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盲導犬実演及び体験学習

  9月19日(金)の13時30分から、本校体育館で開きました。
  盲導犬や介助犬の役割を知るとともに、目の不自由な人など体に障がいを持った人への接し方を通じて、インクルーシブ教育を進めることが目的です。

  実演及び指導してくださった、公益財団日本盲導犬協会仙台訓練センターの齊藤彩芽さんとPR犬「ヴェラ、メス3歳」、盲導犬ユーザーの鈴木崇文さんと盲導犬「タック、オス8歳」です。
  盲導犬のPR犬による誘導実演の後、視覚障がい者の移動方法3種類(白状、手引き、盲導犬)について、体験を通じて学びました。それぞれの長所、短所を理解しておくことが、視覚障がい者と接する上でとても大切であることを教えていただきました。盲導犬ユーザー歴5年の鈴木さんは、盲導犬を使ってみての感想や要望などを話してくださいました。

  PR犬ヴェラの誘導実演

  3年生は「白状」体験、アイマスクで視界を遮り、白状を使って障害物をよけながら正面のいすに座りました。初めてなので、どうしてもうまく白状を振ることが出来ず、進むのに時間がかかりました。地面やその近くは良いですが、腰から上、特に頭付近の障害物は完治できず、ぶつけることもしばしばだそうです。

  2年生は「手引き」体験、別の人の肘や肩に触れて、言葉を使ってその都度説明しながら、誘導してもらいます。見えなくとも言葉で誘導してもらえるので、一番安心して進むことができます。実際、階段下り以外は、実にスムースでした。しかし、誘導してくれる人がいないと動けないという制約があります。

  1年生は「盲導犬」体験、体験希望者が多く、じゃんけんで勝ち抜いた2人が挑戦しました。
  様々な障害物を「手引き」と同じくらいの早さで避け、生徒を誘導してくれました。

  最後に、盲導犬2頭と触れあいました。

 生徒の感想
 ・今まで、盲導犬と出会ったことがあまりなかったので、きちんとお仕事(手助け)している姿にびっくりしました。が、それ以上に、ハーネスを外せば、普通の犬で、何事にも動じなさそうだけど、とても緊張していたりと、ロボットじゃないんだよなと感じました。これから、盲導犬を見かけた時は、仕事の最中なので、気を引かないよう、それでいて、何か困っていた時は助けるように心がけたいです。                     1年女子

・手引きの体験をしましたが、目が不自由な人を連れて歩くのは、とても大変でした。でも、盲導犬と一緒に歩いているのを見て、とても歩きやすそうでした。盲導犬は、目の不自由な人にとっては、とても大切な存在だと思いました。                2年女子

・最近、盲導犬がニュースになっていましたが、盲導犬がこんなに賢いとは思いませんでした。また、実演を見て、目の不自由な人は大変なのだなぁ、と思いました。
実際、自分は体に不自由がないので、あまり分かりませんで、父のお店に障がい者の方が働いています。仕事は一生懸命で、普通の人と変わらないなぁ、と思っています。差別なんか無いということが、必要だと思っています。                   3年男子

参加した保護者の方の感想
・盲導犬を見るのは初めてでした。実際に見てみて、盲導犬がすごく気を使っているのが、分かりました。町の中を歩く時は、もっと計り知れない程に気を使うんだろうと思いました。
・子どもたちが楽しみながら学べたのが、とても良かったです。盲導犬の数の少なさに驚きました。
・とてもおりこうで、先日あったような、犬に対するイタズラなど、無くなると良いと思います。