草野中学校の様子

『主体的・対話的で深い学び』を促す国語の授業

3年国語 魯迅著『故郷』の単元で研究授業を行いました。主人公が抱いた「希望」とは何かを自分なりに読み込んだうえで,グループでそれぞれの考えを出し合う授業展開でした。

 

 主人公が抱いた「希望」とは……ほとんどのグループで,貧富や身分による格差がない社会の実現であると解釈することができていました。

さらに,「思うに希望とは,もともとあるものとも言えぬし,ないものとも言えない」が,「歩く人が多くなれば,それが道になるのだ」という境地にたどり着いた主人公に着目したグループでは……。

主人公が抱いた「希望」は,「自分の思い描いた理想への強い憧れ」だったのではないかとの解釈も導きだすこともできていました。

 

このようにお互いの考えを交流し合う中で,考え方に深まりが生まれ,より主人公の心情に寄り添った解釈ができるようになるという,『主体的・対話的で深い学び』が具体的に見取ることができる授業でした。