草野中学校の様子

2022年2月の記事一覧

数学の授業でデータ分析?

2月25日(金)4校時に1年数学「データの分析」の授業を参観しました。先生から次のような課題が与えられ,学習の進め方も示されました。

生徒は,タブレット端末に送られてきたデータをもとに専用アプリでグラフを作成していきます。

その後,できあがったグラフをもとに最頻値やグラフの形状から考察し,自分なりの根拠を示しながら判断結果をまとめていきます。

さらに,それぞれの考えを共有し,「2列と3列どちらの並び方で大縄跳びに挑戦するほうが優勝に近づけるか」を比較検討していきます。

 

本授業では,より安定して跳ぶことができる2列を推す意見が多かったですが,3列で跳んだほうが突出した記録が出ていることがあるので挑戦する価値は大いにあるとの意見も出されました。

根拠をもとにデータを分析して判断材料とする「統計」の考え方に触れることができましたね。もちろん教科書にも載っている内容です。

それにしても,タブレット端末を使いこなしている生徒たち。恐るべし……でした。

さあ,どうなるかな?

2月22日(火)3校時に3年理科「運動とエネルギー」の授業を参観しました。提示されたのは「ニュートンのゆりかご」です。

そして,先生から課題が2つ与えられました。 

課題の図は,生徒一人一人のタブレット端末に配信されます。まずは、個人でどうなるかを予測し,考えをイメージして作図していきます。もちろん,タブレット端末で作図ができます。1つ目の課題を予測できた生徒は,2つ目の課題に進んでいきます。

個人で十分に考察した結果は,タブレット端末上で全体共有できます。共有化された図解をもとに今度は,理由を示しながら説明できるようにグループ内で議論を深めていきます。

視覚的に捉えた現象を言語化していくのは大変な作業のようですね。それでも,専用アプリを活用しながら力学的エネルギーの考え方をいかして何とか説明にこぎつけていました。

生徒の知的好奇心を揺さぶるとともにタブレット端末と専用アプリを用いた充実した学びの場が提供されていました。

チカラを発揮できますように!

廊下にカバンが整然と置かれています。そうです。今日から1・2年生の学年末テストが実施されています。

これまで学習してきた成果を発揮しようと各教科の問題に挑戦しています。みんな,焦らずに蓄えてきた学力を出し尽くせますように……。

詩を味わう ~2年国語の授業から~

2年国語 中原中也作『月夜の浜辺』の授業を参観しました。

先生の朗読に次いで,生徒たちも感情を込めて朗読します。月夜の晩に、ボタンが一つ波打際に、落ちてゐた。……この書き出しで始まる詩を味わっていきます。

「僕にとって,このボタンは,どんな存在だったのだろうか?」先生から,そのような課題が提示されます。

主人公の心情を思い描きながら,その課題の解決をめざして授業が進んでいきます。個人で考えを整理し,さらにグループで考えを共有しながら深めていきます。そして,課題にそった答えを導き,グループごとに端的に板書しました。

先生は,生徒が板書しきれなかったことも聞き取って加筆していってますね。

作者が紡いだ言葉から情景を思い描き,読みを追究する生徒たちの姿が見てとれました。

このようにお互いの考えを交流し合う中で,考え方に深まりが生まれ,より主人公の心情に寄り添った解釈ができるようになるという,『主体的・対話的で深い学び』が具体的に見取ることができる授業でした。

生徒会活動への意欲を熱く訴えかけています

今日は立春。とはいえ,まだまだ寒いですね。そのような中,次年度前期の生徒会役員立候補者による立ち会い演説会を「リモート」で行いました。

昨年度に引き続き,コロナ禍での感染防止対策として,3密を避け,コンピュータ室のパソコンからリアルタイムで映像を配信し,各学級に配備された「電子黒板」に映し出しています。

各候補者は,生徒会活動の推進に向け,抱いているビジョンを熱く訴えていました。これまで活動を推進してきた3年生が卒業したのち,草野中学校を託せる候補者たち。とても頼もしく感じました。