草野中学校の様子

出来事

学校だより「絆の草中」第8号&「ほけんだより」11月号を発行しました

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絆の草中だより⑧.pdf       ほけんだより11月号.pdf

 

中学校卒業後の未来予想図は描けているかな?

 11月5日(木)13:00から16:00にかけて,高校説明会を開催しました。近隣の高校や3年生の希望が多かった高校から校長先生はじめ担当の先生をお招きし,3年生と保護者の皆さんに向けて,高校のカリキュラムや各校の特性・生徒の活躍の状況などを15分程度で説明いただきました。

どの高校の先生も,「本人が高校で何を学ぼうとしているのか,しっかりした目的意識をもつことが重要だ。」と,おっしゃっていました。一口に高校といっても,普通科,総合学科,職業系学科など,さまざまな科があるので,近い将来の見通しがないと選択するのに迷うはずです。さらに,高校側が求める学力を身に付けておく必要もあります。

3年生は,まさに今,そうした選択に迫られる時期にさしかかっています。11月下旬には三者相談を行い,本人の希望はもちろん,保護者の方の思いも確認し,その後も個別に相談に応じていきたいと考えています。ぜひ,各家庭においてもお子さんと向き合って近い将来の進路について十分な話し合いを持っておいてくほしいと思います。

津波想定の避難訓練を実施しました

今日の避難訓練は,地震発生後に大津波が押し寄せてくるという想定で行いました。 

草野中学校は標高4.2mの位置に所在していますから,津波被害には遭わないという保証はどこにもありません。大きな地震があった場合は,津波が来るかもしれないという発想を常に持って避難への備えをしておくことが求められます。

じゃあ、どこに避難すればよいのか?

津波到達予想時刻まで時間的に余裕がある場合は,学校の近くで高台にある花園神社境内です。(校舎屋上から花園神社を見ると,ほぼ同じ高さの目線になります。)時間的な余裕がない場合や今日のような雨模様の時など悪天候の場合は,校舎屋上方面へ垂直避難をします。

前回,洪水想定で避難訓練を実施した際に,生徒には「正常性バイアス」についての話をしました。いつも大丈夫だったから今回も大丈夫だろうという人間の心理を「正常性バイアス」と言います。こうした心理を持ち合わせていると逃げ遅れる危険性が高まります。 

どこにいても,誰といても「正常性バイアス」に惑わされることなく,適切な判断に基づいて避難行動を起こせるようにしてほしいと思います。

そのためには,日頃から自分や家族の命は自分たちで守るという心構えと備えをしておくことが大切ですね。

『主体的・対話的で深い学び』を促す国語の授業

3年国語 魯迅著『故郷』の単元で研究授業を行いました。主人公が抱いた「希望」とは何かを自分なりに読み込んだうえで,グループでそれぞれの考えを出し合う授業展開でした。

 

 主人公が抱いた「希望」とは……ほとんどのグループで,貧富や身分による格差がない社会の実現であると解釈することができていました。

さらに,「思うに希望とは,もともとあるものとも言えぬし,ないものとも言えない」が,「歩く人が多くなれば,それが道になるのだ」という境地にたどり着いた主人公に着目したグループでは……。

主人公が抱いた「希望」は,「自分の思い描いた理想への強い憧れ」だったのではないかとの解釈も導きだすこともできていました。

 

このようにお互いの考えを交流し合う中で,考え方に深まりが生まれ,より主人公の心情に寄り添った解釈ができるようになるという,『主体的・対話的で深い学び』が具体的に見取ることができる授業でした。

知的好奇心を揺さぶる理科の授業

3年理科「エネルギーと仕事」の単元で,研究授業を開催しました。導入時に絶叫系アトラクションの映像を見せると生徒たちは興味津々。視聴後に模型を示しながら本時の課題を把握させていきます。

 授業者からは,「映像で見せた3つの絶叫系アトラクションのうち,仕事量が大きいものを予想し,その根拠を説明してほしいな~。」との要求が……。

 生徒たちは,まず自分の考えを整理していきます。その後,グループで意見交換する時間が設けられました。それぞれ,根拠を示しながら自分の予想を発表していきます。友達の考えを聞いて,自分の考えを修正し始める生徒もいます。

