や人について知ることができる手法です。

  

 後半は、文教大学の学生の皆さんが加わり、ビブリオバトルの演習です。参加者の皆さんがそれぞれ、持ち寄ったお気に入りの本について、熱く語りました。聞き手の皆さんも熱心に耳を傾けます。

 小学生から大人まで行うことができるビブリオバトル。授業やイベントに是非、取り入れてみてはいかがでしょうか。平先生、学生の皆さん、熱いご指導をありがとうございました。 

生徒指導主事研修

 6月21日(金)、生徒指導主事研修を生涯学習プラザで実施しました。県教育委員会による「不登校・いじめ等対策推進事業(域別研修会・SC等地区別研修会)」との共催で実施しました。小・中学校から生徒指導主事の先生を中心として103名、午後からスクールカウンセラー(SC)・スクールソーシャルワーカー(SSW)も交えて139名の実施となりました。

 まず、いわき教育事務所学校教育課主任指導主事より「不登校・いじめ防止対策の要点」、いわき市教育委員会学校教育課指導主事より「いわき市における生徒指導の現状と課題」について講義がありました。

  

 続いて東京医療保健大学教授教授の渡會睦子先生による「いのちを育む教育の推進」について、講義をいただきました。

 

 午後は、いわき中央警察署生活安全課 小野はるみ様より「インターネット社会の現状と課題」について講義をいただきました。続いて、いわき市総合教育センター教育支援室長が「不当校への対応の実際」について協議・演習を進めました。その時間の中でpalstep様より「教育機会を確保する学習・校務支援サービス」についての説明もありました。

 

 研修者からは、「授業参観や懇談会等で情報提供し、保護者の方と連携を図りたいです」「性教育に関する認識が変わりました。心の教育として捉え、系統的に指導していきたいです」「渡會先生のお話は、多くの教員や保護者に聞いてほしいものでした」「中央警察署の方のお話は、新たな情報が得られ、気が引き締まりました」「異校種の先生、SC、SSW等、様々な立場から話し合うことができ、大変意義のあるものでした」などの感想が寄せられました。

 夏季休業を控え、各学校では保護者や地域、関係機関と連携して事故防止に努められることになります。ぜひ、研修を全職員共通のものとして、子どもたちのために指導を進めてください。

「授業力向上講座Ⅰ(小学校外国語)」

「授業力向上講座Ⅰ(小学校外国語)」が、6月14日(金)に文化センターで行われました。小中学校の先生方17名が受講されました。まず、担当指導主事が約45分間、We Can!1のUnit6の単元全体を取り上げて授業を行いました。その後、3人1組で、タブレットでデジタル教材を操作しながら、児童が新教材に取り組む際に非常に大切な「やり取り(スモールトーク)」について考えました。数名の先生方は、前に出て実践発表してくださいましたが、みるみる意欲的にアイデア豊かに取り組まれる姿がとてもすばらしいなと感じました。受講者からは、「デジタル教材を実際に使用して研修を行ったことで、日々の授業にすぐに生かせる研修であった。今回の経験を生かしていきたい」「Let's ListenやLet's Watch and Thinkにしぼって講義・演習をして下さったので、グループ内で何度も確認でき、「やり取り」になれることができた」「講義の中で自分も真似をしてみたいと思うところや参考になる部分がたくさんあった」と感想が寄せられました。来年度から、いよいよ外国語が教科になります。ぜひ、教科化前の最後の移行年度になる今年度中に、新教材を扱う際の「やり取り」、T2としてのALTの活用の在り方、そして小中連携について、各学校でも研修を重ねてほしいと思います。お忙しい中、研修にお越し下さった先生方、ありがとうございました。

ICT活用講座①②(デジタル教科書基本)

 6月10・11日には、ICT活用講座①②(デジタル教科書基本)が行われました。昨年度より各学校に導入されたデジタル教科書の基本的な操作方法について、教科書会社の方に来ていただき、ステップ1からステップ3まで一つ一つ丁寧に説明をしていただきました。

以前から各学校にあったデジタル教科書ですが、日々進歩しており、先生方が子ども達に分かりやすい授業ができるような工夫が多く盛り込まれています。今回は、先生方が自分で教材を作ることができる「MY教科書エディタ」についても詳しく説明をいただきました。

参加された先生方も具体的な説明を受けながら実際に操作してみることにより、使い方を理解し、自分だったらこう活用したいという見通しを持つことができたようです。参加された先生方からは、「今回学んだことを学年の先生方に伝えたり、自分自身の授業力向上のため役立てていきたい」「現職教育などを通して、他の先生方ともアイディアを出し合い、「MY教科書エディタ」の活用の仕方を研究していきたい」「昨年度の受講では基本しかできなかったが、今年度はさらに一段階上の部分ができるようになった」などの感想が聞かれました。

先生方にはデジタル教科書をもっと積極的に活用していただき、今までよりもさらに教育効果を高めていただきたいと思います。

NEW 特別支援学級等教育講座

 

 6月7日(金)は錦中学校を会場に特別支援学級等教育講座を実施しました。本研修は、特別支援学級の授業を参観することができる貴重な機会です。前半は同校の特別支援学級で、事前に共有した参観の視点に沿って数学の授業を参観しました。後半は先生方一人一人が記録した「事実」をもとに、授業の目標が達成されたか否か、グループで活発に協議しました。先生方の思いが受講後の感想に寄せられていますので、ぜひご覧ください。

 

〇特別支援学級での指導だけでなく、通常学級の中でも気になる児童の支援や手立てとなることを学ぶことができた。視覚支援など、個の強みに応じた支援を心がけていきたい。

〇自立活動達成チェックシートをぜひ活用したいと思った。支援・指導計画をしっかりと授業に活かしていけるよう日々意識していきたい。

〇プロトコールから個別の指導計画→学習指導という流れが大変勉強になった。養護教諭として授業に関わる機会はなかなかないが、通常学級での児童への指導や保護者対応にも活かしたいと思った。

〇予め授業を参観する視点を共有して授業を参観したので、協議も盛り上がり、とても充実した研修会だった。

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  研修会場並びに参観授業を提供してくださいました錦中学校の先生方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

新規採用養護教諭研修「一般研修②」

 新規採用養護教諭研修「一般研修②」が、6月7日、いわき市立四倉中学校で行われました。

四倉中学校 養護教諭の木谷美奈子先生には、「保健室経営の実際について」、「保健室経営上の課題と対応について」と題しまして、ご講義いただきました。ご講義からは、子どもに興味・関心を持ち、少しの変化に気づくことの大切さを学ばせていただきました。また、養護教諭として、先生方、保護者や学校医などとのつながりも欠かせないものであると教えていただきました。研修者からは、「いろいろな課題を感じている中、今日のような研修があり、とてもありがたい。改めて様々な方々との連携・つながりが大切であると実感した。教えていただいたことを明日からでもすぐ、実践していきたい」と感想が寄せられました。一人職、専門職として、学校を支える養護教諭の先生方にとって、大変有意義な研修になったことと思います。ぜひ、学ばれたことを、これからの勤務のヒントとして、子どもたちのために頑張ってほしいと思います。

 

 

学校司書研修 地区別研修

 例年より少し早い梅雨入りとなった6月7日(金)、市内6校の図書館を会場に学校司書研修が行われました。「実際の図書館を見ながら、より実践的な研修がしたい」という司書の皆さんの熱望により実現しました。

 

 

 「学校図書館」と一言にいっても、環境や本の種類は千差万別です。子どもたちにとってよりよい図書館づくり、よりよい読書支援ができるよう、市内42名の学校司書が知恵を出し、先生方や図書ボランティアの皆さんと協力しながら日々の業務を行っています。今回の研修で得たものがまた、それぞれの学校図書館で具体的な形になっていくことでしょう。雨の季節、子どもたちはもちろん、先生方も是非、図書館に足を運んでみてはいかがでしょう。

 会場としてご協力くださった6校の皆様、本当にありがとうございました。

基本研修Ⅰ 初任者研修 授業研修②

 6月6日(木)に中央台南小学校をお借りして初任者研修を実施しました。はじめに、2年次の先生お二人の「初任研を振り返って」のお話がありました。昨年度の初任研や自身の体験から、多くの具体的な話をしてくださり、初任者の皆さんも真剣に聞いていました。

 次はグループに分かれての模擬授業です。一人一人が指導案や教具を準備し、実施しました。実施の後はよかった点を出し合ったり、さらにアイディアを提案したりと、互いに刺激を受けていました。

 真剣なまなざしで助言や新たなアイディアを吸収しようとしていた先生方。学校での研修や日々の授業でも、先輩の先生方からの助言や子どもからのつぶやきに、自身の指導力を高めるヒントがたくさんあります。毎日が成長のチャンスです。健康に留意しながら、がんばってくださいね。発表をしてくださったお二人の先生方、会場の協力をしてくださった南小の皆様、本当にありがとうございました。

特別支援教育コーディネーター研修

 

   5月23日(木)は特別支援教育コーディネーター研修を実施しました。市内全小中学校の特別支援教育コーディネーターが参加し、「切れ目のない教育支援体制構築へ向けて」「特別支援教育コーディネーターの役割と実際」について研修を行いました。前半の県教育庁いわき教育事務所指導主事の講義に続き、後半の講義では、昨年度市内小中学校においてコーディネーターを務めた2名の先生から実践報告を聞きました。受講した先生方は、勤務校における自身の役割について再認識するとともに、特別支援教育コーディネーターとして1年間の見通しをもつ機会にもなりました。
 本日の研修内容をぜひ所属校の先生方全員で共有していただきたいです。
【受講者の感想】
・初めてのコーディネーターで分からないことや不安なことがたくさんあったが、どんなことをするのか、どんな過程をふむのか等、見通しをもつことができた。
・小学校だけでなく、中学・高校・職業まで続くことを意識しながら校内での対応にあたりたい。
・ユニバーサルデザインのチョークや使用する紙の色等、特別支援学級が無くても教師に障がいや生徒の状況への理解があればできることがあるのだと初めて感じた。
・実践紹介が大変分かりやすく、コーディネーターの役割が理解できた。具体的で共感的に受け止めることができ、ぜひ自分もやってみたいと思った。
・一人ではできないことが多いので、先生方との関わりを円滑に進められるよう、相談しやすいコーディネーターでありたい。

常勤講師基礎研修①②

5月13日(月)・30日(木)に常勤講師基礎研修①②が行われました。

講義「教職員の服務と勤務」では、職務上の義務や身分上の義務について再確認したり、不祥事根絶に向けて事例をもとに話し合ったりしました。

模擬授業はそれぞれの教科に分かれて行い、お互いの授業を見合って話し合うことにより、自分の授業力のスキルアップを図りました。

研修者からは「服務と勤務について再確認することができたので、改めて認識して校務に当たることの大切さを学ぶことができた」「教材研究を深める際のポイントが明確になった」「ゆとりを持って授業を進められたため、先生方達からの助言をたくさん頂くことができてよかった」「様々な方法を知ることができ、授業の展開が広がった」「他の授業者の授業を見ることができて勉強になった」などの意見が聞かれました。

今回の研修を今後の指導に生かして欲しいと思います。

経験者研修Ⅱ共通研修

 5月28日(火)に、経験者研修Ⅱの共通研修を実施しました。教職11年目を迎えた教諭21名、養護教諭3名、幼稚園教諭6名が参加しました。

 まず、吉田尚教育長が「中堅教諭等資質向上研修に当たって」の講話を行いました。全国学力・学習状況調査のクロス集計結果や国の動向から、将来を見据えた教育の在り方、子どもたちに必要な資質・能力の育成について研修者は理解を深めていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 続いて学校教育課管理主事が「教職員としての服務・勤務」の講義を行いました。様々な状況下において、中堅教諭としてイメージを持って職務に当たることの大切さを学んでいました。

 その後、小中学校教諭・養護教諭・幼稚園教諭と職種別に研修を進めました。「学校経営への参画」「これからの養護教諭の役割」「保健室経営の現状と課題」「幼児の指導と園運営への参画」「教育課程の編成と評価」等、市の指導主事、指導養護技師、指導教諭がそれぞれの職種に応じた講義・演習を進めました。

 また「授業設計の在り方」については、小白井中学校教頭菊田啓希先生にご講義をいただきました。小白井小・中学校や「調査研究委員会」の実践から、授業力を上げていくための考え方について具体的にご指導いただきました。

 研修者からは「子どもたちの将来を見据えた取組が大切であることを学びました」「最悪の場合を考え、イメージを持って行動できるよう、日々の業務に当たっていきたい」「本日学んだ手法については、校内研修や授業でも取り入れていきたい」「学校全体に関わっていかなければいけないことを認識できた」等の感想が寄せられました。

