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理科 6年 「水溶液の性質とはたらき」(身近な水溶液の判定をしよう)

 6年 理科「水溶液の性質とはたらき」の発展的な学習の授業です。

 

水溶液は酸性、中性アルカリ性と3つに分類されます。

pH(ペーハーだと、①~⑭)まであります。(人間の体は弱アルカリ性)

 

教科書で扱っている水溶液(水、食塩水、石灰水、アンモニア水、塩酸炭酸水)の他に

自分たちの身近にある水溶液について班ごとに調べてみました。

15種類に水溶液(みかんはしぼり汁)を用意しました。

リトマス紙が、  なら  酸性 A

  なら  アルカリ性      B

どちらも変わらないときは、 中性   C

(覚え方→ が   に変わるのが 酸性 → 「か あ さん」)

 

さっそく、安全面の指導を十分にした後に、判定実験をスタートさせました。

 

今回は、ガラス棒を使わずに、シャーレーに液を入れて、

ピンセットリトマス紙をつまんで、ゆっくり浸して色の変化を観察し、判定しました。

 

判定が難しかったのが、〇〇〇〇〇茶。中性か酸性か迷った班がでました。

結果は、中性でした。

意外だったのが、芳香柔軟剤でした。酸性でした。

判定の表を完成させ、それぞれの特徴について話し合いました。

 

酸性→なんとなくすっぱい物、味が濃いもの。ジュース類。虫歯の原因になる。

中性→お茶類、体によさそう?

アルカリ性→洗剤や汚れを落とすもの。ちょっとぬるぬるとしたかんじの水溶液。

※人間の体の中は、弱アルカリ性です。

 

〇身近な物を使ってアルカリ性や中性、酸性を調べて楽しみながらできてよかった。
〇班で協力してできた。一つ一つの結果が違っていたので面白かった。
〇普段使っている洗剤や飲み物を調べてることができた。お茶の結果がとても意外だった。
〇洗剤がほとんどアルカリ性というのも分かり、とてもためになった。
〇予想していない答えがあり、いろいろなことを調べるのが楽しかった。
〇学習を通して酸性、アルカリ性などの水溶液の性質の興味深さを知ることができた。
〇ジュースを飲むとなぜ歯がとけるのかなどがあらためて分かった。
〇理科の実験で危険ものとふだん使っているものの2つに分けて判定実験をしてとても勉強になった。
〇今回の授業で理科と生活はよくつながっているのだとあらためて感じました。そして、理科は発見するのがとても楽しいです。

 

12月は大掃除の季節です。

酸性の汚れは、アルカリ性の水溶液で分解。液体洗剤はまさにその代表選手です。

アルカリ性の汚れは、酸性の水溶液で分解して清掃。

日常の中に、水溶液の性質が隠されていること、

それを上手に活用することの大切さを

少し実感できたと思います。