高久小学校 日記

2018年9月の記事一覧

ダンス教室 Vol.2

 先週、ドニ―坂本先生に、USAのダンスを教えていただいた5年生の子供たちですが、なかなか簡単にはマスターできません。そこで、今日はいわき新舞子ハイツヘルスプール所属の 坂本 彩夏 先生 を講師にお招きし、ドニ―先生のビデオを見ながら、動きを確認しました。

 難しい部分を、先生と一緒におさらいし、動きを一つひとつ確認しました。

 彩夏先生の元気でキレのある動きに、子供たちも楽しく取り組んでいました。来月にも、もう一度ご指導いただく予定です。ありがとうございました。

書写特別授業<最終回>

 書家の丹先生を講師にお迎えし、3週に渡って取り組んできた「書写特別授業」も、今日が最終回でした。丹先生の、細やかで分かりやすいご指導で、5年生も・6年生も、字を上手に書くポイントが少しずつ分かってきたようで、1枚書くごとに上達していました。

 自分が書いた字を「自己批正」して、課題を明確にします。

 難しい祓いも、先生と一緒に書くことで、感覚が分かってきました。

 6年生は、難しい4文字で、しかも難しい字「豊」。

 ポイントをおさえて練習したことで、こんなに上手になりました。

 私たちにとっても、とてもありあたい指導法研修になりました。丹先生、お忙しい中、3週にわたりありがとうございました。

土曜学習「剣道に挑戦!」

 本日9:30より、本校体育館において、土曜学習「剣道に挑戦!」が行われました。高久剣友会の 鈴木 博士 様をはじめとする先生方を講師にお迎えし、剣友会の児童・生徒、保護者の皆様にもご協力いただきました。

 剣道や柔道などの「武道」は、稽古や鍛錬を通して心技体を鍛え、相手を敬い、礼節を重んじながら人格を磨いていくものであり、日本古来の伝統を受け継ぐ「道」です。

 鈴木先生から、正座や蹲踞などの礼法や、竹刀や面などの様々な道具について教えていただきましたが、その間も、正座でお話を聞きました。

 蹲踞(そんきょ)の姿勢

 しないの持ち方・構え

 すり足

 面打ち

 小手打ち。その様子を、「動画Contents」ページでご覧ください。

 防具の付け方

 模範演技の様子を、「動画Contents」ページでご覧ください。

 型の演武

 最後に、スポーツチャンバラで、楽しく汗を流しました。その様子を、「動画Contents」ページでご覧ください。

 初めて竹刀を持つ子がほとんどでしたが、剣道を楽しむだけでなく、常に正座で話を聞く、挨拶をきちんとするなど、とても貴重な「武道」体験をさせていただきました。

 高久剣友会の皆様、ありがとうございました。

ダンス教室<5年>

 3・4校時に、ダンサーの ドニ―坂本 先生 を講師にお招きし、5年生にダンスの指導をしていただきました。

 DA PUNPの「USA」にチャレンジしましたが、ドニ―先生の楽しく元気なご指導に、子供たちもノリノリで楽しんでいました。

 先生の分かりやすいご指導で、わずか1時間後には、息の合ったダンスを見せていました。

 休憩時間に、先生と談笑する子供たち

 先生の、キレッキレで美しい動きにも感嘆しましたが、それ以上に、ダンス指導の合間にお話しいただく、先生の考え方(「できない」って思ったらできない等)についてのお話が、子供たちの心に強く残ったようです。

 最後の感想でも、子供たちは「『できる!』『できる!』と思ってっやったら、本当にできました!」と、自分を信じることの大切さを実感していました。

 自分の思いを大切に、世界を舞台に活躍されている方の生き方にふれる…、まさに素晴らしい「キャリア教育」でした。

 お忙しいところ、素晴らしいご指導をいただき、ありがとうございました。

算数科授業研究会<1年>

 2校時目に、1年生算数科の授業研究会がありました。「どちらがおおい」という単元で、水のかさ(体積)を比べる活動を通して、体積についての意味や感覚の基礎を身に付けるものです。夏井小の先生も、授業を見に来てくださいました。 