 法定研修として、今後も多くの研修に取り組まれることになります。ぜひ、生きた研修として、勤務校に還元していくことを期待しております。

経験者研修Ⅰ 全体研修

5月27日(月)に経験者研修Ⅰ全体研修が行われました。

教職経験6年目の先生方が参加し、「教職5年経験教員としての心構え」や「教職員としての服務・勤務」「学力向上に向けた指導の改善」について研修を行いました。

また、養護教諭の先生方は、「これからの養護教諭の役割」や「保健室経営の現状と課題」について、栄養教諭の先生は「食育指導のすすめ方」について、幼稚園の先生方は「学級経営の充実に向けて」について理解を深めました。

5月にもかかわらずとても暑い日でしたが、どの先生も一生懸命に研修に励んでいました。研修を受けた先生方からは、「服務については、知識を持っていることがいかに大切か知ることができた。自分の身を守るためにも正しい知識を身につけたい」「教科の指導に関して意見を交換する場がなかなか見つけられずにいたので、大変良い刺激になった」「自校の保健目標や保健室経営計画を見つめ直しながら、目標達成に向けてどう取り組んでいくべきか考えたい」などの前向きな意見が聞かれました。

今後さらに指導力に磨きをかけていって欲しいと思います。

情報教育担当研修

5月22日(水)に情報教育担当研修が行われました。主に新任情報担当の先生方が、学校にあるPCの構成や運営の仕方、ICT機器の点検・整備の仕方について理解を深めました。

また、いわき市のICT環境整備の現状や、教員のICT活用指導力の現状について資料やデータをもとに学びました。現在では、子どもを取り巻く環境の変化から、子ども達に情報モラルを身につけさせることが一層重要になってきています。演習では、子ども達に馴染みの深い「LINE」を取り上げ、トラブルに巻き込まれずに楽しくコミュニケーションするためにはどうすればよいか、カードを使って分かりやすく体験しました。

参加された先生方からは、「学校における情報機器の整備は急務であると感じた。環境を整え、使いやすい状態となるよう努力していきたい」「SNSのトラブルなどが起こらないように、本日の演習を生かして子ども達への指導を行っていきたい」「学校のICTを積極的に活用していくとともに、学校の先生方に呼びかけていきたい」等の感想が見られました。

この研修で確認したことを元に、各学校においてますます情報教育を推進していただければと思います。

保健主事研修

 5月21日(火)には、中央台南小にて、「保健主事研修」が行われました。はじめに、「アレルギーへの対応」について市薬剤師会の先生によるご講義をいただきました。アナフィラキシーの症状に関する資料やエピペンの体験などをもとに、大変参考になるお話を聞くことができました。

 次に、保健主事の役割と学校保健の現状と課題解決に向けて、講義や協議により考えを深め、改善策について学ぶことができました。研修者からは「エピペンを持っている児童がいるので症状・使用方法を確認し、子どもたちが安全に安心して生活していけるよう意識していきたい。」「学校の実態や課題に応じた学校保健委員会を開催できるようにしたい。」などの感想が見られました。

 安全で安心な学校に向け、本日の学びを生かしていただけたらありがたいです。

 

研修主任研修

 5月16日(木)に中央台公民館で研修主任研修が行われました。その中で、国士舘大学教授 澤井 陽介先生をお招きし、「授業の見方~校内研修の活性化~」と題してご講義をいただきました。全小・中学校における研修主任の悉皆研修として行われました。

 澤井先生のご講義からたくさんのことを学ばせていただきました。子どもが主体的・意欲的に取り組むような授業が大切であること、子どもは自分たちの持っている言葉を使って学んでいくということを教師は頭に入れながら、目標が実現できているかを確認していくことが大切であるということ、また、目標の実現を確認するためにまとめが大切で、それを授業構成の中で考えていくことが必要であるということなどを学ばせていただきました。

 受講者からは、「新学習指導要領を踏まえた、単元構想の在り方、評価の仕方についてとてもよく理解できた」「研修の進め方、その内容、記録の取り方など見直さなければならない点が見えてきた。評価の仕方、とらえ方も大変勉強になった」「問いやプロセスについて研究していくことが大切だと分かった」「澤井先生のご講義から、学習指導要領の目標のとらえ方、課題の設定の仕方、評価の扱い方、授業記録の取り方など、研究のヒントをたくさんえることができた」などの感想が寄せられました。

 澤井先生には、大変お忙しい中、いわき市の教育のために足をお運びいただきまして、本当にありがとうございました。各小中学校におきましては、ぜひ校内で伝達講習をしていただき、今後の校内研修の方向性を見出していただければと思います。

 

幼稚園新規採用教員研修 一般研修①

 令和元年5月10日(金)中央台公民館にて、幼稚園新規採用教員研修一般研修①を実施いたしました。いわき市立幼稚園・いわき市内の私立幼稚園の先生方など34名の先生の参加のもと、有意義な研修を行うことができました。

 はじめに、子ども支援課主任教諭の安達先生より、「新規採用幼稚園教員に期待すること」と題して、講話をいただきました。「謙虚に」「焦らず」「自分らしく」これからの仕事に取り組んでいくことが大切であるなど、貴重なお話を聞くことができました。

 続いて、子ども支援課指導教諭の千田先生より、「担任として大事にしてほしいこと」と題して、ご講義いただきました。実践やご経験をもとに、具体的にお話していただき、研修者も熱心にメモしている姿が見られました。

 最後に、いわき市消防署中央台分遣所の方より、「事故防止と応急処置」の講義演習を行っていただきました。実際にあった事例を含めた体験談や人形を使った演習により、命の大切さを守ることの大切さを実感することができました。

 研修者の感想からは、

○まずは、子どもたちと笑顔で関わっていきたい。

○初心の気持ちを忘れず、こども目線になって何事にも取り組んでいきたい。

○子どもを預かっているという責任をもち、仕事に取り組んでいきたい。

○できないことにがっかりしていたが、できなかったことができるようになるように一つひとつの経験を大きな学びとしていきたい。自分らしく笑顔でがんばっていこうと思った。

○周りの先生に迷惑と思ってなかなか聞けないことが多いのでこれからは進んで質問していきたい。

など、今後の仕事に対して前向きに取り組んで行きたいと考える感想が多く見られました。

 ご講義していただいた講師の皆様、本当にありがとうございました。

 

基本研修Ⅰ 初任者研修 授業研修①

 日差しの強さに初夏を感じるほどだった9日、中央台南小学校をお借りして初任者研修が行われました。校庭からは時折、運動会の練習の音が聞こえてきます。市内の多くの学校で、今週・来週は運動会に向けての練習に熱が入っていることでしょう。

  

 はじめは、学校教育課玉澤課長による講義です。いわき市の学校教育の現状について、自身の初任の頃の体験を交えながらお話しいただきました。

  

  

 続いて、センター指導主事による「学級経営の進め方」、生涯学習課吉田係長による「夏季休業中の体験研修について」、センター指導主事による「特別支援教育の視点から」の講義・説明がありました。

  

 その後「授業の進め方」についての講義・演習を行いました。次回の研修では実際に模擬授業を初任者全員が行い、より実践的なスキルをを学ぶこととなります。

 2度目のグループ研修ということで、互いに顔を覚え、話す表情にも笑顔がたくさん見られました。初任者の皆さん、同期の仲間と励まし合いながら、これからの研修もがんばってくださいね。

 会場を提供してくださった中央台南小学校の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

教頭実務研修①

4月25日(木)教頭実務研修①を開催いたしました。

新任・転入された教頭先生29名の参加で行いました。

はじめに、平第一小学校長 様より、「教頭の在り方について」これまでのご経験をもとにしながらご講話いただきました。参加者からは、「教頭としての心構えや考え方について、具体的に学ぶことができた」「先生方がいきいきとできる職場作りをめざしていきたい」などの感想が上がり、今後の業務への参考となる研修であったことがうかがわれました。

続いて、「文書管理・管理全般について」を学校教育課管理主事より講義いただきました。文書管理を基本から丁寧にご指導いただきました。

さらに「いわき市の教育とその課題」を学校教育課長よりご講話いただきました。教育施策にもとづいてわかりやすくご講義いただきました。

最後に、「いわき市総合教育センター事務について」センター指導主事より説明しました。

ご講義・ご講話いただきました先生方、本当にありがとうございました。

教頭先生方には、本日の研修を活かしていただければありがたいです。

 

 

経験者研修Ⅲ 全体研修

 23日(火)は、学校を牽引するリーダー教員としての果たすべき指導的役割を再認識し、実践的指導力と資質の向上を図ることを目的に、経験者研修Ⅲ全体研修を実施しました。参加したのは、教職経験を20年積んだベテランの先生方です。

 研修会では、まず総合教育センター所長が「教職経験20年教員としての心構え」について講義を行い、学校の中で影響力の大きい立場であることを自覚するとともに、社会の変化に合わせてこれからも研修を重ねていく大切さについて再認していただきました。     

    続いて「教職経験20年教員としての課題の解決に向けて」というテーマで、研修調査室指導主事による協議・演習を行いました。受講した先生方は、教員として20年間で積み上げてきた自己の「強み」に目を向けるとともに、課題についても謙虚に捉え、今年度の研修計画づくりに取り組みました。後半は課題解決に向けて具体的な方策をグループで検討し、豊富な経験からアイディアを出し合いました。

   また、各校のOJTの充実へ向けて今年度から導入した「研究推進研修」の進め方についても確認し、1年間の研修の見通しを持ちました。研修の感想と合わせて、成果物もぜひご覧ください。限られた時間の中でここまで仕上げられた先生方の力、さすがベテランの先生方です。

 

【受講者の感想】

・20年を経過し、学校や地域に求められているものが多くなってきているので、自校の先生方をリードするよう心がけるとともに、指導的立場にあることを自覚し、若い先生方の模範となるようにしたい。

・経験のある者として広い視野を持って取り組むことで、自分の力を高めていけるよう向上心を持って取り組みたい。

・ワークショップで実効性の高いいくつかのアイディアを他の先生方からいただいたので、すぐにでも実践していきたい。

ミドルリーダー養成研修-全体研修

 4月22日(月)、ミドルリーダー養成研修の全体研修が実施されました。本年度、教職経験15年を経て本研修に取り組む先生方は、18名となります。

 まず所長から「教職経験15年教員としての心構え」について講義がありました。次に学校教育課管理主事より「教職員としての服務・勤務」について講義がありました。演習も取り入れられ、具体的な事例を通して学ぶ姿が見られました。

 

 その後「ミドルリーダーとしての課題解決に向けて」について講義・演習を実施しました。まず学校を取り巻く現状や、教職員としてのステージを確認しながら、自分の役割を認識しました。その後、自校の強みと自分の強みをどう生かして課題解決に当たるか、演習に取り組みました。 

  

 受講者からは「ミドルリーダーとしての役割を自覚し、学校運営に当たっていきたいです」「自校の強みや課題を把握したので、具体的な行動改善に移していきたいです」「課題解決のためには、全職員での共通認識が大事であると感じました」等の感想が寄せられました。

 本日の研修に基づき、1年間の研修を進めていくことになります。課題解決が図られる事を期待しています。

初任者研修 一般研修

 春風に桜吹雪が舞う、暖かい一日となった18日、今年度初めての初任者研修が実施され、59名の先生が参加しました。

 センター所長の講話では、教師としての心構えについて、続く学校教育課管理主事からの講義では教職員としての服務と勤務についての話がそれぞれありました。参加した先生方は大変熱心にメモをとりながら研修を受けていました。

 今年度採用の先生方の、社会人として、教師としての第一歩が始まりました。先輩の先生方も、誰もがはじめは初任者でした。多くの経験や、時に失敗を乗り越えながら、しなやかに、たくましく成長していけるよう、応援しています!

