今日は、お昼の時間に読み聞かせがありました
ボランティアの鈴木先生においでいただきました。
「百万回いきた猫」を読んでもらいました。
絵本なのですが、大人が読んでも考えさせられる絵本です。
これは、鈴木先生が十年前に四小に来たときに
2年生の子どもに教えられた本だそうです。
今でも、大事に感じていらっしゃって、
6年生の最後の読み聞かせにふさわしい本でした。
最後に、茨木のり子さんの詩を6年生に贈ってくださいました。
「自分の感受性くらい」 茨木のり子
ぱさぱさにかわいてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずからの水やりを怠っておいて
気むずかしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