センターの研修等
初任者研修 授業研修③
キンモクセイが香る10月3日、初任者研修「授業研修③」が行われました。この日は、4つの講義がありました。
午前中は「特別活動の進め方と学級経営の工夫」と「総合的な学習の進め方」です。特活を学級経営に生かすための視点や、思考ツールを取り入れた探求活動・話し合いの手法などを学びました。
午後のはじめは「放射線教育」です。市放射線管理センターの方をお招きし、実験を行いながら放射線教育のねらいを確認しました。
放射線管理センターの講師の方々、ありがとうございました。
次は「道徳の授業の実際」です。導入や発問、子どもの考えを表出させるための方法などを、グループ演習形式で考えました。まとめでは、道徳科での授業と評価について学びました。最後には、採用半年が過ぎた先生方に向けて、センター所長からの訓示がありました。
令和元年度後半が始まりました。学校では、文化祭や学習発表会などの秋の行事等に向け、忙しくされていることでしょう。子どもたちの笑顔・達成感のために、初任の先生も、経験ある先生も一丸となって力を発揮していってください。
専門研修 道徳教育実践講座
秋空と道ばたの彼岸花が美しい9月26日、江名小学校様のご協力のもと「道徳教育実践講座」が行われ、70名を超える先生方が参加しました。
前半は、3年生の道徳の授業を参観です。友情・信頼についての授業です。発言を受け止め合う温かい雰囲気の中で、先生のコーディネート力が、子どもの思考を深めます。
後半は、協議の時間です。授業を参観して学んだ点、日々の授業や評価での悩みや工夫点などを、出し合いました。
以下は、研修に参加した先生方の感想です。
「指導の工夫や発問など、45分の中でとても勉強になることばかり だった。そして、子どもたちがいきいきと学んでいる姿がとても印象的だった」「協議の中で江名小さんのいろいろな実践、他の学校の先生方の取組みなど、学ばせていただくことがたくさんあった」「授業や協議を通して、道徳の授業には(子どもの考えを引き出す)いろいろな手法があることを改めて知った。考え、議論する道徳を意識しながら今後も取り組みたい」
今年度もまもなく後期に入ります。研修で学んだことをぜひ各校で伝達していただき、授業の充実につなげていただきたいと思います。会場を引き受けてくださった江名小学校の皆様、本当にありがとうございました。
学校組織マネジメント講座
9月18日、教育課題研修「学校組織マネジメント講座」を実施しました。講師として ウィネスジャパンコーチング&コンサルティング 大野 宏先生をお招きし、「ミドルリーダーとしての資質向上に向けて~コーチングの技法を生かして~」の題で講義・演習をしていただきました。
研修に参加された先生方は、コーチングの理論を学ぶとともに、ペアを組んで「認知(ほめる)技術」「傾聴(話を聞く)」のコーチングスキルについて演習を通して学ぶことができました。
研修した先生方からは、以下のような感想があげられました。
・コーチングの手法は、技法だけでなく相手に対するリスペクトの姿勢が大切であると感じた。
・改めて質問されることで、自分を振り返り考えることができるので、同じ職場の先生方と実践していきたい。
・相手をよく観察し、褒めてほしいポイントを見つけ、褒められるような教師、人間でありたい。
・コーチングの体験を通して、明日からまたがんばろう!と思っている自分がいる。自分を振り返り、新たなやる気につながった。
それぞれの学校でも、若手の先生や同僚への関わり方、児童生徒との関わり方、保護者や地域の方への関わり方など様々な場面で本日の研修を活かすことができると思います。よりよい学校運営のため、力を発揮してくださることを願っています。
特別支援学校研修(初任研・新規採用対象)
秋晴れの9月12日、平支援学校にて「特別支援学校研修」が行われました。初任者・新規採用養護教諭・新規採用学校栄養職員の先生方が参加しました。
開会式の後、齋藤教頭先生による「特別支援学校の概要」についてのお話、各学級に分かれての参観・実習と進みます。温水プールでの水治訓練や、パラリンピックでも行われるボッチャというゲーム、個に応じた学習などを見せていただきました。
午後は「特別支援学校の現状と課題」について、コーディネーターの先生と進路指導部の先生が講義をしてくださいました。その後、小グループに分かれ、支援学校の先生との懇談会を行い、普段、子どもと接する際に心がけていることなどについてお話しいただきました。
校長先生からの「校種は違っても、同じ教員としてがんばっていきましょう」という励ましや、講義の中で支援学校の先生が話された「我々教師は種をまく立場。芽が出て育つのはそれぞれ早さが違う。その子にとって、どんな種をまけばよいのかをしっかり考えるのが大切」というメッセージに、先生方は深くうなずいていました。
貴重な研修の場を提供してくださった平支援学校の皆様、本当にありがとうございました。
図書館教育講座・学校司書研修
2学期が始まり2週間となった9月6日(金)、文化センターにて「図書館教育講座」「学校司書研修」を実施しました。午前中は「いわきの読書環境を豊かにする会」の方々と学校司書、図書ボランティアの方が一堂に会し、交流会を実施しました。会場にはコスモスや吾亦紅の花が生けられ、秋の訪れを感じながらの研修でした。
長年にわたり読み聞かせ活動や学校司書設置に向けた活動等を続けてこられた会の皆さんによる、からくり絵本の紹介、読み聞かせの基本講座などがありました。
午後は、司書教諭の先生方と学校司書による研修です。青山女子短期大学教授の堀川照代先生をお招きし、学校図書館の役割、司書教諭と学校司書それぞれの役割などについて講義や演習を通して学びました。
受講した先生方からは「学校司書と司書教諭の協力が、よりよい図書館作りにつながると思った」「司書教諭の役割が多岐にわたることが分かった。できることから学校で行っていきたい」「図書館の機能や役割についてよく分かった。図書館と子どもたちをつなぐ立場として、取り組んでいきたい」などの感想が寄せられました。新学習指導要領で示されている子どもの学びはまさに、図書館教育で進めてきた学びの姿と重なります。読書センター、学習センター、情報センターの3つの機能をもつのが図書館です。
講義をしてくださった堀川先生、午前の部に集まってくださった図書館ボランティアの皆さん、豊かにする会の皆さん、貴重な時間をありがとうございました。