2019年1月の記事一覧
スチューデント・シティ(5年生)
本日、5年生が体験型経済教育施設 Elemにおいて、「スチューデント・シティ」というプログラムを体験しました。この施設は、東日本大震災後の「カタールフレンド基金」により建設された施設で、アラビア語で「教育」を意味する「Elem」と名付けられたそうです。
コンパクトに再現した街の中で、子供たちが「売り手」と「買い手」、企業間の協力など、市場流通の仕組みや経済の働きを学ぶプログラムです。
この「シミュレーション・シティ」を作るには、多彩な活動を支える多くの大人の協力が必要となります。本校からも9名の保護者の皆様にボランティアとしてご協力いただきました。
1回目の社内会議を終え、制服を着ていよいよお仕事(第1ピリオド)の開始です。初めにショッピングをするグループは、まずは市役所で住民登録を行います。
2度目の社内会議では、1回目の反省をふまえ、改善点を話し合います。仕事がうまく回らなかったところの改善策や、売り上げを伸ばすための工夫等について話し合いました。
第2ピリオドでは、販売促進のため、ホワイトボードを使った宣伝広告や、新聞への広告掲載、他社とのコラボ企画など、様々な工夫・改善がなされ、断然活気が出てきました。
給与を銀行で電子マネーに交換し、交代で買い物をします。上手に使い切るため、メモで確認しながら買い物をすすめます。
午前の部終了。ランチタイムです。慣れない仕事に、子供たちは口々に「疲れたー」と話しながら、美味しいお弁当をほおばっていました。
昼食後、3回目の社内会議を開き、第3ピリオドに向かいます。
短い時間で、市場経済や流通の仕組み等を学ぶのは難しいことですが、この活動を通して、社会の仕組みの一端を知り、「社会は相互に支え合うことで成立している」ということ等を感じてくれたらいいなあ、と思います。
ボランティアスタッフとしてご参加いただいた皆様には、昼食をはさみ、最後までご協力いただきました。 お忙しい中、ありがとうございました。
※ 「スチューデントシティ―」は、ジュニア・アチーブメント日本のプログラムであり、いわき市教育委員会との共催事業です。
❖ ジュニア・アチーブメント日本URL: http://www.ja-japan.org/
見学学習「くらしの伝承郷」(3年生)
3年生が、社会科の学習の一環で「くらしの伝承郷」に見学に出かけました。江戸時代から明治時代に建てられた茅葺き屋根の古民家を移築・ 復元し、民具などと共にその当時の景観を復元展示している施設です。
「囲炉裏」を囲みながら、使われ方やくらしの様子についてお話を伺いました。
茅葺屋根の補修工事をしていました。今は、施工できる業者が少なく、会津からきているそうです。
昔の道具やくらしの様子などの展示もあり、先人たちが暮らしの中で培い伝承してきた知恵や技術・風習などを、体験を通じて学習することができました。
社会科で学習した「昔のくらし」に想いを馳せ、ちょっとしたタイムスリップができた2時間でした。
十七字のふれあい
福島県教育委員会の「ふくしまを十七字で奏でよう 絆ふれあい支援事業」(十七字のふれあい)は、子どもと家族、子どもと地域の大人、子どもと子どもなど、家庭や地域における人と人とのかかわりの中で、感じた思いや願い等を十七音で表現するものです。二人ペアで応募しますが、思いのやり取りが、微笑ましく温かな作品ばかりで、読んでいるとほっこりした気持ちになります。
本校からも、たくさんの応募があり、惜しくも入賞は逃しましたが、4組の作品が1次審査を通過し、作品集に掲載されましたので、ご紹介します。
◆ ふろあらい びしょびしょで がんばった (3年:高見くん)
ありがとう ぎこちない手も 愛らしい (お父さん)
◆ だいじょうぶ ぼくもパパも いるからね (4年:浅川くん)
母入院 妹思う 兄心 (お母さん)
◆ 光る空 おびえる私に おどけ顔 (6年:武藤さん)
大丈夫 と言うかわりに 舌を出す (中2姉)
◆ ていぼうの 小さな松に さす日ざし (3年:熊谷さん)
壁の前 海を見ようと 目を閉じる (お父さん)
※ その他の心があったまる入賞作品は、こちらでご覧ください。
たこ たこ あがれ~「凧あげ」に挑戦!
1年生が、生活科で思い思いに絵を描いて作った洋凧を使い、「凧あげ」に挑戦しました。
今日は、凧あげには絶好のコンディションで、子供たちの歓声と共に、空高く舞い上がっていました。
私が子供の頃は、お正月の風物詩であちこちで見られた「凧あげ」も、今では「昔遊び?」と思うほど、珍しい光景になってしまいました。
※ 子供たちの凧揚げの様子を「動画Contents」ページでご覧ください。
澄み切った冬空に、高々と上がった凧。お日様にキラキラ輝く凧と、柔らかな日差しに照らされた子供たちの笑顔が、とても印象的でした。
点字教室<4年>
昨日、4年生で「点字教室」を行いました。「いわき点訳グループ」の 岡田 美子 様、宍戸 栄子 様にお越しいただき、点字の歴史や由来、点字の成り立ち等について、ご指導いただきました。
まずは、点字表を見ながら、点字が打たれてあるシートを触って「あ・い・う・え・お」等を読んでみました。
子供たちも、点字盤を使って、実際に点字を打ってみました。点字は、裏側から打ち出すため、「書く」(裏側から打ち出す)ときには、「読む」(凸部を手で触る)ときの逆(左右対称)で打たなくてはなりまん。これが難しい・・・。
点字盤に用紙を置き、専用の定規をセットして、一点一点打っていきます。
打ち方が弱いと凸部が読み取りにくくなり、強すぎると穴が開いてしまいます。注意しながら、一点一点丁寧に打っていきました。
真剣な表情で集中して取り組む子供たちに、先生方からもお褒めの言葉をいただきました。みんなとても上手に打てました。
点字を打つのも読むのも、いかに大変か…。この活動を通して、子供たちは目が不自由な方々の苦労の一端を知ることができました。こうした活動を重ねることで、子供たちの心に、ノーマライゼーション(障害を持つ人と持たない人とが平等に生活する社会を実現させる考え方)の心が育っていくことを願っています。
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