 「あ」と「い」のペットボトルの体積は、どちらが多いかを考えます。昨日の授業で子供たちが考えた3つの方法で比べてみます。

 まずは、「直接比較」です。「あ」の水を「い」のペットボトルに移し替えて、体積を比べます。

 「『い』のペットボトルの水があふれたから『あ』の方が多い!」「『あ』の水があまったから、『あ』の方が多い」

 今度はその逆(『い』の水を『あ』のペットボトルへ)もやってみました。

「『あ』のペットボトルは、いっぱいにならなかったから、『あ』の方が多い」

 

 次に、「間接比較」です。形も大きさも同じ容器に、それぞれの水を移し替えます。

 水の高さを比べて、「やっぱり『あ』の方が多い」。二つの重さを比べて「こっち(『あ』)の方が重い!」という子も。

  最後に、「任意単位での計測」です。同じカップを使って、それぞれ何杯分か調べます。

 

「『あ』は6杯で『い』は5杯と半分だから、『あ』の方が多い」

 3つの方法で分かったこと(理由)を、ワークシートに言葉でまとめます。

 今日の学習で分かったことや感想をノートにまとめます。頭の中を言葉で表現するのは難しいことですが、これが、数学的思考力を育てる大切な力になります。

 今年度2回目の授業研究会。友達と協力して一生懸命に活動しながら、たくさんの「つぶやき」と「学び合い」がある授業でした。「活動しながら思考し、思考しながら活動する」素晴らしい授業「価値ある活動」でした。

 「学校保健委員会」終了後に行われた事後研究会でも、活発な意見交換がなされました。「チーム高久」の取り組みが、日々、授業を改善しています。

学校保健委員会

 15:10より、本校学校歯科医の「いいの歯科医院」鈴木先生、学校薬剤師の「ハル薬局」安田先生、PTA保体部長の千葉様にお越しいただき、「学校保健委員会」を開催いたしました。

 「学校保健委員会」は、昭和33年の学校保健法施行にともない、学校保健計画に規定すべき事項として、学校における健康に係る諸問題を協議し、学校と家庭、地域社会、専門機関が連携して児童の「健康づくり」を推進する組織として位置づけられたものです。

 学校教育における最優先事項は、子供の安全・健康です。健康は、あらゆる教育活動の基盤であり、楽しい学校生活も、学力向上も、これなしには始まりません。本校児童の健康状況を確認した後、それぞれの立場から意見交換がなされたあと、懸案事項について、鈴木先生、安田先生からご指導をいただきました。お忙しい中、ありがとうございました。

リーディングスキルテスト実施

 本校6年生が、「リーディングスキルテスト」を受検しました。このテストは、「国立情報学研究所」がベネッセコーポレーション、東京書籍、NTT等との産学連携プロジェクトにより開発したもので、受検者はすでに4万人を超えています。

 今回は、CBT方式(Computer Based Testingの略)での受検でしたが、これは、2020年の大学入試制度改革でも導入が検討されている、問題用紙やマークシートなどの紙を使わずコンピュータで受験する方式のテストです。

 実は、8月に一橋大学で行われた「Net Commonsユーザーカンファレンス」において、国立情報学研究所からのご頼を受け、本校ホームページの実践発表をさせていただきましたが、そのご縁もあり、今回、所長の 新井 紀子 教授 のご厚意で無償で受検させていただきました。

 この「リーディングスキルテスト」を開発された新井先生は、ロボットは東大に入学できるか、という「東ロボくん」プロジェクトで知られる日本のAI研究の第一人者です。東ロボくんは、MARCH(明治、青山、立教などの大学)の一部学科の模試では、A判定(合格率80%)を得たものの、AIは文章の読解が苦手なため東大合格は断念しました。

