出来事
2学期の最終週がスタート!
2学期の登校日は、今日を含めて4日となります。放送朝会で、最終週がスタートしました。
生徒週番長と週番教師からは、今週の目標『2学期を振り返って生活を見直そう』について話がありました。新型コロナウイルスの感染状況も全国的に深刻になっています。基本的な感染症対策を確認して継続するとともに、2学期のまとめをしっかり行いたいですね。
今週の講話は2学年が当番です。自身の座右の銘「我慢が自分を強くする」について紹介しました。過度の我慢はよくないこと、内容によっては我慢しない方がよい場合があることを前提に、弱い心や誘惑に打ち勝ち自分を成長させることについて話がありました。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(10)~ツアーを終えて
浜通りを駆け巡った第3回目のスタディーツアー。見学や訪問、そして取材を通して生徒たちは色々なことを感じました。1つ目は自分たちの毎日の生活を支えているエネルギーへの感謝の気持ちです。この時期はどこもクリスマスのイルミネーションで彩られていましたが、この美しい景色はいろいろな場所で作られた電気が創り出していること、そしてそのエネルギーを生み出すために様々な工夫や失敗の積み重ねがあるということを学びました。
2つ目はエネルギーを作ったりそれを活用するためにはたくさんの方々の労力があり、みなさんが熱い思いを持って取り組んでいるということを学びました。震災からの復興、新しいエネルギーの開発、故郷を魅力あふれる場所にしようという取り組み…今回訪問させていただいたどの場所でも強く感じました。
最後は自分たちのやりたいこと、やるべきことが明確になったということです。7月に東京大学の飯田先生から「10年後の未来を描こう」と刺激を受けて以来、約半年いろいろなことを学んできました。そして「もっと知りたいこと」「自分たちが発信したいこと」がはっきりとしてきたようです。3月の発表まで残された時間は決して多くはありませんが、さらなるスタディーツアーの実施や全国に向けたプレゼンテーションの概要、そして映像作品のイメージが具体的に浮かんできたようです。
「Energy for Nature, Legacy for Future ~2030年エネルギーの旅」 はまだまだ続きます。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(9)~ワンダーファーム
今回のスタディーツアーで最後に訪れたのは四倉町にある「ワンダーファーム」さんです。ここでは太陽光を活用してのトマト栽培を行っており、広大な温室にお邪魔して色々とお話しを伺いました。
夏野菜であるトマトには、たくさんの日光と比較的乾燥した気候が必要ですが、太陽光を無駄なく温室全体に取り入れる仕組みや温度や湿度に応じて自動的に屋根やカーテンを開閉するシステムを見ることができました。そしてお楽しみはトマト狩り!特別に試食も許可していただいて、味や糖度、酸味の違いを確かめながら袋に詰めていきました。
※特別に許可をいただいて試食をしています。トマト狩りは食べ放題ではありませんのでお間違えなく!
約30分のトマト狩りで、袋はフラガールやトスカーナバイオレット、サングリーンなど色鮮やかな5品種の完熟ミニトマトでいっぱいに!太陽光を最大限に活用しての自然の恵みに、生徒たちはエネルギーのありがたさを実感することができました。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(8)~アグリパークいわき
「エネルギーを通して10年後のいわきを考える」プロジェクトの一環としてスタディーツアーに出かけた映像制作班の生徒たち。2日目の午後に向かったのは、実際に再生可能エネルギーを活用しているいわき市の事業所です。四倉町にあるアグリパークいわきさんでは、追尾式の太陽光パネルを活用した農業を行っています。
太陽の動きをプログラミングして、もっとも光を受ける角度へと自動的にパネルが移動します。刻々と変わる状況に対応し、目の前で角度や方向を変えるパネルの動きにみんな驚きました。また、高い位置に設置されたパネルの下はブロッコリー畑になっていて、土地の有効活用の様子も見学させていただきました。そしてハウスの中で栽培されている作物はクリスマスの季節を迎えて出荷に向けた準備が進むイチゴです。光を無駄にせずに温度管理が徹底されているハウス内には、赤く熟したイチゴが実っていました。
すると何とケーキ用に栽培されている「かおり野」を特別に試食させていただけることに!予期せぬサプライズに、そしてその美しさや優れた香り、強い甘みに何度もビックリ!ずっと口の中に残るイチゴの美味しさに、生徒たちは大感激でした。「次や必ずイチゴ狩りに来る!」を意気込む生徒たち。1月2日にオープンするというイチゴ狩りを、ぜひみなさんも体験してみてください。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(7)~Jヴィレッジ後編
館内で震災当時のJヴィレッジの様子についてお話をうかがった後、明石さんが芝生の緑が目に鮮やかなグラウンドへと生徒たちを案内してくださいました。
めったに入ることのできない天然芝のグラウンドに恐る恐る足を踏み入れる生徒たち。初めて味わう芝生の感触に驚きを隠せません。冬芝と夏芝が交互に成長すること、芝の管理にかかる手間や時間など、スタッフのみなさんのご苦労を知れば知るほど、ここに容赦なく車が乗り入れて芝生が踏みにじられる様子を目の当たりにした当時のスタッフの方々のやるせない思いに胸が痛みます。
明石さんのお言葉に甘えて、天然芝のグラウンドに大の字になって青い空を見上げさせていただきました。緑の芝生に横になって青い空を眺めることのできる幸せを、原発事故の対応拠点となったJヴィレッジで実感しました。
