2020年3月の記事一覧
卒業式について
昨日、全職員で3月23日(月)に行われる「卒業式」の会場作成を行いました。
卒業式当日の日程等については、本日、卒業生保護者様宛にお送りした「安心メール」でご確認ください。
会場は、一番前が「卒業生席(27席)」です。ステージに向かって「左側が男子」、「右側が女子」となっております。
その後ろが「保護者席A(27席)」(お子様から花束をもらう方が座る席)、「保護者席B(36席)」(自由にお座りいただける席)となっております。
※ 当日ご出席される方は、必ずマスク着用でお願いします。児童及び一部の職員は、式中マスクを外すことがありますが、保護者の皆様には、常時着用でお願いいたします。
ビデオ撮影等は自由ですが、卒業生の動きの妨げとならないよう、特に「保護者席A」での撮影には十分ご配慮ください。
※ 卒業生の動きについては、以下をご参照ください。
◆ 「卒業証書授与」の際の卒業生の動きについて
※ 「赤枠席」の「女子1番」の児童を例に、「卒業証書授与」の流れをご説明します。
卒業生は、壇上で証書をもらったら降壇し、大型スクリーンの横にあるテーブルから「花束」をとり、「青枠席」の保護者様(卒業生席と同じ順番でお座りいただきます)の前に進みます。
お子様が保護者様の前に到着しましたら、その場にご起立ください。卒業生が、感謝の言葉を添えて花束を渡し、自席に戻ります。
当日は、感染症予防の観点から、参加者を限定し、式の内容を簡略化して行いますが、卒業生を送り出す「思い」は、例年と何ら変わるものではありません。練習もほとんどできない状態で本番を迎えることとなりますが、職員一同、卒業生27名の門出を、最大限の「思い」で送り出したいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
卒業式会場準備
本日、市内の各中学校で「卒業証書授与式」が行われました。小学校は、10日後の23日(月)です。
少しづつ会場準備を始めています。まだ作成途中ですので座席の間隔など調整が必要ですが、このようなイメージで行います。
ご来賓の方々は列席しないため、「卒業生席・保護者席・職員席」のみとなります。詳細は追ってご連絡差し上げます。
東日本大震災の教訓 ~全校集会で話したかったこと
3月11日。未曾有の大災害「東日本大震災」から9年目を迎えた今日、犠牲になられたたくさんの方々を追悼し、この教訓を忘れないため、本来は全校集会で子どもたちに話をする予定でした。
臨時休校のため、それはかないませんが、作成したプレゼンテーションの一部を掲載しますので、ご家庭での話題にしていただければ幸いです。
あの日、私は福島市にいました。小雪がちらつく寒い日でした。2時46分、私はビルの9階にいましたが、今まで体験したことのない、ものすごい揺れで、立っているのもやっとでした。机の下にもぐった人も、机ごとゆすられ、泣き叫ぶ声・・・。「つぶれる…」私は、地震で初めてそう感じ、思わず天井を見ました。
県内のあちこちで、建物の崩壊や道路の陥没が起き、多くの地域で、電気や水道も止まりました。
しかし、最大の恐怖は、まだ始まっていませんでした・・・。
その50分後・・・、私たちは、信じられない光景を目にします。
津波です。太平洋に面した いわき市も、大きな被害を受け、たくさんの尊い命が犠牲となりました。
テレビでは、各地の被害の様子が報道されましたが、あまりの惨状に、ただ茫然とするしかありませんでした。
そして、この津波が、新たな恐怖を引き起こします。「原発事故」です。
いわき市のすぐ北にある、原子力発電所が、津波の影響で水素爆発を起こし、私たちは、目に見えない第3の恐怖に直面することになりました。
大量の放射性物質が飛散し、「放射能」という未知の恐怖が、日本中を、いや世界中を震撼させました。
あれから9年がたち、落ち着いた生活を取り戻しつつあるものの、未だ4万人を超える方々が、県内外で避難生活を余儀なくされています。
海の目の前に位置する「高久」に住む私たちは、この大災害に学び、防災の意識を高めなくてはなりません。
当時、私も県内3か所の避難所で被災された方々の支援に従事しましたが、そこで一番大切だと感じたこと、それが「人のあたたかさ」「助け合うことの大切さ」でした。
「正しい知識」と「防災の意識(準備)」、「自助・共助の精神」を、日頃から身に付けておくことが大切であると考えます。
弔意を表し、教頭先生が半旗を掲げました。澄み切ったきれいな青空が、かえって悲しみを際立たせます。
14時46分には、職員室で黙祷を捧げたいと思います。
東日本大震災で犠牲になられた、たくさんの方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
校内環境整備
本日、職員作業で、校内の環境整備を行いました。
用務員の小林さんが、グランドレーキで、校庭をならしてくれました。定期的にレーキをかけることで、草が生えにくくなります。
さすが小林さん! 私がやったのとは大違い。 仕事が丁寧です。
午後には、職員総出で、廊下(オープンスペース)、階段、体育館などのワックスがけを行いました。
ラインテープがなかなか剥がれず苦戦しましたが、無事きれいになりました。
職員は皆、卒業式の会場となることを思い、一生懸命 作業に取り組みました。卒業式まで、あと14日です。
ありがとう・・・
昨日の下校前に、たくさんの6年生が、職員室にやってきました。先生方に、感謝の気持ちを伝えようと、素敵なメッセージカードとかわいいコースターを作ってプレゼントしてくれました。
きっと、3月になったら卒業までの15日間で、いろんなことをしようと考えていたのだと思います。しかし、残された時間が2日だけ・・・となったとき、彼らは「お楽しみ会」等の楽しい時間よりも、「感謝を伝える」という行動を選びました。
「こんな短時間に、よくここまで・・・。」素晴らしいプレゼントでした。28日の記事でも紹介しましたが、子どもたちの優しさ、温かさが、心にしみました。
何よりも「優しさ」を大切にする6年生の、まっすぐで温かな心のこもったカードとコースターでした。6年生の皆さん、ありがとう!
下校時刻となり、みんな、いつものように、笑顔で元気に帰っていきました。
6年生の最後のボランティア国旗降納。1年間、毎日ありがとうございました。
20日後、6年生27名が、またここに戻ってきます。
ご両親に感謝の気持ちを伝えるために、そして、新たなステージへと旅立っていくために・・・。
6年生との最後の別れ「卒業式」が、予定どおり無事挙行できますように・・・。校長室の窓から見える高久小のシンボル「希望の松」に、願いをかけています。
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