こんなことがありました。

相双・いわき地区スタディーツアー報告(6)~Jヴィレッジ前編

 2日目最初の訪問地は、広野町と楢葉町にまたがる Jヴィレッジ です。サッカーのナショナル・トレーニングセンターとして日本代表も合宿で訪れる場所ですが、震災後その様子は一変してしまいました。建物のすぐ近くに避難指示区域の境界線があったため、Jヴィレッジは原発事故対応の最前線となってしまったのです。震災当時からJヴィレッジに勤務していた明石さんに館内を案内していただきました。

 12月の厳しい寒さにもかかわらず緑がいっぱいの芝生のグラウンド。しかし、当時ここは作業員の車両や緊急車両の駐車場となり、装甲車などサッカー場に似つかわしくない車やヘリコプターに占有されてしまったのです(Jヴィレッジさんのホームページでは、当時の様子が詳しく紹介されています。こちらもどうぞご覧ください)。

 生徒の視線の先は、大きな事故を起こした福島第一原子力発電所の方向です。エネルギーと自分たちの暮らしについて思いを巡らせました。

 まだまだ続くJヴィレッジでの滞在。この後の様子については次回ご報告します。