 

総合的な学習担当研修

 4月16日(火)、総合的な学習担当研修を実施しました。今年度、体験型経済教育施設Elemでの学習を実施する、市内小学校62校、中学校38校の先生方が参加しました。

 まず「いわき市キャリア教育概論」を、総合教育センター指導主事が行いました。キャリア教育の根幹となる部分について、学習指導要領や「未来をつくるいわきの学校教育ABCプラン」に基づき整理しました。また、スチューデント・シティ(SC)やファイナンス・パーク(FP)の指導について、配布資料に沿って確認しました。

 続いて、ジュニアアチーブメント日本の佐川秀雄先生を講師として「キャリア教育の推進」について研修を進めました。SCやFPについて、動画なども交え具体的な姿をとらえることができました。また、事前指導を進める上で大切にしたいことなどもお話しいただきました。

 

 

 研修者からは、「SCからFPまでのつながりを意識して事前指導に当たりたいです」「キャリア教育の重要性を再確認できました」「選択や意思決定など、日常の学校生活でも大切にしていきたいです」等の感想が寄せられました。 

 5月から、体験型経済教育施設Elemでの学習がスタートします。本研修を生かし、総合的な学習の時間を充実させると共に、児童生徒のキャリア発達を促していただきたいと思います。

新任等常勤講師研修

4月8日に新年度がスタートしたばかりですが、4月11日に早速、新任等常勤講師研修が行われました。参加されたのは、経験2年未満の常勤講師の先生方です。今年の春に大学を卒業して講師になられた先生方も多く、研修会場は若々しさに満ちあふれていました。

初めて教師になられた先生がほとんどですので、研修では「教師としての心構え」「教職員の服務と勤務」「特別支援を要する児童生徒への対応」「生徒指導の充実に向けて」「授業の進め方(養護教諭は保健室経営のすすめ方)」について講話・講義を受け、これから小中学校で勤めていく上で大切なことを、一つ一つ確認しながら研修を進めました。

 

参加された先生方からは、「感化する力という言葉がとてもいい言葉だと思った。自分自身まだまだ成長しきれていない部分がある中で、こんな先生になりたいとイメージできたことがとても良かった」「普段、自分が気づけない部分などを、授業例や他の先生方との話し合いの中で学ぶことができた。チェックシートなどを活用し、自分に足りない部分を確認し、向上心を持って日々の授業に取り組みたい」「自分が不安に思っていた授業についてや児童・保護者との関わりについての解決策を具体的な例をまじえながらご指導していただいたのでとてもよい研修だと感じた」「生徒の健康を第一に考えて、健康診断を円滑に進められるよう、準備をしっかりと行い、適切に実施できるようにしたい」などの感想が見られました。今回の研修を生かして、自信を持って授業や学級経営に励んでいただきたいと思います。

「平成31年度 部活動指導者研修」を実施しました

 

 4月10日(水)は「部活動指導者研修」を実施しました。本研修は全国的に部活動運営の見直しが進んでいる状況を踏まえて今年度開設しました。市内小学校10校、中学校は全39校から担当者が出席しました。市教育委員会が昨年11月に発行した「いわき市立小中学校部活動運営方針」(以下「部活動運営方針」)について理解を深め、各学校の部活動運営方針に基づき、安全かつ効果的な部活動運営を行うためにはどうすればよいかを考えました。

 初めに「効果的な部活動運営」について、学校教育課指導主事が講義・協議を行い、今年度から運用する「いわき市立小中学校部活動運営方針」について細かく読み込むとともに、部活動運営の見直しが求められるようになった歴史的背景等についても触れ、受講者は同方針の趣旨の理解を深めました。

 後半は、「熱中症の防止」について、市保健所地域保健課保健技師が講義・演習を行いました。昨年の猛暑の経験から、暑い時期を迎える前に「熱中症予防」に備えるとともに、“もしも熱中症が発生した場合”の対応について研修しました。

 なお、市教育委員会では、本研修の受講内容について校長先生への復命はもとより、勤務校の先生方で共有していただくようお伝えしています。

【受講者の感想】

○ 市内各校へ一斉に同じ通知が出されているので、各校でしっかりきまりを守って実施されると良い。

○ 今まで大会の結果でよい成績を取りたい、生徒にも厳しい練習でも日々練習すれば喜びが生まれるという気持ちで取り組んできたが、本当にそれがよかったのか、考える機会になった。

○ もう一度原点に戻って「誰のための部活動なのか」みんなで考えなければならないと思う。

○ 夏休み中には、冷房等のない室内・体育館等で練習しているので、熱中症対策をしていく。

○ 他校の担当者と情報交換やより深く考える機会になり、有意義な研修会であった。

○ 教員の部活動に対する価値観を変えていく資料として、学校へ戻って伝達を必ず行っていきたい。また、保護者への説明資料としても活用していきたい。

 

学校司書研修①

小中学校の入学式が行われた4月8日、センターでは学校司書研修①を実施しました。昨年度同様、42名の学校司書が市内全ての小中学校図書館の整備や読み聞かせ、授業支援を行います。

  

全校配置になって今年度で4年目に突入するということで、読書センターとしての役割だけでなく、学習・情報センターとしての役割を果たせる図書館・学校司書となり、子どもたちの学びをサポートしていきたいと考えています。センターホームページ上でも、研修の様子や実際の授業支援の実践例などをご紹介していきますので、是非ご覧ください。

 

授業力向上講座Ⅲ~平成30年度最終回~中学英語

 11月から実施してきました当講座も今年度最終回を迎えました。

 締めくくりは、植野伸子先生(筑波大学附属中学校)による中学英語における「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」についての講義・演習でした。植野先生の豊富な指導経験から、必要感を持たせた現在進行形の学習指導、スピーチ活動、家庭学習、そして評価まで、ご自身の実践映像や筑波大学附属中学校英語部作成の資料等に触れながら講義していただきました。また、受講者が日頃の授業で悩んでいることなどにも丁寧に答えてくださいました。何よりも終始笑顔で、ユーモアたっぷりの植野先生のトークに、初めは固かった受講者の表情も笑顔でいっぱいになり、時間ぎりぎりまで質問が寄せられました。ぜひ受講した先生方の感想をご覧ください。

・「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」のテーマに合った分かりやすい講座だった。しっかりと授業を振り返る時間を取り、「自分から学ぶ」ことにつなげてきたい。

・「目的を持ったやりとり」を導入したり、スピーチ活動での聴き手を育てたりする等、具体的に学んだことを同僚と共有して進めていきたい。

・最後に「私たち教員自身が同僚と対話して深く学ぶ」というお話があった。明日からは教科に関係なく、先生方ともっとコミュニケーションをとる。

・生徒が主体的に、安心して学習に取り組める環境をまず整えたい。自分の授業を振り返り、改善できる良い機会になった。

 植野先生、ご多忙の中いわき市でご指導いただきありがとうございました。

 

授業力向上講座Ⅲ(中学校:社会)

 2月5日(火)は、授業力向上講座Ⅲ(中学校:社会)を実施しました。

 筑波大学附属中学校主幹教諭 関谷文宏先生をお招きして、「主体的・対話的で深い学びからの授業改善」の講義、演習を進めていただきました。

 

 ご自分の体験を導入として、生徒から見る深い学び、新聞記事を素材としての対話的な学びの演習(エネルギー問題、薬害問題など、現在の諸問題を教材として)、入試問題分析と、全方位的に社会科の学びを深めてくださり、あっという間の2時間でした。社会を見る目を養うことの大切さ、教材研究の大切さを痛感する2時間でした。

 

 受講した先生方からは「社会科の授業を通して、学ばせたい、考えさせたいと言うことについて改めて認識した」「資料の収集、取り上げ方を具体的に学ぶことができた」「生徒になったつもりで学ぶことができた」「今日の講義を受け、対話的な学びについて生徒自身が必要性を感じられるような授業づくりをしていきたい」等の感想が寄せられました。

 主幹教諭という激務の中、充実した研修をご準備くださった関谷先生、本当にありがとうございました。

授業力向上講座Ⅲ小学校算数

 2月1日(金)は、授業力向上講座Ⅲ(小学校算数)を実施いたしました。草野小学校を会場として、筑波大学附属小学校 大野 桂 先生を講師にお招きしました。
 参観授業として、5年生「場合の数(コインゲームの秘密を探ろう)」の授業を見せていただきました。ゲームの結果から子どもたちの予想やつぶやきを引き出し、子どもたちの表現をもとにしてコーディネートしていく過程を学び、主体的・対話的で深い学びの実現されているビルドアップ型の授業を参観することができました。

 その後の講義・演習では、対話的な学びにおける子どもの考えの取り上げ方や、教師が教えずに子どもの誤答からいかに授業につなげていくかについて具体的に教えていただきました。明日からの算数の教材研究に向かうための大きな示唆をいただきました。
 参加された先生方からは、「実際にあった授業場面と関連させ学ばせていただき、大変参考になった。」「子どもたちの意見の取り上げ方、全体で話し合わせたり相談させたりするタイミングなど今後の授業で生かせそうな点がたくさんあった。」などの感想がありました。お忙しい中ご講義くださいました大野先生、本当にありがとうございました。

授業力向上講座Ⅲ 小学校理科

 

1月30日(水)に筑波大附属小の佐々木昭弘先生をお迎えし、「授業力向上講座Ⅲ 小学校理科」を平二小にて行いました。

 今回は、6年生の子どもたちとの「物の燃え方と空気」の学習です。既習事項を振り返らせながら、本時の問題「長さの違うろうそくをペットボトルの中で燃焼させると、どちらが早く火が消えるか」について予想を立てます。

 

 一人一人が予想を立てる時間、班で仮説を立てて話し合う時間、どの程度自分の予想に確証があるかをネームプレートで意思表示する時間を経て、いよいよ実験です。実験の進め方や発言させる順序、児童の発言への返し方など、随所に佐々木先生のテクニックが光ります。受講した先生方からは「あえて簡単に選択できる場面を作っていくことで、子どもたちができたという実感をもつことが分かった」「子どもたちに書かせたいことは必ず板書をしておくことを、自分も心がけたい」などの感想が挙がりました。

 

 授業後の講義では、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善について、佐々木先生のこれまでの実践を踏まえながらお話をいただきました。理科の授業だけでなく、どの授業でも活用できる指導法や考え方をたくさん伺うことができました。

 佐々木先生、並びに平二小の先生方、本当にありがとうございました。

 

 

初任者研修「授業研修⑤」

 1月24日に(木)に「初任者研修 授業研修⑤」を行いました。初任者の先生方にとっては、最後の校外研修となりました。

  

 拠点校指導員の先生からの講話の後、小中2名ずつの2年次の先生から「2年次課題研究」の発表をいただきました。指導員の先生からは今後に向けての励ましのお言葉を、2年次の先生方からは、今年度の意欲的な取り組みの様子を教えていただきました。

  

  

 午後は、来年度に向けて自身の課題の把握と研究テーマの検討を行いました。5年後、10年後の見通しをもちながら、次年度のことを考えていくことの大切さを感じることができました。

 最後は、センター所長より講話がありました。学び続ける姿勢、子どもから学ぶ姿勢を忘れないでほしいという内容に、初任者の先生方はうなずきながら自身の一年間を振り返っていました。

  

 校内での初任研も残りわずかとなりました。ご指導くださった先生方、研修でお世話になった学校の皆様、一年間、本当にありがとうございました。

 

NEW 授業力向上講座Ⅲ(小学校国語)

 1月22日(火)は平第五小学校を会場に授業力向上講座Ⅲ小学校国語を実施しました。

 今回は講師に筑波大学附属小学校から青木伸生先生をお招きし、「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」について研修しました。平五小5年生での参観授業では、推理小説「消えたパンダ金魚」を教材に、全体像を捉えながら言葉に着目していく授業展開の実際を見せていただきました。後半は、本時の教材文や、教科書でおなじみの「ごんぎつね」を使った講義・演習を行いました。子供たちも受講者も青木先生の授業に引き込まれ、「読む楽しさ」を味わうとともに「深い学び」へ導かれる機会になりました。

 青木伸生先生、お忙しいところいわき市でのご指導ありがとうございました。

【受講者の感想】

○推理小説を教材にすることで、事件の解決に向けて子供たちは意欲的に興味を持って学習に取り組んでいた。手がかりになる言葉や文を見つけさせる活動が印象的だった。

○「ごんぎつね」を使った演習を通して、今まで気づかなかった登場人物の関係にたくさん気づくことができた。

○国語科の月刊誌等でよく読んでいるフレームリーディングの授業を実際に参観することができて、大変ためになった。

○新学習指導要領を踏まえて、どのように授業をしていったらよいのかをとても分かりやすく説明していただき、とても勉強になった。

○本日の授業を実践してみたい。また、今日のような授業を目指して教材研究をしっかりしていきたい。さらに、他の教材でも実践できるように自分もさらに勉強していきたい。

  

 

「研修主任研修②」

 平成30年度 いわき市教育委員会基本研修Ⅱ 「研修主任研修②」が、1月17日(木)に中央台公民館で行われました。まずは、学校教育課 菅家指導主事による講義「確かな学力向上を培う現職教育」からスタートし、次に、「今年度の取組を振り返って」と題して、小・中学校を代表して1名ずつ、実践発表をしていただきました。