 終末部分では,それぞれ導き出した予想を確かめるための実験方法まで考えさせます。次時は,それぞれのグループで考えた実験を試す授業になります。結果が楽しみですね。

 

多様な考え方を引き出す数学の授業

10月29日(木)5校時に2年数学「平行と合同」の単元で研究授業を行いました。写真に示した角度の求め方を問う授業でした。写真では歪んで見えますが上下の線は平行な直線です。

授業者は,角同士の関係性や図形の性質に着目して根拠を明らかにして説明するよう要求しました。この問題では,角度の求め方がいくつか存在し,多様な考えができます。まずは,個人で補助線を引いて考えをまとめていきます。次に様々な考え方を代表の生徒が説明した後,質疑応答がなされました。

 

スラスラと説明できる生徒もいれば,じっくりと時間をかけて説明する生徒もいます。「みんなちがって,みんないい。」そんな印象を強く感じました。

授業の後半では,電子黒板で平行線を移動させて,適用問題を提示しました。生徒たちは,本時で学んだことを踏まえて問題に挑戦し,いくつもの考え方をもとに答えを導いていました。

本校では,ICTを活用しながら,「主体的対話的で深い学び」を促す本時のような授業を展開しています。

新型コロナにも負けず草中祭を開催しました!

 「前進~今を乗り越え,明るい未来へ。」のテーマ・スローガンのもと,10月23日(金)に草中祭を開催しました。

体育館ステージ上に掲げられた『巨大アート』の前で挨拶する実行委員長

小川江筋開削に多大な貢献をした『澤村勘兵衛』の物語を熱演する1年生

『いわき万本桜プロジェクト』への取り組みの様子を紹介した2年生

「オカンが言うには,挨拶がしっかりしている生徒が大勢いる中学校らしいんや……」

「そんなら草野中学校やないか。」お笑いコンビのお馴染みのネタで笑いを誘いながら,

『40年後の自分たちや地域の未来』を熱く語った3年生

今年度は,新型コロナウイルス感染症対策に万全を期したため,例年の草中祭に比べると規模や時間は縮減せざるを得ませんでしたが,合唱は,学年単位で時間を区切ってご家族の方にも聴いていただくことができました。新型コロナウイルス感染症の収束が見通せれば,次年度から一般公開に戻して,地域の方々にも参観していただけると思います。その日が来ることを願っています。

【校内合唱コンクール結果】     ★最優秀賞★3年3組

 《金賞》   《銀賞》         《指揮者賞》              《伴奏者賞》
  3年3組      3年1組,3年2組     3年1組 八木橋  渉    3年3組 猪 狩 明 希
  2年3組      2年1組,2年2組     2年1組 松 本  心 優     2年3組 秋 本 里 穏
  1年2組      1年1組,1年3組     1年3組 久保木 海有       1年3組 村 上 茉 香

校内合唱コンクールで『最優秀賞』に輝いた3年3組の黒板アート

思いが伝わってきますね。

今年度の草中祭は、ご家族に限定して入替え制で公開します

草中祭は10月23日(金)に開催します。今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、ご家族の方のみ合唱コンクールと展示作品に限っての公開とします。

保護者の方には9月30日付け文書でご案内させていただいたところですが、例年とは異なることもありますので、次のことについて再度ご確認願います。

1 公開は各学年の合唱コンクールのみとし、入替え制とします。

 ①入場開始時刻 1学年:10:10~10:20

         2学年:11:00~11:10

         3学年:12:30~12:40

 ②受 付    全学年ともテニスコート側の昇降口(2・3年昇降口)とします。

         スリッパ等の履物をご用意ください。

 ③入 場    体育館テニスコート側の扉より入場し、体育館2階を観覧席とします。

          演奏中は、移動できませんので、係の誘導に従ってください。

2 展示会場   昇降口となり技術室に作品を展示してありますのでご覧ください。

3 その他    新型コロナウイルス感染症拡大防止のため次のことを守ってご来校ください。

 ①検温を実施し、体温管理チェックシートへ記入して、当日、受付に提出ください。

 ②マスクの着用、手指の消毒にご協力ください。