日誌

 『心豊かに』 ~共に語り合い、共に学び合い、共に成長する学校~

“合同ふるさと学習”~正月飾りつくり~


12月13日(金)、2学期の一大行事の一つ「正月飾りづくり」が行われました。
昨年度までは、川前小中で「門松づくり」を行っていましたが、今年度からは、桶売中の正月飾りづくりに合流して取り組むことになりました。

桶売中学校の皆さんと一緒に、地域の伝統にふれながら、郷土を愛する心を育みました。

 

正月飾りの材料は、わら、松、榊、幣束です。

桶売中に着いた子どもたちは、地域の皆さんに教わりながら、今日の作業で一番の難所となる“縄もじり”に、取りかかりました。

最初は「全然できない……。」と言っていた子どもたちも、

分からないポイントを聞きながら、少しずつコツをつかんでいきました。


垂れの部分も編み込んで、わっかにします。


慣れてくると自分の力で作れるように。


「私は4つ作れたよ!」
「僕は7つめ!!」
と、子どもたち同士の交流も!

しかし気づくと、一同黙々と作業に没頭…。

3時間ほどで150個の飾りを作ることができました。


榊や幣束をつけた飾りを松に通して…完成です!!

 

作業を頑張った後は、みなさんと一緒にお弁当を食べ…、

川前小中に戻ってきた一行は、一人暮らしのお年寄りのお宅へ正月飾りをお届けに向かいました。

「良いお年をお迎えください!」と心を込めて一軒一軒お伺いしてお届けしました。

地域の皆さんの「ありがとう」の笑顔に、心が温まりました。

 


ご協力いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

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薬物乱用防止教室・健康教室・消費者教育


今年度は外部講師を招いた講座を通して、多様な教育活動に力を入れています。
今回は、これまでの講話(教室)の様子をまとめてお届けします!

 

11月11日、小白井中学校にて、川前中・桶売中・小白井中の3校合同の薬物乱用防止教室が実施されました。

いわき市保健所薬剤技師の木村祐一様をお招きし、薬物や「たばこ」の危険性・依存性について講話いただきました。

「薬物に一度でも手を出すと、脳が破壊され、一生逃れられない苦しみを味わいます。」

薬物のレプリカや、たばこ一箱吸った場合のタールの量を見せていただきました。

薬物依存による影響を映像や講話から学び、子どもたちは薬物についての理解を深めていました。

 


11月27日、県の「食習慣・肥満等の健康教育に係る専門家派遣事業」を活用し、かしま病院の医師 藤原学先生にお越しいただき、肥満などの生活習慣病改善・予防対策についてお話しいただきました。


保護者の皆さま、地域の皆さまにもお声かけし、一緒に受講。

 

「太っているって良いことなのかな…?」
という投げかけから講座は始まりました。

 

福島県は全国平均に比べ、肥満傾向時の出現率が高いとのこと。
そして、子どもの肥満は大人になっても肥満になる確率が高く、それによって高血圧や糖尿病、さらには脳卒中や心筋梗塞などを引き起こし、健康寿命が短くなってしまうそうです。

それを聞いて少しずつ表情がこわばる子どもたち…。

「では、健康に過ごすための3つの柱を学んでいきましょう!」

≪健康を支える3つの柱≫
① バランスの良い食事
② 一日60分間の運動
③ 規則正しい生活・休養

栄養バランスと食事のリズムを整えた食生活、適度な運動、8時間以上の睡眠、といった規則正しい生活習慣を身に付けることが大切だそうです。
生活習慣を変えることは簡単なことではありませんが、少し意識を変えて、健康を維持する生活を心掛けていきたいものです。

 


11月29日、いわき市消費者教育推進計画に基づき、市消費生活センターのコーディネーター本田裕子先生にお越しいただき、中学生を対象とした講話をいただきました。


「皆さんは18歳で成人します。
 18歳から大人としての責任が発生してしまうため、“契約に関するトラブル”について学習していきましょう。」


現代社会は日常生活のすべてが“消費生活”
そこで生きる消費者に起こりうる様々なトラブルについて、クイズ形式の講話を通して理解を深めました。

“契約”は「申し込み」と「承諾」があれば口約束でも成立するため、誰もがトラブルに巻き込まれる危険性があります。

マルチ商法や、欠陥商品による損害、オンラインゲームの高額請求などに対する対処法を教えていただきました。

かしこい消費者になるために、正しい知識を身に付けることができました。

 

 