この後さらに屋根付きの人工芝グラウンドや5000人を収容できるJヴィレッジスタジアムを案内していただきました。震災当時のことを知らない生徒たちにとって、JRの駅も開業して完全再開を果たしたJヴィレッジが歩んできた歴史を詳しく知る貴重な機会となりました。予定時間を超えて生徒たちを案内してくださいました明石さん、本当にありがとうございました。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(6)~Jヴィレッジ前編
2日目最初の訪問地は、広野町と楢葉町にまたがる Jヴィレッジ です。サッカーのナショナル・トレーニングセンターとして日本代表も合宿で訪れる場所ですが、震災後その様子は一変してしまいました。建物のすぐ近くに避難指示区域の境界線があったため、Jヴィレッジは原発事故対応の最前線となってしまったのです。震災当時からJヴィレッジに勤務していた明石さんに館内を案内していただきました。
12月の厳しい寒さにもかかわらず緑がいっぱいの芝生のグラウンド。しかし、当時ここは作業員の車両や緊急車両の駐車場となり、装甲車などサッカー場に似つかわしくない車やヘリコプターに占有されてしまったのです(Jヴィレッジさんのホームページでは、当時の様子が詳しく紹介されています。こちらもどうぞご覧ください)。
生徒の視線の先は、大きな事故を起こした福島第一原子力発電所の方向です。エネルギーと自分たちの暮らしについて思いを巡らせました。
まだまだ続くJヴィレッジでの滞在。この後の様子については次回ご報告します。
福島民報さんに「周防正行監督インタビュー」の様子が掲載
いわき芸術文化交流館アリオスさんといわきポレポレ映画祭実行委員会の主催で行われた映画「ダンシング・チャップリン」上映会と周防正行監督トークショー。多くの映画ファンがアリオス中劇場に詰めかけましたが、その後に平三中の生徒たちが楽屋で周防監督に独占インタビューを行い、その様子を「周防正行監督インタビュー~心に残る15のパワーワード」として動画にまとめました。12月18日(金)の福島民報さんの紙面には、取材当日の様子が詳しく掲載されています。
動画は23分16秒と大作ですが、周防正行監督の言葉はシンプルかつ重みがあり、ほとんどノーカットで収録してあります。
そして最後の3分間の「番外編」もお見逃しなく!
パートナーである草刈民代さんを家では何と呼んでいるのか?
バレリーナの草刈さんの家庭での様子は?
結婚を周防監督が言い表した言葉とは?
中学生だからこそ聞けた質問に、熱く真摯に答えてくださった周防監督。新聞記事はもちろん、生徒の愛情たっぷりのイラストをフィーチャーした動画もぜひご覧ください。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(5)~東京大学飯田先生とウェブ会議
南相馬での見学を終えた生徒たちの活動はまだまだ終わりません。夜のイルミネーションなどの撮影を終えて部屋に戻ると、7月の講演会に9月の出前講座と、平三中の生徒たちに刺激を与え続けてきた東京大学の飯田先生がウェブで生徒たちを待っていたのです!
9月以来の再会でしたが、東京大学出前講座でのプレゼンはもちろん、数回にわたるスタディーツアーやFM番組への出演などで様々な経験を積み学習を進めてきた生徒たちは、この活動を通してすっかり成長した姿を飯田先生にお目にかけることができたようです。また、この日見学して風力発電について抱いた疑問もすぐに質問。しっかりとメモをとりながら聞く態度に飯田先生も感心していました。
そして飯田先生から生徒たちにある提案が。現在行っている活動報告についての具体的な実施計画です。詳細はこれから決定していきますが、予想以上の規模で進むこれからの展開に、生徒たちは驚きながらも俄然やる気がアップしたようです。来年の3月11日で東日本大震災から節目の10年。過去について学び、現在の状況を知った生徒たちは、いったいどのような未来予想図を描いていくのでしょうか。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(4)~万葉の里ウィンドファーム
浪江町沿岸部の請戸地区は漁業で栄えていましたが、震災後は景色が一変。津波によって多くの建物が流され、大きな被害が出てしまいました。その後整備が進み建設されたのが、「福島水素エネルギー研究フィールド」です。いわき市でも水素ステーションができたり水素燃料バスが運行されたりと認知度が高まってきましたが、ここは世界最大級の水素製造施設で貯蔵や輸送の基地となっています。周囲には広大な太陽光パネルがあり、再生可能エネルギーを活用しているのがわかります。
浪江町から北上し、到着したのは南相馬市の太平洋岸にそびえ立つ風力発電「万葉の里ウィンドファーム」です。この日は風も強く、大きな風車が勢いよく回る景色は壮観です。
いわきから南相馬までの行程で、浜通りが再生可能エネルギーの拠点となっていることがわかりました。そしてここで高専グループとはお別れです。お互いの再生可能エネルギーに対する思いやツアーに参加しての感想を述べ合いましたが、短い時間ながらも「同じ目的を持って活動している若い世代の仲間がいわきにいる」ということを認識したようです。次回どのような協働作業が待っているのかが楽しみですね。
この日の施設訪問・見学はこれで終了ですが、生徒たちのスケジュールはまだまだぎっしり。夜の活動については次回ご紹介します。
アリオス YouTube チャンネルに動画がアップされました!
「いわき芸術文化交流館アリオス」さんと「いわきポレポレ映画祭実行委員会」さん、そして平第三中学校がタッグを組んだ協働企画「周防正行監督インタビュー」。11月1日に実施されましたが、その時の様子がアリオス YouTube チャンネルにアップされました!
動画は23分16秒あります。映画制作はもちろん毎日の生活についての生徒たちの素朴な疑問に、丁寧にかつ熱く語ってくださった周防監督。その印象に残った言葉を「15のパワーワード」としてまとめました。
そして最後には、パートナーである草刈民代さんの家庭での様子も紹介しています。なかなか見ることのできない周防監督の表情をぜひご覧ください!
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