 新井先生は、この研究の過程で今の子供たちに必要な力を整理して、私たちに提示してくれました。今後、AIによる労働代替が進み、多くの仕事が奪われると予想されている近未来の社会において、人が活躍の場を確保するためのスキルとして「読解力」は 極めて重要な力となっていくと考えられます。しかも、驚くことに、子どもたちの読み方はAIに似ているといいます。

 明日には、早くも詳細な分析結果が出ます。「全国学力学習状況調査」の結果と合わせて分析することで、子供たちの特性をさらに詳細に把握し、指導の改善に役立てたいと思います。

 私たちも、プレテスト問題を実際に解いてみました。子供たちに求められている力・必要な力を身に付けていくためにも、時代を的確にとらえ、研鑽を積んでいきたいと思います。

アクティブラーニング(主体的・対話的で深い学び)

 4年生の算数の授業をふとのぞいてみると、とても活発な授業、いわゆる「アクティブ・ラーニング」が行われていました。アクティブ・ラーニングとは、子供が「主体的」に学習に取り組み、多様な考えを持ち寄りながら「対話」(学び合い)を通して、学びを「深めて」いく学習のことをいいます。活動しながら学ぶということではなく、アクティブであるべきは頭の中です。

 「学び合い」は、本校の今年度の研究テーマでもありますので、今日の授業をもとに、その一端をご紹介します。

 今日の授業のねらいは、「5400×320の計算の仕方を考えよう」でした。「答えを求めよう」ではありません計算の仕方を考えよう」がねらいであり、よりクリアな求め方を工夫することが大切です。

 3つの考え方(計算の仕方)が出されました。

 Aさんは、これまでのかけ算の基本通り「1の位をそろえて筆算で計算」しました。

 Bさんは、「末尾の0の前で区切って計算し、答えに除いた数の0をつける」という方法でした。

 Cさんは、「0を取って54☓32の計算をし、答えに取った数の0をつける」という方法でした。

 自分のやり方で答えを導いた子供たちが集まって、どの方法が「CLEAR」(クリア)か話し合っています。

 「CLEAR」(クリア)は、本校が今年度から取り入れている学び合いの観点です。私が15年ほど前に勤務していた某学校で、算数部の仲間と考えた観点ですが、「すっきり・簡単・いつでも使える」等の算数的価値をもとに話し合いを進めることで、数学的思考力を育成するのにとても役立っています。話し合いの中で、「この2つは似ているね」とか、「こっちの方が簡単だよね」「この方が間違いが少なくていいんじゃない」など、それぞれの方法の良さや共通点、違いなどに気づいていきます。

 練習問題を解いた子供たちが集まって話し合う中で、「0が一つ少なかった!」と気づいた子のおかげで、「0を除いて計算して、あとからつける方が簡単」「48☓25のように最後が0になる場合、間違いやすいから0を取って計算して最後に付けた方が、間違いが少ない」などに気づいていきました。

 単に答えを求めるだけなら、電卓やスマートフォンの方が正確に素早く計算してくれます。大切なのは、より効率的に答えを導き出す「考え方」を知ることです。こうした学びが、AIの進化に負けない子供たちの「考える力」を育てていきます。

除去土壌搬出作業

 校庭に、仮囲い(高さ3mの鉄板)を設置するための、支柱パイプ・控えパイプの設置が始まっています。想像以上の広さで、校庭の半分以上が使えない状態になります。

 子供たちは、狭くなった校庭を元気に走り回っています。作業されている業者の方も、「休み時間」や「登下校時」には、子供たちの安全を考慮し、作業を中断するなどの措置をとってくれています。

書写特別授業2

 先週に続き、本日も、書家の 丹 美枝 先生 にお越しいただき、5・6年生の書写のご指導をいただきました。先生のポイントを整理した的確なご指導に、子供たちは、みるみる上達しています。

 5年生「文庫」

 6年生「豊かな心」