学びの軌跡
今日の学びから(12月16日)
6時間目、1年生は数学の単元テスト(空間図形)、2年生は長文読解の問題演習でした。静かな雰囲気の中、集中して問題を解く生徒の姿が目立ちました。3年社会科は、いわき税務署の財務事務官の方を講師に招いた「税の学習」でした。公民の授業では、これから本格的に税金について学習していきます。
朝と放課後の短時間学習は、2回目の「天声人語で200字作文にチャレンジ」でした。一人でも多くの生徒が書く力を高め、世界観を広げることを願っています。
(1年数学 単元テスト)
(2年英語 長文読解問題演習)
(3年社会 税の学習)
(天声人語で200字作文)
ファイナンスパークを実施しました
13日(金)、本市の特色ある教育プログラムの一つ、「ファイナンスパーク」(FP)を体験施設エリムで実施しました。対象は2年生です。3名の保護者の皆さんにも、ボランティアとしてお手伝いいただきました。
FPは、公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本の提供する経済教育プログラムです。FPは、税金、保険、食費、光熱費など生活に必要な費用の試算、様々な商品やサービスの購入・契約などを体験し、実社会にあれる情報を適切に活用する力や、自らの生き方につながる生活設計能力などを育成することをねらいとしています。
生徒たちは8時間の事前学習を終えて、今日の体験活動を迎えました。今日は、各自に与えられた年収や家族構成に基づいて、赤字にならないような1か月の生活費計画を立てました。生徒たちは、税金を納めた後に手元に残る所得を、どのような優先順位で支出したらいいか、電卓を片手に決めていました。
FPを通じて、家計の支出には義務として必ず支払うもの、生活する上で欠かせないもの、欲求に根ざすもの、ぜいたくなもの、金額が大きく月々の給料では手に入らないもの、暮らしを豊かにするもの、将来への投資、予期しない支出などがあることを学びます。また、様々な企業(店舗)を回り、情報収集をした上で、どんな商品やサービスを購入するかを自らの価値観に基づいて決めていきます。さらには、株や為替で得る収入についても学びます。
生徒たちは、限られた所得の中でどのように家族を養い、豊かで充実した暮らしをしていくかを経済的な視点から学びました。また、生活費計画を立てるには、必ず犠牲にするもの(オポチュニティコスト)があるという大切な概念を学びました。普段とは違った頭の使い方をして、悩みながら生活費計画を立てたので、「疲れた」という声も聞かれましたが、表情には大いに達成感がうかがえました。
Eトレもスタート
今月から週1回、「Eトレ」とネーミングした英語学習もスタートさせました。単語や連語、基本文や基本表現の習得を授業以外でも行わせることが目的です。朝の10分間で学習した内容(プリント)を、放課後の15分間(ミージョタイム)でテストします。基礎中の基礎ですので、ぜひ満点を目指してほしいと思っています。英語は、読む力と書く力が基盤です。疑問点は先生にきいたり、参考書などで調べたりしながら、家庭でも毎日こつこつと取り組んでください。
3年生は放課後、数学の学習会に臨みました。サポートティーチャーと数学の先生の計2名が学習支援にあたりました。
(1年Eトレ)
(2年Eトレ)
(3年学習会)
新聞コラムを読んで200字作文を書く
今月から週1回、朝日新聞に掲載されているコラム「天声人語」を読んで、200字作文を書くという学習を全学年で始めました。目的は、生徒の見方・考え方を広げること、読む力や書く力を高めることにあります。朝の10分間でコラムを読み、放課後の15分間(ミージョタイム)で200字作文を書きます。200字作文は、県立高校入試で課されますし、800字などの長い文章を書く基礎練習にもなります。
今日の課題は、東京オリンピックに関するコラムを読んで、「2020年東京五輪で、マラソン・競歩の試合会場を札幌に変更することについて、賛否を明確にした上で、考えたことを書く」でした。どの学年の生徒も、時間内に書き終えようと懸命に原稿用紙と向き合っていました。今週中には添削しコメントを入れて、一人一人に返却する予定です。
「継続は力なり!」
放射線教育を行いました
9日(月)、医療創生大学の石川哲夫先生を講師にお招きして、全学年を対象に放射線教育を行いました。石川先生からは、放射線の種類や性質、放射線の利用、放射線との向き合い方などについて、実験を交えて、分かりやすく、そして面白くお話しいただきました。
石川先生のお話にもあったように、放射線は私たちの身の回りに日常的に存在しており、放射線を受ける量をゼロにすることはできません。空気や食べ物などにも常に放射性物質が存在していますし、病院では放射線が検査や治療に利用されています。その他、例えば、放射線は工業分野では製品開発などに利用されたり、農業分野では品種改良などに利用されたりするなど、放射線は私たちの生活を豊かにするためにも利用されています。
これからも、放射線への理解を確かなものとし、一人一人が今後の放射線との向き合い方を考えていけるようにしたいと思います。
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