センターの研修等

放射線・防災教育研修

 6月28日(月)に放射線・防災教育研修を実施しました。

今年度は「災害リスクの理解と防災教育~震災教訓に学び、備える~」と題し、宮城教育大学防災教育研修機構・副機構長准教授の小田隆史先生にご講義いただきました。

東日本大震災をめぐる学校の被害の状況やハザードマップの有用性などについてお話しいただきました。

講義の後半では、無料で使用できる防災教育に活用できる様々なサイトをご紹介いただきました。

研修者からは「様々なハザードマップを防災教育で活用したい」「講師の先生のお話や実践、おすすめの資料がたくさん聞けてありがたかった」「学校として自然災害が起きたときにどう対応するか、学区の状況をもう一度見直し教職員間で共有したい」などの感想が寄せられました。

台風や洪水などの自然災害が多くなる時期になります。今回の研修が自校の防災教育、防災計画のアップデートの一助になれば幸いです。

授業力向上講座Ⅰ(小学校外国語)「デジタル教科書を使って」

 6月17日(金)に、総合教育センターで、「授業力向上講座Ⅰ(小学校外国語)」を開催しました。講師は、学校教育課 平子 真紀指導主事です。講座の開始に当たり、ウォームアップ活動として、平子先生の自己紹介クイズがありました。研修者はペアで相談し、児童役となって英語で答えました。

平子先生からは、児童の主体的な活動を引き出す先生と児童とのやり取りの仕方、その際に使える英語、児童の発表に対する英語での褒め言葉など手だてや工夫も紹介していただきました、

 また、後半はまもなく使用可能となる「学習者用デジタル教科書」の使い方について、実際にGIGA端末を操作しながら講義いただきました。今後、外国語の授業において、デジタル教科書の使い方が広がりそうです。

 研修者からは、「他の先生方と外国語の授業について情報共有する時間があって、充実した研修になった。」「単元構想について勉強になったので、今後活用していきたい」「英語が得意ではないが、教えていただいた英語の褒め言葉を使っていきたい」「今後活用したい情報がたくさんあったので、中学校でも取り入れてみたい」というような感想がありました。外国語の授業づくりに、前向きな気持ちをもつことができたのではないかと思います。本研修を、今後の外国語の授業に生かしてほしいです。

ALT研修

6月10日(金)に、総合教育センターで、ALT研修を実施しました。コロナ禍で延期になっていた新規ALTの来日でしたが、昨年の10月から再開し、ようやく最後の新規ALT、中央台南小学校のケリス・トンプソン先生が着任しました。ALT研修に初参加となったこの日は、27人のいわき市のALTが初めてそろった研修となりました。

その後、7月9日(土)、7月10日(日)に開催する、小学校イングリッシュ イマージョンキャンプ(EIC)の準備をしました。ALTたちが、英語を使った楽しい活動を準備していますので、参加する小学生のみなさん、ぜひ、楽しみにしていてください。 

小学校外国語教育研修

6月3日(金)に、体験型経済教育施設エリムを会場に、「小学校外国語教育研修」を実施しました。小学校の先生方が外国語科、外国語活動の授業について学ぶ悉皆研修です。

講師として、明海大学 教授 百瀬 美帆先生をお招きいたしました。百瀬先生は、NHKラジオ第二放送の「中高生の基礎英語 in English」の講師としてもご活躍されており、また百瀬先生には、本センターが拠点校の1つとして実施している研修「小学校外国語等講座 MEIKAI-JOEプラス」でも、お世話になっています。

研修では、令和2・3年度、本センター研究調査員を務めた郷ヶ丘小学校の大瀧美穂先生の実際の授業動画を視聴しながら、大瀧先生の授業づくりについて、百瀬先生から場面ごとに工夫している点や効果的な支援などを具体的に解説していただきました。

研修者からは、「これまで英語に自信がなかったが、今回の研修を受けてどんどん英語を使っていこうという気持ちをもつことができた」「実際の授業を見ながら、専門の先生に解説、分析していただいたので、とても分かりやすかった」「授業者が楽しんで積極的に英語を使うことで、子どもたちに伝わることが分かった」などの感想が寄せられました。外国語の授業に不安があった先生の背中を押し、迷っていた先生は自信をもつことができた、そんな研修となりました。

大瀧先生のように、先生方自身が外国語の授業を楽しみ、その楽しさを子どもたちに伝えていってほしいと思います。 

   

                                          

 

  

 

常勤講師授業研修

 5月27日(金)には、3~5年目の常勤講師の先生方を対象とした授業研修を行いました。先生方には、中学校、小学校と養護助教諭に分かれて模擬授業を行っていただき、指導主事から指導助言をさせていただきました。

 感想を見ると、「他教科の先生の授業を見せていただき、普段気付けないようなことも気付くことができた」「自分がどうすべきか悩んでいた導入の部分についてご意見を伺うことができ、生徒の意欲を高める手立てを考えることができた」(中学校)、「模擬授業を他の先生と見せ合ったことで、提示の仕方など参考にしたいことがたくさんあった」「他の先生の授業を参観したり、自分の授業を見てご指導いただいたりする機会が少ないので、もっとこうした研修に参加して授業力を上げていきたいと思う」「もっと研修に参加して技術なり知識なりを身につけなければと思った」「同じ特別支援学級の先生と同じグループで話ができてよかった。授業での大変なところや生活面でのこと等、意見交換できる機会はとてもありがたかった」(小学校)、「他の先生方の授業を見られる機会が今までほとんどなかったので勉強になった」「使用教材が様々で、授業の計画を立てる際の視野が広がった」(養護助教諭)などの意見が見られました。

 総合教育センターでは、引き続き、常勤講師の先生方の学びへの思いに寄り添った研修を進めていきたいと思います。