センターの研修等

プログラミング教育研修(基礎)

 9月9日(金)、12日(月)、14日(水)の3日間に分けて、小学校悉皆でプログラミング教育研修(基礎)を行いました。昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、研修内容の一部を動画にしてオンデマンド配信を行いました。今年は、3日間とも集合研修で行い、6年生理科、5年生算数でのプログラミング教育について学びを深めました。

 研修者からは、「高学年担任、理科主任しか分かっていない部分があるので、研修等を設けて先生方に共通理解を図っていきたい」「プログラミングが目的というわけでなく、その思考がとても大切であるということを頭に入れて、子どもたちと共に学んでいきたい」「今回の研修で使い方が理解できて、抵抗感がなくなりました」などの感想が寄せられました。

 プログラミング教育は、高学年から始めるよりも低学年や中学年から少しずつ始めることで、指導がより効果的になります。各学校で工夫して指導いただきたいと思います。

プログラミング教育講座(応用)~福島高専との連携~

 8月24日(水)にプログラミング教育講座(応用)を福島高専で行いました。昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、やむを得ず中止となりましたので、2年ぶりの実施となりました。講師である福島高専の島村先生から、Micro:bitを使った車型のロボットを用いた応用的なプログラミングについて、演習を通して学びました。

 研修者からは、「プログラミングができると、どのような未来を子どもたちが創ることができるのかを、一緒に考えさせていきたい」「なぜ動いたのか、なぜ動かなかったのか、どうすれば動くのか、その点を考えさせる部分を大切にしつつ、プログラミングが生活のどの部分と深く関わり合っているのかについても学ばせていきたい」などといった感想が見られました。

 プログラミング教育は、小学校、中学校ともに、今後ますます重要になってくる内容です。引き続き、内容の充実した研修を目指していきたいと思います。

 

 

 

 

道徳教育研修

 9月13日(火)に道徳教育研修を行いました。小中学校各校1名に参加していただき、道徳教育を学校全体で推進していくことについて研修を行いました。

 研修者からは「道徳教育の重点目標の考え方、学校目標との関連の持ち方についてとても参考になった。」「学校や児童生徒の実態をもう一度よく見つめ直し、重点目標を設定していくことが大切だと感じた。」「発問を工夫した授業展開を考えて、子どもの心が動く道徳教育のあり方について考えていきたい。」「道徳的価値に基づいた、ねらいのある発問を心がけ、授業の充実を図りたい。」という感想があがりました。

教頭実務研修会②

8月29日(月)明治大学の諸富祥彦教授を講師に「教職員の働き方改革とメンタルヘルス」について研修を行いました。

長らく「教師を支える会」代表として悩める教師に寄り添ってこられた諸富先生は、学校現場を熟知されており、メンタルヘルスの要所を演習も交えて、研修者がメンタルヘルスの大切さを体感できるようにお話しくださいました。

研修者からは、

「職場の雰囲気作りのヒントをたくさんいただいた」「私自身も心が軽くなった」「学校に戻り、また頑張ろうという気持ちになりました」

との感想が寄せられました。

 

学校教育課の福原管理主事から、学校事故防止や書類提出時の確認がありました。

2学期、子供も教職員も、元気に、そして事故なく、よりよいスタートができることを願っています。

保幼小連携講座

 8月24日(水)に保幼小連携講座を行いました。福島大学附属幼稚園副園長 星俊子先生より「小学校への円滑な接続や保幼小連携の在り方について」と題して、講義をいただきました。

 福島大学附属幼稚園の保育の様子を基に、子どもたちにどのような力をつけてあげたいのか、そのためにはどのような支援が必要なのかを分かりやすくお話しいただきました。また、幼児は日々成長し続ける存在であり、その成長を見取り、価値付ける教師の働きかけの大切さについても改めて教えていただきました。

 また、小学校との連携をするに当たり、遊びを通してどのような資質・能力が育まれたのかを語れるようにしておくことや、生活科を指導する先生と積極的につながり、幼児が小学校入学に対して抵抗がなくなるように支援することが大切であることもお話しいただきました。

 私たち大人にとって、卒園・入学は当たり前のことかもしれません。しかしながら、子どもたちにとっては初めてのことであり、とても難しいことです。だからこそ、教師が適切な支援をしていく必要があります。今回の研修では、そのことを改めて気づかせていただけたと思います。