センターの研修等
水泳指導者研修
5月24日(火)に水泳指導者研修が行われました。
午前中は、スウィン大教スイミングスクールいわきを会場に、スイミングコーチを講師として、発達段階に応じた泳法指導を行いました。研修者からは「泳法指導をする際のポイントをいくつも知ることができ、授業でのイメージをもつことができた」「これまで指導していた中で見えていた課題、分からない点などが改めて明確になり、指導に生かすポイントを多く吸収することができた」などの感想が寄せられました。
また、午後からは会場を総合教育センターに移し、学校教育課上遠野指導主事より「水泳指導上の安全管理の徹底について」の講義を行いました。楽しい水泳学習に臨むための環境や配慮すべきことについて具体例を基にわかりやすく講義していただきました。
水泳学習が始まる前の充実した研修になったことがうかがえます。
生徒指導主事研修
5月25日に生徒指導主事研修を開催いたしました。
本研修は、不登校・いじめ等対策推進事業(域別シンポジウム)として県と共催の研修となっております。
複雑化する学校で抱える課題に対し、具体的・実効的な指導の在り方についての研修を深めるため各校の生徒指導の中心となる先生方が集まりました。コロナ渦の影響もあり、集合しての研修は3年ぶりの開催となりました。
不登校対応の実践発表では、不登校の子どもたちをどう捉えるか、一人ひとりに寄り添い考え方を変えて対応することの大切さを共有しました。
不登校の未然防止、早期発見、早期対応に向けた組織的な対応について協議しました。
いわき市教育委員会主任指導主事から、いわき市の生徒指導の現状をふまえ生徒指導主事に期待される役割について話がありました。
最後に東京医療保健大学の渡會睦子教授より「命を育む教育」と題し、思春期の子どもたちに対する脳科学的側面、心理的な側面からのアプローチなどをお話をいただきました。今を大切にすることが、将来の自分にチャンスを残すこと・・・。問題行動の背景には様々な要因がありますが、生徒指導主事の先生方を中心に、子どもたちが自分を大切できるような温かい関わりを進めていきたいものです。
特別支援教育コーディネーター研修
5月19日(木)特別支援教育コーディネーター研修を行いました。講師に文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 特別支援教育調査官 加藤 典子様をお迎えして「コーディネーターの役割と各学校の取組み」という内容でご講義いただきました。研修者からは「特別支援に関わる新しい情報をたくさん盛り込んだ講義で大変参考になった」「具体的に何をすべきかが分かり、毎年確認できる内容だった」「演習が楽しかったので、校内の会議などでやってみたい」等の感想があがりました。
コロナウィルス感染症対策のため、3年ぶり集合研修開催となりました。今年度も感染症対策のため、3会場に分かれ、話し合う時間も短く設定いたしました。講師の加藤先生、研修者の皆様にはご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
初任者研修・新規養護教諭研修一般研修②
5月12日(木)初任者研修・新規養護教諭研修一般研修②を行いました。いわき海浜自然の家を会場とし、教員としての基本的な心構え、コミュニケーション能力や協調性などの資質向上、また新採用教員同士の横のつながりもつことに重点をおき研修を実施しました。
所長あいさつがあり、本日の研修の目的を確認したあと、オリエンテーリングを行いました。
研修者からは、「初対面の人と協力して問題を解いたり、コミュニケーションをとったりでき、とても楽しかった。子ども目線で問題を解いたり探したりする活動が有意義であった。」といった声か聞かれました。
午後は、いわき市小学校長会長 平第一小学校長 髙野 淳一先生から講話をいただきました。髙野先生の実践的で具体的な話から、研修者は「大変参考になりました。特に教科指導と特別支援教育については、今から実践できることが多く、さっそく明日から取り入れようと思いました。」「これから始まる教員生活の10年間はまず吸収することに重きを置いていきたい。」「とにかく聞いて、読んで、参加してたくさんインプットしていきたい。」などの感想が寄せられました。
講義のあとに、グループごとに1ヶ月の勤務について振り返る時間を設けました。
「同じ悩みを抱えているからこそ真に迫った解決策を提示してもらえたり、励まし合えたりでき楽しかった。」「初任者の先生方と初めて集まって話すことができ、とても充実した時間であった。」という感想が多く、実際に集合して研修を受けることのよさを実感していたようです。
今後も、新型コロナウイルス感染症への防止対策を講じながら、初任研を進めてまいります。ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
経験者研修Ⅰ・養護教諭経験者研修Ⅰ・幼稚園経験者研修Ⅰ〈全体研修〉
4月26日(火)、今年6年目を迎えた教諭、養護教諭、幼稚園教諭の先生方を対象に、経験者研修Ⅰ〈全体研修〉を行いました。全体会では、センター所長より「教職5年経験教職員としての心構え」として、使命感、専門性、人間力、変化を受け入れられる柔軟性などについて講話があり、管理主事からは、「教職員としての服務と勤務」として、具体的な場面を取り上げながら、不祥事防止に関して、ご講義いただきました。
小・中学校の先生方の分科会では、「学力向上に向けた指導の改善」と題して、「主体的・対話的で深い学び」の視点を踏まえた授業改善、「令和の日本型学校教育」を目指して、個別最適な学びと協働的な学びを充実させることの重要性などをお伝えしました。途中、Microsoft Teamsを使った共同編集を行いながら意見交流をする演習も行いました。
養護教諭の分科会では、「これからの養護教諭の役割」「保健室経営の現状と課題」について、学校教育課指導主事から具体的な話があり、研修者にとってこれまでの勤務を振り返り、今後に生かすことができる研修となりました。
幼稚園教諭の分科会では、「学級経営の充実に向けて」について、こども支援課指導教諭より、ご講義いただきました。学級経営の充実に向けて身に付けていきたい5つの力について、具体的な事例と自己評価リストをもとに研修を行いました。今の自分を見つめ直し、これから自分が向かう方向性について真剣に考える機会となりました。
研修後の感想では「5年経験した自分に求められる姿や資質についてもう1度考え、5年後の自分について見通しをもちながら職務にあたりたい。」(教諭)、「子どもたちの健康課題のみに意識がいってしまっていたので、その背景に何があるのかを考えながら対応にあたりたい。」(養護教諭)、「常に学び続けていくことや人と丁寧に関わっていくことの重要性を感じることができた研修になった。」(幼稚園教員)など、それぞれに学びの多い研修になったようです。