多様な考え方を引き出す数学の授業
10月29日(木)5校時に2年数学「平行と合同」の単元で研究授業を行いました。写真に示した角度の求め方を問う授業でした。写真では歪んで見えますが上下の線は平行な直線です。
授業者は,角同士の関係性や図形の性質に着目して根拠を明らかにして説明するよう要求しました。この問題では,角度の求め方がいくつか存在し,多様な考えができます。まずは,個人で補助線を引いて考えをまとめていきます。次に様々な考え方を代表の生徒が説明した後,質疑応答がなされました。
スラスラと説明できる生徒もいれば,じっくりと時間をかけて説明する生徒もいます。「みんなちがって,みんないい。」そんな印象を強く感じました。
授業の後半では,電子黒板で平行線を移動させて,適用問題を提示しました。生徒たちは,本時で学んだことを踏まえて問題に挑戦し,いくつもの考え方をもとに答えを導いていました。
本校では,ICTを活用しながら,「主体的対話的で深い学び」を促す本時のような授業を展開しています。