草野中学校の様子

出来事

社会貢献を成し遂げる「秘密基地」…それが公民館

7月13日(月)6校時,1年「総合的な学習の時間」に草野公民館長様から講話をいただきました。

3密を避けるため,体育館で窓を開放しながら前後左右の距離をとって30分程度と比較的短い時間でコンパクトに収めていただきました。

テーマは,草野公民館の役割について~君たちの社会貢献~です。草野公民館に行ったことはあるけれど,公民館が果たしている役割については,ほとんどの生徒は分からないのが現状のようでした。

     

そこで,館長さんは,写真入りのスライドを示しながら,次のような役割を担っていることを分かりやすく説明してくださいました。

1.  憩いの場 2.情報交換の場 3.命を守る場 4.子供(青少年)の育成の場 5.交流の場

そして,中学生にも地域貢献ができること,そのために公民館を使用することができることを教えていただきました。「これまで,自分たち子供には,馴染みが薄かった公民館ですが,身近に感じられるようになったので,機会があれば利用してみようと思います。」との声が多数聞こえてきました。

草野公民館長様ありがとうございました。

『主体的・対話的で深い学び』

7月7日(火)2校時には,1年学級活動の研究授業を実施しました。

学級活動は,生徒自らが課題を見い出し,話し合いを通して合意形成を図ったり,意思決定をしたりする活動を通して,課題を解決したり,よりよく生きるための資質や能力を育んだりすることを目標としています。

本時は,東日本大震災後の原子力災害に焦点を当て,放射線から身を守る方法を話し合いました。東日本大震災が発生した当時,1年生は3~4歳くらいでしたので,当時の記憶は曖昧なようでした。

  

福島県では,原子力災害の教訓を活かすため,理科や学級活動の時間を通して,放射線教育を推進してきましたが,本時は,KJ法を駆使して,これまで学んできた知識や事前に調べた内容について,それぞれ発表し議論を深めました。

授業の終盤には,クイズに答える時間もあり,放射線の性質をはじめ放射線から身を守る方法まで幅広い学びがなされていました。

飛沫感染防止の対策をとりながら「主体的・対話的で深い学び」をいかに保証するか,先生方も知恵を出し合っています。

金属の性質を学んでますよ

7月6日(月)4校時に1年理科の研究授業を実施しました。

日本では,限られた資源を有効に活用するため,ゴミの分別を行っています。

本時は,ゴミから金属を分別する際にどうすればよいか,実験を通して結論を導き出す授業でした。

 

先生が準備した鉄・銅・アルミ・竹ひごを分別するために,生徒たちは,個人やグループ単位で,「仮説を立てる→実験方法を考える→結果を予想する→実験する→実験結果から考察を加え結論を導く」といった流れで,意見を出し合い,様々な方法で実験を行っていました。

 

磁石に近づけたり,ハンマーで叩いたり,電気を通したり,熱を加えたり,磨いたり…。

この授業を通して,生徒たちは金属の性質を主体的に学ぶことができていました。

なぜ,高所作業車が?

4月中旬頃,地上15mの高さにある校庭の夜間照明にカラスが巣を作っているのを発見してから約2ヶ月半が経過した6月29日(月)の午前中。

高所作業車のクレーンに乗った業者の方が,無事に巣を撤去してくださいました。

休み時間に,その様子を見ていた生徒たちからは,「かわいそう」との声もありましたが……。

安心してください。巣の中には,卵も雛も親カラスもいませんでした。

   

いわき市教育委員会の担当の方と雛が巣立つ時期を見計らいながら撤去のタイミングを調整していたんです。ですから,撤去が6月末になってしまったんですね~。

「雛がいない巣なら,そのままにしておいても良いのでは?」と思う方もいるでしょう。気になって業者の方に伺ってみました。すると……。1つ巣があると,「ここは巣を作っていいんだな。」と,カラスが思い込んで,次々と新しい巣を作ってしまうので,撤去する必要があるということでした。巣が次々できたら照明の光も遮られてしまうかもしれません。

しかし,この高さでは,人がよじ登っていって撤去することはできませんね。業者の方,ありがとうございました。

やっぱり学校はいいな~。授業はおもしろいな~。

6月22日(月)4校時に2年理科の研究授業を実施しました。

身の回りで起きている現象を科学的に捉え,原子の記号を用いて化学反応式に表す授業でした。「金属を切断した時に火花が出る」「プロパンガスを燃焼させる」「錆びた10円玉を蘇らせる」「酒を飲んで酔っ払う」など,化学反応式に表すなんてことが……。

できるんです!