 そして最後の協議・演習「校内研修の課題と対策について」では、今年度の校内研修の課題とその対策について、各学校4人一組で話し合いを行いました。参加された先生方からは「Society 5.0のような新しい価値観について学べ、時代は常時移り変わっていることに実感が持てた」「実践発表から学校全体としての研修への取り組み方が非常に参考になった」「同じ立場で悩んでいる先生方と考えを共有し、具体策を話し合えたことがとても参考になった」との感想が挙げられました。

   

 

 

 

 

 

 

2年次研修 教科指導研修

 1月16日(水)に教職2年目の先生方による「教科指導研修」が行われ、21名の先生が受講しました。

 始めに、各自が今年度校内で実施した、課題研究の報告会を行いました。3人グループで報告・質疑を行い、最後に指導主事からの助言がありました。

  

  

 次に、思考ツール(マンダラやマトリックス表)を用いながら、3年目に向けての自己の課題について考えました。深い学びや対話のさせ方などについて、熱心に考え、意見を交流しました。

 最後に、指標に基づく振り返りや、児童生徒理解の重要性や方法について、研修調査室長からの講話がありました。

          

 受講した先生方からは「授業力を向上させていくための自分の課題が明確になった」「子ども一人一人と向き合い、お互いがさらに成長するよう心がけていきたい」「初任研時の自分と比べると、視野が広がっていると感じた。常に学び続けるのは、子どもも教師も同じなのだと感じた」などの感想が寄せられ、自身の成長や課題を把握できる時間となりました。

 

教育実践研究発表大会(その3)

午後の部は、第3部になります。

はじめに、県教職員研究論文入賞論文発表として

いわき市立鹿島小学校  菅野 智弥 教諭より

 研究主題「自然の不思議さに気づき、科学的な見方や考え方を働かせ、思考力、判断力表現力等を高め合える子どもの育成」について発表していただきました。

引き続き、國學院大學人間開発学部 初等教育学科教授 田村 学 先生をお招きし、「主体的・対話的で深い学びの実現ー授業のイノベーションとカリキュラム・マネジメントー」を演題としてご講演いただきました。

参加者からは、

「主体的・対話的で深い学び」の中でも、漠然としていた「深い学び」について具体的に教えていただき、とてもクリアになり、大変勉強になった。」

「子どもの姿からお話ししていただき、わかりやすいお話でした。つなぐ・つながる・つなげるを意識していこうと思います。振り返りをもっと大切にしていきます。」

最後に閉会式において、総合教育センター所長より、挨拶を行いました。

開催にあたり、たくさんの方のご協力に感謝いたします。本当にありがとうございました。

 

教育実践研究発表大会(その2)

引き続きの第2部では、

市内先進校実践報告及び自主的研究団体実践発表(第4回教師力upセミナー)が開催されました。

入遠野小学校の展示発表、いわき小学校理科教育研究会、

いわき道徳特別活動研究会、

TOSSいわき・防災サマーキャンプ、

福島県立平支援学校 大関 義久教諭 より発表していただきました。

各団体及び個人発表のご協力をいただきまして本当にありがとうございました。

また、調査研究委員会の「教師力upの素」の視聴体験も同時開催いたしました。7ブースを設置し、今年度調査研究した授業の動画を視聴していただきました。

  

教育実践研究発表大会(その1)

1月12日(土)いわき市総合教育センター教育実践研究発表大会が行われました。

大会テーマ「ともに学ぶ ~いわきの未来 子どもたちのために~」のもと、多くの方においでいただき、様々な活動をおこなうことができました。

はじめに、開会式では、吉田 尚 教育長よりご挨拶をいただいたのち、研修調査室・教育支援室の両室長より今年度の各室のあゆみを発表いたしました。

続いて、

「主体的・対話的で深い学びにむけての授業改善」をテーマとした「CEC・カフェ」を行いました。

 調査研究委員会では、今年度より「『主体的・対話的で深い学び』に向けた授業の質的改善」を目標に活動しており、取組の経過を共有しながら、子どもたちの学び、日頃の授業について考えました。

 

授業力向上講座Ⅲ中学校理科

 1月15日(火)授業力向上講座Ⅲ中学校理科をいわき市立中央台南中学校にて開催いたしました。

 講師には筑波大学附属中学校より井上 和香先生をお招きし、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善についてご講義いただきました。

 はじめに「深い学び」を実現する授業の在り方についてご講義をいただきました。深い学びを実現するためのポイントや、振り返りの場面の重要性などについてお話いただきました。

 また、演習では、中学校の第1分野の分子の大きさ、イオン化傾向、慣性の法則について参加した先生に生徒役になっていただき、実験を通しながら子どもたちにどのように考え方を学ばせていくかについて研修することができました。

 参加した先生からは、

「講義の中で井上先生がお話されていたことと自分の考えていたことに多くの共通点をみつけることができた。」

「考えさせるための工夫が、しかけとして教師側にあることが深い学びをさせていくために必要であることがわかった。」

「この講座を毎回楽しみにしています。いつも驚くような教材を持参していただき、自分の授業にも活用させていただいています。」


などの感想が寄せられました。

井上先生、いわき市でのご講義本当にありがとうございました。

NEW 特別支援学級等新任担当教員研修②

 

       

   12月26日(水)は体験型経済教育施設(Elem)において、今年度2回目の特別支援新任担当教員研修を実施しました。

 午前は「教育課程編成に向けて」、午後は「教育課程編成の実際」をテーマに、講義・演習を行いました。教育支援室指導主事の講義により、受講した先生方は来年度の教育課程編成に向けて法的根拠や学習指導要領に基づいた知識を習得するとともに、演習では参加者どうしがこれまでの使用してきた教材・教具を紹介し合ったり、悩みについてアドバイスし合ったりしました。

 受講した先生方の感想をどうぞご覧ください。 

「教育課程をじっくり見直す機会になり、自分の中でこうしていきたいという思いをもつことができた」

「昨年度の編成の意図や計算方法がよく理解できないまま進んできたが、どのように編成していけばよいかわかった」

「研修の中にグループ協議を入れていただき、疑問が解消されたり、いろいろな実践が分かったりして、とてもためになった」                  

「この1年間で『特別支援教育のことを知らなかった自分』から『少し分かる自分』に変化したように思う。教材教具の紹介では、指導に役に立つものばかりで、ぜひ購入したり作成したりしていきたい」等の感想が寄せられました。

    各校の特別支援教育の更なる充実に向けて、3学期、そして来年度へ向けて準備が始まっています。

幼稚園新規採用教員研修 一般研修④

 12月26日に「幼稚園新規採用教員研修 一般研修④」が行われ、18名の先生が受講しました。今年度採用された幼稚園の先生方にとっては、今回がまとめの研修となります。

 

 はじめに研修調査室長より、今の自分の課題と今後の見通しについての話があり、先生方は指標を元に考えていました。

 続いて今年度採用2年目の先輩教諭から多くの実践例や、自身の悩みをどのように解決しているかのお話をいただきました。

 

 午後は、玉川幼稚園の西丸尚代園長先生より、「幼児理解の方法と評価」についてご講義をいただきました。子どもの日々の姿を見取る際には「根気強く接していく」「言動の裏を推測する」ことが大切であるという助言がありました。

 最後にこども支援課の総括指導教諭から、2年目に向けての話がありました。参加した先生からは「先生が楽しそうにしていることが、子どもも楽しいと思うことにつながるという話が心に残った」「2年目以降の自分の成長に何が必要なのかが明確になった」などの感想が寄せられました。ご講義いただいた先生方、ありがとうございました。

 幼・小・中いずれも冬休みに入りました。2学期、全力で子どもと接してこられた先生方、まずはゆっくり静養され、年明けの3学期、再びたくさんの笑顔とアイディアで、子どもたちの学びを支えていただきたいと思います。

授業力向上講座Ⅲ 中学校国語

 12月18日に湯本第一中学校にて「授業力向上講座Ⅲ 中学校国語」を行いました。

 講師に、筑波大学附属中学校の岡田幸一先生をお招きし、中学校1年生のクラスで話し合いの授業を行っていただきました。

 谷川俊太郎の詩「クリスマス」を教材に、朗読の仕方についてグループで意見を出し合い、まとめていく授業でした。生徒たちは、自らの解釈をもとに話し合い、読み深めていきました。

 授業後の講義では、「主体的・対話的で深い学び」について、実践例をもとにお話いただきました。夏目漱石の「坊ちゃん」を使っての授業の紹介などがあり、参加した先生方からは「めあてのもたせ方や話し合うテーマの設定などが大変勉強になった」「少ない指示で子どもをしっかりと学習に向かわせる指導力に感嘆した」「教師のしかけや言葉かけ一つで、子どもたちの学びが変わるということを再認識できた」などの意見が寄せられました。

 国語に限らず、どの教科の学びにおいてもあてはまる指導技術や、授業についての考え方を学ぶことができました。岡田先生、貴重な機会をありがとうございました。会場を提供してくださった湯本第一中学校の先生方、お世話になりました。

 

授業力向上講座Ⅲ(中学校数学)

 平成30年12月13日(木)泉中学校にて、「授業力向上講座Ⅲ中学校数学」を行いました。

 講師には、筑波大学附属中学校の小石沢 勝之先生をお招きし、中学校1年生に対して空間図形の単元での数学の授業を行っていただきました。

 本時は、立体図形における直線の平行の位置関係について生徒に考えさせる場面でした。生徒は、これまでの学習で学んだ平行の概念を活かしながら、ねじれの位置にある状態について理由を一生懸命説明しようとしていました。生徒の表現した素直な考えを丁寧に扱うことの大切さを学びました。
 

 授業の後には、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善について小石沢先生からご講義いただきました。豊富な実践例や理論に裏付けられた貴重なお話から、具体的な授業改善の方法を学ぶことができました。
先生方からは、
「発問の仕方や生徒とのやりとりの仕方などがとても参考になった。同じような機会があったらまた参加したい。」
「感覚で理解できるところを定義して言葉で表現する大切さをとても感じた。ぜひ授業でも行っていきたい。」

「小学校の既習事項と中学校の学習の接続、高等学校への発展まで伺うことができ、日々の授業改善へのアイディアもいただけてよかった。」

といった感想が寄せられました。

参加した先生には、是非本日の学びを実践へとつなげていただければありがたいです。
小石沢先生、本日は本当にありがとうございました。

授業力向上講座Ⅲ(小学校社会)

 授業力向上講座Ⅲ第三回目は、筑波大学附属小学校から由井薗健先生をお迎えし、小学校社会の講座を実施しました。湯本第一小学校5年生で「公害」の学習で飛び込み授業を行っていただきました。子どもたちが教科書や地図帳、資料集を開きたくなる、調べたくなる「必然性」を生み出すことにより、子どもたちを主体的な学びに導く授業を参観させていただきました。

 

 

受講したみなさんの感想をどうぞご覧ください。

・「会話」と「対話」の違いを改めて考えさせられた。
・子どもの「えー」というつぶやきを大切にし、心が動いた瞬間を逃さずに深い対話ができるように心がけたい。
・主体的・対話的という点で漠然としていた点が一つ明確になった。その実現に向けて、どんな実践を重ねていけばよいか、具体的に見えてきたことを実践していきたい。
・子どもの気づきや学びを「子どもの手柄にする」、体と頭と心を使って学習する「汗をかく社会科」という言葉が印象的だった。
・子どもたちが教材と出会った時の反応が印象的だった。教材提示がいかに子どもの心をつかむか、自分事としての学習問題を生み出せるかにつながると感じた。
・「事実的知識を問う学習問題」で終わるのではなく、「概念等に関わる知識を問う学習問題」につなげていく授業を来週からつくっていきたい。
・素晴らしい授業を生でみることの大切さを実感した。本では学ぶことができない由井薗先生の雰囲気を味わうことが出来てよかった。中学校の教員でも大変勉強になる内容ばかりだった。

 

 

 

授業力向上講座Ⅲ(小学校外国語)

 

 12月11日(火)に文部科学省 国立教育政策研究所 教育課程調査官の直山木綿子先生による「授業力向上講座Ⅲ(小学校外国語)」が中央台公民館で行われました。新教材の小学校5・6年生に設定されているSmall Talkには「既習事項の把握」「子どもや学級の実態の把握」「学習集団作り」が大切であり、教師と子どものやりとり、子ども達同士のやりとりが大切であるということを教えていただきました。また言語活動を進めるには、「必然性」「本物を提示すること」「相手意識」の視点が不可欠であるということも教えていただきました。

 受講された先生方からは、「子ども達に投げかけ、考えさせ、既習事項を引き出すような授業をやってみたいと思います。」「まずはSmall Talkをすぐに行ってみたいなと思いました。自分の英語に自信がなく話すのが不安でしたが、まずは実践あるのみだと感じました。」などの感想がありました。充実したあっという間の2時間でした。直山先生、お忙しいところ、本当にありがとうございました。

授業力向上講座Ⅲ(小学校音楽)

 

 11月20日(火)は、永崎小学校を会場に授業力向上講座Ⅲ(小学校・音楽)を実施しました。今回の講師は、筑波大学附属小学校平野次郎先生でした。心地よいピアノの響きに引き込まれながら授業がスタート。平野先生の伴奏や問いかけに、永崎小学校3年生がのびのびと歌い、考え、個性豊かに表現する音楽の楽しさを実感できる授業を参観することができました。

 講義・演習では、新学習指導要領の主旨に触れながら先生方も演奏を行いました。平野先生に導かれ、先生方も個性を引き出される場面がいくつも見られました。

 子どもたちも先生方も、笑顔いっぱいの「楽しい音楽の時間」を共有しました。ぜひ、先生方の感想をご覧ください。

 ・「このようにできないといけない」「こうあるべき」「全員同じくすべき」のような、こり固まった教師自身の自己満足に陥ってはいけないと痛感した。

・「音楽は楽しめることが大切という先生の言葉に時数や評価に追われ過ぎていたことに気づいた」

・「新しい学習指導要領に向けた教師としての心構え、役割、学ばせ方がとても参考になった」

・「常時活動のアイディアをたくさん教えていただき、明日からの授業ですぐに実践したいと思った」

・「音楽の授業だけでなく、生徒と向き合う場合、やはり安心感や認めてもらうような場が必要だと感じた」

・「音楽の飛び込み授業を見たのは初めてだったが、たくさんの先生方に見ていただきたいと思った」

 

 授業力向上講座Ⅲを今後もどうぞご期待ください!

