こんなことがありました

NEW 放射線に関する教育

 今回の学習指導要領では、放射線等に関する教育について教科横断的に学ぶ内容として位置づけられており、いわき市では「いわきの学校教育ABCプラン」により、「未来を拓く社会の一員として、放射線等に関する基礎的な知識や身の回りで行われている復興への取組を基に、自ら考え、判断し、行動できる力を育成する」ことを目的に、1年生から6年生まで年間2~3時間程度学習することになっています。私たちが子どもの頃は無かった学習です。

 今日は5年生が、講師に石川哲夫先生(元医療創生大特任教授・いわき市出身)をお迎えして、体験を伴った学習を行いました。

 まずは、2011年に福島県内で起こった原子力発電所の事故について話を聞きました。

事故が起こったのは、草野小から車で1時間くらいの場所です。

 身の回りにも放射線を発しているものがあるか調べてみました。先生が左手に持っている機器が放射線測定器です。線量によって音が鳴り、子供たちから「おお」という声があがりました。

続いて「霧箱」の観察です。

箱の中には、放射性物質を含んだ試料とアルコール、温度を調節する機器が入っています。

白く出ている線が放射線の軌跡です。

少ない物はこのような状態です。

多い物だとご覧のようになっています。

 このほか、放射性物質と放射線、放射能の違いについても学習しました。

石川先生にはたくさんの教材をご持参いただき、子供たちへご指導いただきました。

ありがとうございました。

* ちなみに、6年生は5月2日に、三春町のコミュタン福島を見学して放射線と東日本大震災について学んできました。