<未来創造>

学びの軌跡

「スポーツ笑顔の教室」を開きました

 27日(月)、1・2年生を対象に「スポーツ笑顔の教室」を開催しました。公益財団法人日本体育協会、公益財団法人日本オリンピック委員会、公益財団法人日本サッカー協会、一般社団法人日本トップリーグ連携機構が主催する事業で、トップアスリートである(であった)夢先生を講師に迎え、子どもたちとスポーツと対話を通してコミュニケーションを図り、子どもたちが自分自身の可能性に気づくことを目的としています。今回、本校にお招きした夢先生は、金古聖司(かねこせいじ)先生です。

※ 金古先生のプロフィールは下をクリックしてください。

   夢先生プロフィール.pdf

 金古先生からは、ご自身の怪我や挫折経験に基づいた貴重なお話をうかがいました。「好きなことを大切にすること」「自分を生かす場を日本だけで考えず、海外を視野に入れてみること」など、一人一人に多様な気づきや学びを与えてくださいました。

 本校では今後も、生徒の社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を高められる教育プログラムを積極的に活用し、一人一人が充実した人生を主体的に切り拓いていけるよう支援していきます。

 

今日の授業から(5月24日)

 3年社会の授業は、「第二次世界大戦と日本」という単元でした。本時は、この単元での学習の最後半でした。この単元では、「第二次世界大戦と人類への惨禍」について学習します。具体的な学習内容は、「経済の世界的な混乱と社会問題の発生、昭和初期から第二次世界大戦の終結までの我が国の政治・外交の動き、中国などアジア諸国との関係、欧米諸国の動き、戦時下の国民の生活などを基に、軍部の台頭から戦争までの経過と、大戦が人類全体に惨禍を及ぼしたことを理解すること」です。合わせて、「国際協調と国際平和の実現に努めることが大切であることに気づかせるようにすること」が教師には求められています。今日の授業では、戦時下の物品や映像に触れて、生徒は様々なことを思ったでしょう。平和で民主的な国や社会を築くために必要な資質・能力を一人一人に育むためには、歴史的な知識の習得に偏った授業ではなく、歴史的な課題について資料をもとに考察したり、仲間と議論したりするなどの活動を授業に仕組むことが必要です。そのような授業に改善を図るためにも、教員研修の時間の確保、「教員の働き方改革」が不可欠であると認識しています。

 昼休みと放課後は、いわき北地区中学生BBS弁論大会に参加する3年生が、原稿の練り上げを行っていました。この弁論大会は、7月2日(火)9時から、本校にて開催されます。本校代表生徒の頑張りを期待したいと思います。なお、保護者や地域の皆さんも自由にご覧いただけます。 

    (3年生の社会)      (3年生の弁論原稿執筆)

学力検査を実施しました

 22日(水)、教研式標準学力検査NRTを全学年で実施しました。NRTは、昨年度から5月に実施しています。検査内容は、前の学年までの学習内容となっています。NRTは、個人の検査結果を同学年の全国標準と比較して学力を評価する、いわゆる相対評価形式の標準化された検査です。妥当性・信頼性についても十分に検証されています。今後出る検査結果は、生徒や保護者の皆さんに個別にお知らせするとともに、結果(エビデンス)に基づいた学習指導や授業の改善に活用していきます。

 また、テストの合間を縫って、本校の教育活動の充実に向けた教員研修を行いました。中学校では、このような研修の時間を生み出すことは、想像以上に難しいものです。しかし、教員が学ぶ姿勢や課題を探究する資質を持っていなければ、生徒にそのような資質・能力を育むことはできません。そのためにも、学校や教員の働き方改革や業務改善が不可欠です。教員の事務的業務にかかる時間を減らすことで生徒とこれまで以上に向き合う時間を確保し、教員本来の専門性を発揮できる機会を増やすことが強く求められています。本校では、未来を創り上げる資質・能力を子どもたちに確実に育むためにも、教員の仕事を質・量の両面からスピード感を持って改善していきます。保護者・地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

      (3年生の様子)                    (2年生の様子)                       (1年生の様子)

  (教員研修の様子)       (教員研修の様子

 

今日の授業から

 21日(火)、2年生の国語では、漢和辞典や国語辞典を活用して、熟語や言葉の意味を調べる姿が見られました。分からないことがあれば自ら調べる、そのような態度を養うことは全ての教科において求められています。辞書を引く習慣はその基本中の基本ですが、分からないことをすぐ人に聞く中学生も少なくありません。言語能力や課題解決能力を身に付けるためには、辞書や文献で自ら調べる習慣や態度が必須です。そのような主体的な態度を、本校生徒にもぜひ育みたいと考えます。

 1年生の音楽は、「アルトリコーダーの進度別課題に挑戦しよう」という学習が行われていました。少人数の強みを生かした、個に応じた和やかな雰囲気の中で、授業が行われていました。音楽や美術などの芸術に親しむことは、人生を豊かなものにすると言っても過言ではないでしょう。本校生徒には、人生を切り拓くことのできるような資質・能力を育んでいきたいと思います。

  (2年生 国語の授業)       (1年生 音楽の授業)