授業力向上講座Ⅲ(小学校図工)

 11月15日(木)からいよいよ今年度の授業力向上講座Ⅲがスタートしました。初回は筑波大学附属小学校から仲嶺盛之先生をお迎えして小学校図工の講座でした。今回は豊間小学校を会場に、前半は5年生「鑑賞」の飛び込み授業、後半は「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」をテーマに講義・演習を行いました。

 

 授業でも、演習でも、子どもたちや先生方の笑顔が絶えない研修会でした。受講した先生方の感動をぜひご覧ください。

「シンプルな形と色から何に見えるのかを子どもたちから先生が引き出している授業に、素直に素晴らしいと思った

「なかなかできない子に『できたと思う瞬間は必ずやってくるから・・・大丈夫!』この言葉がその子の力になったと思う」

「仲嶺先生の子どもに対する言葉かけや態度、表情など、図工のアイディアや題材以外にも学ぶべき所がたくさんあり、今後の自分の教師人生にとてもプラスになる研修だった

「講義の中でのICTの活用法や深い学びに向かうための考え方など、すべてが参考になるもので、充実した研修だった」

 

 「来年も参加します」「楽しい講義・演習だったのに、この人数ではもったいない」という声もいただいています。

 授業力向上講座Ⅲは2月まで続きます。本日1・2月の研修申込みを発送しましたので、先生方、ぜひご参加ください。

 

 

 

 

専門研修 保幼小連携講座

 

 11月14日に藤原小学校を会場に「保幼小連携講座」が行われ、約40名の保幼小中の先生方が参加しました。

 まず、藤原小の1年生と藤原幼稚園の年長児による生活科の授業を参観しました。

 その後、実践発表、グループ協議と続きました。

 この講座は例年、異なる校種の先生方が集まって意見交換ができる数少ない機会です。参加した先生方からは「つながりを大切にするためにはやはり、情報の共有が重要であると感じた」「活動の中に、園児が小学校に上がって安心して過ごせる工夫がたくさんあると感じた」などの感想が寄せられました。

 子どもを、保・幼・小・中の「点」で考えるのではなく、それらをつないだ「線」として発達や学びを考えていくことの大切さに気づくことができた研修でした。授業提供、実践発表をしてくださった藤原小・幼ならびに田人保育所の先生方、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

幼稚園新規採用教員研修「幼稚園訪問研修」

 

 10月12日に「幼稚園訪問研修」がすずかけ幼稚園を会場として行われ、11名の先生方が参加しました。

 はじめに園長先生より園の概要についてのお話があり、その後は3つのクラスに分かれての保育補助・参観となりました。

 先輩の先生方の学級経営や、園児との接し方などから、多くのことを学べた研修となりました。参加した先生からは「経験豊かな先輩方の保育を見ることで、自分の改善しなければならない部分に気づくことができた」「自分の園と比べながら雰囲気や園児の様子、環境などを学ぶことができた」などの感想が寄せられました。

 協議に入ってくださった先輩の先生からは「一年目は自分もできないこと、分からないことばかりで悩むこともあった。だけど、周りの先生方にどんどん質問したり、助けを求めたりしながら、少しずつできるようになってきた。皆さんも、絶対一人では悩まないで」という励ましのお言葉をいただきました。

 お忙しい中、今回の訪問研修を受け入れてくださったすずかけ幼稚園の先生方、本当にありがとうございました。

不登校対策講座

10月11日に不登校対策講座が行われました。今年度も国立教育政策研究所の中野 澄先生にご講義をいただき、「不登校の取組に関する2つの視点と具体策」について、資料やデータをもとに具体的に説明していただきました。

講義では「未然防止は日常の取り組みそのもの」であり、現状に満足せずに常に自分の教育活動をチェックすることが大切であることや、不登校に関するグラフから見えてくる学校の現状や課題を把握し、それにあわせてどのように取り組んでいけばよいかについて分かりやすく説明がありました。

 受講した先生方からは、「自分の学級経営を見直して、目立たない子に対しても自己存在感を与えていきたいと思った」「不登校児童の個別指導とあわせて、学級全体を見ていけるようにしていきたい」「同僚の先生方の複数の目をもって、目立たない生徒への声かけの場、ほめる場、頑張りを認める場をつくっていくことが大切だということに気付いた」「一つ一つ自分の指導の仕方をチェックし、これからよりよい学級づくりに努めて行こうと思った」などの感想が見られました。
 

 今回の講義内容を、先生方の今後の学級経営や生徒指導に役立てていただき、不登校の未然防止の一助になればと思います。

NEW 特別支援学校参観講座【県教委共催】

 10月5日(金)は県立いわき支援学校を会場に「特別支援学校参観講座」を実施しました。小中学校併せて60名の先生方が参加しました。

 午前中は「特別支援教育の現状について」というテーマで県教育庁いわき教育事務所指導主事による講義、続いて中学部、高等部の授業参観を通して個に応じた授業の実際について研修を行いました。

 午後は「個に応じた支援のあり方と進め方」について、教育支援室指導主事の指導のもとで参加者が協議を行いました。

 

 さらに、「個に応じた学習指導の進め方と教材・教具の工夫」をテーマに、インクルーシブ教育システム推進センター柳澤亜希子先生による講演を聴き、参加者は研修を深めました。

  参加者からは、「実際に特別支援学校の授業を参観することができ、授業中の雰囲気、生徒の表情、教師の関わり方を生で見て勉強できる貴重な経験だった」「多数の具体例を示していただき、特別支援学校の生徒だけでなく通常学級の子ども達への関わり方にも生かせることが多く、深い学びを得ることができた」「個別の教育支援計画、指導計画の活用と課題について、他校の先生方とも協議することができ、今後の手助けとなった」等の感想が寄せられました。

 ぜひ、各学校での実践につなげていただきたいと願っています。

授業力向上講座Ⅱ(小中体育・保健体育)

9月26日に授業力向上講座Ⅱ(小中体育・保健体育)が平体育館で行われました。今回はエクスプレッションD.S.の神永 宰良 先生から創作ダンスにおける授業展開についてご講義をいただきました。

手・足・胸の3種類のダンスパターンを覚えてそれを組み合わせることにより、4つの曲をつくり上げていくという手法だったので、先生方もとても取り組みやすく、授業にもそのまま活用できると感じていたようです。参加された先生方は、組み合わせを工夫して実際にダンスができるようになった時には、思いっきり喜びを肌で感じていました。また、ダンスに効果的なストレッチの仕方も実際に体験しました。

参加された先生からは、「一つ一つの内容がすぐに実践で活用できるものばかりで、今後予定しているダンスの授業に活用していきたい」「授業でどのようにステップを教えたら良いか、また子ども達の意欲をどう喚起するかよく分かった」「今年度のダンスの授業にしっかり生かして、【表現力】【自主性】を育めるようにしていきたい」などの感想が見られました。

ぜひ今回習ったことを授業で実践していただき、表現することの喜びを子ども達に味わわせていただければと思います。

道徳教育実践講座

 9月26日(水)に、赤井中学校を会場として「道徳教育実践講座」が行われ、28名の先生方が参加しました。

 まず、1年生の授業を参観し、その後、小中の先生方が混ざってのグループ協議を行いました。

 受講した先生方からは「実際の授業を参観することができ、そこから気づく点がたくさんあってよかった」「子どもが自分の意見を安心していえるような雰囲気作りや、評価を意識したワークシートの積み重ねが参考になった」などの感想が寄せられました。

 協議は、ワールドカフェ方式で進めました。写真に写っているテーブルのような台は段ボール製のボードで、出された意見やキーワードを自由に書き込みながら話し合うことができるツールです。

 会場校としてご協力いただいた赤井中学校の皆様、授業を提供してくださった先生、本当にありがとうございました。

学校組織マネジメント講座

 9月19日(水)、学校組織マネジメント講座を実施しました。33名の先生が参加しました。

 総合教育センター指導主事が「会議・打ち合わせ・研修の進め方」として講座を進めました。傾聴の仕方、ファシリテーションスキルを踏まえた会議の運営等、演習を多くして実践的な講座内容で進めました。

 受講者からは「ミドルリーダーとして、ファシリテーションスキルを生かして会議を進めていきたい」「傾聴の大切さを再認識できたので、意識したい」「演習内容はすぐに実践できるものなので、自校でも取り組んでいきたい」等の感想が寄せられました。

 「働き方改革」はどの職場でも課題です。会議の内容・方法を精選していく事で、限られた時間で効果を上げていけるよう、研修を生かしていただきたいと思います。

ICT活用講座③④⑤⑥(デジタル教科書基本)

9月3・7・13・14日には、ICT活用講座(デジタル教科書基本)が行われました。2学期より各学校に導入されたデジタル教科書の基本的な操作方法について、教科書会社の方に来ていただき、具体的に説明をしていただきました。

以前から各学校にあったデジタル教科書ですが、日々進歩しており、先生方が子ども達に分かりやすい授業ができるような工夫が多く盛り込まれています。参加された先生方も一つ一つ説明を受けながら実際に操作してみることにより、使い方を理解し、自分だったらこう活用したいという見通しを持つことができたようです。また、講座では新しいプロジェクターの使い方についても、業者の方に説明をしていただきました。

参加された先生方からは、「新しいデジタル教科書は、さらに使える機能が増えていて驚いた」「あらためて使用法を聞いて、様々な活用の仕方が理解できた」「デジタル教科書の使い方を工夫しながら学力向上に努めていきたい」などの感想が聞かれました。
先生方にはICT環境を積極的に活用していただき、今までよりもさらに教育効果を高めていただきたいと思います。

専門研修「図書館教育講座」

 9月7日(金)に青山学院女子短期大学教授である堀川照代先生をお招きして、専門研修「図書館教育講座」が行われました。

 講義の前半では「学校図書館の機能の充実と活用」と題して、情報活用能力を育成するためには計画的・段階的に子どもへの指導が行われることが望ましいということ、そのためには学校図書館の活用がとても重要であるということなどの説明がありました。

 後半は、学校司書と小中の先生方でのグループ協議が行われ、それぞれの立場での意見交換や情報共有がなされました。

 参加した先生方からは「司書教諭と学校司書の役割が明確になった」「授業等でこれまで以上に学校司書との連携を図っていきたい」などの感想が寄せられました。市内すべての小中学校に学校司書が関われているというのは、他の自治体と比べても大変恵まれた環境にありますので、ぜひ積極的に活用してほしいと思います。

キャリア教育講座

 8月23日(木)はキャリア教育講座を実施しました。免許状更新講習者を含む、51名が参加しました。ジュニアアチーブメント日本から佐川秀雄先生を講師として、講義演習を進めました。

 午前中はまず「経済教育の進め方①」として、経済教育活動とキャリア教育の関連をCAPSプログラムの演習と共に学びました。午後は、総合教育センター指導主事が「いわき市キャリア教育概論」の講義を進めました。その後、再び佐川先生に「経済教育の進め方②」の演習を進めていただきました。

