センターの研修等

道徳教育実践講座

 9月28日(木)にいわき市立宮小学校におきまして「道徳教育実践講座」を開催しました。宮小学校の石澤志津子先生による「手品師」の授業を参観させていただき、その後、「考える道徳・議論する道徳とするためにどんなことが大切なのか」について協議を行いました。授業中の子どもたちの真剣に考える様子に感銘しただけでとどまらず、協議における先生方の話し合いの様子にも感動いたしました。
 「真剣に考えること」「自分にしっかりと向き合うこと」「他の意見をしっかりと聞き、そして自分の考えをしっかりと伝えること」これらのことは、子どもでも大人でも何かを探求するためには大事なことであると2つの話し合いの中から感じることができました。
 そして、その話し合いの土台には、学びへの主体性や共感的な学級づくりが何よりも大事であると学ぶことができました。

不登校対策講座

 本日10月12日(木)は、いわき市教育委員会専門研修生徒指導研修「不登校対策講座」を国立教育政策研究所総括研究官中野澄先生をお招きして開催いたしました。
 中野先生の講義を受講した感想には、「子どもたちみんなに光を当てることが不登校の未然防止となり、日頃から子ども一人一人をよく見ることができるー教員ーにしかできないことであると再確認した」「子どもたち一人一人に対して当たり前に言葉がでて、当たり前に一人一人のやっていることが見える教員とならなくてはならないと感じた」「居場所づくりと絆づくりの違いを理解し、バランス良く取り組むことが魅力あるより良い学校づくりにつながり、不登校の未然防止となるのだと分かった」などがあげられておりました。
 不登校防止のためには、教員が同僚生を生かして、全員で子どもたちを見つめ、認め、絆づくりを意識しながら教育活動に取り組むことが、魅力ある学校づくりとなり、不登校の未然防止につながると再認識できた研修となりました。 

本日の研修のまとめをする研修者↓
     ↓リフレクションの様子①
     ↓リフレクションの様子②
 
 

特別支援学校参観講座

 10月3日(火)特別支援学校参観講座を実施しました。福島県教育委員会と共催という形で、福島県立いわき支援学校を参観させていただきました。
 まず、いわき教育事務所 菅野指導主事より「連続性のある支援と」について講義をいただきました。その後、小学部中学部の授業を参観し、支援学校の各施設を参観させていただきました。
   

  
  午後は、「個に応じた支援のあり方や進め方」について、総合教育センター廣原指導主事が協議を進めました。いわき支援学校の授業者の先生に自評をいただき、その後、小グループに分かれ、視点に基づいて協議を進めました。個に応じた支援の在り方や、自立活動や教育課程の編成について、具体的に話し合うことができていました。
 最後に、筑波大学附属大塚特別支援学校教諭 佐藤義竹先生に「個に応じた学習指導の進め方や教材・教具の工夫」として、講演をいただきました。豊富な実践例をご準備いただき、理解を深めることができました。
  
 研修者からは「授業では、様々な工夫・手立てが見られ、大変参考になった」「校内を見学させていただき、今後の進路指導に生かせる」「教育課程についての話し合いができる大切な場となった」という感想がありました。研修の成果を生かし、各学校での教育実践にあたっていただきたいと思います。


   

授業力向上講座Ⅱ小・中学校体育

 9月26日(火)に授業力向上講座Ⅱ(小・中学校体育)を実施いたしました。
 まず、学校教育課 芦野指導主事が講師として、講義・実技・演習を行いました。「児童生徒の体力向上に向けて」の題で、まず新体力テストの課題、正しい実施方法、効果的な事前指導などについて講義がありました。その後、各学校の体力向上に向けての解決策についてグループごとに話し合いました。受講者からは「各学校の課題・対策が具体的に話し合え、大変勉強になった」「新体力テストの実施方法の再確認、新たな視点で考えることができよかった」「自校に取り入れられることがたくさんあり、有効であった」「小学校(中学校)の先生との話し合いは、気がつかないところや新たな気づきがあり、貴重であった」などの感想が見られました。
   

 午後は、「教科の特性を生かした授業の展開」として、表現運動・創作ダンスについて実技・演習を実施しました。講師として様々な大学でも授業を持たれている、ダンスカンパニーノマド’Sの熊谷乃理子先生、そして草野小学校 石塚ひろみ教諭、湯本第三小学校 古内奈穂美教諭にご指導をいただきました。
 石塚教諭・古内教諭から、小学校の表現運動について、熊谷先生からは中学校の創作ダンスについて、様々な動きや指導法について学びました。
  

  

  
 
 受講者からは「表現運動についての指導の引き出しを増やすことができた」「小~中学校の段階ごとの指導方法を教えていただき大変参考になった」「児童の自由な考え・発想をどう引き出すか、そのきっかけづくりを具体的に学ぶことができた」「表現運動について良いイメージを持つことができた」などの感想がありました。
 本日の研修をもとに、児童生徒が体を動かす喜び、関わりあう喜びを感じながら体育の授業に臨めるよう、授業に生かしてほしいと思います。
 

初任者研修「小規模校参観研修」

 いわき市立田人小・中学校を会場に実施しました。
 はじめに、平山明裕校長先生より「小規模校の現状と課題」についての講話をいただきました。次に、総合教育センターの小泉室長(中学校)と坂本指導主事(小学校)が、「授業参観の視点」について講義を行いました。

   

 それらを踏まえて、午後は授業(小学校2年国語科・中学校3年理科)を参観し、小規模校の授業参観を通して学んだことについて、ワールドカフェ方式で協議を行いました。
    
 お昼休みに3・4年生の方部音楽祭に向けた小中合同の激励会があり、研修者も急遽同席させていただくことになりました。素敵な演奏は勿論、会を運営する子どもたちの創意工夫や、それぞれの役割を一生懸命務める姿に感動した時間となりました。 

 一日を通して、少人数の子どもたちに対してのきめ細やかな授業支援の在り方や、「田人への思いを深め、田人の未来を創造し、周囲と協働して目標に向かって挑戦できる」子どもを育てるために、コミュニティースクールとして地域と共に歩む小規模校の教育活動を知ることができました。
 会場校をお引き受けいただいた田人小・中学校の先生方と児童生徒の皆さん、ありがとうございました。