それぞれの講座を通して、様々な価値観や知識・技能を持った人たちとふれあうことができました。

子どもたちが多様な人間関係を構築していく上で大きな経験になったと思います。

お忙しい中足をお運びくださった講師の皆様、ありがとうございました。

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土曜授業~ヘタでいい・ヘタがいい~

12月7日(土)、土曜授業がありました。
1時間目の通常授業を終えて、子どもたちは美術室へ移動…。

今日の2時間目は「いわきまなびあいバンク~市民講座~」から、日本絵手紙協会公認講師の木村恵子様を講師にお招きし、「『ヘタでいい・ヘタがいい』楽しい絵手紙」教室を開きました。

保護者の皆さま、地域の皆さまにもお声かけし、総勢16名で講座を受講しました。

絵手紙の極意は、「下手ではなく、“ヘタ”」
自分の心をそのまま表現し、他人と比べないことだそうです。

筆遣いの練習をしてから、実践です!
最初は基本のピーマンから。

ピーマンのへたの部分から描き始め、どこかがはみ出すようにダイナミックに描いていきます。
下描きなしの一発勝負。
みんな真剣です…。

心を込めた言葉を書いて…、それぞれ味のある一枚が仕上がりました。

「自信がなかったけれど、みんなから『上手!』と言ってもらえて嬉しかった!」
「普段は大きく描くのが苦手だけれど、今回は大きく描けて良かった!」
と、子どもたちも満足げでした。

保護者の皆さまや地域の皆さまと交流しながら活動することができ、有意義な土曜授業となりました。

木村恵子様、お忙しい中ありがとうございました。

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そば打ち教室を実施しました。

 22日(金)は、川前そば打ち研究会から2名の講師(矢内様、吉田様)をお招きし、「そば打ち教室」を行いました。川前の子ども達は、小学1年生からこの授業を通して、毎年そばを打っています。   

 今年は、天候や台風の影響で川前産のそばの収穫量が減少し、「川前そば祭り」も震災があった2011年に続き2度目の中止となるなどこの川前地区において大きなダメージを受けた年でした。

 しかし,中学3年生にとっては最後のそば打ち教室となるため、『おいしいそばを作るぞ!』と意気込んで臨んでいました。

 打つのは少し大変でしたが、そば打ち研究会の方々のお力を借りながらおいしく作ることができ、楽しい時間を過ごすことができました。

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避難訓練~火災~

11月8日(金)
避難訓練がありました。
今回は子どもたちに予告をしない避難訓練。
放送が鳴らないトラブルに見舞われましたが、子どもたちは先生の指示に従い、落ち着いて避難することができました。

 

避難後は体育館に移動し、川前分遣所の方からご指導をいただきました。

「今年は“京アニ”火災事件がありました。
 火災で亡くなる方の多くが、一酸化炭素中毒によるものです。」

 

このことを受け、分遣所の所長さんより煙から身を守る方法を教えていただきました。

アイテムはただ一つ。
“ゴミ袋”

「新鮮な空気をいれたゴミ袋をかぶり、片手で袋の口をふさぐことで、有害な物質を吸い込むことなく避難することができます!」
袋の空気が持つのは約3分。
今回の避難が約1分半でできたことを考えると十分な時間です。

「どこで火災があるか分かりません。普段から持ち歩くことをおすすめします!」
と、とても参考になるお話を聞かせていただきました。


ご指導の後は、トラッキング火災の実演をしていただきました。


トラッキング現象とは、コンセントとプラグの隙間にホコリがたまり、そのホコリが空気中の湿気を吸収することで、漏電し発火する現象のことです。

 

電気を流すと…、

バチッ!というと共に、炎があがりました。
「わ…」と息をのむ子どもたち。

プラグは熱で歯が一本折れてしまっていました。
もしこれが家で起こったら…と考えるとゾッとします。

特にトラッキング火災が起こりやすいのは冷蔵庫の裏など、掃除がしづらく湿気のたまりやすい場所。
「これから大掃除の時期です。
 ぜひ物を動かして掃除してみてください!」というお話をいただきました。

 

最後に、分遣所の方お手製の紙芝居で、消防・救命に関するクイズ。

「天ぷら油が発火したときは、しめったタオルなどで鍋をふさぐと良いです。」
「傷口をふさぐときは、素手で抑えるのではなく、スーパーの袋を手袋代わりにするといいですよ。」

知らないとかえって大きな事故や被害を招いてしまうかもしれない大切な知識を伝授していただきました!

 

また、新生徒会長はお礼の言葉デビューでした。

「今日のお話を聞いて、家に帰ったら冷蔵庫の裏などの掃除をしたいと思いました。」
と、感想を述べ、お礼の気持ちを伝えることができました。


川前分遣所の皆様、お忙しい中避難訓練とご指導ありがとうございました。

 

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