 研修者からは「経済教育からキャリア教育を推進していくことの効果がわかった」「選択・意思決定の大切さがわかったので、授業場面で取り入れていきたい」「自校のキャリア教育を見直していきたい」等の感想が寄せられました。

 本講座を受講された先生の学校では、CAPSをはじめとした経済教育のプログラムを実施することも可能です。希望される場合、総合教育センター研修調査室へご連絡ください。

 

カウンセリング基礎講座

8月20日(月)カウンセリング基礎講座を実施いたしました。
午前の部は、NPO法人子どもの家統括であり、臨床発達心理士の
阿邊 智 先生から「カウンセリング・マインドを生かした児童・生徒・保護者への対応」と題して講義・演習を行なっていただきました。
カウンセリングのポイントについて「早期発見」「支援・対応」「未然防止」を踏まえてお話をしていただきました。
学校におけるカウンセリングマインドにおいて傾聴すること、共感の必要性について学ぶことができました。
午後の部は、福島大学大学院人間発達文化研究科 教授 生島 浩 先生から「不登校・いじめ・非行等への対応 ー保護者への支援を含めてー」と題でこ講義いただきました。
少年非行への対応、ITや発達障害に関連した問題について、専門的な見識から具体的な対応策をご示唆いただきました。

阿邊先生、生島先生、本当にありがとうございました。

 

教頭実務研修③

 8月17日(金)は教頭実務研修③が実施されました。市内の全小・中学校の教頭先生が研修に参加しました。
 最初に鯨岡管理主事より「学校管理全般」について、確実な学校運営についてお話がありました。2学期の学校運営に向けて、きめ細かく確認していくことができました。

  続いて、ウィネスジャパンコーチング&コンサルティング の大野 宏先生をお招きし、「学校教育課題解決に向けた教頭の役割」と題して講義・演習を行いました。コーチング・スキルを身につけるための具体的なお話や演習から多くのことを学ぶことができました。研修者からは、「相手がもっている答えを引き出せるようにするにはどうすればよいかコーチングの手法でどのように迫っていければよいのかが具体的にわかった。」「若い先生方の心に火をつける「やる気」を育てるコーチングを活用していきたい。」といった感想が聞かれました。

大野先生、本当にありがとうございました。

 

発達障がい教育講座

 8月7日(火)は中央台公民館において発達障がい教育講座を実施しました。この講座は、発達障がいが疑われる児童生徒の困り感を理解し、通常学級においてどのように支援すべきか、学校と関係機関の連携をどのように進めるべきかについて研修を深めることを目的としており、市内小中学校及び市立保育所、私立幼稚園の先生方にもご参加いただきました。

 午前中は、教育支援室指導主事が講義を行い、先生方は実態把握から実際の支援まで、法律に基づいた特別支援教育の在り方について学びました。

 午後からは、星槎名古屋中学校の安部雅昭校長先生を講師に、「通常学級における特別支援教育の進め方」について研修を行いました。先生方は安部先生に出された課題に取り組みながら、子どもたちの困り感と同じような感覚を体験しました。

 受講者からは、「特別支援に関する法律について、大変勉強になった。学校で他の先生にも伝えたい」「演習で実際に困難さを体験することで、子どもが感じている大変さを実感することができた。子どもの困難さに寄り添って、仮説を立てて指導していきたい」「2学期には学校でもコンプリメントシャワーを大切にしていきたい」との感想があげられました。

プログラミング教育講座

 8月22日(水)に「プログラミング教育講座」が行われ、小学校の20名の先生が受講しました。前半は埼玉大学の山本利一先生と協力企業の方をお招きし、プログラミング教育について、レゴマインドストームというロボットを使いながら教えていただきました。算数の既習事項を用いて走行距離のプログラムを設定したり、ペアで相談しながら課題を解決していく活動を行いました。「目の前の課題を整理し、どう解決していくか」を考えることそのものが、プログラミング教育であるといえます。

 後半は「プログラミング教育の推進」としてセンター指導主事による講義がありました。なぜ必修化となるのか、子どもに何を教えていくのかなどについて説明がありました。

受講した先生からは「どの教科のどのような力をつけさせるためにどの場面で活用するのが望ましいのか、などを考えていくのが大切だと分かった」「子どもたちに問題を順序だてて考えさせるような、普段の授業でも役立てられる部分もあり勉強になった」「今後の方向性が見え、非常に参考になった。まず何から取り組めばよいのか示していただけたので、二学期からすぐにでも取り組んで生きたい」などの感想が寄せられました。2020年度から効果的な授業を展開していくために、正しい認識をもって指導にあたっていくことが望まれています。

 

放射線等に関する教育研修 《県との共催》

   8月21日(火)に「放射線等に関する教育研修」が行われ、市内すべての小中学校から代表の先生方が受講しました。午前中は研修調査室長と市放射線健康管理センター主事が、「本市の放射線教育の計画」ついての講義といわき市が今年度新たに購入した教材「霧箱セット」により、身近な物質から出ている放射線を実際に見ていただきました。

★霧箱実験セット、遮へい実験セット、貸し出し可能です。全校に資料をお渡ししました。(いわき市保健所総務課)

★放射線測定器はかるくん、遮へい実験セット、貸し出ししています。(総合教育センター) 

続いて県教育庁義務教育課指導主事が、「福島県の放射線教育の現状」についての講義を行い、その中で先生方の指導上の悩みや疑問について情報提供をしました。

 午後からは「科学的な理解を進める放射線教育」と題して、日本科学技術振興財団の掛布智久先生と加藤太一先生により講義・演習が行われました。線量計を用いて放射線測定をしたり、放射線がある環境の中でどう行動するかをケーススタディしたりして、放射線教育の授業をどう進めていくかを研修しました。

 受講者からは「霧箱や遮へいの実験教材の貸し出しやケーススタディ、Duo×Duo(開発教材)等、今後生かせる情報ばかりだった」「学校によい資料が配られているのに、今まで活用しなかったのがもったいなかった」「安全性の判断について、教師は中立的立場を保つことを念頭において授業をしたい」などの感想が寄せられました。

 一日の研修を通して、放射線等についての正しい知識を教えることの必要性、防災教育と関連させた指導、子どもに「自ら考え、判断し、行動する力を育む」ことが大切であるということを先生方が改めて認識する機会になりました。

 

道徳主任等研修【県との共催】

 8月17日に道徳主任等研修が行われました。午前中の講義では、小・中で順次スタートの「特別の教科 道徳」についての基本的な事柄を確認するとともに、道徳科の充実に向けてのポイントや、道徳教育推進教師の役割について学びました。


 また現場の先生に、自校での道徳教育の取り組みや、推進教師としての実践について発表をしていただきました。


 午後の講義では、授業スタンダードの視点から、道徳科の指導と評価の一体化について、具体的な事例をもとに義務教育課の指導主事より行政説明がありました。また通知表の所見の例をもとに、改善すべき点をグループで協議し、道徳の評価のあり方について考えました。


 研修者からは、「評価についての視点が明確になった」「道徳推進教師としてこれから行っていくことが明らかになった」「小中学校間での情報交換ができてよかった」などの感想が見られました。
 今回の研修で学んだことをもとに、各学校において特別の教科道徳を推進し、道徳教育をより一層充実させていただければと思います。

児童生徒理解教育実践講座

児童生徒理解教育実践講座を実施しました。

 午前の部は、上級教育カウンセラーの二瓶重和先生を講師にお招きし、「人間関係づくりの技法を活かした学級づくり・授業づくり」について、講義・演習をしていただきました。
「構成的グループエンカウンター(SGE)」「プロジェクトアドベンチャー(PA)」に取り組みました。

午後の部は、茨城大学大学院の金丸隆太先生を講師にお招きし、「いじめ防止への取り組み」について、講義・演習をしていただきました。
スクールカウンセラーのご経験をもとに、様々な事例を紹介していただきながら、ご講義くださいました。
本日の講義をもとに、夏季休業明け、児童生徒の理解に本日の研修を役立てていただき、SGEやSST、PA等を効果的に取り入れよりよい学級づくりに活かしていただければと思います

 

授業力向上講座Ⅱ 小中図工美術

 8月10日(金)に「授業力向上講座Ⅱ 小中図工美術」が行われました。まず、センター指導主事による講義があり、新指導要領についてのポイントなどについての説明がありました。

 次に、参加された先生方が「鳥獣戯画」を題材に模擬授業に取り組みました。タブレットPCを使って発想を広げ、それをもとに自分なりのアレンジを加えて、画用紙に鳥獣戯画を表現しました。普段の授業で子どもたちを教えている先生方も、真剣に作品づくりに取り組んでいました。また最後には先生方の作品を横につなげて、世界に一つだけの鳥獣戯画を完成させ、鑑賞を行いました。

                    

 参加した先生方からは「苦手意識のあるパソコン操作だったが、自分の思いを自由に表現できる楽しさを体感することができた」「構想の段階にPCを導入するのはとても効果的だと実感した」「作品をつなげて鑑賞するのもとても楽しく、みなさんの作品を興味深く鑑賞することができた」などの感想が寄せられました。新指導要領では図工・美術においてもICT機器の活用について言及されており、時代に沿った手段として、また、児童生徒の学びの補助として、活用していくことが求められています。「最古の漫画」といわれる鳥獣戯画と、現代の機器との組み合わせから、楽しい作品が生まれる講義となりました。

新規幼稚園教員研修「一般研修②③」

  8月7日(火)に新規幼稚園教員研修「一般研修②③」が行われました。まず、センター指導主事による講義「障がいのある園児の理解と指導」、次にこども支援課総括指導教諭による講義「指導案等について」「保育参観・懇談会について」がありました。

続いて市内幼稚園指導員の先生によるリズム遊びや、身近な材料での制作の演習がありました。

参加した先生方からは「支援の必要な園児へ、写真を使って分かりやすくしたり、言葉かけを工夫したりしていきたい」「保育参観後の懇談会で話すポイントを知ることができた」「遊びや制作のレパートリーが増えたので、2学期に早速実践したい」などの感想が寄せられました。ご講義いただいた先生方、本当にありがとうございました。

 

経験者研修Ⅱ教科指導研修①②

 8月1日(水)、8月9日(木)に、経験者研修Ⅱ教科指導研修①②を実施しました。

 2学期に授業研究を実施する各教科についての指導案を作成し、模擬授業を行う研修です。研修者の先生は教師と児童生徒役に役割を分担し、導入~展開~終末と、各自の課題を解決するために模擬授業に取り組まれていました。

 最後に総合教育センター研修調査室長が、「2学期の授業実践に向けて」の講義を行いました。

 限られた時間での研修でしたが、本研修での学びを大いに生かしていただきたいと思います。

授業力向上講座ⅠⅡ(中学校:国語・社会・数学・理科)

 8月8日(水)に、授業力向上講座ⅠⅡ(中学校:国語・社会・数学・理科)を実施しました。

 講座Ⅰ(基礎)では、各教科に造詣の深い市内の校長先生、学校教育課指導主事が講師となり「教科の本質に迫る授業の設計」として、講義・演習を行いました。

 講座Ⅱ(実践)では、優れた実践を積み重ねておられる市内の先生方を講師として「教科の本質に迫る授業の展開」として、講義、模擬授業、演習、協議などを行いました。

 受講者からは「次期学習指導要領について、理解を深めることができました」「教材分析の重要性を再確認できました」「生徒の目線に立って、学習計画を検討することができました」「単元計画の検討を、夏休みの内に進めていきたいです」等の感想が多く見られました。

 本日の先生方の学びを、生徒の主体的・対話的で深い学びにつなげていくことを期待しています。

 

授業改善講座

8月6日(月)には、授業改善講座を実施しました。昨年度まで文部科学省所長中等教育局視学官を務められていた、国士舘大学教授 澤井陽介先生を講師としてお招きし、実施しました。

 澤井先生には「授業の見方-主体的・対話的で深い学びの授業改善のテーマで講義いただきました。新学習指導要領の全体像をつかむこと、授業改善の視点を考えることを大きな柱として、各教科の指導要領の目標について、見方・考え方について、授業改善の柱としての主体的・対話的で深い学びについてわかりやすくお話をいただきました。

 受講者からは「新学習指導要領に書かれている内容、読み方について知ることができました」「見方・考え方を働かせるように授業改善していけるよう努力したいと思います」「これからの授業をどのように改善していけばよいのかを今日の研修で考えることができました」等の感想が見られました。

