センターの研修等
新規採用養護教諭研修〈学校訪問研修①〉
7月4日木曜日、中央台南中学校を会場に会場校の養護教諭の先生に講師を務めていただき、新規採用養護教諭・学校訪問研修①を実施しました。市内の4名の養護教諭の先生方が参加しました。
この研修は、新規採用養護教諭が市内の学校を訪問し、所属校とは異なる環境等の中での養護教諭の勤務の実際に触れ、養護教諭としての職責を自覚し、資質の向上を図ることを目的としています。
まず、講師の先生が「保健室経営の実際及び課題と対応」について講義を行いました。養護教諭の仕事の内容について、講師の日々の取組みや実践を踏まえてわかりやすくお話しいただきました。
次に中央台南中学校の保健室を実際に見学し、講師の先生には研修者からの質問に答えていただきました。
最後に研修者からの事前アンケートから出た悩みについて丁寧に答えていただきました。事前アンケートの他にも、研修者から記録の記入方法についての質問があったり、閉会式終了後にも講師の先生に話しかけたりする場面が見られました。
今回の研修で学んだことを自分の職務に生かそうとする姿がたくさん見られました。これからも養護教諭同士の横の連携を大切にしながら、日々の仕事に励んでほしいと思います。
養護教諭経験者研修I・II 学校訪問研修
7月2日火曜日、平第二小学校を会場に会場校の養護教諭の先生に講師を務めていただき、養護教諭経験者研修I・II 学校訪問研修を実施しました。市内の5名の養護教諭の先生方が参加しました。
この研修は他校の養護教諭の執務の実際に触れる研修を通して、実践力・指導力と使命感を養うとともに、その資質の向上を図ることを目的としています。
まず、講師の先生が「保健室経営の実際」について講義を行いました。養護教諭が保健室を経営するうえで大切にしたいことや基本的な考え方などについて、わかりやすくお話しいただきました。
次に研修者からの事前アンケートをもとに「養護教諭の執務上の諸問題」というテーマでの協議を行いました。主に保健室登校の児童生徒への対応と学級担任との連携について、これまでの取組みから成果と課題について話し合いました。
研修者の事前アンケートから寄せられた悩みについて、講師の先生のご自身の実践を踏まえて助言や提案をいただきました。
最後に平第二小学校の保健室を実際に訪問して、講師の先生から保健管理の実際や保健指導を進めるうえでの助言をいただきました。
研修を受けた5名の先生方は講義中は熱心にメモを取り、協議中は自分の経験や実践から思いや考えを伝え合う姿が見られました。この研修で学んだことを自分の学校の課題解決に向けて生かしていただけると確信しています。
初任者研修(授業研修②)
6月27日(木)、初任者研修(授業研修②)が行われました。
はじめに、昨年度の初任者である2人の先生方から、「初任者研修を振り返って」についての発表がありました。1年目の悩みや大変だったこと、意識してきたこと、嬉しかったこと等に関する話の後、今年度の初任者に熱いメッセージが贈られました。
その後は、総合教育センター指導主事による講義・演習が行われました。
まず、「評価について」です。学校評価や人事評価、学習評価等に関する内容について話されました。
次に、「特別支援教育の視点から~個に応じた指導~」についてです。事例を基に考えたり、いろいろな種類の演習を行ったりしながら理解を深めました。
そして、「特別活動の進め方」についてです。学級活動⑴の指導案作成に向けた内容を柱に、特別活動の概要を押さえました。
最後に、「生徒指導の機能を生かした授業づくり」についてです。本日の各講義内容がこの講義に集約されるかのように、多くの関連が見られる内容でした。
初任者の所属校では、初任者研修の一環としての研究授業が進められる時期になってきました。目の前の児童生徒の実態に合った計画がなされ、初任者一人一人が自分らしく実践していくために、本日の研修内容を生かしてほしいと思います。
通級指導教室担当教員研修
6月21日(金)に通級指導教室担当の先生方9名を対象に、通級指導教室担当教員研修を実施しました。市内では小学校で6校、中学校では3校の通級指導教室があります。
はじめに福島県教育庁いわき教育事務所指導主事から、通級指導教室における自立活動の指導について講義がありました。学習指導要領に示された通級による指導の指導目標や指導内容、自立活動について理解を深めました。
その後の演習では、自立活動の出発点となる一人一人の教育的ニーズの把握・整理について、「子ども本人の強み・希望」「本人・保護者との合意形成を図った合理的配慮」「自立活動の内容」という視点でグループで考えました。
「ケース会議において、周りの大人の考えでなく、子ども本人の思いや願いが、自立活動を含めた支援の中心に据えられているか」という視点を共有できた研修となりました。
特別支援学級等新任担当教員研修②
6月21日(金)に特別支援学級新任担当の先生方52名、希望者の先生方4名で合計56名の先生方を対象に特別支援学級等新任担当教員研修②を実施しました。
まず、市総合教育センター教育支援室長より、次年度の教育審議会に向けて必要となる就学相談記録一覧表の作成に向けて指導・助言を行いました。
続いて、市総合教育センター特別支援教育アドバイザーより、自立活動を進めるにあたっての留意点や大切にしたいことについて講話がありました。
次に教育支援室指導主事が作成したある小学2年生の「個別の指導計画」をもとに、プロトコールを活用しながら当該児童の実態を把握するとともに、収集した情報を自立活動の区分に即して整理する演習を行いました。小グループでの協議も行いながら、学びを深めました。
演習の後は、教育支援室指導主事から、自立活動について小学校、中学校のそれぞれの経験を踏まえて実践例を発表しました。
参加された先生方には、今回の研修で学んだ自立活動についての内容を、各学級での指導に生かしてほしいと思います。