化学変化が起きる前と後で,原子の数は変わりません。そのことを踏まえて,ピンとくる生徒もいます。先生から渡されたヒントカードを見て,ひらめく生徒もいます。何が何やらチンプンカンプンの生徒もいます。それで,いいんです。

     

生徒たちは,小グループで,それぞれの考えを出し合います。教え合います。そして,出した結論をボードに書き込んでいきます。新型コロナウイルス感染症対策のため一定の距離を保ちつつも『主体的・対話的で深い学び』を実現しています。

   

生徒も一生懸命に授業に臨んでいます。先生も生徒の反応を予想しながら教材研究を進め,確かな学びの場を提供しています。やっぱり学校はいいな~。授業はおもしろいな~。

この日の放課後。授業を行った先生と参観した先生が,事後研究会を開きました。授業の核心に迫る協議がなされ,『主体的・対話的で深い学び』を促すためのアイデアがたくさん出されました。先生方も日々,勉強です。

学校だより「絆の草中」第3号&「ほけんだより」6月号を発行しました

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洪水想定の避難訓練

今日の避難訓練は,洪水想定で行いました。

草野中学校の学区は、夏井川をはじめ大小様々な河川や用水路があります。米や野菜などの農作物を作る上では水は欠かすことができません。そのため、草野地区の先人たちは、豊かな恵みをもたらしてくれる水を求めて水路を築いてきた歴史があります。

一方で、豪雨や長雨による洪水の発生が心配される地域でもあります。このように自然は、私たちに恵みを与えてくれる一方で、災害をもたらすという二面性を持っています。

草野中学校のある場所は,洪水が発生した場合に1m~2mの高さまで水が押し寄せてくると予想されています。この高さは、1階の窓の高さぐらいに達すると思われます。

もし、1階に水が流れ込み、人の膝上の高さまで達したとしたら、外に避難することは無理です。水圧によって体の自由が効かなくなるからです。このような場合は、より高い場所へ垂直避難するしかありません。そこで、今日は、校舎内でより高い3階に避難しました。

防災の専門家は、避難が遅れてしまう最大の要因として、いつも大丈夫だったのだから今回も大丈夫だろうという人間の心理が働くことを挙げています。こうした心理を「正常性バイアス」と言います。経験が豊富な大人の人ほど、その傾向が強いと言われています。

どこにいても、誰といても、「正常性バイアス」に惑わされることなく、適切な判断に基づいて避難行動を起こせるようにしてほしいと思います。

そのために、日頃から自分や家族の命は自分たちで守るという心構えと備えをしておくことが大切ですね。

 

校舎3階に整然と避難する生徒たち

校舎3階の特別教室に避難し、講話や講評に耳を傾ける生徒たち

放送による生徒会総会を開催しました

5月21日(木)からの分散登校による学校再開から約3週間が過ぎました。6月1日(月)から従来の学校生活を送ることができていますが,全校生徒が一堂に会する状態を避けて,本日の生徒会総会は放送で実施しました。

これまで,生徒会本部役員をはじめ,常任委員会や学級の代表が中心となって,計画的に総会要項の作成や議案書審議を進めてきました。そして,今日は,各常任委員会と連携・協力のもとに,昨年度後期の反省を踏まえて,今年度前期の活動計画や予算案等の審議がなされました。

どこの組織でも,目標を達成するために計画を立てます。計画を立てたなら,実行が求められます。限りある時間を有効に使い成果を上げる努力をします。そして,一定の期間が過ぎたら,取組状況を振り返って確認し,必要に応じて改善を図っていきます。目標達成は,そうしたプロセスから生まれます。 

計画がP(plan),実行がD(do),確認がC(check),改善がA(action),目標達成に向けたこうした一連の流れはアルファベットの頭文字をとってPDCAサイクルと呼ばれています。本校の生徒会も,こうしたプロセスを経ながら,さらなる発展を目指してほしいと思います。

みんな何してるの?

6月1日(月) 今日から教育活動が全面再開されました。

通常通りの登校。授業。給食。そして、昼休み。昼休みの校庭に目を向けると…。

なんと。草むしりをしている生徒の姿が…。

草野中学校は、月曜日を原則的に部活動を実施しない日と設定しているので、明日から部活動を再開します。

部活動再開日に向けて、校庭の除草作業を自主的に行ったようです。

その結果、作業を行った箇所は、ご覧の通りに…。

学校だより「絆の草中」第2号&「ほけんだより」5月号を発行しました

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