 移行期間に入ったこの時期に澤井先生の説明を聞くことができて、参加された先生は2学期以降の授業改善への見通しが持てたのではないかと思います。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ 小学校外国語

8月2日(木)、3日(金)の二日間にわたり「授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ 小学校外国語」が行われました。市内の英語推進リーダーの先生を講師として、小学校の先生方が外国語の授業の進め方や実際の活動について学びました。

 絵本を用いての授業作りや、身につけさせたい単語や会話文を子どもが楽しみながら取り組むための仕掛け作りなどを、たくさん学べた二日間でした。受講した先生からは「いろいろな方法や手立てがあり、とても勉強になった」「研修の前後で、外国語の授業に対する意識が大きく変わった」などの感想が挙げられました。

 2020年度からの本格実施に向け、今回受講した先生方には各勤務校において伝達講習を実施していただくことになります。子どもも先生も、楽しみながらコミュニケーション能力を高めていけることが何よりです。なお、12月には文部科学省教科調査官の直山木綿子先生をお招きしての「授業力向上講座Ⅲ」も予定しています。

授業力向上講座ⅠⅡ中学校英語

 8月2日・3日に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ中学校英語が行われました。中学校の英語教諭を対象にして、すべて英語で書かれた資料・教具をもとに、講師の先生も英語で講義を行いました。All Englishでの講義でしたが、参加された先生方は説明を注意深く聞きながら、意欲的に参加し、英語による授業の進め方を学んでいました。研修者からは、「数多くの実践例や具体例が盛り込まれていたので、来学期からの授業に生かせると思いました」「生徒からの視点で授業のアプローチの方法を学ぶことができました」「これからの授業で取り入れていきたい方法がたくさんあり、大変参考になりました」などの感想が聞かれました。
 今後の授業を進める際に大いに活用していただければと思います。

 

学校教育相談講座

 7月26日(木)は学校教育相談講座を実施しました。会場のいわき市体験型経済教育施設Elemはほぼ満席になりました。

 午前中は教育支援室指導主事が「教育相談の進め方と生かし方」というテーマで講義・演習を行いました。参加した先生方からは、「約30分間のケース会議でこんなに情報収集や対応策の検討ができるとは」「学校全体で対応する大切さを実感した」との声が寄せられました。

 午後の講義・演習「教育相談・生徒指導を生かした児童生徒理解」では、山形県天童市からFR教育臨床研究所の花輪敏男先生をお迎えして、不登校児童・生徒への対応について研修しました。不登校児童・生徒やその保護者と真正面から向き合ってきた花輪先生の実践に基づいた、「学校復帰」への導き方について学びました。児童・生徒と関わるうえでは困難なことも多かったことでしょうが、花輪先生のユーモアたっぷりの語り口に、参加者は自然に笑顔になり、共感と納得でうなずく場面がたくさんありました。研修を終えて「不登校生への対応でずっと悩んでいたが、光が見えた気がする。」「スモールステップの技術をこれから生かしたい」「本人が意志決定する機会や本人の気持ちを尊重する場面を教師が意図的に作ってあげることが大切だと思った」との感想があげられました。

 今回の研修が、受講された先生方にとっても心のガソリン(エネルギー)になることを願っています。

 

幼児教育講座②

7月30日(月)に乳幼児教育研究所 内田 順子先生においできただき、「園児がよろこぶ 手遊び・エプロンシアター」というテーマで、お話していただきました。
 内田先生からは、具体的に手遊びやエプロンシアターのたくさんの実演を楽しく見せていただきました。参加者からも「すぐに実践できるような歌・手遊びが参考になった」や「保育に必要な笑顔の大切さを改めて感じた」などの声が多く聞かれました。
 また、手遊びを子どもたちといっしょに行うことで、子どもたちの表現力を育んだり、コミュニケーション能力を高めたりすることにも大変有効であるということもわかりました。
 内田先生本当にありがとうございました。

幼児教育講座①

7月30日(月)明星大学教育学部 井上先生においでいただき、幼児教育講座①を開催いたしました。

井上先生からは、「今、保育に求められていること」をテーマにお話をいただきました。現在の教育課題やこれからの教育で目指すものについてわかりやすくご講義していだだきました。豊富なご経験をもとに、多くの資料を用いながら、保護者との関わり方も含めてお話していただきました。
参加者からは、「自分たちの保育をもう一度見直して、子どもたちの育ち・保護者支援へとつなげていきたい」「社会の変化や子どもの姿の変化に対応していくことの大切さを改めて感じた」などの感想がみられました。
井上先生本当にありがとうございました。

校長実務研修③教頭実務研修②

7月27日は、「校長実務研修」「教頭実務研修」を実施しました。
 まずはじめに、学校教育課管理主事より「教職員の資質・能力の向上とメンタルヘルス」について講義がありました。
 続いて、総合教育センター研修調査室長が「キャリア教育における管理職の役割」について、講義・演習を行いました。
 午前中の最後は、いわき市消費生活センターコーディネーター田崎様より「消費生活と管理職の役割」についてご講義をいただきました。児童生徒を取り巻く消費する際のトラブルやインターネットに関わるトラブルなど、最新の問題について具体的にご説明いただきました。


    
 午後は、チームスキル研究所所長 田中 信 先生を講師として「組織マネジメントと管理職の役割」として、ご講義をいただきました。個人の思考タイプを通した演習を行いました。個人の特性を活かし、どう人材育成を図っていくか、学びの多い演習となりました。

田中先生、本当にありがとうございました。

特別支援学級等新任担当教員研修①

 7月30日(月)はいわき市総合教育センターにおいて特別支援学級等新任担当研修①を実施しました。

 今年度、特別支援学級や通級指導教室を担当した先生方が参加し、午前中は教育支援室長による講義・協議で1学期の授業について振り返りました。午後は教育支援室指導主事による講義・演習「個に応じた授業づくりに向けて」を行いました。

 参加した先生方からは、「初めて特別支援学級を担任した教員同士で悩みや課題を共有することにより、『これをやってみよう』という思いをもつことができた」「法規や学習指導要領について、分かりやすく解説していただき勉強になった」「自立活動6区分27項目から個別の教育支援計画、個別の指導計画への生かし方がよく分かった」等の感想が寄せられました。

 夏休みはまだ前半ですが、先生方は2学期のよりよい指導について準備を始めています。

 

 

 

 

授業力向上講座ⅠⅡ(小学校国語)

 7月30日(月)に、授業力向上講座Ⅰ(基礎)(小学校国語)、授業力向上講座Ⅱ(実践)(小学校国語)を実施しました。免許状更新講習受講者34名を含む、市内の小学校の先生方が参加しました。

 午前中のⅠでは、総合教育センター指導主事が「教科の特性を生かして授業の設計」、午後のⅡでは、いわき教育事務所指導主事が「教科の特性を生かした授業の展開」「授業の展開について」の、講義、演習、協議を進めました。 

 受講者の先生方からは「新指導要領のポイントや授業改善のポイントを学ぶことができた」「日本語のおもしろさを改めて実感できた」「実践に近い、教材研究に焦点を当てていた内容で参考になった」などの感想がありました。

「子どもにつけたい力」や「目的や意図が明確な話し合い活動」など、授業者が意識すべき点について、演習や具体例を多く取り入れながらの講義となりました。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校社会)

 7月25日(水)に、授業力向上講座Ⅰ(基礎)、同Ⅱ(実践)小学校社会を実施しました。免許状更新講習者を含む、市内の小学校の先生方が参加しました。

 午前中のⅠでは、総合教育センター指導主事が「教科の特性を生かして授業の設計」、午後のⅡでは、市内の教頭先生が講師として「教科の特性を生かした授業の展開」「授業の展開について」の、講義、演習、協議を進めました。

 

 受講者の先生方からは「新学習指導要領の考え方、読み方が理解できました」「豊富な事例を紹介していただいたので、実践してみたいです」「演習をとおして様々なアイディアが共有できました」などの感想が見られました。

 社会科は、公民的資質の基礎を養う教科です。新学習指導要領の趣旨を理解し、問題解決的な学習を通してよりよい社会について考える児童の育成を目指していただきたいと思います。

 

水泳指導担当研修

 7月4日(水)は水泳指導担当研修を実施しました。市内全小学校から先生方が参加し、水泳指導について、具体的な実技や事例をもとに研修を行いました。

 前半は、水泳指導上の安全管理の徹底について、いわき市教育委員会学校教育課指導主事が講義を行いました。文部科学省や福島県教育委員会から出された資料に基づいた安全管理の仕方や、豊富な経験に基づいた安全指導について講義を受け、先生方は自校での水泳指導について改めて振り返りました。また、所属校での実践例を紹介する先生もおり、受講者間で積極的な安全管理・安全指導のあり方について共有することができました。

 後半は、市内小学校教諭を講師に実技研修を行いました。まずは水中での救命法について講義を受け、実際に気道を確保しながら救助する練習をしました。さらに、発達の段階に応じた水泳指導について、スモールステップを踏みながら研修しました。

 受講者からは、「安全管理については理解しているつもりだったが、改めて気づくことがいくつもあった」「気を引きしめて指導にあたるよい機会になった」「呼吸法の指導など、明日からすぐに取り入れたい」等の感想が寄せられました。

 今回の研修内容をぜひ所属校で共有していただき、水泳が好きな子ども達を育てていただくとともに、水泳事故ゼロに向けて「チーム学校」で万全を期していただきたいと願っています。

 

養護教諭経験者研修Ⅰ 先輩校研修

7月6日(金)に小名浜第二中学校にて、「養護教諭経験者研修Ⅰ 先輩校研修」が行われました。当日は3名の先生方が参加し、経験豊富な養護教諭よりご講義をいただきました。保健室経営の実際や養護診断のあり方について、実践例をもとに分かりやすく具体的に説明していただき、参加者の先生方も大変参考になったようです。研修者からは、「養護教諭の職務に沿った内容で、大変分かりやすく勉強になりました。」「改めて子ども達の未来を預かっているのだと認識しました。一人でも多くの子どもがよくなるように努力しなくてはと感じました。」「自分の課題に対して経験豊富な養護教諭からアドバイスをもらえる機会はすごく貴重で、大変有意義な研修となりました。」などの意見が聞かれました。今回学んだことを、これからの実践に役立てていただければと思います。

 

生徒指導主事研修②

7月3日(火)生徒指導主事研修②を実施しました。本研修は、福島県の「不登校・いじめ等対策推進事業(域別研修会・SC等地区別研修会」と共催としての実施でした。
 午前中は、いわき教育事務所学校教育課主任指導主事が「いじめ防止対策の要点」、いわき市教育委員会学校教育課指導主事が「いわき市における生徒指導の現状と課題」の講義・演習を行いました。午後は、いわき教育事務所学校教育課主任指導主事が「ネット社会の望ましい意思決定と行動選択」、総合教育センター教育支援室長が中心となり「不登校への対応の実際」の、講義演習を行いました。どの研修も、子どもたちの生活の上で大きな問題であり、演習をとおして学びを深めたり、情報を共有したりすることができました。

  
 研修者からは「演習が多く、情報交換ができてよかった」「ネット社会にかかる研修について、授業でも使えるので実践してみたい」「ケース会議の進め方がわかり、有意義だった」等の感想がありました。
 本日の研修は、子どもたちを守るために、各校で伝達講習を実施し、全教職員で共有していただきたいと思います。

ICT活用講座②

 6月28日(木)ICT活用講座②を実施しました。表計算ソフトの基礎についての内容でした。

 総合教育センター指導主事が「表作成」「名簿作成」「グラフ作成」について演習を進めました。基礎的な内容の中にも、関数や表示形式などで便利な機能の紹介などがありました。

 

 受講者からは「グラフの作り方が基礎から学べて大変勉強になりました。実際に学校で役立つ内容でした。」「この知識があることで校務処理はだいぶ楽にできるのかなと思いました。」「知りたいと思っていた関数について教えていただき、大変役に立ちました。」などの感想が寄せられました。

 本日の研修を生かして、校務に必要なスキルアップにつなげていただければと思います。

 

 

 

初任者研修<授業研修②>

6月14日(木)は、初任者研修<授業研修②>を開催しました。
はじめに「初任者研修を振り返って」と題して、昨年度の初任者を代表して、2名の先生から発表がありました。
初任者の時に失敗から学んだこと、子どもに対する熱い思い、2年目になって活かされていることなど、日々頑張っている様子をお話いただきました。

 

 続いて、各グループに分かれての模擬授業発表です。3~4人のグループに指導主事が1名付き、各自持ち寄った指導案をもとに、模擬授業を行い、その後、授業についての協議を行いました。良い点や改善点についてどのグループも真剣に研修を深めることができました。

