草野中学校の様子

2021年12月の記事一覧

2学期を終えて……

授業日数が83日と最も長かった2学期がいよいよ今日で終了となります。第2学期の終業式は,生徒が一堂に会することなく放送により実施しました。式に先だって各種表彰を行い,式後には各学年の代表から今学期を振り返っての反省や次学期に向けた課題などの発表がありました。

 2学期は,スタートから新型コロナウイルス感染症の急速な拡大の影響を受け,「まん延防止等重点措置」が適用されるなど,学校生活にも様々な影響が出ました。8月中は午前中3校時での下校でした。9月中は,給食も簡易的なものでした。だいぶ前の出来事のように感じますが,すべて2学期の出来事です。

あれから4ヶ月が経とうとしていますが,「生徒の学びを止めない」との強い覚悟のもとに教育活動を推進し,草中祭や3年生の修学旅行を実施できた2学期でした。

部活動でも,駅伝大会や合唱コンクール,新人大会など,さまざまなシーンで子供たちが活躍する姿を見ることができました。そして,日々の授業を充実させ学力を維持・向上させることもできています。2学期の生徒たちの頑張りを改めて称えたいと思います。

充実した冬休みを送り,希望にあふれた新年を迎えることを願っています。なお,冬休みの期間中も生徒の健康状態を把握するため,各家庭におかれましてはLEBER(リーバ-)への入力を忘れずにお願いします。

卒業記念に山法師(ヤマボウシ)を……

12月21日(火)15:30から3年生による記念植樹を行いました。本校においては,学校の緑化活動推進の一環として,例年この時期に卒業記念植樹をするのが慣習になっています。

今年度は,3年生全員が見守る中,代表として環境・安全委員のメンバーが山法師(ヤマボウシ)を2本植えました。

山法師(ヤマボウシ)の花言葉は,「友情」です。これまで,数々の思い出とともに結ばれた「友情」が,今回の植樹によって,さらに強まったような気がしますね。

ズバリ!天候を予想します!

12月21日(火)4校時に2年理科「天気とその変化」の単元で研究授業がありました。提示された天気図から天候を予想する課題が与えられました。

その後,グループごとに予測する日の前日と前々日の天気図がタブレット端末に配信されます。グループ内では,前時までに学んだ知識を総動員して,前日と前々日の天候を分析していきます。

「高気圧や低気圧の移動の状況」「前線の特徴」「風向や風速」など気象に関わる情報をもとに意見を出し合い,当日の天候を予想していきます。

前時までに学んだ知識を駆使して,根拠を挙げながら予想を立てていく姿は,天気予報官そのものです。

発表時間の関係で代表のグループが発表することになりましたが,タブレット端末と電子黒板を用いながら分かりやすい解説を心がけていました。

お天気お姉さん,お天気お兄さんが何人も出現して充実した学びとなりました。

未来の作曲家?

12月16日(木)4校時に3年音楽の研究授業がありました。前時から「使用場面にふさわしいチャイムの旋律を創ることに挑戦していた生徒たち。本時は,いよいよ仕上げと発表会です。

音楽を構成する要素として,音色,音程,リズム,強弱,速度等があげられますが,3人1組となったグループで,タブレット端末の創作ソフトを活用しながら,イメージしたチャイムの旋律を譜面に起こしていきます。

意見を出し合いながら完成した曲を学級全体で共有していきます。発表された曲のイメージや気づいた点を他のグループが指摘していき,発表したグループは最後に曲のイメージやタイトルをタネ明かしします。音楽的に工夫した点も根拠をもとに言語化していきます。

全7グループが時間内に曲を完成させ,最終発表のグループがタネ明かしをして曲を鑑賞し終えると同時に,本当の授業終了のチャイムが……。

バラエティー番組のようなオチで授業を終えることができました。

空手を学ぶ

本校では,保健体育の授業で取り扱う武道について,コロナ禍にあって接触を伴う運動を極力控えるため,昨年度から「空手」を選択することにしました。空手の専門家である佐藤臣聖(しげまさ)様を講師にお招きし,授業を進めていただいています。

授業では,まず,お互いを尊重する武道の精神をはじめ,伝統的な行動の仕方や礼法について,ご指導いただいています。さらに,技を習得する上で必要となる体幹を鍛える運動などを紹介いただき,実際に生徒たちも体を動かして「空手」の初歩を学んでいました。

本来は,道着を着用し,素足で取り組むべきところですが,新型コロナウイルス感染防止のため,体育館シューズを履いて,道着の着回しを避け,個人のジャージ着用・マスク着用のうえ,人と人との距離を十分に確保して取り組んでいます。

歴史って深いな~

12月14日(火)3校時に1年社会の研究授業がありました。前時に鎌倉幕府の成立について学習している生徒たちは,将軍と御家人が「御恩と奉公」による主従関係を結んでいることを十分に理解して本時に臨んでいます。

本時では,鎌倉幕府をひらいた源氏が3代で途絶えたこと,そして,その機に乗じて朝廷の勢力を回復しようとした後鳥羽上皇との間に争いが起こったことを知ります。

「幕府VS朝廷,どちらが勝利するのか?」「将軍不在の幕府に御恩と奉公の関係は存続されるのか?」先生は,どんどん生徒に揺さぶりをかけます。

結果については,歴史が証明していますが,鎌倉幕府がいかに難局を乗り切ったか,北条政子の手紙など様々な資料をもとに考えをまとめていきました。

さらに,「承久の乱」に勝利した鎌倉幕府が,その後,どのような政治を行ったかも検証していきます。

上皇を退け朝廷の監視を強めたこと,将軍に代わって北条氏が執権政治を確立し,上皇に味方した側の領地を新たに分け与えたこと,御成敗式目の制定で法整備を進めたこと。

「承久の乱」を契機に鎌倉幕府が講じた様々な政策は,その後の歴史にも通ずるものがあるように感じました。

生徒たちは,電子黒板からの視覚的な情報を得ながら歴史の奥深さを感じつつ,互いの考えを出し合い「主体的・対話的で深い学び」を体現していました。

福島県声楽アンサンブルコンテスト

12月11日(土) ふくしん夢の音楽堂において福島県声楽アンサンブルコンテストが開催され,本校からは2組が出場しました。

2組とも,これまで取り組んできた練習の成果を発揮し,銅賞と奨励賞を受賞することができました。

運動・文化両面で活躍しています

12月4日(土) 野球部の精鋭たちがキャッチボールクラシック全国オンライン交流会に福島県代表として出場し,各都道府県を勝ち抜いた71チーム中13位に入る結果を残しました。

福島県代表チームは,秋晴れの県営あづま球場に集って本交流会に臨み全国の仲間と技を競い合いました。

 

運動面では他にも,2年の相田琉維くんは福島県中学校選抜剣道大会で3位入賞,いわき卓球選手権大会で2年の北舘走祐くんが3位入賞,いわきクロスカントリー大会で2年の大平朗広くんが8位,同じく2年の加治屋昊くんが9位に入る活躍を見せています。

文化面では,「全国書画展覧会」において,1年の松本和香葉さんが筆都大賞を受賞したのをはじめ,本校から出品した多数の作品が入賞を果たしました。また,「青少年読書感想文福島県コンクール」において,2年の渋木柚那さんが特選,3年の渡邉虹夜くんが準特選に選ばれました。さらに,福島高専主催の中学生英語スピーチコンテストでは,3年の加藤結惟さんが3位に入りました。

なお,漢字能力検定でも準2級合格2名を含め,各級で多数の合格者が出ました。運動・文化の両面で草中生が活躍していることを心強く感じます。