センターの研修等

初任者研修「授業研修③」

金木犀の香りが風に乗って漂う季節になりました。10月1日(木)、初任者研修を実施し、66名の先生が参加しました。この日は、道徳・総合・放射線教育・ICTと講義が満載です。センター指導主事も気合いが入ります。

 

  

実際に機器を操作したり、身近な話題とつなげたりすることで、日々の授業や子どもたちをイメージしながらの学びが続きました。協議の時間や昼食の時間には、先生方同士の情報交換や近況報告などが活発に行われていました。初任研は、同期で集まる貴重な時間にもなっています。

 

ちょうど年度後半スタートの日。研修の終わりには、センター所長よりねぎらいと励ましのメッセージが送られました。

令和2年度は、初任者だけでなく、全ての先生方、子どもたちにとって特別な年度であることは間違いありません。それぞれの学校でも、互いに声を出し合い、サポートし合いながら残り半年を過ごしていきましょう。

学校組織マネジメント講座

9月30日(水)、学校組織マネジメント講座を実施しました。45名の先生が参加しました。

 総合教育センター指導主事が「効果的な学校経営参画の進め方」として講座を進めました。実際に体験する演習を多くして実践的な講座内容で進めました。

 受講者からは「自分が組織の一員として仕事をしているという自覚を持ちたい」「チームの力が発揮できるような自分の働きかけを考えて、積極的に関わっていきたい」「コロナの影響でいつもの流れと違う様々なマイナスが生まれがちだが、対話で支えながらよい方向へ向かえるような一役でありたい」等の感想が寄せられました。

参加された先生方には、本日の研修を実践につなげていただきたいと思います。

授業力向上講座Ⅱ(小中:体育・保健体育)

 

 9月29日(火)平体育館にて授業力向上講座Ⅱ(実践)(小・中学校:体育・保健体育)が行われました。

 福島県教育センター指導主事の関根智美先生をお招きして、「教科の特性を生かした授業の展開」についての講義・演習を行いました。

 前半は福島県の児童生徒の健康課題のデータを提示していただき、関根先生の実践例を紹介していただきました。

 後半は授業の導入(主に準備体操の部分)についてグループごとに考えました。本時で行う運動の特性に触れながらの準備運動です。

 どの先生方もアイディアを出し合って、一つのものを作り上げている姿が印象的でした。このような先生方の姿が、体育科における、主体的・対話的・協働的な学習だと思います。

 研修の最後には、各グループでの発表です。どのグループも運動の特性を踏まえ、素晴らしい発表となりました。

 先生方の感想では、「これまでマンネリ化となっていた部分が改善できそう」や「今後はスリーアップというキーワードで導入を考えていきたい」、「小学校では、運動身体づくりプログラムを実施している。その中にブラジル体操を取り入れることができそう」というものでした。

この研修を通して、たくさんの先生方が授業のヒントを得ることができました。

道徳教育実践講座

 9月24日(木)、総合教育センターにて「道徳教育実践講座」を実施し、60名近くの先生が参加しました。例年であれば実際に学校を訪れ、道徳の授業を見せていただく講座ですが、今年度は感染予防のため、事前に取った授業VTRを観ながらの研修です。

 

 提供していただいた授業は、湯本二中3年生の「ふきのとう」(勤労)です。3人組で話し合ったり発言の順番を決めたりする手法についてや、「勤労」を重点化させた別葉の紹介など、VTRとともに実践紹介をしていただきました。後半は「えんたくん」というツール(センターの研修で時々登場しています)を用いながら、参観しての感想、普段の授業での発言を引き出す工夫、授業記録の仕方の観点で協議を行いました。2枚目の写真は、各班の「えんたくん」を互いに見ているところです。

 参加した先生方からは「初めて知る手法だったので、自分の授業でも実践してみたい。他にも学習活動で有効なものがないか、調べて活用していきたい」「協議の中で、他の先生方の実践アイディアを聞くことができ、大変参考になった。毎週道徳の授業があるので、いろいろ工夫しながら行っていきたい」などの感想が寄せられました。

 実際の授業での先生の姿や子どもたちの様子を見せていただき、参観した先生方で話し、さらにそれぞれの学校で話題にすることが、授業改善につながります。ご協力いただいた湯本二中の先生方、ありがとうございました。

初任研・新規採用養護研修「特別支援学校参観研修①②」

 9月10日(木)、17日(木)に、平支援学校、いわき支援学校を会場に特別支援学校参観研修を実施しました。

 10日は、平支援学校でそれぞれの学級に初任者の先生方が入り、授業参観を実施しました。養護の先生方は校内を見学したあと、保健室にて講義をいただきました。

    

  17日は、いわき支援学校の様子を参観しました。

    

 どちらの学校でも、参観後には協議の時間を設けていただき、特別支援学校の先生方にお話を伺ったり、初任者自身が持っている課題についての助言をいただいたりしました。平支援学校、いわき支援学校のどちらの校長先生も、地域との共生・一人ひとりに合った支援の重要性についてお話しくださいました。

 初任者からは「担任の先生の、子どもの見取り方や声かけの仕方などがとても勉強になった」「個に応じた指導や関わりができるよう、自分も行動の背景を見ていきたいと思った」などの感想がありました。

 「支援学校は教育の原点である」という言葉があります。子どもの自立のために私たち教員がすべきこと、考えるべきことについての多くの示唆をいただくことができる、貴重な研修となりました。会場校の先生方、大変お世話になりました。