高久小学校 日記

2019年6月の記事一覧

算数科授業研究

 3年生で、算数科の授業研究会を行いました。三校合同事業の一つとして、藤間中、夏井小の先生方にもご参観いただきました。

「あまりのあるわり算」の「余りと除数の関係を考える」授業です。計算で答えを求めるのは簡単なことですが、本時のねらいはそこではありません。実は、この「あまりのあるわり算」は日本独自のもので国際的ではありません。本時の「14÷4=3あまり2」も、分数にすると14/4、約分して7/2とすると「7÷2=3あまり1と異なる答え(あまり)となり、「演算の一意性」に反する矛盾が生じてしまうためです。

 演算は、ある一定の法則に従って結果を出す操作であり、導き出される解は一つでなければなりません。
 しかし、わり算において「のこり」を認めると、13÷4=1のこり9・2のこり5・3のこり1のように、3つの解が存在し、演算の一意性に反します。「あまり」を明確に規定することで、解が一意的に定まることを考えることは、演算の意味を深く理解することにつながり、数学の学び方を学ぶ大切な経験となります。

 「あまりポイントゲーム」で導入することで、あまりを考える必要性・必然性を与え、主体的な学びを促します。「14÷4=3あまり2」は、「2あまり6」ではだめなの?という問いに、友達と考えを話し合いながら「あまり」について理解を深めていきました。

 多様な考えを比較・検討しながら、「余りは割る数より小さくなる」ことや、割る数とあまりの規則性に気づいていきました。

今後も研究を進め、「主体的・対話的で深い学び」を促すため、「教材との出会い」の工夫により「価値ある教材」を準備し、活動や学び合いを通して数学的な価値に気づき、数学的思考力を高めていけるような「価値ある活動」に高めていけるよう研鑽を積んでいきたいと思っています。

プログラミング学習

 次年度「学習指導要領」が改訂されます。既に先行実施されている「道徳」の教科化に続き、小学校でも英語が教科化されたり、プログラミング教育が導入されるなど、激しく変わる社会に対応できる人間を育成するため、学校教育が大きく変わります。次年度からの本格実施に向け、本校でも、昨年度から「英語」の授業研究や、独自の「アルファベット・ジングル」の導入などを行っています。

 本日、昨年度末から企画・準備を進めてきた「プログラミング学習」を、他校に先駆けて実施いたしました。

 特別講師として、有名な某ゲームソフトの製作等を手がけていらっしゃるプロのプログラマーである、本校PTA会長の國井 稔 様にご指導をお願いいたしました。

 プログラミングの意味や必要性などについて教えていただき、身の回りの様々な機器に使われていることを市rました。

 いよいよ、本校が独自に導入したAIロボット「COZMO」の登場です。人の顔を認識したり(私の顔を見ると、ちゃんと?「おさるさん」と言います…)、表情を変えたり、歌を歌ったり、動物の鳴きまねをしたり、いびきをかいて寝たりと、小さいけどスゴイロボットです。タブレットのアプリでコーディング(プログラミング)をして操作します。

 まずは、簡単なプログラミングで、操作の仕方を学びました。

 初めてプログラミングを体験する子供たち、興味津々で、あっという間に習得していきます。

※ その様子を「動画Contentsページ」でご覧ください。

 愛らしいCOZMOの動きとつぶやきに、「かわいい~」の声が止まりませんでした。

 応用編では、面白い動きだけでなく、プログラミングの基本を学びました。

※ その様子を「動画Contentsページ」でご覧ください。

 応用編のちょっと難しいミッションをクリアし、指示通りに動いたCOZMOに拍手が起きました。

 最後に、今日の活動を総括して、プログラミング教育の目指すもの、大切なことについて、國井先生よりお話をいただきましたが、みんな真剣に聴き入っていました。

 来月9日の3・4校時には、5年生を対象にした2回目の「プログラミング学習」を行います。お時間のある方は、ぜひご覧になってください。 國井先生、お忙しい中、素晴らしい授業をありがとうございました。

体育サポーターの先生

 1年生の水泳の授業をサポートして下さる 鈴木 阿佐美 先生が来てくださいました。諏訪原にお住いの鈴木先生は、中学校で9年間、体育教師をされていた方で、水泳学習を始める1年生の安全と効果的な指導のために、ボランティアで来てくださることになりました。水泳学習終了まで、継続して支援してくださいます。

  また、「体育専門アドバイザー」の菊池先生にもお越しいただき、各学年の体育のサポートをしていただきました。

 「新体操」がお得意な菊池先生、4校時にはご専門である「マット運動」についてご指導いただきました。

 「地域と共にある学校」を、今年度の学校経営の柱に掲げている本校。いろいろな方々が子供たちの教育に携わってくださることは、きめ細かな教育の推進など教育効果を高めるだけでなく、キャリア教育、子供たちの安心感、地域コミュニティーの再生など、様々な効果をもたらします。今後も、たくさんの方々に教区活動に参画いただけるよう、働きかけていきたいと思います。

 お二人の先生方、お忙しい中、ありがとうございました。

クラブ活動

 今日のクラブ活動は、6年生の「卒業アルバム写真撮影」がありました。

クラブごとに、タイトルやポーズを工夫して撮影していました。

 パソコンクラブは、ペーパークラフトの製作などを行っていました。

 ゲームクラブは、ケードロ(鬼ごっこ)でした。

 スポーツクラブは野球とティーボールで、熱戦を繰り広げました。

 最後に、音楽クラブの華麗なる「朝礼体操」(ダンス)を「動画Contentsページ」でご覧ください。

色覚検査

 4年生を対象に「色覚検査」を行いました。色覚異常は、男性の約5%(20 人に1 人)女性
の約0.2%(500 人に1 人)と、高い割合でみられる症状です。その多くは軽度で、学校生活でも支障なく過ごせますが、その程度によっては支障がある場合もあります。

 近日中に検査結果をお渡ししますので、詳しい検査をすすめられた場合には、眼科医での受診をお勧めします。