日誌

2018年11月の記事一覧

じゅうねんを唐箕にかけました

 校庭に干しておいて種を落としたじゅうねんを唐箕にかけて選別しました。風の力でごみを飛ばして種を選別します。単純な作りですが、よく考えられた農機具です。昔は木でできていましたが現代は金属です。取っ手をまわして歯車を回転させて風を起こします。ごみは風の力で遠くに飛び、種が下に落ちます。風の力、落とす量、落ちる場所などうまく調整して分別します。その後、水洗いして小さな石と種を分別します。水で洗うと種は浮き、石は沈みます。種だけをすくって乾燥させて完成です。子どもたち全員がこの作業をひとりひとり体験しました。たいへんな作業でしたが、じゅうねん保存会のみなさんのおかげで楽しく作業できました。

「おでかけまほろん」で古代の人の暮らしを体験しました

 「おでかけまほろん」とは福島県文化財センター白河館(まほろん)の館外体験学習事業です。まほろんの職員が福島県内の学校に直接出向いて体験学習などを実施します。今日は山内さんと笠井さんに来校していただき、学校周辺の遺跡や土器、石器についてお話をいただきました。掘り出された土器、石器、道具、毛皮なども持参していただき、手に触れて古代人に思いをはせました。その後、火おこし体験をしました。棒と木を使って、摩擦熱で火をおこします。上手に早く火をおこせた子もいましたが、残念ながらおこせなかった子もいました。火をおこすことはたいへんなことなのだと身をもって体験しました。学校周辺にはたくさんの遺跡があり、縄文、弥生時代からここには人が住んでいたそうです。これからもずっと地元を大事にして暮らしていきましょう。

じゅうねんの種落としをしました

 昨日は、2週間前に収穫して乾燥させておいたじゅうねんの種を全校生で落としました。束になっているものを棒でたたいて種を落とします。よく乾燥できたのでたたくとぱらぱらぱらと種が落ちてきます。葉っぱや細い茎もいっしょに落ちてしまいますが、これはその後にふるいにかけて分別します。ふるいは2段階にわけて行います。目の粗いふるいのあとに目の細かいふるいにかけます。この日の作業はここまでです。この次に「唐箕」にかけてさらにゴミをとばして選別します。手のかかる作業ですが、体験こそ大事な勉強です。子どもたちはみな一生懸命に働きました。