高久小学校 日記

2018年11月の記事一覧

版画特別授業②(5年生)

 2・3校時に、版画家の坂本勇先生を講師にお迎えして、5年生に「版画特別授業」(2回目)が行われました。

 下絵に「墨描き」(ペン等で縁取りをすること)をしています。

「墨入れ」する(掘らない部分を塗りつぶす)ことで、彫り間違いをなくします。

 先生の版画コレクションから、本物の「浮世絵」を見せていただきました!北斎の「富嶽三十六景」、広重の「東海道五十三次」、歌麿の「美人画」などの教科書で見た美術品の実物(本物)を目の当たりにし(裏面にはバレンの摺り跡もありました)、その繊細さと美しさに圧倒されました!

 信じられないほどの細やかな描写(この写真では伝えられませんが…)。版画であることが信じられない超繊細な技術…、絵師・彫師・摺師、日本の職人の卓越した技と誇り高き仕事ぶりに、ただただ感動しました!

 坂本先生、貴重な作品を見せていただきありがとうございました。

感謝状贈呈

 4年生の松本君の祖父にあたる 松本 正敏 様 に「学校の教育活動に役立ててほしい」と、多額のご寄付を頂戴いたしました。本日、お忙しい正敏様に代わり、奥様に感謝状を手渡し、ささやかながら感謝の意を表しました。

 有効に使わせていただきました。ありがとうございました。

手話教室<4年生>

 3・4校時、4年生を対象に、「いわき手話サークル」の石井様・引地様を講師にお迎えし、「手話教室」を行いました。聴覚に障害を持つ方々にはどんな不便があるのか、私たちはどんな配慮をすればいいのか等についてお話しいただいた後、手話での「あいさつ」や「指文字を使った表現(自己紹介など)」を学びました。

 「こんにちは。私の名前は〇〇〇〇〇と言います。よろしくお願いします。」と、全員が手話で言えるようになりました。

 最後には「ありがとうございました。またお会いしましょう!」と手話のあいさつでお別れをしました。

 石井様のお話の中で、「私は、小学校3年生の時に病気になったことが原因で聴覚を失いました。お医者さんは『大人になったら聞こえるようになるかも』と言っていましたが、実際にはそうはなりませんでした。でも私は、聞こえないままで良かったと思っています。耳が聞こえなかったから見えたものがたくさんあります!」と話されていたのが、心に刺さりました。どんな境遇に置かれても、人には言えない苦しみや悲しみをたくさん抱えていても、前を向いて生きてこられたその姿と言葉に、とても感動しました。

 世の中は、不公平です。背格好も、生まれた環境も、一人ひとり大きく違います。私たちが生きている社会も、理不尽なことばかりです。しかし、それを嘆いていても何も変わりません。どんな運命が待っていようと、どんな不遇に出会おうと、それでも懸命に生きていく・・・。その先に何かが見えると信じて。そんな大切なことを教えていただいた気がしました。

 石井様・引地様、お忙しい中、ありがとうございました。

わくわくタイム・表彰

 全校集会で、表彰された2人です。

 「交通安全作文コンクール 銅賞」3年:鈴木さん

「智恵子のふるさと紙絵コンクール 佳作」5年:佐々木さん

 「ロジック算数」でも、またまたレベル10達成者が2名(4年・6年)出ました!

 表彰後の「わくわくタイム」は、縦割り班で「長なわ」跳びをやりました。なわとびは、これからの季節の基礎体力づくりやリズム感を育てるのに、とても効果的な運動です。今年度から始まった、県の「なわとびコンテスト」にも参加したいと考えています。

 上学年の子供たちが、下学年の子供たちに丁寧に教えてあげていました。短い時間でしたが、体育館は、とっても楽しそうな笑顔と笑い声であふれていました。

除去土壌搬出作業終了

 9月中旬に着工した「除去土壌搬出作業」が終了し、11月2日(金)夕方、引き渡しになりました。皆様には、長い間ご不便をおかけして申し訳ありませんでした。おかげさまで、工事を施した部分(校庭の南側1/3程度)には良質の土が入り、素晴らしい状態になりました。皆様のご協力に感謝申し上げます。