最後に担当から、防災サマーキャンプの詳細説明を受け、夏休みに向けて意欲を高めている姿を見ることができました。

ICT活用講座①

6月13日(水)にICT活用講座①が行われました。
今回の講座は画像処理ソフトの活用ということで、市内の全小中学校のPCにインストールされている「Adobe Photoshop Elements」の基本的な操作および活用方法について学びました。先生方は実際にPCを操作しながら研修を進め、画像の修正や加工の仕方に真剣に取り組んでいました。また実際の校務にも活用させるために、掲示物の作成方法やホームページのタイトル作成についても研修を深めました。参加された先生方からは、「画像処理の基本的なことを学べて大変勉強になりました。」「教材づくりにも大いに生かせそうで、また明日からの授業が楽しみになりました。」「もっともっと多くの方々に広めて活用してもらえたら良いといました。」などの意見が聞かれました。少しでも多くの方に既存のソフトを有効に活用していただき、教育効果を高めていただければと思います。

 

 

特別支援学級担当教育講座

 6月8日(金)は特別支援学級等教育講座を実施しました。市内小中学校から40名の先生方が参加し、特別支援学級等における学級経営、指導法等について研修を行いました。

 前半は、「交流の予定の伝え方」の授業を参観しました。また、後半は小グループに分かれて、参観した授業についての協議を行いました。受講した先生方は予め共有した「授業参観の視点」に沿って活発に意見交換を行いました。

 参加した先生方からは、「毎日の交流予定の聞き方を自分の学級で指導する際のヒントをたくさんいただいた。」「子ども達がお互いの良い所を認め合う姿がとても素晴らしかった。」「特別支援学級で有効だった手立ては、普通学級でも生かせると思った。」等の感想が出されました。

 研修会場や授業を提供してくださった内町小学校の先生方に心から感謝申し上げます。

 

常勤講師基礎研修①②

 

5月16日および5月30日に常勤講師基礎研修①②が行われました。新任の講師の先生を含めて多くの先生方が参加されました。講義「教職員の服務と勤務」では職務上の義務や身分上の義務について再確認したり、講義「生徒指導の充実に向けて」では、生徒指導を進めていく上で大切なことを、生徒指導提要や生徒指導リーフをもとに確認しました。また講義「授業づくりと指導法」では、実際に授業の動画を見ていく中で、それぞれの場面での工夫点について学びました。午後はそれぞれの教科に分かれて模擬授業を行いました。お互いの授業を見合って話し合うことにより、自分の授業力のスキルアップを図りました。研修者からは「教職員の服務と勤務では、改めて自分が全体の奉仕者としてどのように見られているかを考えながら受講することができた。」「模擬授業ではリラックスした雰囲気でできたので、日頃の悩みや課題を打ち明けやすく、小さな疑問も解決できたのでよかった。」「服務について、生徒指導について、授業についてとバランスよく研修を受けることができてとても勉強になった。」などの意見が聞かれました。
今回の研修を今後の指導に生かして欲しいと思います。

保健主事研修

5月25日(金)には、「保健主事研修」が行われました。学校保健の現状と課題について、講義や協議により課題を共有し、改善策について学ぶことができました。また、アレルギー対応について専門の医師による講義もありました。研修者からは「アレルギーへの対応については、ほとんど知識がなかったので今後はしっかり危機意識をもって理解を深めていきたい。」「学校保健委員会に向けた自校の健康課題等の把握に努め、市・県の健康課題と照らし合わせた学校保健委員会の運営をしていきたい。」などの感想が見られました。安全で安心な学校に向け、本日の学びを生かしていただけたらありがたいです。

中堅教諭等資質向上研修

 5月28日(月)に、中堅教諭等資質向上研修として「経験者研修Ⅱ共通研修」並びに、「学校栄養職員経験者研修Ⅱ全体研修」を実施しました。教職経験10年を経た教諭・栄養職員の18名が参加しました。
 まず、吉田尚教育長から「中堅教諭等資質向上研修に当たって」の講話がありました。その後、学校教育課管理主事から「教職員としての服務・勤務」センター指導主事から「経験者研修Ⅱの進め方」「学校経営への参画について」、最後に外部講師の市内教頭先生から「授業設計の在り方」について講義がありました。

 

 栄養職員の全体研修では、午後から市内中学校所属の栄養教諭の先生を外部講師として、講義「これからの学校栄養職員の役割」協議・演習「学校給食運営上の課題とその対策」のについて研修を進めました。

 中堅教諭としてますます力を発揮されるよう、教職10年を経た先生方は、1年を通して研修を進めていくことになります。充実した研修となるよう、当センターでも工夫してまいります。

経験者研修Ⅰ全体研修

5月23日(水)に経験者研修Ⅰ全体研修が行われました。

教職経験6年目の先生方が参加し、「教職5年経験教員としての心構え」や「教職員としての服務・勤務」「学級経営の充実に向けて」「学力向上に向けた指導の改善」「生徒指導の現状と課題」について研修を行いました。

研修を受けた先生方からは、「日々の行動、言動、服装なども見られているということを気をつけていかなければならないと強く思った。」「午後の演習では他の学校の先生方とも情報交換することができ、明日からの指導に生かしていきたい。」「どんな教師になりたいかという気持ちを明確にし、目の前の子どもとしっかり向き合うこと、学力向上のために「課題づくり・話し合い・ふり返り」を充実させることを中心に取り組んでいきたい。」などの前向きな意見が聞かれました。

今後さらに指導力に磨きをかけていって欲しいと思います。

情報教育担当者研修

 5月24日(木)に情報教育担当研修が行われました。

主に新任情報担当の先生方が、ICT機器の点検・整備や活用の仕方、情報モラル教育の推進などにについて学びました。

情報教育担当の先生方の仕事は多岐にわたるため、一つ一つ確認しながら研修を進めました。最近、各学校でも力を入れているホームページについては、実際に市内の小中学校のホームページを見てもらいながら、どのように運営していけばよいかを学びました。

この研修で確認したことを元に、各学校においてますます情報教育を推進していただければと思います。

 

 

NEW 特別支援教育コーディネーター研修

   5月9日(水)は、市内の小中学校の特別支援教育コーディネーターの先生方が集まり、特別な支援を必要とする児童生徒の支援を校内体制を生かして組織的・系統的に進めることができるようなマネジメント力の向上と、合理的配慮についての理解を図ることを目的に研修を実施しました。

   初めにいわき教育事務所指導主事より「インクルーシブ教育システムの推進と合理的配慮の提供について」というテーマで、特別支援教育コーディネーターの役割と小・中・高等学校におけるコーディネーターの取り組みの実際について理解を深めるとともに、本市における特別支援学校のセンター的機能について講義をいただきました。

 続いていわき管内特別支援学校地域支援担当者の先生方(県立聴覚支援学校平校、平支援学校、いわき支援学校、いわき支援学校くぼた校)から、各校の取り組みについて具体的にお話をいただきました。

 後半は、総合教育センター教育支援室指導主事が「各学校で行うことができる合理的配慮の提供について」というテーマで講義を行いました。法改正や社会的ニーズという視点から、特別支援教育の動向や学校現場での特別支援教育の実践例について理解を深めました。

 参加者した先生方からは、「インクルーシブ教育システム構築の理解が深まった」「特別支援教育について、教職員全体で推進していく重要性を痛感した」「短時間でもケース会議を開いて、支援について具体策を考えていきたい」との感想が見られました。

 本センターでは、今後も各学校・支援学校等と連携しながら、子ども達のよりよい成長へ向けて尽力してまいります。

 

 

 

経験者研修Ⅲ全体研修

 5月1日(火)は、教職経験21年目の先生方を対象に「経験者研修Ⅲ全体研修」を実施しました。

    学習指導、学校運営、生徒指導、道徳教育、教育公務員としての服務・勤務に関することなどの研修を通して、学校を牽引するリーダー教員として果たすべき指導的役割を再確認し、実践的指導力と資質の向上を図ることを目的に、午前中は総合教育センター所長、学校教育課管理主事の講義が行われ、続いて元小学校校長から「教職経験を振り返って」と題して講話をいただきました。午後は「教職経験20年教員として課題の解決に向けて」というテーマで協議・演習を行いました。

 受講者からは、「自分が後輩たちへ指導してあげる立場にあることを改めて自覚した」「リーダー教員としてさらに力を発揮したい」「『子育て中の恩返しは、できる時期が来たらすればいい』という講師の先生の言葉で、仕事と子育ての両立で悩む後輩たちを励ましたい」等の感想が見られました。

 受講された先生方がそれぞれの勤務校で本研修の成果を大いに発揮されることを願っています。

 

ミドルリーダー養成研修

 5月2日(水)にミドルリーダー養成研修の全体研修を実施しました。教職15年を経験した、25名の先生方が受講しました。

 まず総合教育センター所長から「教職経験15年教員としての心構え」の講義がありました。続いて学校教育課管理主事から「教職員としての服務・勤務」の講義がありました。その後、総合教育センター指導主事から「ミドルリーダーとして果たす役割」「ミドルリーダーとしての課題解決に向けて」の協議・演習がありました。

 受講者からは「学校全体を見据えて職務にあたりたいと思います」「リーダー性を発揮していきたいです」「自分の強みを生かして、若手の模範となっていきたいです」等の感想が寄せられました。」

 受講者が各学校において今後益々その力量を高めていかれることを期待しています。

  

事務担当研修

5月1日に事務担当研修が行われ、新任の事務職員や、事務職員が配当されていない学校の教頭先生が参加しました。就学援助事務や学校徴収金、給食費事務についてなど、事務職員の日々の業務に必要な内容について研修を行いました。

また午後は、実際に財務会計システムを操作することにより、具体的に市費財務会計事務の進め方を学びました。

研修者からは「初めてのことなので実際にパソコン上で作業することにより理解が深まりました。「電話で聞いて下さい。」と言っていただき、大変心強く思いました。」「タイムリーな悩みへの回答ばかりで助かりました。本日はイメージをつくることができたので、ゴールが分かってほっとしております。ありがとうございました。」などの感想が聞かれました。

教頭実務研修①

4月25日(水)教頭実務研修①を開催いたしました。

はじめに、「いわき市の教育とその課題」を学校教育課長よりご講話いただきました。教育施策にもとづいてわかりやすくご講義いただきました。

続いて、「文書管理・管理全般について」を学校教育課管理主事より講義いただきました。文書管理を基本から丁寧にご指導いただきました。また、「いわき市総合教育センター事務について」センター指導主事より説明しました。

最後に、平第一小学校長 様より、「教頭の在り方について」これまでの経験をもとにしてご講話いただきました。参加者からは、「教頭としての在り方を体験をもとにご講話いただいてありがたかった」などの感想が上がり、今後の業務への参考となる研修であったことがうかがわれました。

ご講義・ご講話いただきました先生方、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

研修主任研修①

4月25日(水)に研修主任研修①を実施しました。初めて研修主任になられた先生方24名、経験のある先生方10名の先生方が参加されました。

「新任コース」では、「研修主任の役割」について、校内組織の作り方や1年を通しての研修の計画の立て方・進め方など、基本的な内容について演習も交えて講義を進めました。

「経験コース」では、研修主任としてどのように研修を活性化させたらよいのかについて、「見直す」「あるものを活用する」という観点から、グループ協議の仕方や既存のwebページの活用など、具体的に講義・演習を進めました。

研修者からは「先生方と自分との悩みは同じであるので少し安心し、そして今日の研修は勉強になりました。研修主任としてやらなければならないこと、やりたいことが見えてきたような気がします。楽しい研修でした。」「研修主任の意識や働きかけ次第で校内の姿勢が大きく変わり得ることを学んだ。舵取り役という言葉を胸に臨んでいきたい。」などの感想が見られました。

本研修で得たヒントをもとに、校内の研修をさらに活性化していただければと思います。

 

生徒指導主事研修①

 4月23日(月)生徒指導主事研修①を実施しました。本年度初めて生徒指導主事を担当する先生を中心に、27名が参加しました。

 はじめに総合教育センター指導主事が「生徒指導主事の役割~積極的な生徒指導~」について講義を行いました。その後、学校教育課指導主事が「個別の課題を抱える児童生徒への対応」について講義・演習を行いました。

 受講者からは「子供の気持ちに寄り添い、一人一人がよりよく成長していけるように協力しながら組織的に対応していきたいです」「同僚性・協働性を大切に、全職員で積極的な生徒指導に取り組んでいきたいです。」等の感想が寄せられました。 

 生徒指導主事を核として、全教職員が組織的な生徒指導を展開していくよう願っています。